三頭山 大雪山と利尻岳を遠望

北海道・道北 三頭山1,009m、二頭山1,000m、一頭山990m  2020年9月13日

(三頭山)北海道百名山

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北の政和登山口に駐車。頂上まで6.6㎞という表示は気が重いが、GPSで見ると5㎞くらい。

6時。車で登れそうな道を少し登ると案内と登山者ボックスがあり、そこから登山道が始まっていた。とんでもなく傾斜のある足型のついた道を登ると楽な道となり、そこから数百メートル毎に標識が立っていた。

五合目で広場に出て、そこがどうやら昔の登山口駐車場だったようだ。

見晴台の先で正面に現われた三頭山は目の前に高くせりあがり、てっぺんに二つのピーク(一頭山と二頭山)、斜面の途中に反射板が見えていた。しんどそうだ。

白いオオカメノキに紫のミソガワソウ。八合目の展望台というのは反射板の立っているところで、登山道から分岐を少し進むと大きな反射板の下に出て、そこから東の景色が見渡せた。

笹の坂道の上に見えていたピークに上がるとブナの木の根元に「九合目・一頭山」の標識が立っていた。ここが三つある頂上の一つ目らしい。西から北に笹原の伐分を進み、再び西に登ったところに二頭山の標識。

9:47、そうしてたどり着いた三頭山の頂上には大きな一等三角点と大小の頂上標識があり、ほぼ四周が開けていて、ちょうど晴れてきた空の下に北海道の山並みが並んでいた。

南東方向に見えているのは大雪山連峰(愛別岳、北鎮岳、旭岳のあたり)、その左はニセイカウシュッペのあたり、その更に左の山並みは天塩岳のあたりだろうか。

北にも山並みが重なっていたが、知らない山ばかり。だが、それらの山並みの上の雲の中に利尻岳が浮いていた。ずいぶん小さく、霞んでいるが、あれは利尻岳に違いない。その少し東側、三頭山の真北にはピッシリがあるはずだが、手前に重なっている山々の向こうだろうか

 見晴台の先で正面に現われた三頭山は目の前に高くせりあがり、てっぺんに二つのピーク(一頭山と二頭山)、斜面の途中に反射板が見えていた。しんどそうだ。
 雲の中に利尻岳が浮いていた
 南東方向に見えているのは大雪山連峰(愛別岳、北鎮岳、旭岳のあたり)
 白いオオカメノキ
 紫のミソガワソウ
 八合目の展望台というのは反射板の立っているところ
 三頭山の頂上には大きな一等三角点と大小の頂上標識
  6:08 政和登山口P発(210m)  7:34 五合目丸山分岐(580m)  8:11 七合目見晴台  9:32 一頭山990m  9:41 二頭山1,000m  9:47 三頭山1,009m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り3時間39分10:01 三頭山発10:07 二頭山10:15 一頭山11:12 七合目見晴台11:31 五合目丸山分岐12:53 政和登山口P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復6時間45分

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この日は3時のアラームで起き、朝食をとって4時半頃に道の駅を出る。東の空に朝焼け。やはり眠いので途中の駐車スペースで仮眠。三頭山登山口は二つあり、南の登山口も見たが、そこは通過し、北の政和登山口に駐車。頂上まで6.6㎞という表示は気が重いが、GPSで見ると5㎞くらい。この日は前日よりも気温が下がっていると感じ、上下レインウェアを着こんでいく。6時。車で登れそうな道を少し登ると案内と登山者ボックスがあり、そこから登山道が始まっていた。とんでもなく傾斜のある足型のついた道を登ると楽な道となり、そこから数百メートル毎に標識が立っていた。二合目の丸山オンコというのは尾根の斜面の途中。オンコはイチイのことだと思うが、イチイが生えていたのか?そのときは気づかず。三合目は水場。数メートル下に沢があったが、そこまでは行ってみなかった。道沿いに咲いていたのはヨメナ、青いオオカメノキ、サラシナショウマ。そして五合目で広場に出て、そこがどうやら昔の登山口駐車場だったようだ。最初の休憩をとる。

五合目からもアップダウンの続く道。六合目馬の背というのは尾根が細くなっているところのことらしい。七合目見晴台付近で行く手の三頭山が見えてくるが、ずいぶん遠く見えた。見晴台の先で正面に現われた三頭山は目の前に高くせりあがり、てっぺんに二つのピーク(一頭山と二頭山)、斜面の途中に反射板が見えていた。しんどそうだ。この先で急坂が続くようになり、左から右に九十九折りに登っていく。白いオオカメノキに紫のミソガワソウ。ところどころ道がすり減ったり笹薮の繁茂で登りにくいところがある。八合目の展望台というのは反射板の立っているところで、登山道から分岐を少し進むと大きな反射板の下に出て、そこから東の景色が見渡せた。頂上まではあと1㎞だが、道は歩きにくく、傾斜もきつく、早くは進めない。「胸突き八丁」という表示のあった場所は平らなところで、その前後が急な道だった。前後のどちらが胸突き八丁なのだろう。

笹の坂道の上に見えていたピークに上がるとブナの木の根元に「九合目・一頭山」の標識が立っていた。ここが三つある頂上の一つ目らしい。西から北に笹原の伐分を進み、再び西に登ったところに二頭山の標識。GPSで見てもそこは顕著なピークではない。行く手には三頭山の頂上ピークが見えていた。9:47、そうしてたどり着いた三頭山の頂上には大きな一等三角点と大小の頂上標識があり、ほぼ四周が開けていて、ちょうど晴れてきた空の下に北海道の山並みが並んでいた。南東方向に見えているのは大雪山連峰(愛別岳、北鎮岳、旭岳のあたり)、その左はニセイカウシュッペのあたり、その更に左の山並みは天塩岳のあたりだろうか。北にも山並みが重なっていたが、知らない山ばかり。だが、それらの山並みの上の雲の中に利尻岳が浮いていた。ずいぶん小さく、霞んでいるが、あれは利尻岳に違いない。その少し東側、三頭山の真北にはピッシリがあるはずだが、手前に重なっている山々の向こうだろうか。夫婦連れがやってきたので、少し休んでから下山する。往路の4時間弱は案内の所要時間3時間強よりもやや遅い。

下山も快調。東の眼下に道の駅ほろかないを見る。黄色い花はコンゾリナにアキノキリンソウ。五合目で休もうと思ったが、そこには車が駐車していた。頂上の二人連れのものだろうが、どこから林道に入ったのだろう。そこでは休みにくかったので、もう少し下ったところで3度目の休憩。気温が上がってきて、濡れていたレインウェアも乾いたので上下とも脱ぐ。赤いオオカメノキの実。白い花の大きな房はツルヒヨドリという外来植物らしい。その後も快調で、12:53、駐車地点に帰着。復路は3時間。案内の所要時間通り。道の駅ほろかないはすぐ近くにあり、そこにある温泉ルオントに入る。500円だったと思う。温泉や道の駅からは三頭山が見えていた。まさに幌加内の里山。もうこれで今回ツアーの登山は全て終了。この日もまたビッグハウスで買物し、オカモト石油で給油し、道の駅ちっぷべつに泊まる。夜は寒く、上下ダウンを着込み、シュラフをかけて寝る。いろいろあったが良いツアーだったと思う。

 朝焼け

 


三頭山

 


三頭山・政和登山口

 


三頭山登山案内図

 


二合目・丸山オンコ

 


ヨメナ

オオアメノキ

サラシナショウマ

旧登山口の駐車場(現五合目)

五合目丸山分岐の標識

 六合目馬の背の標識

 


三頭山(見晴台より)

 


見晴台の標識

 


三頭山

 


オオカメノキ

 




ミソガワソウ


展望台の反射板

 山の標識

 


二頭山、三頭山まであと少し

 


二頭山の頂上標識

 


三頭山の頂上

 


三頭山の一等三角点

 


三頭山の頂上標識

 


雲海に浮かぶ利尻岳

 


大雪連峰(愛別岳、北鎮岳、旭岳のあたり)


 頂上から東の景観:二頭山、天塩岳?ニセイカウシュッペ、大雪山・旭岳

 頂上から北の景観:利尻岳(雲海の上)、ピッシリ(奥の山)

道の駅ほろかない

コウゾリナ


アキノキリンソウ

オカメノキの実

 ツルヒヨドリ

 


三頭山