今日は敬老の日,熊本では藤崎宮の秋の例大祭の日でもある.
神輿に付き従う随兵行列の後に続く馬追い神事に参加するため,午前6時前から,市内のあちこちから湧き出るように藤崎八幡宮に向かって集まってくる.新屋 敷は藤崎宮とは白川をはさんで対岸に位置するため朝早くからにぎやかである.金属性の大音響のラッパや太鼓による独特のリズムに乗って踊りながら街中を練 り歩き,午後8時くらいまで続く熊本最大の祭りである.
そのようなわけで寝不足気味のところへ,町内自治会の世話人が”祝敬老”と書かれた茶と赤飯を届けてくれた.
対象者は70歳以上と言っていたが,自分がそのグループに仲間入りしたことを自覚するのに少々時間が必要であった.
ところで,老人が行方不明になっていることが話題になっているが,私の住んでいる熊本市新屋敷の町内では70歳以上の老人がどこに住んでいるか把握しているようである.
熊本も来春には新幹線が開通するが,若者が都会に向かってに吸引されるだろう.地元には老人ばかりが残り,挙げ句の果ては大都会で見られるような無縁社会?が出現するなんてことにならないことを祈りたい.
(平成22年9月20日)