貝鳴山 南会津の大きな里山
福島県 最高点1,222m、三角点1,197m 2019年5月1日
会津百名山
414
雨の日の風は灰色
晴れた日の風は空色
真っ白な風が吹くのは
まぶしい日差しの暑い日
🐕🐕🐕🐕🐕
最初からずっと急坂を淡々と登る。最初に樹間のかなたに見えたのは七ヶ岳?山腹に残雪をまとった連嶺で、稜線は黒々として力強い姿。
樹間に見えてきた二つ目の山は、やはり残雪に覆われていたが、トライアングルの急峻な姿をしていて、おそらく荒海山だろう。眼下には車が通る音がして、道の駅たじまの一角も見えていた。
急坂がいったん緩くなり、思ったよりだいぶ早く、貝鳴山・三角点峰に着く。頂上標識はなく、簡素な頂上。
三角点の先からは軽いアップダウンなので格段に楽だった。四周に広がった景観を見ながらの楽しい尾根歩き。樹間から姿を現わした荒海山が見事。残雪をまとったトライアングル。
行く手に見えてきた貝鳴山・最高点は葉を落とした広葉樹の代赭色におおわれていて、古色蒼然としした、おぼろげな姿。
マイナーピークを二つ越えると突然、小ぶりの岩峰が現われた。岩峰の脇を探すとトラバース路があり、その道をたどると、まもなく最高点に着く。ここもまた、奥会津の山々のど真ん中。眼下にR121の音が聞こえるのが唯一の人の気配。
登山道の下部でスミレを見たが、登山口から下には、道端にたくさん咲いていたスミレを写しながら駐車地点まで戻る。
翌朝、道の駅たじまから、背後にそびえる貝鳴山を見上げる。夜明け前の空に黒々とした巨体。前日、あの稜線を歩き、ここを見下ろしていた。
往復5.3㎞、標高差576m
KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK
貝鳴山の登山口には古い祠が置いてあった。それはかって頂上に置いてあったものだったのかもしれない。そこからひたすらまばらな林の急な尾根を登る。やがて眼下に道の駅が見え、残雪の山々を見て、三角点峰に到着。そこからは小さなアップダウンの尾根を進み、岩峰をトラバースした先に標高点峰。代赭色の古色蒼然とした頂上はまだ春の息吹を待っていたが、麓にはスミレがたくさん咲いていた。
貝鳴山の登山口は萩野集落の中にあり、登山口表示は見当たらなかったが、それらしい祠の先に踏み跡が見えた。ここで間違いなかろう。近くのスペースに駐車して出かけようとしたが、集落内に駐車禁止の表示が立っていたので車を動かし(二度目に停めた中華料理店も止め)、道の駅の方角に少し戻ったところにある脇道に駐車。車道脇にはスミレが咲いていた。踏み跡は微かだが尾根に向かってつづら折りを切りながら登っており、雑木林を抜けてまばらな植林帯となる。最初からずっと急坂を淡々と登る。最初に樹間のかなたに見えたのは七ヶ岳?山腹に残雪をまとった連嶺で、稜線は黒々として力強い姿。石柱(標高890m付近?)を過ぎ、少し傾斜が緩くなったあたり(標高940m付近?)で最初の休憩。バナナかナッツを食べたと思う。急坂はまだ続いていたが、淡々と登り、樹間に見えてきた二つ目の山は、やはり残雪に覆われていたが、トライアングルの急峻な姿をしていて、おそらく荒海山だろう。眼下には車が通る音がして、道の駅たじまの一角も見えていた。急坂がいったん緩くなり、頂上はまだまだだろうと思っていたら、ピークに二つ目の石標が見える。行ってみると、それは三角点だった。思ったよりだいぶ早く、貝鳴山・三角点峰に着く。頂上標識はなく、簡素な頂上。
登山口から三角点までは距離1,100m、そこから最高点までは更に700mあるのだが、三角点の先からは軽いアップダウンなので格段に楽だった。やや倒木やヤブの多い道だが、四周に広がった景観を見ながらの楽しい尾根歩き。樹間から姿を現わした荒海山が見事。残雪をまとったトライアングル。行く手に見えてきた貝鳴山・最高点は葉を落とした広葉樹の代赭色におおわれていて、古色蒼然としした、おぼろげな姿。北の谷向こうに見えている代赭色の山は家老岳だろうか。それは西尾根を緩やかに伸ばしているが、南斜面は切れ落ちている。マイナーピークを二つ越えると突然、小ぶりの岩峰が現われた。その上に登ることはできたが、その先を下れない。少し戻って岩峰の脇を探すとトラバース路があり、その道をたどると、まもなく最高点に着く。最高点峰の先は急な下りになっていて道はない。石標が一つだけで、頂上標識も祠もなかったが、そこが終着点であることはGPSでも確認できた。ザックを下ろして休憩。ここもまた、奥会津の山々のど真ん中。眼下にR121の音が聞こえるのが唯一の人の気配。R121や道の駅までは1㎞くらいの距離だが、もっと近くに感じた。
下りは登りよりもだいぶ楽。急坂を下り、萩野集落に戻る。登山道の下部でスミレを見たが、登山口から下には、道端にたくさん咲いていたスミレを写しながら駐車地点まで戻る。R121には車がひっきりなしに通過していた。誰もいない山の上にも車の音は聞こえていたが、人や車が往来するところにも自然がいっぱいある。自然が人を惹きつけているのだろう。
翌朝、道の駅たじまから、背後にそびえる貝鳴山を見上げる。夜明け前の空に黒々とした巨体。前日、あの稜線を歩き、ここを見下ろしていた。
道の駅たじま北端にある沢沿いのベンチ広場
貝鳴山の登山口には古い祠が置いてあった。それはかって頂上に置いてあったものだったのかもしれない。そこからひたすらまばらな林の急な尾根を登る。やがて眼下に道の駅が見え、残雪の山々を見て、三角点峰に到着。そこからは小さなアップダウンの尾根を進み、岩峰をトラバースした先に標高点峰。代赭色の古色蒼然とした頂上はまだ春の息吹を待っていたが、麓にはスミレがたくさん咲いていた。
貝鳴山登山口付近
貝鳴山の登山口は萩野集落の中にあり、登山口表示は見当たらなかったが、それらしい祠の先に踏み跡が見えた。ここで間違いなかろう。近くのスペースに駐車して出かけようとしたが、集落内に駐車禁止の表示が立っていたので車を動かし(二度目に停めた中華料理店も止め)、道の駅の方角に少し戻ったところにある脇道に駐車。車道脇にはスミレが咲いていた。踏み跡は微かだが尾根に向かってつづら折りを切りながら登っており、雑木林を抜けてまばらな植林帯となる。最初からずっと急坂を淡々と登る。
最初に駐車しようとした集落の外れ
二度目に駐車しようとした中華料理店
最終的に駐車した脇道
貝鳴山登山口
登山口の祠
朝日
雑木林の急な道
七ヶ岳?
最初に樹間のかなたに見えたのは七ヶ岳?山腹に残雪をまとった連嶺で、稜線は黒々として力強い姿。石柱(標高890m付近?)を過ぎ、少し傾斜が緩くなったあたり(標高940m付近?)で最初の休憩。バナナかナッツを食べたと思う。
石標(標高890m付近)
樹間の荒海山
急坂はまだ続いていたが、淡々と登り、樹間に見えてきた二つ目の山は、やはり残雪に覆われていたが、トライアングルの急峻な姿をしていて、おそらく荒海山だろう。
眼下の樹間にぼんやり見える道の駅
眼下には車が通る音がして、道の駅たじまの一角も見えていた。
貝鳴山・三角点
急坂がいったん緩くなり、頂上はまだまだだろうと思っていたら、ピークに二つ目の石標が見える。行ってみると、それは三角点だった。思ったよりだいぶ早く、貝鳴山・三角点峰に着く。頂上標識はなく、簡素な頂上。
M3・1,220m
登山口から三角点までは距離1,100m、そこから最高点までは更に700mあるのだが、三角点の先からは軽いアップダウンなので格段に楽だった。やや倒木やヤブの多い道だが、四周に広がった景観を見ながらの楽しい尾根歩き。
荒海山
樹間から姿を現わした荒海山が見事。残雪をまとったトライアングル。
貝鳴山・最高点峰
行く手に見えてきた貝鳴山・最高点は葉を落とした広葉樹の代赭色におおわれていて、古色蒼然としした、おぼろげな姿。
家老岳?
北の谷向こうに見えている代赭色の山は家老岳だろうか。それは西尾根を緩やかに伸ばしているが、南斜面は切れ落ちている。
最高点手前の岩峰
マイナーピークを二つ越えると突然、小ぶりの岩峰が現われた。その上に登ることはできたが、その先を下れない。少し戻って岩峰の脇を探すとトラバース路があり、その道をたどると、まもなく最高点に着く。
貝鳴山・最高点
最高点峰の先は急な下りになっていて道はない。石標が一つだけで、頂上標識も祠もなかったが、そこが終着点であることはGPSでも確認できた。ザックを下ろして休憩。ここもまた、奥会津の山々のど真ん中。眼下にR121の音が聞こえるのが唯一の人の気配。R121や道の駅までは1㎞くらいの距離だが、もっと近くに感じた。
最高点の石柱
スミレ(登山道下部)
下りは登りよりもだいぶ楽。急坂を下り、萩野集落に戻る。登山道の下部でスミレを見たが、登山口から下には、道端にたくさん咲いていたスミレを写しながら駐車地点まで戻る。R121には車がひっきりなしに通過していた。誰もいない山の上にも車の音は聞こえていたが、人や車が往来するところにも自然がいっぱいある。自然が人を惹きつけているのだろう。
白いスミレ(車道脇)
スミレ(車道脇)
スミレ(車道脇)