検証130

[本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。本ページで検証するサイトは「検証119」で検証したコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) 以下の20個のサイトおよび「検証123で検証した20以上のサイトと部分的に明らかに似ており、同じグループによって同じテンプレートから立ち上げられたサイトの可能性が高いです。さらに「検証143」でも同様に同じテンプレートから量産されたと考えられるサイトについて検証しています。またこれらのよく似たサイトの幾つかではネットを介した投資勧誘が行われていることが確認されており、本項で検証するサイトも危険なサイトである疑いが極めて濃厚です。

削除の解除の再検討をお願いします。→ 姉妹サイト雑記0


このサイトは最近、ニュースで頻繁に報道されているいわゆるSNS型投資詐欺、非常に被害者が多い中国系の詐欺グループと戦っているサイトです。このブログを削除 (閲覧不能) にしているのは詐欺グループに味方するも同然です。プラットフォーム企業としての社会的責任を考慮して頂けるよう配慮をお願いします。尚、このページで検証したサイトは2024年3月現在で大半が閉鎖されています。上にも書いたように同じテンプレート由来と思われるサイトはその後も続々と確認されており、まともな投資サイトだったとは思えません。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証68ページ目です。「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。


BITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitidky.com/mobile/#/)

●BITOKMAX (https://bitokmax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitokmax.com/mobile/#/)

●BITOKMAX (https://www.xk3.cc/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xk3.cc/mobile/#/)

●DBSXpro (DBSXプロ https://dmzdbsx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://dmzdbsx.com/mobile/#/)

●Water chain (ウォーターチェーン https://waterchainex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://waterchainex.com/mobile/#/)

●Crypto TXN (EU) (クリプトTXN (EU) https://cryptotxneu.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cryptotxneu.com/mobile/#/)

●CBX (https://cbx-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cbx-coin.com/mobile/#/)

●CBX (https://www.bitmartapp.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.bitmartapp.com/mobile/#/)

●BET (https://bet-coinx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bet-coinx.com/mobile/#/)

●BET (https://bitidky.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitidky.com/mobile/#/)

●BET (https://www.xk3.cc/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xk3.cc/mobile/#/)

●tether (テザー https://www.tetherusdtexm.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.tetherusdtexm.com/mobile/#/)

●tether (テザー https://cointetherusdt.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cointetherusdt.com/mobile/#/)

●tether (テザー https://tetherusdtex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tetherusdtex.com/mobile/#/)

●SGX coin (SGXコイン https://sgxcoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://sgxcoins.com/mobile/#/)

●ICE (https://iceuscoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://iceuscoin.com/mobile/#/)

●Fidelity DEX (フィデリティDEX https://fidelitydexnx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://fidelitydexnx.com/mobile/#/)

●Q JEXM (https://qjexm.com/app/#/、スマホ用サイト:https://qjexm.com/mobile/#/)

●coinberry (コインベリー https://coinberryup.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coinberryup.com/mobile/#/)

●crypto (クリプト https://cryptomaxc.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cryptomaxc.com/mobile/#/)

●TGI Invest (TGIインベスト https://tgl-invest.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgl-invest.com/mobile/#/)

●Evolution Int (エボリューション Int https://evolutionints.com/app/#/、スマホ用サイト:https://evolutionints.com/mobile/#/)

●JPX (https://jpxtradeups.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtradeups.com/mobile/#/)

●JPX (https://jpxtrademax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtrademax.com/mobile/#/)

●JPX (https://jpxtradefx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtradefx.com/mobile/#/)

●Coinverse (コインバース https://coinverse-nft.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coinverse-nft.com/mobile/#/)

●ASX (https://asxcoinmaxs.top/app/#/、スマホ用サイト:https://asxcoinmaxs.top/mobile/#/)

●OKX (https://www.gcbtc.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.gcbtc.com/mobile/#/)

●BINANCE (バイナンス https://bawallet9.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bawallet9.com/mobile/#/)

●BINANCE (バイナンス https://bkcrstowallet.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bkcrstowallet.com/mobile/#/)

●BINANCE (バイナンス https://bkcrptowallet.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bkcrptowallet.com/mobile/#/)


まず以下の8つのサイトをまとめて検証します。

●BITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitidky.com/mobile/#/)

●BITOKMAX (https://bitokmax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitokmax.com/mobile/#/)

●BITOKMAX (https://www.xk3.cc/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xk3.cc/mobile/#/)

●DBSXpro (DBSXプロ https://dmzdbsx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://dmzdbsx.com/mobile/#/)

●Water chain (ウォーターチェーン https://waterchainex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://waterchainex.com/mobile/#/)

●Crypto TXN (EU) (クリプトTXN (EU) https://cryptotxneu.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cryptotxneu.com/mobile/#/)

●CBX (https://cbx-coin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cbx-coin.com/mobile/#/)

●CBX (https://www.bitmartapp.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.bitmartapp.com/mobile/#/)

最初のBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) はYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の7つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。その後、この検証を書いた後ですが、表題7番目のCBX (https://cbx-coin.com/app/#/) についてもYahoo知恵袋に被害者からと思われる質問投稿が出ています。

まず最初のBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) に関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年2月7日投稿

勧誘の経緯が分かりませんが、日本人とのハーフと自称する人物にBITOKMAXでの投資を勧誘されたようです。「検証63」の冒頭で説明したように日本語が不自然なことをごまかす為に勧誘役が帰国子女とか日本人ハーフを自称するケースは多いです。

次にこの検証を書いた後でやはりYahoo知恵袋に出てきた表題7番目のCBX (https://cbx-coin.com/app/#/) に関する質問投稿も引用します。

2023年4月4日投稿

SNSで知り合った人物に勧誘されて入金してしまい、警察に行くつもりということで既に出金出来なくなっているようです。そして最後にURLアドレスが記されています。恋愛感情を利用した勧誘ではなかったということですがおそらくは典型的とも言える被害事例かと思われます。

とにかく表題に掲げた8つのサイトについてまずPC用サイトの冒頭部のキャプを順に示します。

▼BITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

▼BITOKMAX (https://bitokmax.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

▼BITOKMAX (https://www.xk3.cc/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

▼DBSXプロ (https://dmzdbsx.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

▼ウォーターチェーン (https://waterchainex.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼クリプトTXN (EU) (https://cryptotxneu.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼CBX (https://cbx-coin.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼CBX (https://www.bitmartapp.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

これら8つのサイトの冒頭部は互いによく似ています。特に3つのBITOKMAXというサイト、2つのCBXというサイトは互いに全く同じで異なるのはURLアドレスだけのように見えます。

さらにこれらのサイト冒頭部はこのページの最初に書きましたが「検証119」で検証した20個のサイトや「検証123」で検証した20個以上のサイトの冒頭部と似ているようです。比較の為に「検証119」で検証したサイトの中からETF (https://etf-coin.org/app/#/)、「検証123」で検証したサイトの中からはBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) というサイトの冒頭部のキャプ画像を再掲します。

▼ETF (https://etf-coin.org/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

Banceverse (https://banceverse.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

本項で検証対象としている8つのサイトは冒頭部の比較において特にBanceverseの冒頭部と特に似ているようです。ちなみにこのBanceverseというサイトについては「検証123」で説明したようにYahoo知恵袋に「SNSで知り合ったママ友」に投資を勧誘されているという投稿が出ています。

次に本項の検証対象である8つのサイトについてスマホ用のサイトのキャプを示します。

▼BITOKMAX スマホ用サイト (https://bitidky.com/mobile/#/) → 左下

▼BITOKMAX スマホ用サイト (https://bitokmax.com/mobile/#/) → 右下

▼BITOKMAX スマホ用サイト (https://www.xk3.cc/mobile/#/) → 左下

▼ウォーターチェーン スマホ用サイト (https://waterchainex.com/mobile/#/) → 右下

▼DBSXプロ スマホ用サイト (https://dmzdbsx.com/mobile/#/) → 左下

▼クリプトTXN (EU) スマホ用サイト (https://cryptotxneu.com/mobile/#/) → 右下

▼CBX スマホ用サイト (https://cbx-coin.com/mobile/#/) → 左下

▼CBX スマホ用サイト (https://www.bitmartapp.com/mobile/#/) → 右下

これらスマホ用のサイトについてもやはり8つのサイトが互いに明らかに似ています。またこれらのスマホサイトでも「検証119」「検証123」で検証したサイトと似ているようです。比較の為にここでも「検証119」で検証したサイトの中からはETFのスマホ用サイト (https://etf-coin.org/mobile/#/) のキャプを左下に、「検証123」で検証したサイトの中からはBanceverseのスマホ用サイト (https://banceverse.com/mobile/#/) のキャプを右下に再掲します。

本項で検証している8つのサイトの内、特にクリプトTXN (EU) および2つのCBX、計3つのスマホ用サイトがBanceverseのスマホ用サイトと特によく似ているようです。

PC用のサイトの比較に戻って比較を続けます。冒頭部に続いては仮想通貨の相場情報を示す部分があり、次いでサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分が出てきます。この部分は本項で検証する8つのサイトで互いに殆ど同じなので以下には表題最初のBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) のキャプを示します。

そして比較の為に再び「検証119」で検証したサイトの中からETF (https://etf-coin.org/app/#/)、「検証123」で検証したサイトの中からはBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) というサイトの相当部分のキャプ画像を以下に順に再掲します。

この部分については「検証119」「検証123」で検証した計40個以上のサイトと本項で検証している8つのサイトが互いにほぼ同じです。違いは上のキャプで一番上に

>Why BITOKMAX?

>Why ETF?

>Why Banceverse?

とサイト名が書いてある部分だけです。

さらに以下では表題最初のBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/)「検証119」で検証したETF (https://etf-coin.org/app/#/)、「検証123」で検証したBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) という比較対象としてきた3サイトのスマホ用アプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを順に示します。

この部分にはサイト名も出てこないので3つのサイトからのキャプ画像が互いに全く同じに見えます。また本項で検証対象としている8つのサイト全てについてこの部分は全く同じです。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたがやはり殆ど開示されていません。脚注部分に記されているメールアドレスが唯一の連絡先情報のようです。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

BITOKMAX (bitidky.com) info@bitokmax.com

BITOKMAX (bitokmax.com) info@bitokmax.com

BITOKMAX (www.xk3.cc) info@bitokmax.com

DBSXプロ (dmzdbsx.com) info@dbsxpro.com

ウォーターチェーン (waterchainex.com) customerservice@waterchainex.com

クリプトTXN (EU) (cryptotxneu.com) info@cryptotxneu.com

CBX (cbx-coin.com) info@cbx-coin.com

CBX (www.bitmartapp.com) info@cbx-coin.com

3つのBITOKMAXのサイトのメールアドレスは同じです。同様に2つのCBXというサイトのメールアドレスも互いに同じです。同じグループによるサイトであることは間違いなく、複数の同じ名称の明らかにコピペで作られたサイトが存在することは異様としか思われません。

さらに例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日、アップデート日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 アップデート日

BITOKMAX (bitidky.com) 2013年3月1日 2023年1月19日

BITOKMAX (bitokmax.com) 2023年1月18日 2023年2月15日

BITOKMAX (www.xk3.cc) 2019年12月6日 2022年8月19日

DBSXプロ (dmzdbsx.com) 2016年7月18日 2023年1月5日

ウォーターチェーン (waterchainex.com) 2023年1月6日 2023年1月6日

クリプトTXN (EU) (cryptotxneu.com) 2023年1月2 2023216日

CBX (cbx-coin.com) 2023年1月3日 2023年2月17日

CBX (www.bitmartapp.com) 2022年7月19日 2023年2月4日

2013年、2016年、2019年とかなり登録から年数が経過しているサイトもありますが、いずれもアップデート日は新しいです。以前は別の目的で使われていた中古ドメインを購入してきて使い回している可能性が考えられます。そして8つのサイトの内、5つのサイトのドメインは2023年になってから登録された新しいサイトです。ところがこれら非常に新しいサイトの記述には登録日が非常に新しいことと矛盾する記述があります。

例えば表題5番目のウォーターチェーン (https://waterchainex.com/app/#/) はWho Is 情報によれば2023年1月6日に登録・開設された非常に新しいサイトです。この検証は2023年2月中旬に書いており、開設から1が月半ほどしか経過していません。ところがウォーターチェーンのサイトのNewsという項目には以下のような記事があります。左下が原文、右下がGoogle翻訳による日本語訳です。

日本語訳の文章を以下に書き出します。

>Water Chain は、デリバティブ取引の成長で 300% 以上を記録

>世界をリードする仮想通貨取引所であるウォーター チェーンは、2022 年 2 月 28 日の時点で、プラットフォームのデリバティブ取引高が過去最高の 86 億 9000 万ドルに達したと発表しました。これは、前年比 300% 以上です。CoinMarketCapによると、Water Chainは取引量でも世界第5位にランクされています。

2022年2月に取引高が前年比300%以上に達したというのですが、この文章が正しいならばウォーターチェーンは2021年2月には営業していなければおかしいです。しかしWho Is 情報ではサイトが開設されたのが2023年1月なのですからサイトが開設されるほぼ1年前に前年比300%以上の出来高を記録したということになり、どう考えてもおかしいです。

また仮想通貨データーベースのCoinMarketCapでウォーターチェーンが取引量で世界5位にランクされたとありますが、CoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) の取引所リストを探してもWater chain (ウォーターチェーン) という取引所は見当たりません。

そもそもCoinMarketCapで取引量が世界5位にランクされたという記述があるのはウォーターチェーンのサイトだけではなく、本項で検証した8つのサイト全てに同じ記述があります。例えば以下は表題最初のBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) の相当部分のキャプ画像です。やはり原文とGoogle翻訳による日本語訳を示します。

やはり日本語訳の文章を以下に書き出します。

>BITOKMAX はデリバティブ取引で 300% 以上の成長を記録

>世界をリードする仮想通貨取引所 BITOKMAX は、2022 年 2 月 28 日の時点で、プラットフォームのデリバティブ取引量が過去最高の 86 億 9000 万ドルに達したと発表しました。これは、前年比 300% 以上です。CoinMarketCapによると、BITOKMAXは取引量でも世界で5位にランクされています。

この文章はウォーターチェーンの記述とサイト名の部分が入れ替わっているだけです。BITOKMAXもウォーターチェーンもCoinMarketCapで取引量世界5位にランクされたことになっているのです。取引量のランキングは頻繁に入れ替わりがあるでしょうけど全く同じ文章で世界5位にランクされたというのはおかしいですし、そもそもCoinMarketCapに登録がないのですから話になりません。またBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) とウォーターチェーン (https://waterchainex.com/app/#/) のサイトについてアクセス状況を調べてみた結果を以下に示します。

いずれのサイトについても1日当たりの独立訪問者数とか月間のアクセス数といった項目が検出限界以下という結果になっています。キャプは省略しますが本項で検証対象にしている8つのサイトについてはいずれも検出限界以下のアクセスしかないという同じ結果になります。CoinMarketCapで取引量世界5位にランクされたという記述は全くのデタラメとしか思われません。

改めて結論するまでもなく、これらのサイトは到底信頼できるサイトとは思われません。同じテンプレートから大量にサイトが量産されており、連絡先情報などの開示は明らかに不充分、不適切ですし、ライセンス情報もありません。サイトの記述も矛盾が多くて信用出来ません。そしてこの検証を書いた際に危惧していた通り、既に引用したように表題7番目のCBX (https://cbx-coin.com/app/#/) について被害が発生しているようです。

これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


※付記

本項で検証したサイトの内、2つのサイト、BITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) とBITOKMAX (https://www.xk3.cc/app/#/) がサイト名をBETと変更したようです。次項で再検証しているので参照してください。


●BET (https://bet-coinx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bet-coinx.com/mobile/#/)

●BET (https://bitidky.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitidky.com/mobile/#/)

●BET (https://www.xk3.cc/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xk3.cc/mobile/#/)

●tether (テザー https://www.tetherusdtexm.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.tetherusdtexm.com/mobile/#/)

●tether (テザー https://cointetherusdt.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cointetherusdt.com/mobile/#/)

●tether (テザー https://tetherusdtex.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tetherusdtex.com/mobile/#/)

●SGX coin (SGXコイン https://sgxcoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://sgxcoins.com/mobile/#/)

●ICE (https://iceuscoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://iceuscoin.com/mobile/#/)

●Fidelity DEX (フィデリティDEX https://fidelitydexnx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://fidelitydexnx.com/mobile/#/)

●Q JEXM (https://qjexm.com/app/#/、スマホ用サイト:https://qjexm.com/mobile/#/)

●coinberry (コインベリー https://coinberryup.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coinberryup.com/mobile/#/)

●crypto (クリプト https://cryptomaxc.com/app/#/、スマホ用サイト:https://cryptomaxc.com/mobile/#/)

●TGI Invest (TGIインベスト https://tgl-invest.com/app/#/、スマホ用サイト:https://tgl-invest.com/mobile/#/)

●Evolution Int (エボリューション Int https://evolutionints.com/app/#/、スマホ用サイト:https://evolutionints.com/mobile/#/)

●JPX (https://jpxtradeups.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtradeups.com/mobile/#/)

●JPX (https://jpxtrademax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtrademax.com/mobile/#/)

●JPX (https://jpxtradefx.com/app/#/、スマホ用サイト:https://jpxtradefx.com/mobile/#/)

最初のBET (https://bet-coinx.com/app/#/) というサイトはYahoo知恵袋に被害報告が出てきたサイト、それ以外の16個のサイトは画像検索で見つけてきた同じテンプレート由来と考えられるサイトです。(後に表題13番目のTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) についても以前にYahoo知恵袋に質問が出ていたことに気が付きました。このTGIインベストに関する質問については本項末の付記に書いてあります。)

但し、2番目のBET (https://www.bitidky.com/app/#/)、3番目のBET (https://www.xk3.cc/app/#/) は上で検証したBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) とBITOKMAX (https://www.xk3.cc/app/#/) というサイトとURLアドレスが同じであることに気が付きました。これら2つのサイトはサイト名をBITOKMAXからBETに変更したサイトということになります。

そしてこれらのサイトは上で検証した8つのサイトや「検証119」「検証123」で検証した一連のサイトとも同じ系列と思われます。まず最初のBET (https://bet-coinx.com/app/#/)というサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年5月8日投稿

Instagram経由で接触してきた自称・オーストラリアと日本のハーフの美女から叔母がハーバード大学で投資について勉強したので必ず儲かるなどと勧誘されてBET (https://bet-coinx.com/app/#/) での投資を始めてしまい、数字の上では利益が出ていることになっていたものの出金しようとすると両替費用、口座の認証費用、税金などの名目で次々と追加入金を要求され、出金出来ないという状況に陥っているようです。勧誘の経緯や出金しようとすると意味の分からない名目で追加入金を要求されたことなどまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる手口と合致しているように思われます。

さらにこの検証を書いた後ですが、やはりBET (https://bet-coinx.com/app/#/) に関する質問投稿がさらに2件出てきたので引用します。

2023年6月3日投稿

おそらくネットで知り合っただけで実際に会ったことはない自称・韓国人からBET (https://bet-coinx.com/app/#/) での投資を勧誘されているようです。

2023年6月7日投稿

この質問の投稿者もBET (https://bet-coinx.com/app/#/) での投資を勧誘されているようです。勧誘してきた人物や勧誘の経緯については残念ながら情報がありません。

とにかくこれらの投稿にURLアドレスが記されていたBETというサイトにアクセスしてみました。以下にサイト冒頭部のキャプ画像を示します。

BET (https://bet-coinx.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

同様に本項表題2番目のBET (https://www.bitidky.com/app/#/) とその前身であるBITOKMAXという名称だった時のサイト、本項表題3番目のBET (https://www.xk3.cc/app/#/) とやはり改称前のBITOKMAXという名称だった時のサイト、計4枚のキャプを以下に順に示します。

▼BET (https://bitidky.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

BITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

▼BET (https://www.xk3.cc/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

▼BITOKMAX (https://www.xk3.cc/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語]

本項の検証対象である3つのBETという名称のサイトは互いに区別出来ないほど互いに酷似しています。さらにBETに改称する前のBITOKMAXという名称だった以前のサイトと比べても非常によく似ています。変わったのは左上のロゴの部分と右側のイラストの一部、さらにキャプの下部に並ぶ3つのイラスト+説明文の部分ぐらいで例えばメニューバーの項目が「スポットグッズ」先物」デリバティブ」ステーキング」「私の資産」の5つで同じです表示言語の選択肢も英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、香港語の6つで共通しています。

ちなみにBITOKMAXという名称のサイトは上の検証で書いたように3つ確認されていましたが、BITOKMAX (https://bitokmax.com/app/#/) というもう1つのBITOKMAXのサイトは既に閉鎖されているようです。

次に画像検索で見つかってきた残りの14個のサイトについてもサイト冒頭部のキャプを順に示していきます。

▼テザー (https://www.tetherusdtexm.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼テザー (https://cointetherusdt.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

テザー (https://tetherusdtex.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

これら3つのtether (テザー) というサイトの名称やロゴは米ドルペックの仮想通貨であるtether (テザー、USDT) を発行するTether社 (https://tether.to/en/) の名称やロゴを盗用したものと思われます。以下はここで検証しているテザー (https://www.tetherusdtexm.com/app/#/) のロゴ (左下) Tether社 (https://tether.to/en/) のロゴ (右下) の比較です。

▼SGXコイン (https://sgxcoins.com/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、中国語、香港語]

▼ICE (https://iceuscoin.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼フィデリティDEX (https://fidelitydexnx.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Q JEXM (https://qjexm.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼コインベリー (https://coinberryup.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼クリプト (https://cryptomaxc.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼TGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼エボリューション Int (https://evolutionints.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼JPX (https://jpxtradeups.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼JPX (https://jpxtrademax.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼JPX (https://jpxtradefx.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

最後の3つのJPXというサイトの名称とロゴの組み合わせは日本の証券取引所を運営する日本取引所グループ (JPX https://www.jpx.co.jp/) の名称とロゴを盗用したものではないかと思われます。左下がJPX (https://jpxtradeups.com/app/#/) のロゴの拡大、右下が日本取引所グループ (JPX https://www.jpx.co.jp/) のロゴです。偶然とは思えないほどに互いに酷似しています。

本項で検証対象としている17のサイトの冒頭部を互いに比較すると表題最初のBET (https://bet-coinx.com/app/#/) から12番目のクリプト (https://cryptomaxc.com/app/#/) までの12個のサイトは互いにかなり似ています。仮想通貨のロゴが散りばめられた背景画像は互いにかなり似ていますし、

>デジタル通貨取引をすぐに開始

という標語も共通しています。

一方で表題13番目のTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) 以降の5つのサイトは最初の12個のサイトとはこの冒頭部だけの比較ではあまりに似ておらず、また別のグループを形成しているようです。背景画像は強く相場の象徴とされる雄牛 (Bull) の画像になっていて標語も5つのサイトに共通して

>さまざまな CFD 契約、外国為替、貴金属、暗号通貨取引を提供

>世界有数のデリバティブ市場

となっています。最初の12個のサイトでは背景に仮想通貨のロゴが散りばめられていて見るからに仮想通貨取引のサイトという色が濃かったのですが残りの5個のサイトでは仮想通貨も扱っているとしながらも株式とか為替取引を前面に押し出しているように思われます。

但し最初の12個のサイトと残りの5個のサイトで共通性がないわけではなく、例えば表示言語の選択肢やその並び、国旗のアイコンなど明らかに17個のサイト全てで似ている部分もあります。また後述しますが、17個のサイトはこの冒頭部以降のサイトの特長を説明している部分やマルチプラットフォーム対応を説明してい部分などで互いに酷似していてやはり同じグループのサイトであることは間違いないものと考えらえます。

PC用のサイトの相互比較の続きはとりあえず後回しにして次にスマホ用サイトを比較します。まずに示したのが本項の表題最初のBETのスマホ用サイト (https://bet-coinx.com/mobile/#/) のキャプ画像です。

同様に左下が表題2番目のBETのスマホ用サイト (https://www.bitidky.com/mobile/#/)、右下が以前に同じURLアドレスのサイトがBITOKMAXという名称だった当時のスマホ用サイト (https://bitidky.com/mobile/#/) のキャプ画像です。

さらに左下が表題3番目のBETのスマホ用サイト (https://www.xk3.cc/mobile/#/)、右下が以前に同じURLアドレスのサイトがBITOKMAXという名称だった当時のスマホ用サイト (https://www.xk3.cc/mobile/#/) のキャプ画像です。

スマホ用サイトでも3つのBETのサイトは互いに非常によく似ています。一方でBITOKMAXからBETにサイト名が変更された前と後で比較するとスマホ用のサイトについてはかなり変更点が多いですがやはりメニュー項目とかキャプの下半分に見える仮想通貨の相場情報の形式など明らかに似ている部分が認められます。尚、3つのBETのサイトを確認してみましたが、BITOKMAXという名称からBETに改称したことについての記述は全く見当たりません。どういう理由で改称が行われたのか想像するしかありませんが、BITOKMAXについて被害者などから悪評などが出てきたことへの対応として改称が行われた可能性が考えられるかもしれません。

さらに残りの14個のサイトについてもスマホ用サイトの比較を続けます。

まず表題4番目、5番目の2つのテザーという名称のサイトを示します。左下が4番目のテザーのスマホ用サイト (https://www.tetherusdtexm.com/mobile/#/) のキャプ、右下が5番目のテザーのスマホ用サイト (https://cointetherusdt.com/mobile/#/) のキャプです。

これら2つのtether (テザー)という名称のサイトはやはり互いによく似ていますが日本語で示されている範囲に違いがあるようです。

次は表題6番目のテザーのスマホ用サイト (https://tetherusdtex.com/mobile/#/) を左下に表題7番目のSGXコインのスマホ用サイト (https://sgxcoins.com/mobile/#/) を右下に示します。

次は表題8番目のICEのスマホ用サイト (https://iceuscoin.com/mobile/#/) を左下に表題9番目のフィデリティDEXのスマホ用サイト (https://fidelitydexnx.com/mobile/#/) を右下に示します。

次は表題10番目のQ JEXMのスマホ用サイト (https://qjexm.com/mobile/#/) を左下に、表題11番目のコインベリーのスマホ用サイト (https://coinberryup.com/mobile/#/) を右下に示します。

次は表題12番目のクリプトのスマホ用サイト (https://cryptomaxc.com/mobile/#/) を左下に、表題13番目のTGIインベストのスマホ用サイト (https://tgl-invest.com/mobile/#/) を右下に示します。

次は表題14番目のエボリューション Intのスマホ用サイト (https://evolutionints.com/mobile/#/) を左下に、表題15番目のJPXのスマホ用サイト (https://jpxtradeups.com/mobile/#/) を右下に示します。

最後は表題16番目のJPXのスマホ用サイト (https://jpxtrademax.com/mobile/#/) を左下に、表題最後のJPXのスマホ用サイト (https://jpxtradefx.com/mobile/#/) を右下に示します。

PC用サイトの比較でも指摘しましたが、スマホ用サイトの比較でも最初の12個と残りの5個の2つのグループに大きく分かれるようです。特に最後の5つのサイトはロゴ以外に違いが見つからないほど互いに似ており、ロゴまで同じ3つのJPXというサイトはURLアドレス以外に違いが見当たりません。また最初の12個のサイトではリアルタイムの相場情報が示されているのがBTC (ビットコイン)、ETH (イーサリアム)、XRP (リップル) といった仮想通貨なのに対して11番目のTGIインベスト以下の5つのサイトでは米ドル/タイバーツ、メキシコペソ/米ドル、ノルウェークローネ/米ドルといった通貨ペアになっていて仮想通貨取引よりも外国為替 (FX) 取引を主力にしていることが見て取れます。

実はリアルタイムの相場情報はPC用の各サイトの冒頭部に続く部分にもあります。以下には表題最初のBET (https://bet-coinx.com/app/#/) と表題13番目のTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) の相場情報のキャプを以下に示します。

実際にはBET (https://bet-coinx.com/app/#/) の場合には50種類の仮想通貨の相場情報が示されていますが、TGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) の場合は上のキャプに見える7種類の通貨ペアだけです。7種類の通貨ペアは米ドル/タイバーツ、メキシコペソ/米ドル、ノルウェークローナ/米ドル、日本円/米ドル、オーストラリアドル/米ドル、英国ポンド/米ドル、ユーロ/米ドルとなっていてタイバーツのようなマイナー通貨が取引対象となっている一方でスイスフラン、ニュージーランドドル、カナダドル、トルコリラ、南アフリカランドといったFX取引では一般的な通貨が取り上げられていないことには違和感があります。

尚、本項で検証している17のサイトの内、表題12番目までの12個のサイトではBET (https://bet-coinx.com/app/#/) の場合と同様に同じ位置に仮想通貨の相場情報が、残りの5つのサイトではTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) の場合と同様に同じ位置に外貨相場が示されています。

さらにこういった相場情報が示されている部分に続いては17のサイトのいずれでもサイトの特長を示す部分が出てきます。17のサイトはこの部分で上で検証したBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) などのサイトと同じです。17枚の非常によく似たキャプ画像を並べても仕方がないので表題最初のBET (https://bet-coinx.com/app/#/) → 表題13番目のTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) → 比較対象のBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) の順で3枚のキャプを以下に示します。

この部分ではキャプの一番上に示されているサイト名の部分が異なるだけで他は全く同じと思われます。PC版サイト冒頭部やスマホ用サイトの比較では表題最初の12個のサイトとかなり異なっていたTGIインベスト以下の5個のサイトを含めて本項で検証対象としている17個のサイトはこのサイトの特長を説明している部分で互いに非常によく似ています。

同様に以下ではマルチプラットフォーム対応を説明し、アプリのダウンロードボタンが用意されている部分を比較します。やはりBET (https://bet-coinx.com/app/#/) → 表題13番目のTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) → 比較対象のBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) の順で3枚のキャプを以下に示します。

この部分にはサイト名も示されていないので3つのサイトは全く同じに見えます。また本項で検証した17このサイトの全てにこれと全く同じ部分があります。要するに本項で検証しているBET (https://bet-coinx.com/app/#/) 以下の17個のサイトはこれら2つの部分で互いに酷似していますし、上で検証したBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) などのサイトと非常によく似ていて同じテンプレート由来のサイトとしか思われません。

次に各サイトで連絡先情報を探してみましたが殆ど開示されていません。各サイトの脚注部分にメールアドレスが記されているだけです。記されていたメールアドレスについては以下でまとめます。

それ以外では例えば表題最初のBET (https://bet-coinx.com/app/#/) というサイトの脚注にリンクがあるAbout Bet のサブページに書いてある文章の冒頭は以下のようになっています。

活字が小さくてとても読みづらいので重要な部分を以下に書き出します。

> At present, the company has established independent operation teams in the United Arab Emirates, Hong Kong, Taiwan, Malaysia, the United Kingdom and other countries and regions.

アラブ首長国連邦 (UAE)、香港、台湾、マレーシア、イギリスなどの国や地域にオペレーションチームがあると書いてあるのですが、世界各国にあるという拠点の具体的な住所とか電話番号といった連絡先情報は何も記されていません。またこれとまったく同じ文章が表題2番目のBET (https://bitidky.com/app/#/)、表題3番目のBET (https://www.xk3.cc/app/#/)、表題7番目のGXコイン (https://sgxcoins.com/app/#/) にもあるのですがやはり具体的な住所など連絡先住所は見つかりません。

さらに以下は表題13番目のTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) の「About TGI Invest」のサブページの文章冒頭は以下のようになっています。

やはり活字が小さくて読めないので最初の文章を書き出します。

>About TGI Invest

>TGI Invest is from London, UK, aiming to provide complete financial services for foreign exchange, stock index, gold, financial currency and cryptocurrency.

ここで「TGI Invest is from London, UK」というのはイギリスのロンドンに本拠があるという意味と思われますがやはり具体的な住所とか電話番号といった連絡先情報は見当たりません。またイギリスに本拠があるなら法人登録が見つかるかもしれないと考えてTGI Invest」の法人登録を検索してみましたが該当すると思われるような法人登録は見つかりません。

さらに以下は表題15番目のJPX (https://jpxtradeups.com/app/#/) の「JPXについて」のサブページにある文章の冒頭です。

やはり最初の部分を以下に書き出します。

>JPXについて

>JPXは日本から来ており、外国為替、株価指数、金、金融通貨、暗号通貨の完全な金融サービスを提供することを目指しています。

JPXは日本から来ており」という記述は日本語として不自然ですが、おそらく日本に拠点があるという意味でしょう。しかしやはり具体的な住所とか電話番号といった連絡先情報は記されていませんし、この不自然な日本語の文章を日本人が書いたとは思えません。JPXというサイト名やロゴは上で既に説明したように日本の証券取引所を運営する日本取引所グループ (JPX https://www.jpx.co.jp/) の名称とロゴを盗用したものではないかと思われます。尚、表題16番目のJPX (https://jpxtrademax.com/app/#/)、17番目のJPX (https://jpxtradefx.com/app/#/) にも全く同じ文章があります。URLアドレス以外は全く同じにしか見えないサイトが少なくとも3つ確認される時点でまともなサイトとは思えません。

また本項で検証している17個のサイトは同じグループによるサイトとしか思えませんが、本拠に関する情報は互いに一致していませんし、ここで説明した以外のサイトには本拠に関する情報は全く見当たりません。また例えばイギリスのロンドンに本拠があるとなっていても法人登録などそれを裏付けるような情報は見つかりません。

さらに例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。結局、サイトに記されている連絡先情報は各サイトの脚注に記されていたメールアドレスのみです。それらのメールアドレスとWho Is 情報に記されていたサイトの登録・開設日を以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス 登録・開設日

BET (bet-coinx.com) info@bet-coinx.com 2023年2月25日

BET (bitidky.com) info@bet-coinx.com 2013年3月1日

BET (www.xk3.cc) info@bet-coinx.com 2019年12月6日

テザー (www.tetherusdtexm.com) info@tetherusdtex.com 2023年4月9日

テザー (cointetherusdt.com) info@cointetherusdt.com 2023年2月18日

テザー (tetherusdtex.com) info@tetherusdtex.com 2023年2月18日

SGXコイン (sgxcoins.com) info@sgxcoins.com 2023年2月1日

ICE (iceuscoin.com) info@iceuscoin.com 2023年4月14日

フィデリティDEX (fidelitydexnx.com) info@fielitydexs.email 2023年3月15日

Q JEXM (qjexm.com) info@qjexm.com 2023年4月27日

コインベリー (coinberryup.com) info@coinberryup.com 2023年4月22日

クリプト (cryptomaxc.com) info@cryptomaxc.com 2023年4月7日

TGIインベスト (tgl-invest.com) support@tgl-invest.com 2022年11月19日

エボリューション Int (evolutionints.com) info@evolutionints.com 2023年1月19日

JPX (jpxtradeups.com) info@jpxtrademax.top 2023年4月15日

JPX (jpxtrademax.com) info@jpxtrademax.top 2023年1月17日

JPX (jpxtradefx.com) info@jpxtrademax.top 2023年3月15日


最初の3つのBETという名称のサイトのメールアドレスは全く同じです。同様に最後の3つのJPXという名称のサイトのメールアドレスも互いに全く同じです。どれか1つが本物で他のサイトが模倣した偽サイトという訳ではなく、全てが同じグループによるサイトということでしょう。

サイトの登録・開設日は2023年になってからの日付になっている新しいサイトが多いですが2番目のBET (bitidky.com) は2013年3月に、3番目のBET (www.xk3.cc) は2019年12月に登録されています。それぞれ2023年1月19日、2022年8月19日にアップデートされているので以前は別の目的で使われていた中古ドメインを買ってきて利用している可能性があるように思われます。

そして上に書いたBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) 以下の8つのサイトの検証でも指摘しましたがこれらのサイトのトップページにはLatest News (最近のニュース) と題された部分があります。以下は表題最初のBET (https://bet-coinx.com/app/#/) のサイトからのキャプ画像です。

さらに以下はGoogle翻訳による日本語訳の結果です。

左側の第1項には

>世界大手の仮想通貨取引所ベットは、同プラットフォームのデリバティブ取引高が2022年2月28日時点で過去最高となる86億9000万ドルに達し、前年比300%以上に達したと発表した。

右側の第2項には

>年末が近づき、振り返ってみると、2021年は仮想通貨業界にとって極めて重要な年であったと言えます。

という記述が確認出来ます。つまり第1項は2022年2月末、第2項は2021年の年末に書かれた文章ということになるものと思われます。しかしこのBET (https://bet-coinx.com/app/#/) のサイトはWho Is 情報によれば2023年2月25日に登録・開設されているのです。2021年を振り返るような文章と明らかに矛盾しています。この文章が一連の同じテンプレート由来と思われるサイトで確認されるという状況からもこの文章はデタラメでしょう。少なくとも2021年から営業しているそれなりの実績があるサイトと見せかける為にこんな事実と反するような文章を書いているとしか思えません。これらのサイトでの投資は言うまでもなく全く推奨できません。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


※付記1

本項の冒頭で書きましたが、この検証を殆ど完成してから表題13番目のTGIインベスト (https://tgl-invest.com/app/#/) についても以前にYahoo知恵袋に質問が出ていたことに気が付きました。以下にその投稿を引用します。

2022年12月17日投稿

知り合った経緯が全く分かりませんが、「シンガポールの金融アナリスト」を自称する人物から勧誘されて取引を開始してしまったが「ロマンス詐欺」を疑っているということのようです。これまでの取引では利益分は出金出来ているようですが、元本としてどれほどのお金を投じたうえでの20万円の利益なのか分かりません。また最初は信頼できるサイトだと思い込ませる為に出金に応じるのは普通のことですから利益分が出金できたとしても信頼できるかどうかは疑わしいように思われます。


※付記2

この検証を書いた後ですがYahoo知恵袋に表題11番目のコインベリー (https://coinberryup.com/app/#/) のサイトでの投資を勧誘されたという質問投稿が出てきました。

2023年7月8日投稿

Instagramで友人が知り合った外国人から投資を勧誘されているようです。


●Coinverse (コインバース https://coinverse-nft.com/app/#/、スマホ用サイト:https://coinverse-nft.com/mobile/#/)

●ASX (https://asxcoinmaxs.top/app/#/、スマホ用サイト:https://asxcoinmaxs.top/mobile/#/)

●OKX (https://www.gcbtc.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.gcbtc.com/mobile/#/)

●BINANCE (バイナンス https://bawallet9.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bawallet9.com/mobile/#/)

●BINANCE (バイナンス https://bkcrstowallet.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bkcrstowallet.com/mobile/#/)

●BINANCE (バイナンス https://bkcrptowallet.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bkcrptowallet.com/mobile/#/)

コインバースはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、ASX以下の5つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。そしてこれらのサイトも上で検証してきたBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) 以下のサイトや「検証119」「検証123」で検証した一連のサイトとも明らかに似ており、同じ系列のサイトと思われます。

まずコインバースについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年5月23日投稿

ネットで知り合った人物に勧誘されて既に入金して運用中となっています。さらに勧誘役が1500万円融資してきたということのようです。但しこれは実際にお金を融資してくれたわけではなく、数字を動かしただけと思われます。そしてこういう名目上の融資では出金しようとすると大きな損失が発生して融資したお金を返すように請求されるということになるパターンが予想されます。

さらにこの質問に対して既に同じサイトで詐欺に遭い、数百万円を失ったという被害者からの回答が出ています。

この回答者はInstgram経由で接触してきたkellenと名乗る中国系の人物から投資のアドバイスをすると勧誘されて入金してしまい、数百万円を失ったようです。そして以下が勧誘役が新たに立ち上げたというInstagramのアカウント(https://www.instagram.com/kellen_happy520/) です。まさにイケメン男性の画像が確認出来ますがおそらく無関係の人の画像の盗用でしょう。ストーリーのタイトルはいずれも「快拍精选」となっていて中国語(簡体字) で「注目のストーリー」という意味のようです。

「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口と合致しているように思われます。

とにかく本項で検証対象とする4つのサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に順に示していきます。

▼コインバース (https://coinverse-nft.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼ASX (https://asxcoinmaxs.top/app/#/) [表示言語:英語、日本語、韓国語、スペイン語、ロシア語、中国語、香港語]

▼OKX (https://www.gcbtc.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼バイナンス (https://bawallet9.com/app/#/) [表示言語:英語、ベトナム語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼バイナンス (https://bkcrstowallet.com/app/#/) [表示言語:英語、ベトナム語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼バイナンス (https://bkcrptowallet.com/app/#/) [表示言語:英語、ベトナム語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

コインバース、ASX、OKXの3つのサイトの冒頭部には仮想通貨のロゴが散りばめられた背景画像が使われていますが、この背景画像は上で検証したBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) からクリプト (https://cryptomaxc.com/app/#/) までの20個のサイトで使われている背景画像と同じ画像です。一方で最後の3つのサイト、BINANCE (バイナンス) という名称の3つのサイトは背景画像が異なりますが

>デジタル通貨取引をすぐに開始

という標語やメニューバーの項目、表示言語を選択出来るプルダウンメニューの形式など共通点も見つかります。

尚、BINANCE (バイナンス) というサイト名は仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) の取引所リストでも常に出来高上位を占めている大手の仮想通貨取引所であるBINANCE (バイナンス https://www.binance.com/en) を盗用したものと思われます。以下はロゴの比較です。左下がここで検証しているバイナンス (https://bawallet9.com/app/#/) のロゴ、右下が本家と思われるバイナンス (https://www.binance.com/en) のロゴです。

次にスマホ用サイトを比較します。まず表題最初のコインバースのスマホ用サイトの画像を左下に、表題2番目のASXのスマホ用サイトの画像を右下に示します。

次に表題3番目のOKXのスマホ用サイトの画像を左下に、表題4番目のバイナンスのスマホ用サイト(https://bawallet9.com/mobile/#/) の画像を右下に示します。

最後は表題5番目のバイナンスのスマホ用サイト (https://bkcrstowallet.com/mobile/#/) の画像を左下に、表題最後のバイナンスのスマホ用サイト (https://bkcrptowallet.com/mobile/#/) の画像を右下に示します。

6つのスマホ用サイトを相互比較するとやはり全く同じという訳ではないものの下端のメニューの項目名とか右上に見える日本語表示を示す日本国旗のアイコンなど共通点も見つかります。

さらにPC用サイトに戻って冒頭部に続く部分を比較するとこれら6つのサイトが互いにあるいは上で検証してきたBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) 以下のサイトや「検証119」「検証123」で検証したサイトとよく似ていることが分かります。まずサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分の比較です。表題と同じコインバース → ASX → OKX → 3つのバイナンスというサイトを代表してバイナンス (https://bawallet9.com/app/#/) という順で4枚のキャプ画像を以下に示します。他の2つのバイナンスというサイトはURLアドレス以外は互いに全く同じです。

上の4枚のキャプ画像は一番上にそれぞれのサイト名が記されていること以外は全く同じです。

さらにこの特長を説明している部分の次に出てくるマルチプラットフォーム対応を説明する部分についても以下で比較します。やはり表題と同じコインバース → ASX → OKX → 3つのバイナンスというサイトを代表してバイナンス (https://bawallet9.com/app/#/) という順で4枚のキャプ画像を以下に示します。

これらのサイトはこの部分で互いに全く同じですし、上で検証してきたBITOKMAX (https://bitidky.com/app/#/) 以下のサイトや「検証119」「検証123」で検証した一連のサイトとも全く区別出来ません。同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトと考えて間違いないでしょう。

次に連絡先情報ですが、これらのサイトでも連絡先情報として開示されているのは脚注部分に記されているメールアドレスだけです。各サイトの脚注に記されているメールアドレスを以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

コインバース (coinverse-nft.com) info@coinverse-nft.com

ASX (asxcoinmaxs.top) info@asxcoinmax.com

OKX (https://www.gcbtc.com/app/#/) info@okxcoins.com

バイナンス (bawallet9.com) support@binance-crypto.cc

バイナンス (bkcrstowallet.com) support@binance-crypto.cc

バイナンス (bkcrptowallet.com) support@binance-crypto.cc

3つのバイナンスという名称のサイトのメールアドレスは全て同じです。さらに気になるのはサイトのドメイン名とメールアドレスのドメイン名が一致しているのはコインバースの場合のみで他のサイトでは一致していないことです。メールアドレスのドメイン名と一致するサイトが存在しているあるいはかつては存在していた可能性があると考えて調べてみました。予想されたサイトのURLアドレスとアクセスしてみた結果を以下に示します。

▼ASX (https://asxcoinmax.com/app/#/)

▼OKX (https://okxcoins.com/app/#/)

▼バイナンス (https://binance-crypto.cc/app/#/)

いずれのサイトもWho Is 情報は存在しているようなので少なくともかつてはサイトが存在していたようです。しかし上に示したようにASX (https://asxcoinmax.com/app/#/) は閉鎖されているようでアクセス不可。残りの2つのメールアドレスから存在が予測されたサイトについては

>偽のサイトにアクセスしようとしています

という警告が出てアクセス出来ません。これらのサイトも本項で検証したのと似たようなサイトであった可能性は高いものと考えます。

ついでに本項で検証対象としているサイトについてWho Is 情報を確認した結果を以下にまとめます。メールアドレスから存在していたことが予測されるサイトについても一緒に調べた結果を示します。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地

コインバース (coinverse-nft.com) 2023年1月15日 記載なし

ASX (asxcoinmaxs.top) 2023年3月17日 記載なし

OKX (https://www.gcbtc.com/app/#/) 2015年10月22日 香港

バイナンス (bawallet9.com) 2023年4月14日 香港

バイナンス (bkcrstowallet.com) 2023年4月5日 香港

バイナンス (bkcrptowallet.com) 2023年3月29日 香港

ASX (asxcoinmax.com) 2023年2月9日 不明

OKX (okxcoins.com) 202357日 不明

バイナンス (binance-crypto.cc) 2023320日 香港


本項で検証対象としている3番目のサイト、OKX (https://www.gcbtc.com/app/#/) の場合のみ2015年に登録されている古いサイトですが、これは中古ドメインの再利用の可能性があります。他のサイトは既に閉鎖されているとみられるメールアドレスから存在が示唆された3つのサイトを含めていずれも2023年になってから登録・開設された新しいサイトということになります。

そして最初に引用したコインバースのサイトでの被害報告など考えればこれらのサイトは到底信用できるサイトとは思えません。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じないことを強く推奨します。