検証114
本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。またここで検証するサイトは全て日本語対応しており、さらに少なくとも一部のサイトについて日本人に向けた勧誘が行われていることが確認されていて無登録の違法業者で間違いないものと考えられます。ここで検証するサイトは互いに酷似していて同じグループによって同じテンプレートからコピペで量産されているとしか思えません。これだけサイトが量産されていることだけでもこれらのサイトの信頼性を強く疑わざるを得ませんし、情報開示も極めて不充分、不適切です。さらにシティグループ、シカゴ・マーカンタイル取引所、NASDAQ証券取引所、さらには日本の楽天など既存の金融機関などの名称やロゴを盗用したと思われるサイトも含まれていて著作権違反が強く疑われ、非常に危険な詐欺サイトの疑いが濃厚と考えます。
▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1
「検証63」、「検証64」、「検証65」、「検証66」、「検証67」、「検証68」、「検証69」、「検証70」、「検証71」、「検証72」、「検証73」、「検証74」、「検証75」、「検証76」、「検証77」、「検証78」、「検証79」、「検証80」、「検証81」、「検証82」、「検証83」、「検証84」、「検証85」、「検証86」、「検証87」、「検証88」、「検証89」、「検証90」、「検証91」、「検証92」、「検証93」、「検証94」、「検証95」、「検証96」、「検証97」、「検証98」、「検証99」、「検証100」、「検証101」、「検証102」、「検証103」、「検証104」、「検証105」、「検証106」、「検証107」、「検証108」、「検証109」、「検証110」、「検証111」、「検証112」、「検証113」で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証52ページ目です。「検証115」、「検証116」、「検証117」、「検証118」、「検証119」、「検証120」、「検証121」、「検証122」、「検証123」、「検証124」、「検証125」、「検証126」、「検証127」、「検証128」、「検証129」、「検証130」、「検証131」、「検証132」、「検証133」、「検証134」、「検証135」、「検証136」、「検証137」、「検証138」、「検証139」、「検証140」、「検証141」、「検証142」、「検証143」、「検証144」、「検証145」、「検証146」、「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。検証の過程で気が付いたのですが、ここで検証するサイトは「検証99」で検証したAllcoin / ALC (オールコイン https://www.alcvipa.com/#/) などの10個のサイトと同じグループによるサイトのようです。さらに本ページで検証しているサイトの幾つかについては大幅な改変が行われたことが後に分かりました。改変したサイトについては「検証118」で検証しているので参照してください。また「検証126」で検証しているJ.P.Morgan (J.P.モルガン) という名称のサイトも同じテンプレート由来と思われます。それぞれ参照してください。
●CitiCoin (シティコイン https://www.citicoiniing.com/#/、スマホ用サイト:https://www.citicoiniing.com/h5)
●CME Group (CMEグループ https://www.cmegroupter.com/#/、スマホ用サイト:https://www.cmegroupter.com/h5)
●BITX (https://www.valkonp.top/#/、スマホ用サイト:https://www.valkonp.top/h5/#/)
●Bibox (https://www.biboxdfvq.cc/#/、スマホ用サイト:https://www.biboxdfvq.cc/h5/#/)
●CME Group (CMEグループ https://www.cmegroupvv.com/#/、スマホ用サイト:https://www.cmegroupvv.com/h5/#/)
●Rakuten Wallet (楽天ウォレット https://www.rakutenetopd.com/#/、スマホ用サイト:https://www.rakutenetopd.com/h5/#/)
●NASDAQ (ナスダック https://www.nasdaqpd.com/#/、スマホ用サイト:https://www.nasdaqpd.com/h5/#/)
●Nasdaq (ナスダック https://www.khcaemn.top/#/、スマホ用サイト:https://www.khcaemn.top/h5/#/)
●Bitfinex (ビットファイネックス https://www.bitfinexhkpd.com//#/、スマホ用サイト:https://www.bitfinexhkpd.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecrypto.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecfk.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecfk.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiext.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiext.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiebase.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiebase.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpieor.cc/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpieor.cc/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpietrust.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpietrust.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecoin.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecoin.com/h5/#/)
●Bakkt (https://www.kofe95gr.xyz/#/、スマホ用サイト:https://www.kofe95gr.xyz/h5/#/)
●PNCCOIN (PNCコイン https://www.auslrxe.top/#/、スマホ用サイト:https://www.auslrxe.top/h5/#/)
●AvaTrade (アバトレード https://www.vozfqjc.top/#/、スマホ用サイト:https://www.vozfqjc.top/h5/#/)
●Coinsmart (コインスマート https://www.coinsmartxx.com/#/、スマホ用サイト:https://www.coinsmartyy.com/h5)
●GCEXcoin (GCEXコイン https://www.vkhflgs.top//#/、スマホ用サイト:https://www.vkhflgs.top/h5)
まず以下の4つのサイトを検証します。
●CitiCoin (シティコイン https://www.citicoiniing.com/#/、スマホ用サイト:https://www.citicoiniing.com/h5)
●CME Group (CMEグループ https://www.cmegroupter.com/#/、スマホ用サイト:https://www.cmegroupter.com/h5)
●BITX (https://www.valkonp.top/#/、スマホ用サイト:https://www.valkonp.top/h5/#/)
●Bibox (https://www.biboxdfvq.cc/#/、スマホ用サイト:https://www.biboxdfvq.cc/h5/#/)
最初のシティコインはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2番目のCMEグループはシティコインのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトですが後に「検証99」で既に検証したサイトと同名でURLアドレスも同じサイトであることが分かりました。但し、CMEグループのサイトは「検証99」で検証した当時と比べるとかなり改編されていて一見すると同じサイトとは見えません。表題3番目のBITXと表題4番目のBiboxが見つかってきた経緯については後述します。
まずシティコインのサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。
マッチングアプリで知り合った「ハーフ美女」から投資勧誘されたようで「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺勧誘の手口に合致するように思われます。勧誘役の主張によれば「米銀行大手CitiBankの傘下の会社」だから信頼出来るという主張のようですが、この点については後述します。そしてアプリをダウンロードしたものの紹介されたサイトの信頼性を疑っているという状況のようです。ともかくこの質問に出てきたURLアドレスのサイトにアクセスしてみました。以下にサイト冒頭部のキャプ画像を示します。
表示言語の選択肢は英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語になっています。
そしてこのサイトでまず気になるのが「CitiCoin (シティコイン)」というサイト名と上のキャプの左上に見えるロゴです。左下にこのロゴの拡大図を示しますがこれは明らかにアメリカの大手金融機関、Citigroup Inc. (シティグループ) のロゴとしか思われません。右下はCiti Japanのサイト (https://www.citigroup.jp/jp/index.html) から取得したCitiのロゴのキャプです。
最初に引用したYahoo知恵袋に出てきた質問でも勧誘役が「米銀行大手CitiBankの傘下の会社」だから信頼出来ると主張していたようですが、シティグループのような大手金融機関が日本の金融庁の規制を無視して日本の金融庁の暗号資産交換業者の登録を得ずに取引所を立ち上げるわけがないですし、このシティコインというサイトのURLアドレス (https://www.citicoiniing.com//#/) をそのままGoogle検索しても何の情報も見つかりません。シティグループが仮想通貨交換業者を立ち上げるとなれば当然公式発表や報道の対象にならないわけがありませんから何の情報も見つからないというのは明らかにおかしいです。この CitiCoin (シティコイン) というサイトはシティグループの名称やロゴを盗用した実際にはシティグループとは無関係の偽サイトではないかと疑わざるを得ません。
さらに画像検索してみたところ、このサイトと明らかに同じテンプレートからコピペで量産されたとしか思われないサイトが多数確認され、それらのサイトの中には金融機関などの名称やロゴが盗用されているとしか考えられないサイトも多数含まれているということに気が付きました。そういった画像検索で見つかってきたサイトの1つが表題2番目のCMEグループというサイトです。そのCMEグループのサイトの冒頭部のキャプを以下に示します。
一見して上に示したシティコインのサイトの冒頭部に酷似しています。右上のプルダウンメニューで確認出来る表示言語の選択肢は英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語になっていてこれもシティコインの場合と全く同じです。そしてCMEグループというサイト名と上のキャプの左上に見える地球儀のようなロゴはアメリカのデリバティブ取引所であるChicago Mercantile Exchange (シカゴ・マーカンタイル取引所) の名称とかロゴを盗用しているものであるように思われます。
左下にここで検証しているCMEグループのロゴの拡大図、右下にアメリカのCMEグループ公式サイト (https://www.cmegroup.com/) のロゴを比較の為に並べてみます。明らかに盗用でしょう。
そしてここで検証しているCMEグループのサイト (https://www.cmegroupter.com/#/) について、サイト名が同じというだけでなくURLアドレスも同じサイトについて「検証99」で既に検証を書いていることに気が付きました。但し以前に検証を書いた時点とはサイトの見かけがかなり変更されていた為に既に検証したサイトであることに気が付かなかったのです。以下は「検証99」で検証を書いた際に用いたサイト冒頭部のキャプ画像の再掲です。
URLアドレスが同じサイトなのに現在のサイト冒頭とは全く見かけが違っています。しかし新旧のサイトを比較してみると共通する部分が存在することにも気が付きました。例えば表示言語の選択肢は改編前は英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語の12ヵ国語、改編後の現在は英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語になっています。改編後の現在の方が3ヵ国語多いですが、増えた3ヵ国語は以前からの12ヵ国語に追加される形で増えています。これは偶然とは思えません。またサイト冒頭中央には改編前後で共通して
>世界をリードするデジタル資産取引プラットフォーム
>最も人気のあるデジタル資産取引プラットフォーム,市場で最も強力で便利なテクニカル分析および取引ツールへのアクセス。
と書いてあります。これも到底偶然とは思えません。背景画像を交換するだけで全く別のサイトに見えるもののやはり明らかな共通点があることは確かです。
そして「検証99」ではCMEグループのサイト (https://www.cmegroupter.com/#/) を含めて明らかに同じテンプレートを使っているAllcoin / ALC (オールコイン https://www.alcvipa.com/#/) などの10個のサイトを検証していますが、残りの9個のサイトがどうなっているのかそれぞれアクセスしてみました。結果としてCMEグループのサイト (https://www.cmegroupter.com/#/) 以外の9つのサイトは閉鎖されているようなのですが、閉鎖されている9つのサイトの内、2つのサイトについてはアクセスしようとすると同じ名称でURLアドレスが異なる別サイトにリダイレクトされることが分かりました。これら2つの転送先のサイトが表題の3番目、4番目のサイトということになります。それぞれにURLアドレスとサイト冒頭部のキャプを以下に示します。
▼BITX
以前に検証したサイト:https://www.kcpwr.com/#/
転送先のサイト:https://www.valkonp.top//#/
これで表題の4つのサイトが出揃ったことになります。4つのサイトは明らかに互いに酷似していて表示言語の選択肢も英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語で共通です。
さらに「検証99」で検証したCMEグループのサイトと結びついていることが分かったことでこれらのサイトにスマホ用のサイトが存在していることにも気が付きました。4つのサイトのそれぞれについてスマホ用サイトのログイン画面およびトップページのキャプを示していきます。
▼シティコイン スマホ用サイト (https://www.citicoiniing.com/h5)
▼CMEグループ スマホ用サイト (https://www.cmegroupter.com/h5)
▼BITX スマホ用サイト (https://www.valkonp.top/h5/#/)
▼Bibox スマホ用サイト (https://www.biboxdfvq.cc/h5/#/)
スマホ用サイトについても4つのサイトは互いにかなり似ていることが分かります。
PC用サイトの相互比較に戻ります。4つのサイトの冒頭部に続く部分にはサイトの特長を6項目にまとめて説明している部分が出てきます。4つのサイトからのキャプ画像を以下に表題と同じ順 (シティコイン → CMEグループ → BITX → Bibox) で並べてみます。
この部分では4つのサイトは互いに全く同じに見えます。さらに取引規模とか顧客数などを説明している部分についても4つのサイトからのキャプ画像を以下に表題と同じ順 (シティコイン → CMEグループ → BITX → Bibox) で示します。
この部分も4つのサイトで全く同じで
24時間取引量:430億以上 (単位はドル?)
私たちを信頼する登録ユーザー:3000万人以上
最低取引手数料:0.1%未満
となっています。しかし4つのサイトでこうした数字が揃うなんて有り得ないでしょうし、そもそも3000万人以上の登録ユーザーがいる取引所ならば例えばそれぞれのURLアドレスを検索に掛ければ大量に情報が出てくるはずです。しかし実際にはこれら4つのサイトのURLアドレス (ドメイン名) を検索に掛けても見つかる情報は極めて少ないです。例えば最初のシティコインのサイトのドメイン名 「www.citicoiniing.com」をGoogle検索に掛けて見つかってくるサイトは以下に示したように3件のみです。
見つかってきたのはシティコインのサイト自体とドメイン名の登録に関する情報2件の合計3件です。このサイトを使っているユーザーが3000万人以上なんて有り得ません。また上のキャプに示した検索結果情報で分かりますが、このサイトが登録・開設されたのは2022年7月21日です。この検証を書いている2022年8月上旬時点でサイトの登録・開設から半月も経過していません。半月未満で3000万人以上の登録ユーザーを獲得出来るわけがないです。
4つのサイトの相互比較に戻ります。4つのサイトのトップページの最後に共通して出てくるのは「ダウンロード」の間違いでしょうけど「ダウンロー」と題されている以下のキャプに示す部分です。ここでも4つのサイトからの画像を以下に表題と同じ順 (シティコイン → CMEグループ → BITX → Bibox) で示します。
4つのキャプ画像はQRコードの部分を除いて互いに同じに見えます。そしてこれと非常によく似た部分が「検証99」で検証した改編前のCMEグループのサイト (https://www.cmegroupter.com/#/) を含む10個のサイトにも存在していたことが確認されています。以下は改編前のCMEグループのサイト (https://www.cmegroupter.com/#/) からの相当部分のキャプ画像です。右側の2台のスマホの画像は全く同じに見えますし、左側も書体やダウンロードボタンの配置などが変わっていても明らかに似ています。
次に各サイトで連絡先情報を探しましたが「検証99」で検証したAllcoin / ALC (オールコイン https://www.alcvipa.com/#/) などの10個のサイトの場合と同じで全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。
さらに例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は全く開示されていません。各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。
サイト名 登録・開設日
シティコイン 2022年7月18日
CMEグループ 2021年12月4日
BITX 2022年4月23日
Bibox 2022年2月18日
特にシティコインのサイトが極めて新しいです。この検証を書いている時点で開設から半月未満です。こんな新しいサイトで3000万人以上の顧客がいるなんて有り得ないでしょう。
結論するまでもないでしょうがこれら4つのサイトは全く信用出来ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。
●CME Group (CMEグループ https://www.cmegroupvv.com/#/、スマホ用サイト:https://www.cmegroupvv.com/h5/#/)
上で検証したシティコインのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトであり、上で検証したCMEグループ (https://www.cmegroupter.com/#/) と名称やロゴが同じでURLアドレスだけが異なるサイトです。アメリカのデリバティブ取引所であるChicago Mercantile Exchange (シカゴ・マーカンタイル取引所) の名称とかロゴを盗用しているという点でも同じです。
まずサイト冒頭部のキャプを示します。
一見して上で検証してきたシティコイン以下のサイトと酷似しており、特に上で検証したCMEグループ (https://www.cmegroupter.com/#/) のサイトとは左上のロゴまで同じです。プルダウンメニューに見える表示言語の選択肢も上で検証してきたシティコイン以下の4つのサイトと同じ15ヵ国語 (英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語) です。次にスマホ用のログイン画面とトップページを以下に示します。
このスマホ用のサイトで見ても上で検証したCMEグループ (https://www.cmegroupter.com/#/) と地球型のロゴなど全く同じに見えます。
さらにPC用のサイトについても上で検証したCMEグループ (https://www.cmegroupter.com/#/) と酷似しているのは同じです。幾つも同じ画像を掲載しても仕方がないので1つだけ、アプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示しますが、上で検証したシティコイン以下の4つのサイトと全く同じに見えます。
この場合は左側に見えるQRコードの部分さえも上で検証したCMEグループのサイト (https://www.cmegroupter.com/#/) と完全に同じになっているようです。つまりここで検証した2つのCMEグループの偽サイト、シカゴマーカンタイル取引所の偽サイトは同じグループによる運営で間違いないと思われます。そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり運営者に関する情報は皆無です。サイトの登録・開設日は2021年12月6日です。上で検証したCMEグループのサイト (https://www.cmegroupter.com/#/) の登録・開設日が2021年12月4日ですからほぼ同時期に開設されたサイトであるということになります。
当然ですがこのサイトは全く信用出来ません。
●Rakuten Wallet (楽天ウォレット https://www.rakutenetopd.com/#/、スマホ用サイト:https://www.rakutenetopd.com/h5/#/)
これも上で検証したシティコインのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトですが日本の楽天系列の仮想通貨交換業者、楽天ウォレット (https://www.rakuten-wallet.co.jp/) の名称やロゴを盗用した偽サイトのようです。日本の業者名を盗用していることから主に日本人に対してこのサイトでの投資勧誘が行われる可能性が考えられます。まずサイト冒頭のキャプ画像を示します。
明らかに上で検証してきたシティコイン以下の5つのサイトと似ています。表示言語の選択肢も同じ15ヵ国語になっています。そして上のキャプではよく分からないので左下に拡大図を示したロゴは明らかに右下に示した日本の楽天系列の仮想通貨交換業者、楽天ウォレット (https://www.rakuten-wallet.co.jp/) のロゴに酷似しています。
サイト名も「Rakuten Wallet (楽天ウォレット)」ですから明らかな盗用、偽サイトとしか思われません。
次にスマホ用のログイン画面とトップページを以下に示します。
このスマホ用サイトも上で検証してきたシティコイン以下のスマホ用サイトと酷似しています。そしてここでも楽天ウォレットのロゴが確認されます。
さらにこのサイトについてもPC用のサイトアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示しますが、上で検証したシティコイン以下のサイトと全く同じに見えます。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり運営者に関する情報は皆無です。サイトの登録・開設日は2022年5月4日です。
言うまでもありませんが、このサイトも全く信用出来ません。
●NASDAQ (ナスダック https://www.nasdaqpd.com/#/、スマホ用サイト:https://www.nasdaqpd.com/h5/#/)
これも上で検証したシティコインのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトでアメリカの証券取引所であるNASDAQ (https://www.nasdaq.com/) の名称やロゴを盗用した偽サイトと思われます。まずサイト冒頭のキャプ画像を示します。
明らかに上で検証してきたシティコイン以下の5つのサイトと似ています。表示言語の選択肢も同じ15ヵ国語になっています。そして上のキャプの左上に見えるロゴの拡大図を左下に示します。これは右下に比較の為に示したアメリカの証券取引所であるNASDAQ (https://www.nasdaq.com/) のロゴに酷似しています。
ロゴが一致しているだけの問題ではなく、サイト名もNASDAQなのですからNASDAQの名称やロゴを盗用しているとしか思われません。
次にスマホ用サイトのキャプを以下に示します。左下がログイン画面、右下がトップページです。
右上のスマホ用サイトの冒頭にある背景画像は他のサイトと異なるようですが、全体としてはこのスマホ用サイトも上で検証してきたシティコイン以下のスマホ用サイトとよく似ています。そしてログイン画面にはNASDAQのロゴが確認されます。
さらにこのサイトについてもPC用のサイトのアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示します。
この部分も上で検証したシティコイン以下のサイトの相当部分と全く同じに見えます。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり運営者に関する情報は皆無です。サイトの登録・開設日は2022年4月3日です。
尚、シティコインからの画像検索では以下のキャプに示した同じNASDAQという名称でURLアドレスが異なるサイト、NASDAQ (https://www.nasdaqet.com/#/、スマホ用サイト:https://www.nasdaqet.com/h5/#/)も見つかってきました。
Who Is 情報を調べるとこのNASDAQのサイトの登録・開設日も2022年4月3日になっており、本項で検証したサイトと同じ日に開設されたことが分かります。
しかしこのサイトにアクセスしようとするとPC用のサイトも、スマホ用のサイトも本項で検証したNASDAQ (https://www.nasdaqpd.com/#/、スマホ用サイト:https://www.nasdaqpd.com/h5/#/) にリダイレクトされます。かつては2つのNASDAQという名称の偽サイトが存在していたけど一方は閉鎖され、他方にリダイレクトされるという設定になっているようです。
改めて結論するまでもなく、このサイトの信頼性は極めて低いです。このサイトでの投資は絶対に避けるべきです。
※付記
NASDAQという名称の非常によく似たサイトがもう1つ見つかってきました。以下で検証しているので参照してください。
●Nasdaq (ナスダック https://www.khcaemn.top/#/、スマホ用サイト:https://www.khcaemn.top/h5/#/)
これも画像検索で見つかってきたサイトで上で検証したナスダック (https://www.nasdaqpd.com/#/) と同様にアメリカの株式市場であるNASDAQの名称やロゴを盗用しているサイトと思われます。まずサイト冒頭部のキャプ画像を示します。
明らかに上で検証してきたシティコイン以下の6つのサイトと似ています。表示言語の選択肢も同じ15ヵ国語になっています。さらに以下にはスマホ用のサイトのキャプを示します。左下がログイン画面、右下がトップページです。
左上のログイン画面に見えるロゴはやはりアメリカの証券取引所であるNASDAQ (https://www.nasdaq.com/) のロゴに酷似しています。
さらにこのサイトについてもPC用のサイトのアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示します。
この部分も上で検証したシティコイン以下のサイトの相当部分と全く同じに見えます。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。そして例によってWho Is 情報も確認しました。以下にキャプ画像を示します。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年7月22日です。本ページでここまで検証してきたサイトの中では最初のシティコインのサイト (登録・開設日は2022年7月18日) と並んで非常に新しいサイトです。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する断片的な情報があります。
登録者名: 記載なし
登録者所属機関: Di Shou Long
住所: HuNaSheng、CN
登録者の所属機関名が「Di Shou Long」となっていますがこれは個人名のような気がします。そして所在地が「HuNaSheng、CN」となっていて「CN」は中国を意味すると思われますが、「HuNaSheng」が検索しても分かりません。スペルミスなのか非常にマイナーな地名なのか判然としません。いずれにしろこのサイトはやはり中国系のグループによるサイトの可能性があるように思われます。
そしてこのサイトの信頼性は極めて低いです。このサイトでの投資は推奨出来ません。
●Bitfinex (ビットファイネックス https://www.bitfinexhkpd.com//#/、スマホ用サイト:https://www.bitfinexhkpd.com/h5/#/)
これも上で検証したシティコインのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトで同名の仮想通貨取引所、BITFINEX (https://www.bitfinex.com/) の名称やロゴを盗用した偽サイトと思われます。まずサイト冒頭のキャプ画像を示します。
このサイト冒頭部も明らかに上で検証してきたシティコイン以下のサイトと似ています。表示言語の選択肢も同じ15ヵ国語になっています。そして上のキャプの左上に見えるロゴの拡大図を左下に示します。これは右下に比較の為に示したBITFINEX (https://www.bitfinex.com/) という取引所のロゴに酷似しています。
このBITFINEX (https://www.bitfinex.com/) の信頼性は調べていませんが、仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) にはBITFINEXの登録情報があり、取引所の出来高ランキングでも上位に来る取引所のようです。Wikipediaの英語版にもBITFINEXの項目があり、設立が2012年、10年の歴史がある取引所ということになっています。ここで検証しているサイトはこのBITFINEXの名称やロゴを盗用した偽サイトと思われます。
次にスマホ用サイトのキャプを以下に示します。左下がログイン画面、右下がトップページです。
このスマホ用サイトも上で検証してきたシティコイン以下のスマホ用サイトと酷似しています。そしてここでもBITFINEXのロゴが確認されます。
さらにこのサイトについてもPC用のサイトアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示しますが、上で検証したシティコイン以下のサイトと全く同じに見えます。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり運営者に関する情報は皆無です。サイトの登録・開設日は2022年2月17日です。
このサイトも全く信用出来ません。
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecrypto.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecrypto.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecfk.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecfk.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiext.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiext.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiebase.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiebase.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpieor.cc/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpieor.cc/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpietrust.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpietrust.com/h5/#/)
●Bitpie (ビットパイ https://www.bitpiecoin.com/#/、スマホ用サイト:https://www.bitpiecoin.com/h5/#/)
これらも上で検証したシティコインのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトです。上でCMEグループという名称でURLアドレスが異なるだけのサイトが2つ、NASDAQという名称のサイトも2つ存在することを示しましたが、ここで検証するビットパイという名称のサイトは少なくとも7つあります。実際問題、全く同じにしか見えませんが7つのサイトの冒頭部のキャプを以下に表題と同じ順で示します。
これら7つのサイトは全く同じに見えます。表示言語の選択肢は上で検証してきたサイトと同じで英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語。そして左に拡大図を示したロゴも7つのサイトで共通です。Bitpie (ビットパイ) というサイト名やこのロゴもどこからか盗用されてきたものかもしれないと考えて探してみると予想通りBitpie (ビットパイ https://bitpie.com/) という名称とロゴが一致するサイトが見つかってきました。以下がそのサイトの冒頭部のキャプです。
このビットパイ (https://bitpie.com/) というサイトは仮想通貨データーベースのCoinMarketCapにも登録がなく連絡先情報はメールアドレスのみというサイトなのでどれほど信頼できるのか不明ですが、上のキャプの一番上に以下のような文章があります。
>Only official website of Bitpie: https://bitpie.com
「ビットパイの公式サイトはこのサイトだけ」といった意味の文章はビットパイを名乗る偽サイトが存在していることを既に認識して注意喚起しているように思われます。
次に各サイトのスマホ用サイトのキャプ画像をやはり表題と同じ順で示していきます。左側がログイン画面、右側がトップページです。
スマホサイトで見ても7つのサイトは全く同じに見えます。
さらにPC用のサイトに戻ってここでも7つのビットパイのサイトのアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを表題と同じ順で以下に示します。
この部分でも7つのサイトは全く同じに見えます。重要なのは上の7枚のキャプ画像、左側に見えるQRコードさえ全く同じであることです。これらのサイトは同じグループによって運営されていることは間違いないでしょうし、少なくとも7つも同じサイトが存在しているという時点で明らかにまともなサイトとは到底思われません。
そしてこれらのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり運営者に関する情報は皆無です。サイトの登録・開設日だけ以下にまとめます。
サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日
ビットパイ (https://www.bitpiecrypto.com/#/) 2022年3月25日
ビットパイ (https://www.bitpiecfk.com/#/) 2022年5月5日
ビットパイ (https://www.bitpiext.com/#/) 2022年5月2日
ビットパイ (https://www.bitpiebase.com/#/) 2022年5月12日
ビットパイ (https://www.bitpieor.cc/#/) 2022年3月23日
ビットパイ (https://www.bitpietrust.com/#/) 2022年5月15日
ビットパイ (https://www.bitpiecoin.com/#/) 2022年5月7日
これらのサイトも当然全く信用出来ません。投資は絶対に避けるべきです。
※付記
本項で検証した7つのビットパイという名称のサイトはおそらく2022年8月から9月頃に特にPC用のサイトが大きく改編されて大幅に見かけが変化しました。改変されたサイトについては「検証118」で検証しているので参照してください。
●Bakkt (https://www.kofe95gr.xyz/#/、スマホ用サイト:https://www.kofe95gr.xyz/h5/#/)
これも上で検証したシティコインのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトです。まずサイト冒頭のキャプ画像を示します。
このサイト冒頭部も明らかに上で検証してきたシティコイン以下のサイトと非常によく似ています。表示言語の選択肢も同じ15ヵ国語になっています。
次に各サイトのスマホ用サイトのキャプ画像を示します。左下がログイン画面、右下がトップページです。
このスマホ用サイトも上で検証してきたシティコイン以下のスマホ用サイトと酷似しています。
さらにこのサイトについてもPC用のサイトのアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示しますが、上で検証したシティコイン以下のサイトと全く同じに見えます。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり運営者に関する情報は皆無です。サイトの登録・開設日は2022年4月11日になっています。
このサイトでの投資も当然推奨できません。
●PNCCOIN (PNCコイン https://www.auslrxe.top/#/、スマホ用サイト:https://www.auslrxe.top/h5/#/)
本ページで検証しているサイトの中には見つかってきたサイトが閉鎖されていてアクセスしようとするとURLアドレスの異なる同名のサイトにリダイレクトされるという例が幾つかありますが、このサイトも閉鎖されているサイトからリダイレクトされていたサイトです。以下はシティコインのサイトからの画像検索の結果の一部ですが、PNCコインという名称のURLアドレスが2つ見つかっています。
画像検索で見つかってきた2つのPNCコインというサイトのURLアドレスは以下のようになっています。
PNCコイン:https://www.pnccoinem.com/
PNCコイン:https://www.pnccoinfc.com/
1つ目のサイトは単に閉鎖されているようですが、2つ目のサイトにアクセスしようとすると強制的に本項の検証対象であるPNCコインのサイト (https://www.auslrxe.top/#/) にリダイレクトされるのです。以下がそのリダイレクトされるサイトの冒頭部です。
このサイト冒頭部も明らかに上で検証してきたシティコイン以下のサイトと非常によく似ています。表示言語の選択肢も同じ15ヵ国語になっています。そしてPNCというサイトの名称とロゴはアメリカの大手金融機関であるPNCファイナンシャルサービシズからの盗用と思われます。左に示したのがPNCファイナンシャルサービシズの一角であるPNC Bank (PNCバンク https://www.pnc.com/en/personal-banking.html) のサイトから取得したロゴのキャプですが、ここで検証しているPNCコインのロゴと酷似しています。念の為にPNCファイナンシャルサービシズの中にPNC Coinという子会社、関係企業があるかどうか調べてみましたが確認出来ません。
次に各サイトのスマホ用サイトのキャプ画像を示します。左下がログイン画面、右下がトップページです。
このスマホ用サイトも上で検証してきたシティコイン以下のスマホ用サイトと酷似しています。但しこのスマホ用サイトには気になる部分があります。すなわち右上のスマホ用サイトトップページの一番上に見えるイラストの部分が日本語化されていることです。以下にそのイラスト部分のみを拡大して示します。
>いくつかの国では、複数のビジネスフォームを統合するブロックチェーンエコシステムを作成するために、ローカライズされたトランザクションサービスセンターを設置しています
文章の意味はよく分かりませんが本ページの上で検証してきたシティコイン以下の一連のサイトの中でこのスマホサイトのイラスト部分が日本語化されているのは今のところ、最初に検証したシティコインとこのPNCコインの2つだけです。これは推測ですが、シティコインとこのPNCコインのサイトはWho Is 情報に記されているサイトの登録・開設日が非常に新しいことと関係があるかもしれません。すなわち最近立ち上げられたサイトでは日本語化が進んでいる可能性があります。ますます日本人に向けた勧誘が加速することになるのかもしれません。
さらにこのサイトについてもPC用サイトのアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示します。この部分は上で検証したシティコイン以下のサイトと全く同じに見えます。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。例によってWho Is 情報も確認しましたがやはり運営者に関する情報は皆無です。サイトの登録・開設日は2022年7月28日になっています。これは本ページの最初に検証したシティコインのサイトの登録・開設日である2022年7月18日よりも新しいです。新しいサイトほどこれから詐欺に使われる可能性が高いと思われるので厳重な注意が必要です。
それからPNCコインが詐欺であることを警告するような投稿がTwitterに出ていることに気が付きました。
情報が断片的ですがインスタグラムから接触してくる「綺麗系セレブ」に勧誘されたようです。「Lisa」と名乗るハーフアメリカンではないか?という反応も寄せられています。勧誘の手口も「検証63」の冒頭で説明した中国系の詐欺グループによる詐欺勧誘の手口に合致しているように思われます。これらの投稿の日付は本項で検証したPCNコインのサイトの登録・開設日である2022年7月28日よりも前なので既に閉鎖された同名の2つのサイトのいずれかに誘導されたのかもしれません。
このサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。
●AvaTrade (アバトレード https://www.vozfqjc.top/#/、スマホ用サイト:https://www.vozfqjc.top/h5/#/)
このサイトは上で検証したPNCコイン (https://www.auslrxe.top/#/) のサイトからの画像検索で見つけてきたサイトでやはり上で検証してきたシティコイン以下のサイトと同じテンプレートから量産されたサイトと思われます。まずサイト冒頭のキャプ画像を以下に示します。
このサイト冒頭部も明らかに上で検証してきたシティコイン以下のサイトと非常によく似ています。表示言語の選択肢も同じ15ヵ国語になっています。そしてAvaTrade (アバトレード)というサイトの名称とロゴは日本にも進出しているABATRADE (アバトレード https://www.avatrade.co.jp/) の名称とロゴを盗用したものとしか思われません。左下にここで検証しているアバトレードのサイトのロゴ、右下に本物のアバトレード (https://www.avatrade.co.jp/) のロゴを示します。非常によく似ていますが本物のロゴはグラデーションが掛かっているようです。
次にスマホ用サイトのキャプ画像を示します。左下がログイン画面、右下がトップページです。
このスマホ用サイトも上で検証してきたシティコイン以下のスマホ用サイトと酷似しています。
さらにこのサイトについてもPC用サイトのアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを以下に示します。この部分は上で検証したシティコイン以下のサイトと全く同じに見えます。「ダウンロード」の間違いとしか思われない「ダウンロー」というタイトル部分も同じです。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。そこで例によってWho Is 情報も確認しました。以下にキャプを示します。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年7月28日になっています。これは本ページの最初に検証したシティコインやナスダック (https://www.khcaemn.top/#/) のサイトと並んで最も新しいです。そして赤枠の部分に登録者に関するわずかな情報が記されています。以下にまとめます。
登録者名: 記載なし
登録者所属機関: Yang Tian Ping
住所: ShangHaiShi、CN (中国、上海市)
所属機関となっている「Yang Tian Ping」は機関名ではなく、個人名のように思われます。そして所在地は中国の上海市となっています。どれほど信用出来るかは疑問ですが、やはりこのサイトを運営しているのは中国系のグループである可能性が高いように思われます。
このサイトでの投資は全く推奨できません。
※付記
Who Is 情報に記されていた中国、上海市のYang Tian Pingという住所と登録者所属機関の組み合わせは次項で検証しているGCEXコイン (https://www.vkhflgs.top//#/) のサイトのWho Is 情報の記述と一致することが判明しました。
●Coinsmart (コインスマート https://www.coinsmartxx.com/#/、スマホ用サイト:https://www.coinsmartyy.com/h5)
●GCEXcoin (GCEXコイン https://www.vkhflgs.top//#/、スマホ用サイト:https://www.vkhflgs.top/h5)
いずれもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。まずそのYahoo知恵袋への投稿を引用します。
▼2022年9月3日投稿 (コインスマートに関する投稿)
ネットで知り合った外国人ではなく、実社会で面識のある中国人に勧誘されたようですが詳しい状況は分かりません。そしてこの質問の時点で既に入金していた5万円は無事に出金出来たようです。入金した金額が少ない状況では信頼できるサイトと誤認させる為に出金に応じるということも多いので5万円出金出来たからといっても信頼できるサイトと結論することは出来ません。
▼2022年9月7日投稿 (GCEXコインに関する投稿)
こちらはさらに情報が少ないですが、勧誘されている状況だったようです。ともかく最初のスマートコインについては質問投稿に記されていたURLアドレスのサイト、2件目のGCEXコインについては検索して見つけてきた表題のサイトのサイト冒頭のキャプ画像を以下に示します。
▼コインスマート (https://www.coinsmartxx.com/#/)
▼GCEXコイン (https://www.vkhflgs.top//#/)
いずれのサイトも上で検証してきたシティコイン以下のサイトと極めてよく似ています。表示言語の選択肢も英語、香港語、中国語、フランス語、日本語、韓国語、マレー語、ロシア語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語の15ヵ国語というパターンで上で検証してきたサイトと共通です。
次にスマホ用サイトのキャプ画像を示します。まずコインスマートのスマホ用サイトです。左下がログイン画面、右下がトップページです。
次はGCEXコインのスマホ用サイトです。やはり左下がログイン画面、右下がトップページです。
スマホ用のサイトについても上で検証してきたシティコイン以下のサイトと明らかに似ています。
さらにPC用サイトのアプリのダウンロードボタンが用意されている部分のキャプを表題と同じ順、コインスマート → GCEXコインの順で以下に示します。
この部分は上で検証したシティコイン以下のサイトと全く同じに見えます。「ダウンロード」の間違いとしか思われない「ダウンロー」というタイトル部分も同じです。
そしてこのサイトにも全く連絡先情報がありません。金融ライセンスに関する情報や経営者に関する情報も見当たりません。そこで例によってWho Is 情報も確認しましたがコインスマートのサイトのWho Is情報には登録者に関する情報は何もありません。サイトの登録・開設日は2022年7月24日となっています。
一方でGCEXコインのサイトのWho Is 情報には登録者に関する断片的な情報があります。
まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年8月14日となっています。この検証は2022年9月中旬に書いているのでサイトの開設からちょうど1ヶ月経過したばかりの新しいサイトということになります。
そして赤枠で囲った部分に断片的ですが登録者に関する情報が記されています。
登録者名: 非開示
登録者所属機関: Yang Tian Ping
住所: 中国・上海市
所属機関の欄に中国系の個人名ではないかと思われるYang Tian Pingと書いてあります。この中国・上海市のYang Tian Pingという記述は上で検証したばかりのアバトレード (https://www.vozfqjc.top/#//) のWho Is 情報に記されていた登録者所属機関名および住所と全く同じです。
これらのサイトでの投資は絶対に推奨できません。
※付記
本項で検証した2つのサイトの内、GCEXコインのサイトはおそらく2022年8月から9月頃に特にPC用のサイトが大きく改編されて大幅に見かけが変化しました。改変されたサイトについては「検証118」で検証しているので参照してください。