タンクに貼られたHONDAのエンブレム。レブルのエンブレムはシールなので、剥がすのはいたって簡単ですが、いったん剥がすと二度と戻れない地雷仕様。そんな、タンクシールを剥がしてお好みのマークを塗装したのでした。
まとめ動画
ざっくり見るのはこちらでOKw約4分で全容がわかりますw
用意するもの
基本的な、塗装に使うような部材ですが、今回は塗装面にMAD塗装を入れるので、プラサフやコンパウンドなどの下地材や仕上げ材が少ないのは楽ですねw
=研磨=
・耐水サンドペーパー(#1500、#2000)
・バケツ(ペットボトルの水でもOK)
・雑巾
=塗装=
・養生テープ
・養生シート(テープタイプ)
・段ボール
・キッチンペーパー
・シリコンオフ
・ツヤ消し仕上げペイント(Holts)
=マーク塗装(上記塗装に+で)
・ミルクティーベージュ(Holts:カラーNo:ZGF)
・カッティングシート
・シールはがし液(DAISO)
・綿棒
色々動画の補足 その1 タンクシールを剥がそう
・動画にもありますが、レブルのタンクシールは、黒のメタリックの光沢塗装をしたタンクにシールをエンブレムシールを貼った後で、ツヤ消しを乗せています。
このため、シールをはがすと、黒のメタリック面が顔を出し、艶消し塗装の層の段差がくっきりと残ってしまいます。シールも剥がす際には伸びてしまうので再利用もできず、何も知らずに剥がすと死亡フラグ確定となります。
もちろん、シールを入手して張り直したとしても、位置ずれや、MADな塗装をかぶっているシールの質感など。二度と同じように戻すことはできないので、やるときは注意です。
ちなみに。。リアの「REBLE」のシールは剥がしても、艶消し塗装の上に貼ってあるので、剥がした後も想定しているような、きれいな艶消し塗装が残っている。。
うーん。何の嫌がらせかわかりませんが、どうせならタンクエンブレムもそうしてほしかった。なんか、そんなところもチョット嫌だったので、余計にはがしたくなるのですw
色々動画の補足 その2 段差を削って艶消し
#1500で粗とり
まず、耐水ペーパーの#1500でシールとの境目あたりを中心に艶消し塗装の段差を削ります。指の腹で段差を確認しながら、あまりシールのあったつやのある面は削らないようにします。塗装が薄い分、下地や地金まで削ると取り返しがつかなくなりますw 耐水ペーパーに水をくぐらせながら、研磨面をまめにふき取りつつ確認しながら進めます。よく、研磨用のスポンジなどもあるのですが、削る面が広くなりすぎるので、今回は指先で慎重にいきました。
#2000でスムージング
段差がなくなったら、#2000で仕上げます。目安としては、エンブレムの後の境界線が少しぼやけるくらいまで削ります。最後に、つやつやのエンブレム後も少しペーパーを当てて、全体的になじむ程度に削ります。エンブレムの外側は少しならす程度であまり広範囲に削らない方が個人的にはいいと思います。
ちなみに。
やすりは、つかっても歯切れになった部分くらいしか使いません。それほど削ることはないのです。
艶消しクリア
マークを付ける場合、後でつけ消しを塗るので、やる必要も少ないといえば少ないのですが、ここで艶消しを入れることで、不要なマーク跡がある程度消えることを確認しなければなりません。
マスキング
いったん研磨面は、シリコンオフできれいにふき取って余計な汚れを落としてから、マスキングをします。クリア塗装とはいえ、スプレーダストは目立つので、基本は車体前面を覆うようにマスキングはします。動画でも紹介していますが、こういう時は、養生シート(テープタイプ)がホントに便利です。
同じ艶消し塗装とはいえ、質感は多少違うので、マスキングも色の再開目が目立たないようにタンクのエッジに沿うようにマスキングする必要があります。
艶消し塗装
今回はあまり広い範囲で塗装しないので、このような段ボールをくりぬいた簡単なスプレーダストのガードを当てながら散布します。穴の外側から噴射をはじめて穴の外まで散布しきる。手首のスナップを利かせながらクリンクリンとスプレーするのがコツです。大体10~15cmくらい離して、手早く薄くを繰り返すのがが基本です。
表面が少ししっとりするくらいまで塗り重ねます。マスキングは広めにとっていますが、マスキングの際まで塗るのではなく、マスキングの際はあくまでもグラデーションの最も薄い場所。。をイメージしていきましょう。
乾いたら手早くマスキングを剥がして、ある程度表面が乾いたな?と思ったら、余計な汚れをふき取って完成です。翼の部分が微妙にのこっていますが、あとでマークを付けるとほぼわからなくなるので、こんなもんで今回はOKです。ただ、これで仕上げたいという場合は、もう少し研磨面を広くして、艶消しを厚めに塗らないとダメかもですね。
ただ、つけ消しのトーンも微妙に違うので、まるで初めから何もなかったようなきれいな艶消し面。。にするにはかなりの技量がいるのかな??と思います。
少し遠めに見れば、ほぼ目立たない状態になります。羽の部分が少し目立つのは、研磨しすぎたのかもしれません。。ほんと微妙なタッチですので、結構慎重にやらないとですね(汗)
もしこの時点で、マスキング部分が少し目立つようなら、DAISOのシール剥がしでマスキングした境界線あたりをグイグイぬぐい取りながらぼかしましょうw
色々動画の補足 その3 デザインとマスキングシート
まず、★型にしたかったのは、決まっていましたので、大きさの感じをつかむために、★のシールをつくって試し張りをします。正確な星を描くにはコンパスがあるときれいに書くことができます。詳細は方法は「こちら」。イヤーコンパスって便利w
今回は、円周のサイズで8cm、10cm、12cm、16cmを用意。8cmか10cmが適当なところですねwシールはチョンとつけるだけで、ベタっと張らないようにしましょう。ノリの跡がついたり、せっかくのつけ消し塗装面を剥がしたりしないようにしましょう。
色決めや詳細なデザインは、希望サイズの写真の星をPngの透過加工したうえで、パワポに乗っけて下地の色を変えながら候補を絞っていきました。のちに★の周りの円をつけたのもこの時に、チョットやってみたら、いい感じだだったので、デザインを採用しました。
カッティングシートへの下絵を描きますが、ここでコンパスで★を書くので、補助線とデザインが一緒になるとても書きやすいデザインであることに気づくw 丸と星の境界線は、星の線と並行に書く線なので、かなりきれいに下絵を仕上げることができます。
シートのカットはデザインカッターを使います。普通のカッターよりもエッジがある分、細かいところまで、きれいに切り抜くことが容易にできます。とはいえ。。相当集中してゆっくりカットしないといけないので、2作りぬいた際には、ぐったりでした(笑)
シールは貼りやすいように、マークの外側を四角く(これはマスキングしやすいように)切り取ります。周りの余白は、写真より実際はもう少し小さくしています。張り直しや寄れの修正がしやすくなるからなのです。
色々動画の補足 その4 マスキング塗装と仕上げ
まず、仕上げに艶消し塗装をするので、そのためのマスキングをします。そのあとで、シールをはるのですが。。
写真の★型の右下の通り。予想はして今いたが、ガイドの上澄みの透明なシールを付けていなかったのもあってかなり寄れてしまいます。張り付けていくと最後の方が星形がタンクの丸みがある分寄れてしまいます。シールもそんなに頑丈ではなくフニャフニャしているので、個々が最大の難関ですねw
ある程度たわんでも、マスキングの際の線を意識して強引に張り付けていきます。なるべく線上のしわは、張り合わせて隙間を少なくします。
塗装スプレーはHoltsのミクルクティーベージュ。ちょとアーミーでありながら、落ち着いたトーンと、ちょっとした劣化感が出る色で、焼け消し塗装と合わせたときに大正解を確信しました(笑)
今度は、色の乗るとそうなのでわかりやすいですが、1回当たり写真くらいうっすらが基本、あるで程度下地の色が消えるまで時間もかかりますが、焦りは禁物です。
塗装がおわったら、夏の日差しであれば、直ぐでもOKなくらいのタイミングでマスキングシールを剥がします。
際のバリは、直ぐに触らずにまずは剥がすw で、糊付けが弱くなるように少し皮脂をつけながら貼りましたが。。やはり普通のカッティングシート。粘着力がつよいのでノリが残っています。
マスキングの寄れでできた隙間から塗装が少しはみ出しています。また、ノリががっつりついてます(汗)
ここから大活躍のDAISOシール剥がし液。綿棒につけて薄い塗装のはみだしをこすっていくと徐々に落ちていきます。
綿棒で丁寧に、手早くこすって余計な塗装を落としていきます。あまり星の先端とかをカリカリやるとまだ、塗装が乾ききってない場合など、ぼぽっと行くこともあり得るので、慎重にw
最後に、つけ消しクリアで仕上げていきます。マークをつける前にすでに塗装していますが、ここで最後の仕上げとなるので、星マークの塗装が乾いてからシリコンオフできれいにすることをお忘れなく。余計な汚れを残さないように注意しましょう。
仕上げは、塗り立てでつやが出るくらいまでは塗ります。表層面なので、多少塗り重ねて厚めにしますが、垂れたりすることのないように根気よく薄くぬりかさねます。
クリア塗装後に全体の養生を外すと、養生シールのカスやスプレーダストがついたりします。また、艶消し塗装のキワが多少はでるので、ここもシール剥がし液で元の艶消し部分との際を少し広めにキッチンペーパーやコットンでぼかしていきます。
色々動画の補足 〇完成!
全体から見た色味や形、大きさがベストマッチと自画自賛(笑)特に、シールではなかなか再現できない、マークのラインがチリチリしている質感は、まっすぐカットしたシールとは違う味わいがあります。全面塗装ほどの苦労ではないのですが、いろいろ細かいところに気を配る塗装で大変な分、仕上がりはMAXに満足できるものになりました!
そうね。。車体からHONDAを消し去るっていうのも一つの隠れた今後の楽しみになるかもねw
フォローお待ちしてます。
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