誰も死なないアンソロジー「不殺遊戯」

地雷過激派のJKも絶賛だよ!

私、どんなお話も好きなんですけど、たった一つだけ地雷があるんです。

それは「人が死ぬ」こと。

だっておかしくないですか?なんで想像の世界でまで死ななきゃいけないんですか?

それに、推しが死ぬとか絶対ありえないし!

好きだなーと思ったキャラが死んだ瞬間とかもう耐えられません。

どうして、世の作者さんたちはご自分のうちの子を、あんなにしょっちゅう殺してしまうんですか?

可哀相だと思いませんか?思いますよね?

死んだ方がマシとかいうけど、やっぱり生きてるからこそドラマとかが生まれる訳じゃないですか。

だから絶対死んでほしくないんですよ。これだけは譲れないんです。


まぁそんな地雷に対して過激派な私に友人が勧めてくれたのが、この「不殺遊戯」というアンソロジーだったんです。

「誰も死なない」とのことなんで、買って読んでみました。


本当に!本当に!誰も死にませんでした!地雷回避です!最高!

しかも、話のバリエーションすごい沢山!

小説だけかと思ったけど、漫画もイラストもあって、扉絵や挿絵が入っているのもあったりして、すごいボリュームでした。お腹いっぱい!


でも、あの、私どんな話も好きなんで、ギャグでもシリアスでも恋愛でもグロでもなんでもばっちこいなんで、とても楽しく読んだんですけど。

「死なない」=「幸せ」ではないんだなぁとちょっと考えてしまいました。


それでも!死なないことで辛い思いをしたとしても!

それに対して頑張ったり悩んだりしている推し最高です!

生きているからこその苦悩最高!こういう本待ってました!


あ、ちなみに正確には「誰も死なない。死ねない。だけど死んだ方がマシだった」がテーマらしいです。

表紙の死神さんも素敵だったなぁ~。話に出てこないのが残念。

地雷過激派の私も納得の一冊でした!

レビュアー
地雷過激派のJK さん

誰も死なないアンソロジー「不殺遊戯」(蒼依結那 他)

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