夫婦と産まれて1年経とうかという幼子に猫2匹。
駅やや近のマンション暮らし。快適に過ごす生活に極限(?)までDIYした空間から、あえて注文住宅に住み替えるなんて考えてもいなかったのですが。。
そんな生活からBESSの家という「不便を楽しもう」というあえて真逆のコンセプトの家を選んで、極限までの最適環境を作り出していく。。そんな夢物語のスタートの話です。
1週目 住宅展示場(22年9月)
半分子供の散歩がてらと向かった総合住宅展示場。スエーデンハウスとかヘーベルハウスとか俗に言うハイエンド(?)住宅を見てきましたが、「凄いよね」程度で浮世離れした費用感から本当に夢のお散歩といった感じ。
「ローン組めます!」
ってひたすらにアピールされたけど。。
イヤイヤ流石にこれから育つ我が子を見ると家に生涯の家計を全振りなんてとてもとてもw
とは言え見て回るのはいい運動だし、意外と面白いね。と言った程度。
2週目 住宅展示場
翌週、意外と面白かった展示場で、来場キャンペーンとかやっているハウスメーカーを狙って再来場。キャンペーンとかしているタマホームやヤマダホームは確かに前週のハイエンドクラスに比べたら現実味もあるけど。。
「これじゃない」
というのが、正直なところ。
現状の快適な生活を売り払ってまで何で家建てるの(?)というこの後続く問答に対して、何も解にはなっていないのでした。
何となく綺麗で快適な家なら今、猛烈に快適な生活空間があるのだからあえてグレードダウンすることないでしょ?
というのが一番の思い。
3週目 BESS
せっかく家見たなら。ということで、妻が一回見てみたかったという、「BESSの家」の展示場に行くことに。
これが本当の始まり。
向かったのは、「BESS多摩」自宅からも1時間程度でドライブがてらちょうどいい距離。
ということで、一路昭島市へ。。。
BESSの家の展示場は、BESS単体で展示公園のようになっています。ことさら、BESS多摩はとくに広くて、広く多くのモデルが展示されていますので個性的なBESSの家を見て回るだけでも楽しい場所です。
受付で登録したら、あとは基本放置です。
好きに回ってください。聞きたいことがあればどうぞ的な。
あまりセールスがキツいのは好きではないので、子供を連れておうち巡り。いい散歩ですw
ここで初めて「いいね👍」がありました。
もともとログハウスメーカーらしく、ウッディな室内は、「もし建てるなら、こんな感じだよね」と言った感じがピッタリ。
そして、家の価格もモデルごとに入口に表示されていて実際に建築するモデルのサイズと同じなので、ハイエンドメーカーのような夢のお城的なサイズではなく分かりやすいです。というか、夢のお城と感じる人はそのメーカーの狙った人とはきっと違うそうなんだろうな。。
フリーダムな見学会なので、歩き始めたばかりの息子君のはしゃぐ姿もなんかリアリティがあって
「ああ、BESSの家っていいなー」と。
初めて、戸建てかぁ〜と思ったのでした。
この時は、
妻一推しは、「程々の家」
旦那推しは、「G-LOG」
いずれもログハウスな家でした。
この時帰り際に営業さんの話をする時に、BESS専用分譲地があるということで、いくつかある分譲地のチラシをいただいたのですが、普通どのメーカーでももらえる、モデルのパンフレットなどは一切もらえません。
何と、logway会員という年会費1万円の登録が必要とのこと。。
いずれ購入すれば、8倍の金額のオプションが購入できるとのことですが。。
とりあえずこの日は概略の資料だけいただいて帰りました。
4週目 秦野の分譲地
BESS多摩でもらったチラシを元に秦野の分譲地へ。
ここで初めて「家の前に土地を探さないと話にならない」と気づく。
当たり前だけどw
秦野を見た後で、すぐさまBESS多摩で会員になったわけですが、そこで秦野の分譲地で1番安かったけど、悪くもない土地をベースに見積もりをざっくり見てみました。
そして家と土地を買うことの費用感に慄くのでした。
家の価格は、あくまでキット代、あれやこれやと積み重なる費用だけで1000万近く。
総額を見てスエーデンやヘーベルほどじゃないけど、そんな額出してそこに住むべきか?という根本に立ち戻るのでした。
そこで改めて今から家を買うとしたら。。
と言う具体的なIFを自身に問いかけてシミュレーション。今住むマンションを手放してできる資金や今後の収入と生活の予測。あれこれ皮算用してみたら「不可能じゃない」と言う結論。
ここでようやく夢物語から現実として見つめるようになった気がします。
5週目〜土地探しサーカス
この頃9月から10月になろうかと言う暑い時期、ほぼ毎週末、土日ネットで探した土地を見て回っては、BESSで相談したりしていました。会員になると営業さんがつくので、やれこの土地は?とか聞きまくってました。
途中、決まりかけた土地も、タッチの差で買い逃したりしながら、色々勉強になりました。
とにかくですよ。
「安いには安い理由がある」
ってことです。 とにかくそのまま家が立つ土地ってこんなに希少なのか?と思うくらいw
1.単純に宅地でない
2.宅地にするまでに驚く費用がかかる。
3.今の法律では造成費用がすごいことになる。
4.近隣と重篤なトラブルを抱えている。
Gooとかの検索で「あれ?おトクじゃない」と思う土地は九割方何かしらの問題を抱えています。
特に近隣トラブルは、お金で見積もれない、目に見えないだけに恐ろしいわけです。
エピソードの一つ
たまたま、「これは!?」と見つけた土地があり、気になってちょくちょく見にいったら、お隣さんに
「買うの?買えるもんなら買ってみな」
的なことを言われよくよく聞くと、かなりのトラブル案件ということで、諦めたりしたわけですが、一見よさそうな土地も、パッと見て決めたらダメだなとマジで思ったのでした。
で、
最終的にはBESSさんの紹介してもらえる不動産屋さんから紹介される土地を見てまわることに。
相応の手付金がいるので、ある意味「買う」前提にならないといけないのでちょっと躊躇してたんですよね。
ただ、流石にツテも少なくなる中、紹介してもらえる土地が「家が建つ」と言う前提から始まるのがなんか嬉しかったですねw
それでも、すぐには理想と費用感から折り合いがつかなかのですが。。
9週目 ビビッときた土地
それは、理想の土地でした。当時都内へ電車通勤だったので、希望はこんな感じ
1.できれば都内に60分以内でつける。
2.歩いて駅に行ける(徒歩20分程度)
3.200平米以上、上下水、都市ガスあり
4.抜けのある景観
5.住宅街ど真ん中感の無い
6.車で行ける近くの買い物が便利
7.東京、神奈川エリア
8.家が建つまでに予算以内
まあ、このエリアと広さで「家が建つまでに」と言う費用感がまずネック。他の条件はそこそこ、費用感を下げたりする要素でもあるんですが、なんせ先の罠案件のように、「家が建たない」(笑)
せっかくBESSの家だから住宅街ど真ん中的な場所は嫌だったのですが、そうすると今度は土地は安くて家は立つけど、公共交通機関や買い物のが不便過ぎたりと、程よいバランスが難しかったんです。
で。。
そこは東京の外れ。ミシュラン三つ星の自然豊かな観光地でもありますが、ブームのおかげでショッピングモールも新設され、ホームセンターやデパートまである。さらに都心まで最速40分程度で私鉄にJRも通って始発駅にもなる。
高尾
でした。肝心の土地は住宅街ですが、旗竿土で外れのおかげで。。。一方の抜け感が
これは。。
抜けっぱなし(笑)
住宅街でありながら、利便性のある駅まで徒歩20分ちょっと。しかもこの景観。
ちょっと周りを散歩するとご近所さんも気さくに声をかけてくれる。
そして、予算に収まりそう。
んじゃなんで、そんなにいい場所が手が届きそうな値段なのか?
1.家が立っている(故に取り壊し費用がかかる)
2.駅にたどり着く近道が。。。
鬼のような階段150段(笑)
これだけの景観の場所に辿り着くんだから、そりゃそうだわ(汗)
とは言え、普段は駅までバイクで行けばいいし、普通は車で生活していた身なので、いざ徒歩で駅に行くことがあっても歩けなくは無い。いやむしろ徒歩圏内と考えるとこれはアリ!
となったのでした。
買い逃した経験からも一刻も早くと問い合わせすると、なぜか広告よりさらに300万も下がってた。
これで思いました。
「売り主も焦っているな。。」
と
こちらも、これから売りに出さなきゃならない自宅を考えると確かに気持ちも透けて見えてきたので、
これはチャンス。
と思ったのです。
そして、買おうと思った予算で取り壊しまでできる。何かの思し召しでしょう。
そこから一気に交渉が始まったのは、もう秋も始まり紅葉も楽しめる季節となっていたのでした。
10週〜16週 安いなりのエトセトラ
思い立ってから、買い付けまで相応に下調べしたり交渉の余地を探していると。。
まあ、細かいところで色々「安いなりのエトセトラ」があったりします。
〇現存の家に謎の貯水槽が埋まってたりして撤去費が。。。
とか。
〇売主さんの希望で、引き渡しが3ヶ月先
とか。
〇土地の売主の不動産屋がBESSさん紹介の不動産屋を排除したりとか(超大手だけにエグいな。。と思ったり)
とか。
〇微妙に近隣さんが撤去できないものが越境してたり
とか。
「安いなり」の洗礼は浴びましたが、全然想定内。むしろ価格を下げる交渉の札になって最終的にはさらに80万ほど下げて交渉成立とあいなりました。 それは、年の瀬を迎えるころのお話。
27週目~32週 おらが村の土地になったとしてもですよ
契約と決裁は別物。契約後約3か月経過し、もうすっかり節分も過ぎた2月の下旬。
ようやく決済となったのです。
やったー!
と喜んでられません。
ただここから、「家が建つ」というところまでが大変なんですよね。。
なにせ、まだ「前の家が建っている」
要するに、いったんすべて更地にしてから、BESSさんが建てるのですが。。
〇土地(残の家含む):土地屋さん
↓
〇BESSの家 : 建築やさん
そう。
この中間。「更地にする」というところは、基本施主の責任分界点。
ここは、いったんフォローはしてもらえるけど、解体屋さんと自身の間でやってかなくてはなりません。
振り返ればそれほどではないですが、相応に面倒だった。
とにかく、
「家の建っている土地」は「何が埋まっているのかわからない。」
これですねw
まー、やれ貯水槽だったり、汚水槽とか埋まっていて見えない想定外だったり、
「アスベストの有無で費用が変わるので調査が~」
とか言われると、その間ホントドキドキするわけなんです。
結局、大ごとになることなく無事に更地にはなりました。
更地ってステキ!
これに限ります(笑)
とか思っていましたが、ここからもまた大変なんです。
以前の家は建売だったのですが、「建売」ってホントに住むまでに迷うことが少ない。
なんたって、できてるからね!
なんとなく安かろうなイメージの建売ですが、一連の注文住宅を建てるということを経験すると、なんでこんなに世の中で建売が売れるのかがわかる気がする。これだけ、あれこれ契約したりアクティブな私でさえ何度折れそうになったことか。。
とにかく、面倒事が多すぎて、
笑えないくらい忙しい。
家が一軒建つのって、本当に現代社会で凄いことなんだなーと改めて思うのでした。
というわけで、まずは、家が建つ土地。
「BESSの家と土地探し」編
ここにて、終了とあいなりました。
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