1F小部屋の壁面を覆う書棚。もともと天井まで届く本棚ってなんかポッター感もあってあこがれもあったのでせっかくなんで天井までそそり立つ書庫を作ろう!
◯設計(2024/01)
ざっくり、形てきにはこんな感じなのですが、壁面にフィットさせるためには、寸法を測りながら周りの干渉する化粧板の位置を確認していきます。 中央にギターを収めるところから位置と寸法を決めていきます。縦軸の板を今回は天井付近まで立ち上げて壁面前面を書庫にしていく予定。
1Fの小部屋は夫婦の趣味の部屋。そんな夫婦の趣味を詰め込む収納にしたいのです。 天井までの書庫とギターの壁掛けスペースを作りつつ、室内工具も入るような収納も備えて。。と初めは簡単な本棚からだんだんいろんな要望とアイディアから複雑系になりつつあるのですが、とりあえず作っていこうかとw
◯下準備(カフェ板での材料づくり)
今回も長尺になるので、カフェ板で材料を作っていこうかと思います。安価なカフェ板ですが、まず「材料」とするまでが、本当に大変なのでその過程についてちょっと詳しく解説w
今回材料を仕入れたときに、本当は4mのカフェ板が10枚必要だった(2枚1組で使って5枚の材料にしたかった)のですが、4mが5枚しか在庫がなかったので、4m5枚と、2m10枚を購入して、結合しながら作ります。
が、これマジ大変でした(汗)
まず、2mの板を結合するのですが、当然木工ボンドだけではつかないので、側面から斜めにビスを打ち込んで固定します。これでできた4mの材料と4m1枚の板を結合するので、ビスの打ち込み部分は見えなくなります。
4mの板と、2mをつないだ4mの板をさらに木工ボンドでつないで圧着させます。
1,2枚だけだとまだいいのですが、5枚を一気にやるとさすがに圧着が甘くなるのと、そもそもこんだけ積み上げながら接着してくのが無理があったのかもしれない(汗)
翌朝。なんとか1枚の板として接合はできたので作業台に乗せて作業開始です。
まず、ボンドがふき取り切れない部分については、彫刻刀やカッターを使ってボンドを削っていきます。
ボンド跡をとったら、かんなで多少できる板同士の段差を慣らしていきます。
カフェ板の特徴のこのほぞは、1枚の板の材料としてはいらないのでカットします。
丸鋸でカットですが、さすがに4mあると木くずも半端ないですw
どうしても、板同士の長さに個体差があるので、耳の部分もカットします。
ほんと、この定規は精度が出やすいので使いやすい。
これで、ようやく約4mx40cm(弱)x3cmの材料ができます。これを5枚両面なので、結局ここまでの作業をx10回することになるので、5枚作るだけでほぼ1日終了に近くなりますw
と、長くて厚みも十分あるカフェ板ですが、まず材料とするにとんでもなく手間がかかります。ここからさらにカットや研磨、オイル塗装で再度研磨・・と長い道のりの第一歩なだけですが、すでに結構疲れてます(笑)
材料になってからのカットは、袖板や飾り木などの厚み、針の部分などの凹凸を考慮しながら丸鋸とのみで堀を入れます。
ぱっと見できてる感ありますが、ただ単にカットした板を並べてみただけですw
天井付近を見るとわかりますかね??
飾り木などがある部分が干渉しないように掘ったところがぴったりくるので、おさまりは神フィット!これこそDIY、ワンオフの醍醐味ですよ。。が、まだまだ塗装も微調整も何もしてないのですが、すでに休日も終わりタイムオーバー。うーん。また翌週頑張りましょうかね(^^A
◯材料の研磨と塗装
朝、電動工具を動かせる時間になる前に、部屋から材料を持ち出して作業の準備w
カットして、カンナでざっくり造形はしています。
棚受けの余りをくっつけて、さらに棚受けを作っています。材料ももったいないですし、目立たない箇所の棚受けにします。
材料の細かな加工をしながら横で、妻に研磨をお願い中w
棚受けのレールを埋め込むために、まず丸鋸で縦のラインに切り込みを入れます。
トリマーで筋に沿って5mmほど彫り込みます。
サイズ合わせにレールを乗っけてみました。
いい感じに面がそろっています。
2本の書棚分で両面4枚、計8本のレールの溝を彫りこみました。なれると早いのですが、意外と時間がかかった(汗)
サンダーで圧着した板を磨いていきます。
継ぎ目も平らになるように研磨しましたが、まだ#120番。この後240番で仕上げないと(汗)
結局#120で研磨してこの日はタイムアップ。
微妙に雨も降っていたので、焦って撤収wこういう時シェード付きのパーゴラがあるといいですね!
朝は冷えて木材に霜が降りてしまうので、翌日に備えて養生しておきます!さて。。明日は#240で磨いてからオイルフィニッシュ。。ようやく塗の工程に入れそうです。
翌日#240で塗装前の研磨。
#240まで来ると表面の艶もでてくるし、手触りもだいぶスベッとしてきます。
#240で研磨が終わったものから妻が塗装を開始。今回は、ワコタのダークウォルナットとクリアを混ぜてかさまししています(笑)
一度塗がおわって、少々乾かしたら、今度は耐水#400のペーパーで塗りながら研磨。これが仕上がりの手触りを圧倒的に変える工程。地味に面倒ですが、今日は妻が全力で出動できたので、なんとか終わりました。
日が落ちかけたころギリギリ終了。
できれば、1週間くらいは野外で干したい(汗)きちんと乾燥させないと部屋の中がオイルのにおいで充満してしまいます
何とか塗の工程を終えました。
基本的な材料はおおむねそろいました。まだ、組み立て後に測るものもあるので、来週はとりあえず組み立ててみますかね。
〇組み立て (2024/2/17-18)
棚受けを付けます。接合はしていまっせんが、部材ごとの多少の高低差があるので、仮置きしてから、水平器で水平を見ながら取り付けます。
ざっくり、仮置きしてみましたが、おさまりはいい感じですね。
棚を付けるのですが、まずは躯体として安定するように2枚はビスで固定します。ただ、奥から2番目だけは固定しません。
ギターを吊り下げる木材をほぞで、支えるのですが、固定してしまうとはめれなくなってしまうから。。
こういうぴったり家具は組み立ての工程も考えながら作らないと、側面や背面に回れないので、パズルのような組み立て方になりますw
前のマンションでダイニングテーブルの天板としていた、ウォルナットの天板。使い道を考えていましたが、書庫の天板に加工してみることにしました。
天板には電源を追加するので、電源ユニット用のカットラインを書いておきます。
まずは天板をカットしていきます。
ほぞにはめ込むので、コーナーもきちんと処理をしておきます。
うまくカットできました。
タップを入れ込む穴と、カバーをはめ込む溝をトリマーで切り抜きます。
天板はほぞに入れ込むのですが、ぴったり!
電源ユニットもねじ止めをして
カバーを付けてジャスとフィット!
天板の上のギター用フックを付ける板もウォルナットテーブルの破材から作っています。
ギターフックを取り付けてみたら。。
おおお。完成ではないのですが、ものすごいテンションがあがりましたw
棚も付けたし、天板の下の収納棚も固定してざっくり実用レベルになりましたw
ギターフックのウォルナット材は、端の部分を妻が彫刻刀で粗削りに仕上げてくれて、質感がすごい良くなりました!
〇追加棚と扉(2024/2/25)
さて、ギターラック下の収納場所はそのままでもいいのですが、工具などを入れてごちゃつく場所なので、扉を作ろうかなと。
追加の部材と合わせて、前のマンションのDIY家具を分解して取得したサーモウッドをリビルドして扉に再利用します。
今回ジョイントカッターを使うので、ざっくり並べて部品に番号を付けておきます。
出ないと、穴をあけてからわからなくなると、ほぼ解読不能なパズルが出来上がってしまう(笑)
つなぎ目の墨を入れて準備完了。
墨線に沿って、ジョイントカッターを入れ込みます。
キチンと押さえないと、高低差の合わない穴ができてしまうので、ぐっと。。押さえます。
カッターを入れた後。さすが工具でやるときれいに開きますねwここに、ビスケットを差し込みます。
こんな感じねww
ビスケットは、ボンドを吸い込んで膨張するので、たっぷりボンドをほぞに落とし込んで、ガッシャンしますw
はみ出たボンドを軽くきます。
最後に圧着しますが、板が薄いのに4連とかにするので、がっつり圧をかけると、ぐにゃっと行くので、挟み込むようにも圧をかけないといけませんw
板はそこまで長くもないので、1クランプでいいかとwむしろ面をきれいにしないといけないので、ぐにゃっと防止の圧をかけま。
接合後、再利用の板なので、ビス跡を消します。
ビス跡にボンドを流しておきます。
はみ出たボンドはふき取ります。穴の中にボンドが残れば良しとしよう。
同じ面ですが、ボンド跡はかなり目立たなくなるかなとw
サーモウッドは、個体差はありますが、比較的プレナーの跡が残りやすいので、これをラムサンダーで削ります。
やっとこ塗りに入れる精度になりましたw
最後にオイルフィニッシュでクリア塗装。
ちなみに、左が未塗装のカフェ板、右側が1回目塗りのカフェ板。中央がサーモウッドにクリアなのですが、やっぱりワンランク上の仕上がりをするなーと。
1日ほど乾かして、ドアヒンジを付けていきます。
このドアヒンジは調整が少ないのですが、それほど大きなドアでもないので比較的正確についたかな。
取っ手は、これまた、以前作成したクローゼットの一部の取っ手を再利用。この扉にはちとでかいので、半分にして観音開きの取っ手にしよう。
取っ手は単純にねじ止めしています。
片方つけてみましたがイイ感じです!
もう片方もつけて、扉の完成です。まあ、雨の日にのんびりやったので、扉の取り付けだけで半日かかり。
木くずが半端ないので、新聞を敷いていますが。。まあ狭い部屋なので外のDIYのありがたみは感じますw
最後に裾板を付けるために、タボで固定する穴をあけます。こういう変形ジョイントがあると、電動インパクトでは水平に入らない穴もあけれて便利です。
片側あけた穴に、タボ用のマーカーを差し込みます。
これに接合側の板をギューッと押し当てると。
あら不思議、ちょうどいい場所にはめる側のタボ穴をあける印が付くのです。(便利)
反対側もマーカーに合わせて穴をあけて。
タボを埋め込んでいざ結合!
やはり安心のタボマーカー。穴の位置はピッタリ合います。
ぐっと押し込めば出来上がり!
イイ感じで扉が出来上がりました。
ごちゃごちゃですが、ようやく室内用の工具やら材料やらギターのアンプやら。。まだ整理ついてませんが、入れる場所ができたw
うーん、いいかんじですねー。
まだ、天板がたりないし、細かい所の工作ができてないのですが、もう少しで完成が見えてきたかな~。イイ感じに収まって結構満足ですが跡ひと踏ん張りですw
中仕切りとなる板が少なかったので、改めて3枚ほど追加で作成しました。
って、簡単に書いてるけど、やっぱりカフェ板なので購入→接合→成形→研磨→切断→塗り。。と地味な作成過程を経ていますw
ざっくり、中仕切りを置いてみましたが、結構整ったかな!?
後は、ちょっとしたスポット証明と配線の処理。あと、もう1つくらい電源を使いやすい場所に移設してもいいかな。。とか。
あともう少しかな!?(2024//3/2)
★つづく
フォローお待ちしてます。
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〇追加棚と扉