行きつけの本屋で地球文学フェアをしていたので買ってみました。お星柄ネタ、好きなんです。
作者は星間旅行をしたことのない地球人だそうなので、フィクションのようですね。
星間旅行したことないって色々損してますよね、いつかいもいもプラネットに来てみてほしいです。というのはさておき。
装丁は悪く言えばチープな、よく言えば手づくりの温かみのある手製本。
袋綴じになっていて、裏表紙のミシン目を切り取ると本が開いて、なおかつ切り取った部分がチケットになるというオマケつき。
ミシン目がほんのちょっとズレてるところもある感じがまた味わい深いです。
内容は観光客とガイドさんのまったり観光旅行記です。
むしむし星芋の……いやむしむし星虫の方々は皆ふにふにしたいもむしで、いわゆる癒し系な姿とのこと。
そんな柔らか~な体で普段の生活怖くないの? とは思うんですが、ひとまずそこは置いておいて……
マーケット、遺跡、若者の街など、主人公とガイドさんはいろいろなところを巡ります。
一か所につき2ページでつるつると読めるので、あっという間に半分読み終わってしまいました。
本の真ん中に差し掛かるとですね、今度は黒いチケットともう一つの袋綴じが出てきたんですよ。
そこを切り取って先に進むとですね、
えっなにこれ
こわい
えっ
こわい
これは子供には読ませられないな……と思って閉じるとちゃんと表紙にR-15って書いてありました。
地球人って16歳から成人なんでしたっけ、びっくりしたな~も~~。ちゃんと鍵つき棚にしまっておきます。
夜更かしする悪い子はむしむしプラネット地下に送られて蒸し芋にされるよ! なんて私も子供の頃に言われたものですが、この作者もその手の言い回しからこの話を思いついたんでしょう。
それにしてもなんでこの方向性になったんだろう……作者、変態なんでしょうか……。