大鷲山 北陸の海と山の景観

富山県  817m  2020年3月25日

富山百山

502

スミレが小さな群落をつくって咲いていて、その先にはショウジョウバカマも咲いていた。今度はイワウチワがたくさん咲いている。優雅な花だが下を向いているので、かがんで撮影。

高度が上がり、背後にR8と日本海が見えてくる。真っ青な空と海の間に水平線。

そして、登り損ねた初雪山が、林道から見た姿で立っていた。もし大鷲山に登っていなければ、この景観を見ることはできなかった。心行くまでその景観を目に焼き付ける。いつか登ってやるぞ。

そして、北アルプスの北端の真っ白い山々の右手に、樹間の向こうに大鷲山の頂上が見えてきた。黒々とした木々に覆われているが、その下には雪が見えている。

ピークをいくつか過ぎ、広い雪原を横切り、やや右手(南西)に進んで大鷲山の頂上に着く。そこは雪が消えていて、頂上標識と三角点が見えていた。

そしてそこからは南西に僧ヶ岳から越中駒ヶ岳、毛勝山が並ぶ尾根が見えていた。その先に見えているのはたぶん剱岳。僧ヶ岳の手前に伸びる尾根にあるピークはおそらく南保富士や二王山、それに黒菱岳だろう。

西には市街地が広がり、北西には日本海。海と山の両方が見える。ここは北アルプスの北の起点なのだ。素晴らしい景観!

 そして、北アルプスの北端の真っ白い山々の右手に、樹間の向こうに大鷲山の頂上が見えてきた。黒々とした木々に覆われているが、その下には雪が見えている。
 高度が上がり、背後にR8と日本海が見えてくる。真っ青な空と海の間に水平線。
 そして、登り損ねた初雪山が、林道から見た姿で立っていた。いつか登ってやるぞ。
白鳥山から見る大鷲山(2017年3月18日)
 イワウチワがたくさん咲いている。優雅な花だが下を向いているので、かがんで撮影。
10:14 R8駐車地点発(標高10m)10:15 登山口10:41 鉄塔11:48 470m峰12:18 車道脇展望台13:40 大鷲山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り3時間26分13:45 大鷲山発14:54 車道脇展望台15:11 470m峰15:49 鉄塔16:08 登山口16:10 R8駐車地点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復5時間56分
往復8.3㎞、標高差980m

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県道115からR8に出た左(西)に廃業した店の広いスペースがあり、大きな除雪車が駐車しているが、私が駐車するスペースは十分にある。スペースの隣に大きな家があるが、そこも無人なのかもしれない。大きな赤いツバキが咲いていた。ヤブツバキよりも一回り大きい八重の花びら。その先にNHK648、KNB738の看板があり、その隣に大鷲山登山口の標識も立っていた。距離5㎞、3時間とある。電波塔の点検路なのだろうが、鉄塔も2~3通過。登山口のところには幅1mほどの水路があり、きれいな水が滔々と流れていた。そのたもとに薄紫の花。スミレよりも一回り大きい。大きいがキクザキイチゲだろうか。小さな白い花はハマヒサカキだろうか。水路を渡った先から急登で、細かな九十九折を丹念に登っていく。スミレが小さな群落をつくって咲いていて、その先にはショウジョウバカマも咲いていた。ヤブツバキが咲いていたが、きれいな花がなかなかない。今度はイワウチワがたくさん咲いている。優雅な花だが下を向いているので、かがんで撮影。高度が上がり、背後にR8と日本海が見えてくる。真っ青な空と海の間に水平線。ようやく傾斜が緩み、今度は行く手左(南東)に白鳥山が見えてきた。心なしか雪が少なそうだ。このあたりで下ってきた二人に会う。少し離れて下ってきたが、たぶん夫婦だろう。GPSを見て、南にあるピークが大鷹山だろう、もう少しだ、と思ったが、それは470m峰で、大鷲山はもっとずっと先だった。なるほど、こいつは3時間はかかるな。

ようやくその470m峰に到達し、大きくコルまで下ったところで最初の休憩。寒くはないがホットレモンを飲み、二つもってきたパンの一つを食べる。コルから登り返していくと、突然、舗装路に出た。行程の約半分。ここまで車で来ればよかったな。だが、そうしていたら、スミレやショウジョウバカマを見ることはできなかっただろう。舗装路に出たところには広い展望所と二つの記念碑があり、海が良く見える。海岸の街並み、それに海のかなたに微かに見えているのは能登半島だろうか。舗装路を少し右(西)に進むと中間登山口があり、そこからも結構な急登。それに雪が出てきた。そして白鳥山の奥(南)にピークがたくさん立っている犬ヶ岳、そして、登り損ねた初雪山が、林道から見た姿で立っていた。その奥に見えているのは朝日岳の手前にある長栂山らしい。南の谷の向こう、初雪山の手前にあるのは焼山だろうか。もし大鷲山に登っていなければ、この景観を見ることはできなかった。心行くまでその景観を目に焼き付ける。いつか登ってやるぞ。そして、北アルプスの北端の真っ白い山々の右手に、樹間の向こうに大鷲山の頂上が見えてきた。黒々とした木々に覆われているが、その下には雪が見えている。

ピークをいくつか過ぎ、広い雪原を横切り、やや右手(南西)に進んで大鷲山の頂上に着く。そこは雪が消えていて、頂上標識と三角点が見えていた。そしてそこからは南西に僧ヶ岳から越中駒ヶ岳、毛勝山が並ぶ尾根が見えていた。その先に見えているのはたぶん剱岳。僧ヶ岳の手前に伸びる尾根にあるピークはおそらく南保富士や二王山、それに黒菱岳だろう。樹木に遮られて南の奥ははっきりしない。西には市街地が広がり、北西には日本海。海と山の両方が見える。ここは北アルプスの北の起点なのだ。素晴らしい景観!だいぶくたびれていたが、頂上は水浸しで腰を下ろしにくい。早々に下山にかかり、途中の登山道脇の展望所でザックを下ろし、二度目の休憩。中間登山口を過ぎ、コルから470m峰への登り返しは辛かった。そしてそこからの下りでは再び花を見る。往路で気づかなかった花もいくつか。これらの花を見れたのもよかった。

駐車地点に着き、タブレットのグーグルマップですぐ近くの温泉を発見。数年前に入った記憶のある温泉はどうやら閉店していて、R8沿いにあるその温泉に入るのは初めて。露天もあり、湯も熱く悪くない。

 R8脇の駐車地点

県道115からR8に出た左(西)に廃業した店の広いスペースがあり、大きな除雪車が駐車しているが、私が駐車するスペースは十分にある。スペースの隣に大きな家があるが、そこも無人なのかもしれない。

 赤い八重のツバキ

 大きな赤いツバキが咲いていた。ヤブツバキよりも一回り大きい八重の花びら。

NHK648とKNB738の標識

その先にNHK648、KNB738の看板があり、その隣に大鷲山登山口の標識も立っていた。

大鷲山の登山口標柱

距離5㎞、3時間とある。電波塔の点検路なのだろうが、鉄塔も2~3通過。登山口のところには幅1mほどの水路があり、きれいな水が滔々と流れていた。

大きなキクザキイチゲ?

そのたもとに薄紫の花。スミレよりも一回り大きい。大きいがキクザキイチゲだろうか。

ハマヒサカキ?

小さな白い花はハマヒサカキだろうか。

水路を渡る

水路を渡った先から急登で、細かな九十九折を丹念に登っていく。

スミレ

スミレが小さな群落をつくって咲いていて、その先にはショウジョウバカマも咲いていた。

ショウジョウバカマ


 タチツボスミレ



ヤブツバキ

ヤブツバキが咲いていたが、きれいな花がなかなかない。

鉄塔の脇を通る


イワウチワ

今度はイワウチワがたくさん咲いている。優雅な花だが下を向いているので、かがんで撮影。高度が上がり、背後にR8と日本海が見えてくる。真っ青な空と海の間に水平線。

イワウチワ


雪の少ない白鳥山

ようやく傾斜が緩み、今度は行く手左(南東)に白鳥山が見えてきた。心なしか雪が少なそうだ。このあたりで下ってきた二人に会う。少し離れて下ってきたが、たぶん夫婦だろう。GPSを見て、南にあるピークが大鷹山だろう、もう少しだ、と思ったが、それは470m峰で、大鷲山はもっとずっと先だった。なるほど、こいつは3時間はかかるな。

日本海と水平線


車道に出る

ようやくその470m峰に到達し、大きくコルまで下ったところで最初の休憩。寒くはないがホットレモンを飲み、二つもってきたパンの一つを食べる。コルから登り返していくと、突然、舗装路に出た。行程の約半分。ここまで車で来ればよかったな。だが、そうしていたら、スミレやショウジョウバカマを見ることはできなかっただろう。

 車道脇の広い展望所

舗装路に出たところには広い展望所と二つの記念碑があり、海が良く見える。海岸の街並み、それに海のかなたに微かに見えているのは能登半島だろうか。

大鷲山・中間登り口の標柱

舗装路を少し右(西)に進むと中間登山口があり、そこからも結構な急登。それに雪が出てきた。

登り損ねた初雪山

そして白鳥山の奥(南)にピークがたくさん立っている犬ヶ岳、そして、登り損ねた初雪山が、林道から見た姿で立っていた。その奥に見えているのは朝日岳の手前にある長栂山らしい。南の谷の向こう、初雪山の手前にあるのは焼山だろうか。もし大鷲山に登っていなければ、この景観を見ることはできなかった。心行くまでその景観を目に焼き付ける。いつか登ってやるぞ。

 初めて見えた大鷲山

 そして、北アルプスの北端の真っ白い山々の右手に、樹間の向こうに大鷲山の頂上が見えてきた。黒々とした木々に覆われているが、その下には雪が見えている。


頂上直前の雪斜面


越中宮崎の漁港

 

大鷲山の三角点

ピークをいくつか過ぎ、広い雪原を横切り、やや右手(南西)に進んで大鷲山の頂上に着く。そこは雪が消えていて、頂上標識と三角点が見えていた。そしてそこからは南西に僧ヶ岳から越中駒ヶ岳、毛勝山が並ぶ尾根が見えていた。その先に見えているのはたぶん剱岳。僧ヶ岳の手前に伸びる尾根にあるピークはおそらく南保富士や二王山、それに黒菱岳だろう。樹木に遮られて南の奥ははっきりしない。西には市街地が広がり、北西には日本海。海と山の両方が見える。ここは北アルプスの北の起点なのだ。素晴らしい景観!

大鷲山の頂上標識

だいぶくたびれていたが、頂上は水浸しで腰を下ろしにくい。早々に下山にかかり、途中の登山道脇の展望所でザックを下ろし、二度目の休憩。中間登山口を過ぎ、コルから470m峰への登り返しは辛かった。そしてそこからの下りでは再び花を見る。往路で気づかなかった花もいくつか。これらの花を見れたのもよかった。

 大鷲山から西の景観: 黒菱山?剱岳、毛勝山、越中駒ヶ岳、僧ヶ岳、二王山、南保富士

 剱岳

 


毛勝山


越中駒ヶ岳


僧ヶ岳


長栂山


 大鷲山から東の景観: 尻高山、白鳥山、犬ヶ岳、初雪山、長栂山?焼山?

 赤い八重のツバキ

 たから温泉

駐車地点に着き、タブレットのグーグルマップですぐ近くの温泉を発見。数年前に入った記憶のある温泉はどうやら閉店していて、R8沿いにあるその温泉に入るのは初めて。露天もあり、湯も熱く悪くない。