先日,これまで使用してきたインターホンを玄関から門柱に移しテレビドアホンに交換した. その際, 家のどこに居ても対応できるように無線子機も導入した.
追記(2021.5.24)
長寿命製品 VL-SW231KL 2010年9月購入
門扉に取り付けた玄関子機は風雨に晒されている.
ところが,テレビドアホンは正常に動作するのに, 無線ルーターが途切れる障害が発生するようになった. テレビドアホンのマニュアルを見ると注意書きがあ り, 3メートル程度離して上下に設置するように書いてあった. 最近は, 書いておかないと後で問題になることを恐れ, マニュアルには必要以上にいろいろなこ とが書かれているので, かえって目立たない.
2.4~2.4835 GHzの電波を使用しているためであり, 下記の機器と干渉する恐れがあるとのことである.
●電子レンジ
マイクロ波の周波数は2.450MHz
●無線LAN機器 (ルーター・AV機器・防犯機器など)
ルーター(IEEE802.11g)は 2.412GHz~2.472GHz (中心周波数表示)
●ワイヤレスAV機器 (テレビ・ステレオ・パソコンなど)
デジタルコードレス電話は2.4GHz帯
結論として, これらの機器に対して対策を講じていない古い無線ルータは使えないということである. 同じメーカの新しい無線ルーターと交換したら電波が途切れることはまったくなくなった.
家庭内にも知らないうちにいろいろな電波が飛び交っている. 自宅二階の書斎でPCのスイッチを入れると周辺隣家の無線ルーターの電波を6個くらい検出する始末である.
電波が枯渇すると言われて久しい. テレビの地デジ化もその対策の一環であることを思い出した.
OSのレベルが上がるとその上で動くアプリケーションも同時にグレードアップしないと問題が起るのと同様に, 無線を使用する機器の場合, 周辺の機器までも意識しなければならない典型的な事例のひとつである.
(平成22年9月20日)