通称フォアコン。レブル250ではいくつかのフォアコン化するキットが販売されていますが、今回取り付けたフォアコンのキットは、選ぶというよりもメルカリで未装着中古品が安く出ていたので、思わず購入したのです。
単純にバイク単体だけでなく、ライディングスタイルもいい感じになるし、フラットバーで前景になったバランスも足を前に持っていくことで結構改善して意外と、フラットバーとの相性の良さも再確認したのでした。
フォワードコントロールキット v1
価格
いくつかある中でも最安値のこのキットは、通常ネット販売価格が\36,800で他のキットよりも3~4割ほどの価格設定です。ちなみに、メルカリでは¥29,000で購入。
製品
何処製なのかも不明。パーツも傷があったり、後ででますが、若干チリが合わなかったりもしますが、決定的ではないのでギリ許容範囲化かとw
ただ、1つ1つのパーツが今後使う上での耐久性だったり錆だったりに強いかといわれるとかなりの疑問がある商品です。
さらに、一応新古品なので、中身は入れ替わってないと思うのですが、よくでているパーツの写真(上記写真)とは違うパーツがいくつかある気がします(笑)
そういう細かいところは気にしない。何とかなると思う人でないとちょっと手が出しづらいかもですね。
説明書がない!
そして何よりの特徴が
「説明書がない」です(汗)
中古だからではなく販売段階で「動画を見て取り付けられる人」限定という何とも敷居が高い商品です。
で、問題の動画ですが、一見すると「あ、簡単やん」と思うでしょうが。。。
・組み立ての時に都度動画を止めながら見るのは正直しんどい。
・どのボルトやナット、ワッシャーを使っているのかほぼわからない。
というかなり致命的な欠点を抱えている動画であることが、実際組み立ててみるとわかります(^^A)
そこで、今回はこの動画で何となくつかんだ人が、ある程度組み立てられるぞ!という気になるような、組み立て手順を作成してみました。
(注意)
あくまでも、私が組んで、走るところまでは確認しましたが、絶対これがあっているかどうかは不明です。特にブレーキやシフトギアなどの走行に重要な部分の改造となるので、DIYは自己責任となりますので、あくまでも参考に!ということでお願いします。
工具
工具は、動画で紹介されている工具より少なくて済みます。(上段は、動画中の必要とされていた工具)
下段の写真が今回使った工具です。
一般的な工具で多分100円ショップでも揃えられなくないのでは?という程度の工具で済みます。ただ、ゆるみ止め剤は必要なので、これは普段使わない人は買わないとですね。(ちなみに、私は木工ボンドで代用しちゃっていますが。。)
出品者さんからはこのような形で送られてきました。
もともとパーツや部品が左右に分けて分類されているのかについては、私もわかりませんが、これが混ざっている状態で送られてきたら、結構カオスだと思います(笑)
シフト側
とにかく、まずはビフォーアフターから見ておくべきかと。
出来上がりをみてから組み立てたほうが俄然わかりやすいかな?
元のステップの場所に、延長用のプレートで前に移動させて、シフトも延長棒でつなぐ感じです。
ただ、シフトのペダルは、代用ではなく専用のパーツになります。
シフト側パーツ
①延長パーツx1
②シフト版x1
③シフトゴムx1
④シフトパーツx1
⑤ゆるみ止めナット(大)x3
⑥ゆるみ止めナット(小)x2
⑦ナット(小)x2
⑧ナット(大)x1
⑨ワッシャー(大)x5
⑩六角ボルト(長)x1
⑪六角ボルト(大)x2
⑫六角ボルト(中)x1
⑬六角ボルト(小)x2
⑭ボーリング部品x6
⑮延長シャフト接続部x2
⑯延長シャフトx1
パーツを見ていただきたいのですが、①の部品だけは、撮影時に間違えて反対側のプレートを撮影したので切り抜いて直しています(笑)①に刺さっている六角のボルトは、純正パーツのものなので、商品に入っていません。この時点で、すでに商品説明にはない部品⑩(実はシフトペグの真になるボルトでした。。)などがはいっていたりして不安いっぱいです(笑)
シフトの軸のパーツを締めているボルトを緩めて、軸から、パーツを外します。
外したボルトは後で使うので、大切にとっておきましょうw(写真下)
次に土台を8mmの六角レンチで外します。とても、トルクがかかっているので、100円ショップのレンチでは短くて回らないので、眼鏡レンチで延長してトルクをかけます。
じわーっと力をいれましょうねw
はずれた六角のボルトは後で使いますので、ゆるみ止め剤をきれいにしておきましょう。
シフトのシーソー(?)の軸のボルトを外します。
このシーソーは使わないのですが、私はワッシャーやボルトは別の用途で使いました。
で、
その用途は、このキットで、シフトのゴム部分③を止めるときに六角のボルト⑩を使うのですが、シルバーで、なんか嫌だったので、この黒い軸の六角ボルトで止めることにしました。
※ただ、ちょっと短いので、シフトのゴムがギュってなりますw(この後の写真にでてきますw)ただ、ゴムをカットすればギュッと問題も解決するので、このキットのシフトペグが合わないな。。と思ったらお試しの価値ありかな?
多分製品の思惑通りだと写真のようになると思います。
シフトの②シーソー部分を付けます。
ここは、シーソーの軸で稼働部分なので、⑭ベアリングのワッシャーを使っています。写真のようにベアリングを両脇にはさみこんで、⑫六角ボルトを通した後、通常の⑧ナット・⑨ワッシャーで締めこむというちょっと複雑な感じですが。。
挟む順番などは、写真を参考にしていただければよいかな?
この状態で、シフトのシーソーがパタパタとシーソーすればOKです。
元の土台の六角ボルトを使って、車体に①土台を付けます。⑨ワッシャーを通し、ゆるみ止めをしてから、締め上げます。
土台は外側に張り出すように湾曲しているので、通常のポジションよりさらに蟹股になる予感しかしません。
まあ、それを望んでいるわけですが。。(笑)
延長した土台に、元の車体についていたペダルの土台を⑪六角ボルトに⑨ワッシャーを通して、と⑤ゆるみ止めのナットで固定します。
この時点ではシーソーがぶらーんと情けないことになっていますが、これでOKですw
次にこのシーソーと車体側のシフトのに接続するシャフトをつなげていきます。
シャフトは、⑯S字になった先に⑮可変の軸が入った(なんていうの?)部品をねじ込みます。
シャフトのS字の先が長さが違うのですが、どっちにしても付くような気がしますが、一応、写真のようにしました。(使用:⑬六角ボルトと⑥ゆるみ止めナット)
で、シフトの軸を締める④金具は、専用ですが、これにつけるボルトだけは、初めに外した純正のボルトを流用します。
シーソー部分とシフトの軸をシャフトでつなぐのですが、写真のように、シーソー側の取り付けは単純に、六角ボルトを差し込むと、見事に土台に干渉して、シフトダウンをするとがっちりはまります(笑)
なので、⑬六角ボルトの次に⑦ナットを1つ挟み込むことで、干渉を避けることができます。
ここも締める側のナットは⑥ゆるみ止めのナットを使います。
シフトの上げ下げをして違和感がなければ、うまくいった感じでしょうね!手探りで組み立てて大体1時間くらいかかりました(汗)
ブレーキ側
ブレーキ側も、外観はほぼ同様の構造となっていますが、ブレーキ側は部品の点数が少ない分、外したり調整があったり、ちょっと面倒かもしれません。
とはいえ、そんなに言うほど難しいわけではないので落ち着いてやっても1時間もあれば終わった気がします。
ブレーキ側パーツ
①延長パーツx1
②延長ロットx1
③ゆるみ止めナット(小)x2
④ゆるみ止めナット(大)x2
⑤ナット(小)x4
⑥ナット(大)x2
⑦ワッシャーx4
⑧ワッシャーx8
⑨六角ボルト(大)x2
⑩六角ボルト(中)x2
⑪延長六角ナットx1
⑫タイラップx2
ブレーキ側の純正の土台を車体から外します。シフト側同様に8mmの六角レンチに、眼鏡レンチをひっかけて、トルクをじわーっとかけて外します。
この六角のボルトも再利用するので、滑り止め剤を取っておきましょう。
ケーブルが車体に固定されているので、このパーツを土台どと本体から、外します。
スライドさせればとれるので、あまり力を入れすぎて破壊しないようにw
取り外した土台の裏に、ブレーキのセンサーがあるので、土台から外します。意外と固いので外すのが大変かもw
ブレーキ側のシーソーとにつながっている金具を外します。
虫ピンで止められているので、ペンチで丁寧に伸ばして外します。
このピンは後で戻す時も使うので、ご丁寧にw
外した後は、飛び出たてっぺんを軽くたたけばぬけます。
パーツの先端部分の金具を外します。
写真で緩めてるナットは外した後はもう一度使うので、元に戻しておきましょうw
①土台の中央の2か所に、⑩六角ボルトを通して、⑦ワッシャー、⑤ナットを2個重ねて締めます。
これは、先ほど外したブレーキセンサーのチリを合わせるため。
ナットで調整するあたりがジャンキーですねw
で、先ほど外したセンサーをナットを2つ固定したボルトに通せ。。。ないw
微妙にチリがあっていないのでなかなか通らないのですが、ここは③滑り止めナットで、強引に締めて押し込みます。
ブレーキセンサーを取り付けた延長の土台を車体に取り付けます。
滑り止めをボルトにつけて、トルクをかけて締め付けます。
延長した土台に、元の土台を取り付けます。
下段の④ナットは、⑨六角ボルトと⑧ワッシャーを通してから締めようとすると干渉するので、写真のようにボルトを通す前に、ナットをセットして締め付けます。
ぱっと見は出来上がりですが、大事な延長のシャフトがついていないのつけましょうw
これまたS字の②シャフトに写真のように、取り外した金具(下段)を含めて取り付けます。
写真上から以下のようにつなぎます。
⑪→⑥→②→⑥→金具(純正)
ブレーキ側ペダル側のシーソーに金具を付けたら、虫ピンを指し、ペンチで折り返して固定します。
反対側のセンサーは、ナットと六角ナット(長)を締め付けて固定します。
※センサー側のナットは純正のものを流用します。
最後に写真の位置のダイヤル?で、ブレーキの具合を調整します。
ブレーキのかかり具合やランプがつくかなどをチェックしましょう。
最後に⑫結束バンドで、初めに外したケーブル類を束ねれば完成です!
完成です!
改めて完成したビフォーアフターを見てみますが、サイドからの見た目は実はあまりインパクトはないのです。
多分いわれないと気付かないかもですね。
乗っている姿を見るとあらたんてなるほど!となりますw
上から見た図。
ちょうどノーマルのべダル部分に足が来る感じなので、停止した状態で、足を乗っけてみて、しっくりくるようであれば、Fitするかもですね。
ただ、わかりづらいと思いますが、外側にかなり開きますので、蟹股になることは間違いなしですw
ただ、フロントからの見た目はかなりインパクトが出ます。
特にアンダーカウルを付けていないので、普段前輪~エキパイの隙間になんか違和感があるのですが、グン!と張り出したフォアコンが主張してなんか、すごいがっしりかんがでますw
ライディングの感覚は?
乗った感覚は。。。
いいところ
・高揚感がすごい(はじめだけか?)w
・身体の軸のバランスが良くなる(フラットバーで前のめり気味だったので)
・ゆったり走れる。
気になるところ
・すり抜けするとき、両足が張り出すので、縁石とかに引っ掛けそう(実際は引っかからないけど。)
・ニーグリップはやりずらい(当たり前ですがw)
・駐輪場で邪魔になるかも。。
ということで、乗り方次第という感じですかね。峠を攻めるような走りには向かないと思いますが、個人的には大満足です!
というわけで、気になる方はぜひご参考にしていただければと思います!
フォローお待ちしてます。
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