南股山 雪山散歩
青森県 南股山(920m地点*、三角点906m) 2014年3月29日
(地形図)
382
初めて登った八甲田は高田大岳
一番高い大岳に初めて登ったのは秋
東端にちょこんと黒森
カーナビで気になっていた南股山
☃☃☃☃☃
姿を見たことはないが、近くを通るとカーナビに出てくる南股山は地理院地図にも三角点のある山として載っており、気になる存在だった。
何度も通って確認していた南股山に一番近い車道脇の駐車スペースに停める。数分おきに車が通る。
車道の反対側の雪斜面の壁は高く、除雪目印の竹ポールをつかんでなんとか登る。大きなブナがまばらに生え、ブッシュのない雪斜面は、思ったより傾斜があったが、登りやすかった。
ブナの雪斜面を登ると、また平坦部に出る(867m台地)。北東方向にロープウェイ頂上駅が見える。台地の下に城ヶ倉温泉の建物があった。城ヶ倉の背景に横岳と櫛ヶ峰がぼんやり見えている。台地の北にある斜面はブナ林。そのブナ斜面を登ると、ウサギが走り、ブナの根本に逃げ込む。
ブナの北斜面は、なだらかなピークになっていた。ブナにアオモリトドマツの混じる平坦な山頂。どうやらここが南股山(920m地点*)のようだ。休憩にしてホットレモンを飲む。下毛無岱の大きな白い雪原もここから近いのだろう。
往復2時間弱、緊張感ゼロの気楽な雪山散歩。
(*)地理院の南股山・三角点906mは、この日訪れた920m地点よりも西の斜面にあり、その付近の最高点930mは北に300mほど離れた地点のようだ。頂上もしくは三角点を見極めたことにはなるまいが、「南股山に登ってきた」ことにしてもいいだろう。
(南股山の遠望)
カーナビに出てくる南股山というのは、車道からは見えないが、いったいどんな姿をしているのだろう。山の上からその付近を撮影した写真を調べてみる。下毛無岱の白い雪原の西にある、目立たないピークが南股山ではなかろうか。
MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM
トヨニの翌週。北海道はまた天気良かったが、疲れが残っていたので行くのは止める。青森以南は日曜は雨。昨年までなら全休にしたところだが、土曜に八甲田に向かう。晴れてるのに、跨線橋から見た八甲田は雲の中。薄曇りなので晴れる可能性はある。ところが、雲谷掲示はロープウェイ不可。なんで不可なんだろう。仕方ない、引き返そうと車を回したが、そこで「南股山へ行こう」と思いつく。姿を見たことはないが、近くを通るとカーナビに出てくる南股山は地理院地図にも三角点のある山として載っており、気になる存在だった。ロープウェイに寄ってみたが、確かに運休になっていた。上は風があるのだろうか。何度も通って確認していた南股山に一番近い車道脇の駐車スペースに停める。数分おきに車が通る。
トヨニでコスモス・ブーツを使い、右足の小指が痛かったこともあり、この日はアドレナリン・ブーツ。従ってスキーはK2となる。車道の反対側の雪斜面の壁は高く、除雪目印の竹ポールをつかんでなんとか登る。大きなブナがまばらに生え、ブッシュのない雪斜面は、思ったより傾斜があったが、登りやすかった。斜めに登り、やがて最初の平坦部(810m地点?)に着く。そこが頂上かと思ったが、違うようだ。更に登り、二つ目の平坦部(840m地点?)に上がる。ずっと先はここよりも高いが、南股山は斜面の途中にあるピークだから、ここが南股山の頂上かもしれない。念のため、その「ずっと先」に向かう。
ブナの雪斜面を登ると、また平坦部に出る(867m台地)。先はやや下りとなっており、北東方向にロープウェイ頂上駅が見える。台地を少し南側に歩くと、台地の下に城ヶ倉温泉の建物があった。すると、ロープウェイから下ってくるトレースがあるはず。台地を東に進むと、そのスキートレースが見つかった。東から台地に降りてきて、台地を城ヶ倉温泉に下っている。城ヶ倉の背景に横岳と櫛ヶ峰がぼんやり見えている。台地の奥はアオモリトドマツの林になっていて、東の樹間に大岳がぼんやり見えており、台地の北にある斜面はブナ林。その北の斜面は田茂萢岳の一部なのだろうか。確認するため、そのブナ斜面を登ると、ウサギが走り、ブナの根本に逃げ込む。
ブナの北斜面は、なだらかなピークになっていた。ブナにアオモリトドマツの混じる平坦な山頂。どうやらここが南股山頂上のようだ(920m地点*)。ストックを立て、ザックを下ろし、休憩にしてホットレモンを飲む。山頂付近に一本のスキートレースがあり、北西方面に向かっていた。たぶん寒水沢の南側に出るのだろう。ロープウェイ山頂から城ヶ倉コースを滑り、ここで北西に方向転換すればロープウェイ麓に戻れるのだろう。ダイレクト・コースから見える下毛無岱の大きな白い雪原もここから近いのだろう。
(*)地理院の南股山・三角点906mは、この日訪れた920m地点よりも西の斜面にあり、その付近の最高点930mは北に300mほど離れた地点のようだ。今なら高性能GPSを使って三角点の位置までかなり正確に行けるだろうが、当時の装備ではこのくらいが限界。頂上もしくは三角点を見極めたことにはなるまいが、「南股山に登ってきた」ことにしてもいいだろう。
頂上(920m地点)出発は11時前。少し横になって目をつぶったかもしれない。足の指が痛いので、大きなターンで滑る。ショートターンはやらず。平坦部2からは傾斜が緩くなる。最後の雪斜面を滑って車道脇に下る。車が数台、行き交う。車に戻り、カーナビを見ると、確かに南股山は城ヶ倉温泉の北に位置している。頂上標識は無かったが、頂上の一角に到達したのは間違いないだろう。往復2時間弱、緊張感ゼロの気楽な雪山散歩。
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カーナビに出てくる南股山というのは、車道からは見えないが、いったいどんな姿をしているのだろう。山の上からその付近を撮影した写真を調べてみる。下毛無岱の白い雪原の西にある、目立たないピークが南股山ではなかろうか。
八甲田ロープウェイの入口表示
トヨニの翌週。北海道はまた天気良かったが、疲れが残っていたので行くのは止める。青森以南は日曜は雨。昨年までなら全休にしたところだが、土曜に八甲田に向かう。晴れてるのに、跨線橋から見た八甲田は雲の中。薄曇りなので晴れる可能性はある。ところが、雲谷掲示はロープウェイ不可。なんで不可なんだろう。仕方ない、引き返そうと車を回したが、そこで「南股山へ行こう」と思いつく。姿を見たことはないが、近くを通るとカーナビに出てくる南股山は地理院地図にも三角点のある山として載っており、気になる存在だった。ロープウェイに寄ってみたが、確かに運休になっていた。上は風があるのだろうか。何度も通って確認していた南股山に一番近い車道脇の駐車スペースに停める。数分おきに車が通る。
車道の雪壁(R103)
カーナビの南股山
雪原に上がる
トヨニでコスモス・ブーツを使い、右足の小指が痛かったこともあり、この日はアドレナリン・ブーツ。従ってスキーはK2となる。車道の反対側の雪斜面の壁は高く、除雪目印の竹ポールをつかんでなんとか登る。大きなブナがまばらに生え、ブッシュのない雪斜面は、思ったより傾斜があったが、登りやすかった。斜めに登り、やがて最初の平坦部(810m地点?)に着く。そこが頂上かと思ったが、違うようだ。更に登り、二つ目の平坦部(840m地点?)に上がる。ずっと先はここよりも高いが、南股山は斜面の途中にあるピークだから、ここが南股山の頂上かもしれない。念のため、その「ずっと先」に向かう。
林の雪原
867m台地
867m台地から田茂萢岳・北峰
田茂萢岳・北峰のロープウェイ頂上駅(上の拡大)
城ヶ倉温泉
ブナの雪斜面を登ると、また平坦部に出る(867m台地)。先はやや下りとなっており、北東方向にロープウェイ頂上駅が見える。台地を少し南側に歩くと、台地の下に城ヶ倉温泉の建物があった。すると、ロープウェイから下ってくるトレースがあるはず。台地を東に進むと、そのスキートレースが見つかった。東から台地に降りてきて、台地を城ヶ倉温泉に下っている。城ヶ倉の背景に横岳と櫛ヶ峰がぼんやり見えている。台地の奥はアオモリトドマツの林になっていて、東の樹間に大岳がぼんやり見えており、台地の北にある斜面はブナ林。その北の斜面は田茂萢岳の一部なのだろうか。確認するため、そのブナ斜面を登ると、ウサギが走り、ブナの根本に逃げ込む。
城ヶ倉温泉と横岳
大岳
南股山・最高点930m付近
ブナの北斜面は、なだらかなピークになっていた。ブナにアオモリトドマツの混じる平坦な山頂。どうやらここが南股山頂上のようだ(920m地点*)。ストックを立て、ザックを下ろし、休憩にしてホットレモンを飲む。山頂付近に一本のスキートレースがあり、北西方面に向かっていた。たぶん寒水沢の南側に出るのだろう。ロープウェイ山頂から城ヶ倉コースを滑り、ここで北西に方向転換すればロープウェイ麓に戻れるのだろう。ダイレクト・コースから見える下毛無岱の大きな白い雪原もここから近いのだろう。
南股山・最高点付近のザックとスキー
(*)地理院の南股山・三角点906mは、この日訪れた920m地点よりも西の斜面にあり、その付近の最高点930mは北に300mほど離れた地点のようだ。今なら高性能GPSを使って三角点の位置までかなり正確に行けるだろうが、当時の装備ではこのくらいが限界。頂上もしくは三角点を見極めたことにはなるまいが、「南股山に登ってきた」ことにしてもいいだろう。
滑走
車道(R103)到着
頂上(920m地点)出発は11時前。少し横になって目をつぶったかもしれない。足の指が痛いので、大きなターンで滑る。ショートターンはやらず。平坦部2からは傾斜が緩くなる。最後の雪斜面を滑って車道脇に下る。車が数台、行き交う。車に戻り、カーナビを見ると、確かに南股山は城ヶ倉温泉の北に位置している。頂上標識は無かったが、頂上の一角に到達したのは間違いないだろう。往復2時間弱、緊張感ゼロの気楽な雪山散歩。
帰りの車道(R103)から八甲田スキー場ゲレンデ
(南股山の遠望)・・・・・どれが南股山?これが南股山?
右下に見える下毛無岱の奥のピークが南股山?
(2009年2月28日、大岳の西斜面付近より)
カーナビに出てくる南股山というのは、車道からは見えないが、いったいどんな姿をしているのだろう。山の上からその付近を撮影した写真を調べてみる。下毛無岱の白い雪原の西にある、目立たないピークが南股山ではなかろうか。
岩木山の下、下毛無岱の奥が南股山?
(これも2010年2月27日、大岳の西斜面より)
大岳・西斜面(スラローム・コース)から西の景観。中央の目立たないピークが南股山?
(2012年4月8日、大岳からの下山時)
右手に見える双耳の田茂萢岳と二段の毛無岱の左(西)の緩いピークが南股山ではなかろうか?
(2015年3月29日、横岳途上より)