今年の夏は,連日35℃を超える日が続いているため,屋外での活動は無理であり,屋内でできる表題の作業を行った.これらは,5年前にやりかけたものの,再就職のため先延ばししていた懸案事項であったが,どうにか解決法を見いだすことができた.
1)昔のフィルム写真をデジタル化
ネガフィルムが残っている場合は,フィルムスキャナー(Nikon製 COOLSCAN III)で取り込んだ.
写真しかない場合は,一般的な家庭用スキャナーで取り込む.
色あせた写真は画像の輝度,コントラスト,色相を調整できるソフトで補正した.Photoshop(簡易版)でもよい.カビやキズも消すことができるので見違えるように補正することができる.
注)COOLSCAN IIIは1993年当時の販売価格が10万円の装置であるが,SCSI接続のため使用していなかったが,SCSI-USB変換アダプタを用いれば MacOSXのクラシック環境で使用できることが判った.最近は安価な機種(1万円程度)が市販されていて,問題なく使えるそうである.
2)カセット録音した音楽をデジタル化
音楽テープは,アナログ音源をデジタル化するUSBオーディオキャプチャーユニット『PCA-ACUM』(デジ造音楽版 for Mac)(PCA-ACUM) 価格 5980(円) を使用した.高速に処理することはできないので,音楽を聞きながらデジタル処理し,順次ハードディスクに書き出すというイメージである.
3)8ミリビデオで撮った映像のデジタル化
DVDライターVRD-MC5 (VRD-MC5) 価格 21714(円) を使用し,DVDに書き出した.テープ切れや再生装置の劣化,製造中止を心配する必要がないので精神衛生上非常によい.
すべてMacのOSX環境で行ったが,Windowsでも同様に行える.最近はデジタル化を内職にしている人もいるようである.大きな声では言えない が,昔のVHSの映画などもDVDに変換しておくとコンパクトに整理できる.VHS再生機が消えてなくなる時代であるから,個人の趣味なら許してもらえる と勝手に判断している次第である.
DVDに保存されたファイルはVOB形式でありパソコンではいじれない.HandBrakeでMP4ファイルに変換し,iMovieで編集(切り貼り,タイトル挿入など)を行った.
日本語対応版のHandBrakeの場合,生成したmp4ファイルを動画ファイルとして認識しないことがあるので,英語版の利用を勧めたい.
(平成22年9月1日)