千石城山(じょうやま) 北アルプスの裾野

富山県   757m  2019年3月24日

富山県の山

408

あの山は雪がすっかり融け

ヤブツバキやウメの花

この山はまだ雪に閉ざされ

頂上は真っ白な雪世界

でも、麓にはもう春が近づいている

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上市第二ダムを渡ったすぐ先に雪をまとった小さいが形のよい山が見えた。これが千石城山に違いない。

鉄塔巡視路を利用した登山道らしく、途中で4回、鉄塔を通過。植林の道を登り、やがて稜線に上がり、尾根道となる。高度が上がると視界が広がり、てっぺんが水平に隠れた山並がぐるりと取り巻いている。立山まで20㎞弱、ここは北アルプスの裾野の一角なのだ。

たどり着いた千石城山の頂上は展望のよい平地になっていて、雪で覆われていた。

ついさっきまで雪が降っていて、ほとんど視界がなかったのに、周囲の情景が見られただけでも幸運。雲と樹木に遮られて見えていない大日岳から剱岳の連嶺に思いを馳せる。

駐車地点から車で下っていくとき、千石城山の上に青空が見えていた。

 上市第二ダムを渡ったすぐ先に雪をまとった小さいが形のよい山が見えた。これが千石城山に違いない。
 雪で覆われてしまったので奥の登山口まで行くのを諦め、最初の登山口に駐車
 鉄塔巡視路を利用した登山道らしく、途中で4回、鉄塔を通過。
 たどり着いた千石城山の頂上は展望のよい平地になっていて、雪で覆われていた。
  8:08 登山口1発(標高460m)  8:32 稜線  8:48 千石城山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り40分  8:51 千石城山発  9:04 稜線から下降  9:22 登山口1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復1時間14分
往復3.1㎞、標高差306m

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上市第二ダムを渡るとき、ダム湖の奥に見えていたのは大熊山だろうか。そして上市第二ダムを渡ったすぐ先に雪をまとった小さいが形のよい山が見えた。これが千石城山に違いない。その先、千石城山の登山口のある自然公園まで入れないかもしれない、と思ったが、自然公園の道にゲートはなかった。自然公園の道は舗装路で、雪はほとんどなかったが、ところどころに吹き溜まりができている。二つ目くらいの吹き溜まりのところに最初の登山口があったが、奥の二つ目の登山口の方が頂上に近い。そこで車道を更に進むが、吹き溜まりが何度も現われ、ついにべったり雪で覆われてしまったので奥の登山口まで行くのを諦めて引返す。

最初の登山口に駐車し、ザックなし、ウェストバッグのみで歩く。雪は前日もあったらしく、前日の踏み跡が残っていた。距離1.2㎞、標高差300mは結構長く感じた。鉄塔巡視路を利用した登山道らしく、途中で4回、鉄塔を通過。植林の道を登り、やがて稜線に上がり、尾根道となる。高度が上がると視界が広がり、てっぺんが水平に隠れた山並がぐるりと取り巻いている。立山まで20㎞弱、ここは北アルプスの裾野の一角なのだ。ついさっきまで雪が降っていて、ほとんど視界がなかったのに、周囲の情景が見られただけでも幸運。だが、てっぺんが見えないと山の同定は難しい。眼下の樹間には上市川第二ダム湖。たどり着いた千石城山の頂上は展望のよい平地になっていて、雪で覆われていた。奥に「千石山城跡」の案内があり、南北朝から戦国時代に土肥氏の築いたものとのこと。南にあるはずの大辻山は雲に隠れていて、見えているのはその西にある高峰山らしい。南東に、雲と樹木に遮られて見えていない大日岳から剱岳の連嶺に思いを馳せる。

駐車地点から車で下っていくとき、千石城山の上に青空が見えていた。写真を撮っていると、登ってきた車1台に遭遇。ドライブだろうか、登山だろうか。

  上市第二ダム

上市第二ダムを渡るとき、ダム湖の奥に見えていたのは大熊山だろうか。

  上市第二ダム湖と大熊山

  千石城山

そして上市第二ダムを渡ったすぐ先に雪をまとった小さいが形のよい山が見えた。これが千石城山に違いない。その先、千石城山の登山口のある自然公園まで入れないかもしれない、と思ったが、自然公園の道にゲートはなかった。

  案内図(上が南)

自然公園の道は舗装路で、雪はほとんどなかったが、ところどころに吹き溜まりができている。

  千石城山登山口1

二つ目くらいの吹き溜まりのところに最初の登山口があったが、奥の二つ目の登山口の方が頂上に近い。そこで車道を更に進むが、吹き溜まりが何度も現われ、ついにべったり雪で覆われてしまったので奥の登山口まで行くのを諦めて引返す。

  最初の鉄塔

最初の登山口に駐車し、ザックなし、ウェストバッグのみで歩く。雪は前日もあったらしく、前日の踏み跡が残っていた。距離1.2㎞、標高差300mは結構長く感じた。鉄塔巡視路を利用した登山道らしく、途中で4回、鉄塔を通過。

  植林の道

植林の道を登り、やがて稜線に上がり、尾根道となる。高度が上がると視界が広がり、てっぺんが水平に隠れた山並がぐるりと取り巻いている。立山まで20㎞弱、ここは北アルプスの裾野の一角なのだ。ついさっきまで雪が降っていて、ほとんど視界がなかったのに、周囲の情景が見られただけでも幸運。だが、てっぺんが見えないと山の同定は難しい。眼下の樹間には上市川第二ダム湖。

  尾根道

  雪のベンチ

  千石城山頂上

たどり着いた千石城山の頂上は展望のよい平地になっていて、雪で覆われていた。奥に「千石山城跡」の案内があり、南北朝から戦国時代に土肥氏の築いたものとのこと。南にあるはずの大辻山は雲に隠れていて、見えているのはその西にある高峰山らしい。南東に、雲と樹木に遮られて見えていない大日岳から剱岳の連嶺に思いを馳せる。

  千石山城跡の案内

上市町域および近隣には、南北朝~戦国時代に新川郡一帯で権勢をふるった有力国人「土肥氏」に関わる城館群が点在します。土肥氏の築いた城館群には「有金館ー堀江城ー郷柿沢館ー稲村城ー千石山城」という上市川流域に展開する一群と、「高原城ー弓庄城ー柿沢城ー茗荷谷山城ー(千石山城)」という白岩川・大岩川流域に展開する一群の二者が認められます。・・・・・・千石山城はこれらの中で最も高所に築かれた山城で、標高は757mを測ります。・・・・城は山頂部に二段の郭(曲輪、平坦面)をもち、そこから延びる主尾根沿いには堀切群が設けられています。郭はそれほど広くはないものの、麓から隔絶された標高の高さや、尾根を完全に断ち切るほどの大規模な堀切は他の山域を圧倒しており、居住性よりも防御性を極端に重視した城であったことがうかがわれます

 頂上から南の景観: 雲に隠れた大辻山?と高峰山?だろうか

  高峰山?

  青空と千石城山

駐車地点から車で下っていくとき、千石城山の上に青空が見えていた。写真を撮っていると、登ってきた車1台に遭遇。ドライブだろうか、登山だろうか。