田代湿原 トキソウだ!
青森県 580m 2019年6月23日
青森の山歩き
436
木道の脇には赤いレンゲツツジ
湿原の奥はすっかりワタスゲの世界
ニッコウキスゲの黄色の先で見つけた
小さな花はトキソウだ!
🐈🍁🍂🌻🌷🐈🍁🍂🌻🌷く
広大な湿原には灌木の繁みや池塘がたくさんある。大きな池塘が古ぼけた木道に迫り、ところどころ木道が沈んで水浸しになっていて、雪解け直後の雰囲気。
湿原の中にはところどころレンゲツツジの繁みがあり。赤い花を房のように咲かせている。白いにぎやかな花はイソツツジ。
分岐を右に入ると、ワタスゲのワタが雨で湿ってくしゃくしゃになっていたが、その白い点々は湿原全体を覆っていて、すっかりワタスゲの世界になっていた。
日傘をさして休憩している二人連れ。ゆったり時間が流れる散策の午後。北コースからも一人がやってきて、木道の上ですれ違うとき、お互いに道を譲りあって苦笑い。
でっかい黄色のニッコウキスゲは華やか。その先で見つけた小さな薄い赤色はトキソウだった。ピンクの三枚の花びらの中央に筒状の花弁。かわいらしい気品のある花(*)。
トキソウは、花の百名山の霧ノ塔に出てくる花で、雪山の霧ノ塔に登った時はもちろん花は無かった。どんな花なのか無性に見たかった花の一つ。
周回2.4㎞、標高差62m
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雨の週末、前週行き損ねた田代湿原へ。土曜は終日雨。日曜は昼前に雨が上がって日が照り、さっそく出かける。幸畑交差点から県道40を登り、銅像茶屋を過ぎ、八甲田温泉へ県道242に左折。八甲田温泉は休業中だが、向かいの田代湿原駐車場には車が数台。赤いレンゲツツジに囲まれ、トイレに湿原の案内がある。それによると、トキソウも咲くようだ。紹介されていたのは、レンゲツツジ、ワタスゲ、ニッコウキスゲ、トキソウ、サワギキョウ、ショウジョウバカマ、ヒメシャクナゲ、ウメバチソウ、キンコウカ、ネジバナ、カキラン、サワラン、ツルコケモモの13種(この日、見たのは最初の4種のみ)。
湿原の手前に戦争慰霊碑。「第四中隊之碑」とある。白い花は花びら四枚なのでミズキのようだ。道沿いにはピンクのタニウツギに黄色いニガナ。復路のとき、マイヅルソウとツマトリソウを見る。湿原に向かうと分岐があり、右に入ると水が透明の龍神沼があり、底が見えていた。水草が揺れていて、何か住んでいそうな雰囲気。
戻って分岐を左に行くと、やがて木道となり、何人かとすれ違い、湿原に出る。広大な湿原には灌木の繁みや池塘がたくさんある。大きな池塘が古ぼけた木道に迫り、ところどころ木道が沈んで水浸しになっていて、雪解け直後の雰囲気。湿原の中にはところどころレンゲツツジの繁みがあり、赤い花を房のように咲かせている。白いにぎやかな花は(イソツツジではなく)マルバシモツケ。分岐を右に入ると、ワタスゲのワタが雨で湿ってくしゃくしゃになっていたが、その白い点々は湿原全体を覆っていて、すっかりワタスゲの世界になっていた。湿原の奥で木道が水に沈んで歩きにくい箇所があり、木道の脇の畝の上を歩いたり、靴底を水に浸して歩くが、水にはまることはなかった。スティックがあれば歩きやすかったと思うが、この日はザックの中に入れたままだった。八甲田を近くに感じたが、ずっと霧をかぶっていて見えなかった。
木道は左(北)に転進し、中央コースとの分岐点。中央コースには、日傘をさして休憩している二人連れ。ゆったり時間が流れる散策の午後。北コースからも一人がやってきて、木道の上ですれ違うとき、お互いに道を譲りあって苦笑い。南コースにはツツジとワタスゲだけだったが、北コースにはニッコウキスゲとトキソウが咲いていた。でっかい黄色のニッコウキスゲは華やか。その先で見つけた小さな薄い赤色はトキソウだった。最初、サワランかと思ったが、グーグル画像と照合すると、薄い赤色の三枚の花びらの中央に筒状の花弁はトキソウに間違いないようだ。一本だけぽつんと咲いていたが、その先で何本も見る。かわいらしい気品のある花(*)。トキソウは、花の百名山の霧ノ塔に出てくる花で、雪山の霧ノ塔に登った時はもちろん花は無かった。どんな花なのか無性に見たかった花の一つ。
(*)トキソウとサワラン:「花の色が朱鷺(トキ)の羽の色に似ているところから名前が付いたトキソウ(朱鷺草)です。20cm弱の草丈の先に1cm前後のピンクの可愛らしい花をつけます。濃いピンクの花を咲かせるサワランです。和名は沢蘭と言い、いかにも沢に咲く蘭そのものですね。別名でアサヒランとも言います。トキソウに比べ、全体に少し小さくなりますが、紅紫色の花は湿原でとても目立ちます 」(花ブログ「四季悠遊」)
この日は田代湿原から戻ってジョギングするつもりだったが、暑い市内よりも涼しい田代でジョギングすることにする。県道40まで750mの往復、1.5㎞。道端で、アカツメクサとキスミレに、ベニバナイチヤクソウを見る。田代湿原では細かな雨粒が感じられたが、ジョギングから駐車場に戻って着替えていると、とうとう雨になった。やってきた車が帰っていく。雨の合間の花探しの散策。
八甲田温泉、臨時休業の表示
雨の週末、前週行き損ねた田代湿原へ。土曜は終日雨。日曜は昼前に雨が上がって日が照り、さっそく出かける。幸畑交差点から県道40を登り、銅像茶屋を過ぎ、八甲田温泉へ県道242に左折。八甲田温泉は休業中だが、向かいの田代湿原駐車場には車が数台。赤いレンゲツツジに囲まれ、トイレに湿原の案内がある。それによると、トキソウも咲くようだ。紹介されていたのは、レンゲツツジ、ワタスゲ、ニッコウキスゲ、トキソウ、サワギキョウ、ショウジョウバカマ、ヒメシャクナゲ、ウメバチソウ、キンコウカ、ネジバナ、カキラン、サワラン、ツルコケモモの13種(この日、見たのは最初の4種のみ)。
臨時休業中の八甲田温泉
田代平湿原植物群落案内図
湿原植物
・レンゲツツジ
・ヒメシャクナゲ
・ネジバナ
・ワタスゲ
・ウメバチソウ
・カキラン
・サワギキョウ
・キンコウカ
・サワラン
・ショウジョウバカマ
・トキソウ
・ツルコケモモ
・ニッコウキスゲ
第四中隊之碑
湿原の手前に戦争慰霊碑。「第四中隊之碑」とある。白い花は花びら四枚なのでミズキのようだ。道沿いにはピンクのタニウツギに黄色いニガナ。復路のとき、マイヅルソウとツマトリソウを見る。湿原に向かうと分岐があり、右に入ると水が透明の龍神沼があり、底が見えていた。水草が揺れていて、何か住んでいそうな雰囲気。
ミズキ
ニガナ
タニウツギ
龍神沼
スダヤクシュ
田代湿原・起点
戻って分岐を左に行くと、やがて木道となり、何人かとすれ違い、湿原に出る。広大な湿原には灌木の繁みや池塘がたくさんある。大きな池塘が古ぼけた木道に迫り、ところどころ木道が沈んで水浸しになっていて、雪解け直後の雰囲気。湿原の中にはところどころレンゲツツジの繁みがあり、赤い花を房のように咲かせている。白いにぎやかな花はイソツツジ。分岐を右に入ると、ワタスゲのワタが雨で湿ってくしゃくしゃになっていたが、その白い点々は湿原全体を覆っていて、すっかりワタスゲの世界になっていた。湿原の奥で木道が水に沈んで歩きにくい箇所があり、木道の脇の畝の上を歩いたり、靴底を水に浸して歩くが、水にはまることはなかった。スティックがあれば歩きやすかったと思うが、この日はザックの中に入れたままだった。八甲田を近くに感じたが、ずっと霧をかぶっていて見えなかった。
レンゲツツジ
レンゲツツジ
池塘と木道
しわくちゃのワタスゲ
高層湿原ができるまで
「寒冷地や高山の湖沼の岸辺に土砂が流入し、これに沼沢植物の遺体が混じって湖沼の岸辺は陸化していく・・・・・・・」
(イソツツジではなく)マルバシモツケ
水浸しの木道
ワタスゲでいっぱい
田代湿原・最奥点、木道分岐付近
木道は左(北)に転進し、中央コースとの分岐点。中央コースには、日傘をさして休憩している二人連れ。ゆったり時間が流れる散策の午後。北コースからも一人がやってきて、木道の上ですれ違うとき、お互いに道を譲りあって苦笑い。南コースにはツツジとワタスゲだけだったが、北コースにはニッコウキスゲとトキソウが咲いていた。でっかい黄色のニッコウキスゲは華やか。その先で見つけた小さな薄い赤色はトキソウだった。最初、サワランかと思ったが、グーグル画像と照合すると、薄い赤色の三枚の花びらの中央に筒状の花弁はトキソウに間違いないようだ。一本だけぽつんと咲いていたが、その先で何本も見る。かわいらしい気品のある花。トキソウは、花の百名山の霧ノ塔に出てくる花で、雪山の霧ノ塔に登った時はもちろん花は無かった。どんな花なのか無性に見たかった花の一つ。
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲ
トキソウ
トキソウ
トキソウ
トキソウ
トキソウ
マイヅルソウ
ツマトリソウ
車が増えていた駐車場
この日は田代湿原から戻ってジョギングするつもりだったが、暑い市内よりも涼しい田代でジョギングすることにする。県道40まで750mの往復、1.5㎞。道端で、アカツメクサとキスミレに、ベニバナイチヤクソウを見る。田代湿原では細かな雨粒が感じられたが、ジョギングから駐車場に戻って着替えていると、とうとう雨になった。やってきた車が帰っていく。雨の合間の花探しの散策。
アカツメクサ
キスミレ
ベニバナイチヤクソウ