全身を映す姿見は、とても繊細な鏡という素材を扱う。。。はずなのになぜか鏡だけは割れずに3世代の枠組みを経て現在の形に落ち着きました。そんな、姿見物語です(笑)
第一世代。カウンターテーブルからの一枚板姿見の誕生
第一世代の姿見は、カウンターテーブルからダイニングテーブルに作り替える際に出た一枚板を使って作成しました。
一枚板に鏡の枠を作り、鏡を入れたので、元の素材はすでに仕上がっている状態で、1日で作ってしまいましたw
で、こんな感じに立てかけておいたのですが。。。
ルンバが押し倒して見事に割れました(汗)
が、しかし。。
なぜか鏡は一切無く、無事だったので、第2世代を作ることにしましたw
第二世代。正攻法で作ってみた。
で、第2世代は、コスパも踏まえて、角材から作っています。
トリマーを活用して、角材に鏡をはめ込む形で作っています。なので、正攻法といえば正攻法。
仮組の段階でもきれいに仕上がっている感じ。
うん。このままでもいいかも。
というかこのままにしておけばよかったw
ニスを塗ってみたら、ちょっと濃すぎて、写真の風合い以上にダークな感じに仕上がりました(汗)
この後しばらく使っていたのですが、やっぱり、部屋の中で、自分を明るく照らすには少し暗すぎたかな。。とw
第三世代。原点にもどって一枚板で作り直した一品。
えーっとですね。お正月にいずに旅行に行った帰りに、何ともそそられるお店を発見。
Cafeなのですが、本業は材木やさん+ウッドクラフトのお店。ほんといいお店でまたいずに行った際には立ち寄りたいです。
トイレも、すごすぎて笑ってしまうくらいw
この一枚板を見たときに、ああ。やっぱり一枚板の姿見がいいな。。とか思っちゃったので。。
旅行帰りに強引に一枚板を奪取して持って帰ることに(笑)
なぜかギリギリ収まってしまうところが。。笑えますw
今回は、完全に無加工の一枚板なので、磨くところなどからすべてやらねばなりませんw
ホームセンターで持ち込みなので、ただではないですが、さすがに家ではできないので、カットとか大規模なやすり掛けは、ホームセンターの工作室を仮て(有料)で作業します。
まずは丸鋸でも一回では歯が貫通しないので両面から葉を入れて、くりぬきつつ、鏡を抑える段組みを同じく丸のこでざっくり作ります。
なので、コーナー部分は歯が通りきらないので、丸く残っています。
とりあえず、ざっくり平刀でコーナーの落としきれなかった溝を彫りこんでおきます。
ここからが、全行程の9割9分をしめる艶出しのやすり掛けと調整。とにかく、つやつやになるまでやすり掛けながら、鏡がきちんと収まるように、並行を出しながら、枠の形を整えていきます。
メインで使う嫁も必死に削ってますw
そして、削ること1か月くらい。。(よくやったわw)
やっと納得いく、光沢の削りができました。。
長かった(汗)
側面の節の部分も全部きれいにけずっているので、これを見てるだけでもうっとりしますw
手動でやっている分、節の複雑な凹凸の形状も残すとことができるので、より原木に近い質感が出ます。
で、仕上げ。今回は前回の失敗をしないように、オイルステン仕上げにすることにしました。
せっかくがっつりやすりをしたので、表面の質感を残しつついい感じになるはず!
で、ベランダで塗装w
狭いですがギリギリ塗る作業スペースもあるのでまあ行けるでしょうw
狙い通りの色がでましたね!
もう、細部を見るだけでうっとりしてましたw
この節の部分最高!
とか言いながら(笑)
ほんと、努力が報われるってこういうことですね~(違うか?w)
で、鏡はできたのですが。。
まあよく考えれば、初代が倒れたのも同じ形状で、さすがに、猫もいることで、倒れたときに下敷きになったら。。。と考えるとさすがに怖い。
が、設置し対面がコンクリ面でアンカーが入らないので、どうしようかすごい悩んだのですが、
結果。こうなりましたw
裏にぺニアを家具と家具の間を渡すように固定して、その上から木ブロックの飾り(というか目隠し)をいれて、鏡を固定しています。
元の重みもあるので、まあ、倒そうにも倒れません。
欠点としては。。。
全く動かせませんがまあいいでしょうw
その時はその時です!
とにかく渾身の努力賞!
それが、姿見三号なのです(笑)