検証115

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。また少なくとも一部のサイトについて日本人に向けた勧誘が行われており、無登録の違法業者と考えられるだけでなく、被害報告も出ています。

また本ページで検証対象としているサイトは「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイト、「検証121」「検証128」で検証している一連のサイトと明らかに類似性があり、同じテンプレートから同じグループによって立ち上げられたサイトである可能性が非常高いです。それらの検証と併読を推奨します。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証53ページ目です。「検証116」「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。

本ページでは以下のサイトを検証します。


BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles.net/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles.net/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattlesbit.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattlesbit.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattlescoin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattlescoin.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles-bit.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles-bit.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles-coin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles-coin.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles-pro.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles-pro.com/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpole.net/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpole.net/#/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpole.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpole.com/#/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpolebit.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpolebit.com/#/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpole-coin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpole-coin.com/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpolee.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpolee.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stofline.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stofline.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavailcoin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavailcoin.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavailpro.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavailpro.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stonewarden.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stonewarden.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stonecrestbb.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stonecrestbb.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavail-coin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavail-coin.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavail.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavail.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavail-pro.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavail-pro.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stoolstep.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stoolstep.com/#/)

●MRBICOIN (MRBIコイン https://mrvixio.com/#/、スマホ用サイト:https://m.mrvixio.com/#/)

●EXPMARKS (https://exxewear.com/#/、スマホ用サイト:https://m.exxewear.com/#/)

●EXPMARKS (https://expectdm.com/#/、スマホ用サイト:https://m.expectdm.com/#/)

●EXPMARKS (https://experiau.com/#/、スマホ用サイト:https://m.experiau.com/#/)

●HOLBILT (https://hopeias.com/#/、スマホ用サイト:https://m.hopeias.com/#/)

●HOLBILT (https://hophil.com/#/、スマホ用サイト:https://m.hophil.com/#/)


まず以下の7つのビットキャトルズという名称のサイトを検証します。

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles.net/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles.net/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattlesbit.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattlesbit.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattlescoin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattlescoin.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles-bit.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles-bit.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles-coin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles-coin.com/)

●BITCATTLES (ビットキャトルズ https://bitcattles-pro.com/#/、スマホ用サイト:https://m.bitcattles-pro.com/)

これら7つのサイトはURLアドレスは異なりますが、名称が同じであるというだけでなく、互いに全く区別出来ないサイトです。結論から言えばこれらのサイトは「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、weekfx (ウィークfx)という名称の3つのサイト、さらに以下で検証しているマックスポールという5つのサイト、STORMAVAILという名称の9個のサイト、MRBIコイン、3つのEXPMARKS、2つのHOLBILT、さらには「検証121」で検証しているFoxexchange (フォックスエクスチェンジ) という5個のサイトやICERKETという7つのサイト、「検証128」で検証しているFASTBITRAという名称の2つのサイト、計39個ものサイトと共通点が認められ、同じグループによるサイトである可能性が非常に高いです。それらのサイトの検証も参照してください。

これらのサイトの存在についてはYahoo知恵袋に出てきた2つの質問投稿で知ることになりました。まずはそれらの投稿を引用します。

2022年7月17日投稿

Twitterで知り合った自称・台湾人の女性経営者からビットキャトルズでの投資を勧誘されたようです。高級車を複数所有するなど金持ちアピールをしているということのようですが、いわゆるロマンス詐欺を疑っていてビットキャトルズの情報を求めているようです。この勧誘の経緯は「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口に合致しているように思われます。

そして残念ながらこの投稿にはビットキャトルズのURLアドレスが記されていないので「BITCATTLES」を検索し、さらに画像検索で見つけてきた表題の6つのビットキャトルズのいずれに誘導されていたのかは不明です。あるいは見つけることが出来なかった同名のサイトがこれ以外にも存在している可能性もあるかもしれません。

2022年8月5日投稿

この投稿でも勧誘して来たのは自称・台湾人だったようで入金したところ、出金出来なくなってしまったようです。そしてこの投稿にはURLアドレスが記されています。これが表題最初のサイトです。

ともかく「BITCATTLES」というサイト名の検索や画像検索で見つけた表題の7つのビットキャトルズのサイトの冒頭部のキャプを以下に順に示します。

▼ビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/)

これはPC用サイトの冒頭部ですが表示言語の選択肢は左にプルダウンメニューのキャプを示しましたが、英語、中国語、日本語、ポルトガル語、スペイン語の5つです。

サイト冒頭中央には以下のような文章があります。

>世界をリードする暗号通貨取引プラットフォーム

>130カ国を超える数百万のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています。

実際に数百万人のユーザーがいるかどうかについてはまた後述することにします。

そしてこのPC用サイトはおそらくタブレットやスマホ向けだと思われるのですがブラウザのウインドウの横幅を狭くするとかなり見かけが変化します。また別にスマホ用サイトのURLアドレスも存在します。左下にPC用のサイトのウインドウの横幅を狭くした場合のトップページ、右下にスマホ用サイトのキャプ画像を示します。

同様に他の6つのビットキャトルズのサイトについてもPC用サイトの冒頭部、PC用サイトでブラウザの幅を狭くした場合の冒頭部、スマホ用サイトの3つのキャプ画像を以下に示していきます。表示言語の選択肢はいずれの場合も英語、中国語、日本語、ポルトガル語、スペイン語の5つで共通です。

▼ビットキャトルズ (https://bitcattles.net/#/)

▼ビットキャトルズ (https://bitcattlesbit.com/#/)

▼ビットキャトルズ (https://bitcattlescoin.com/#/)

▼ビットキャトルズ (https://bitcattles-bit.com/#/)

▼ビットキャトルズ (https://bitcattles-coin.com/#/)

▼ビットキャトルズ (https://bitcattles-pro.com/#/)

7つのサイトからのキャプ画像は互いに全く区別出来ません。さらにこれら7つのサイトのサブページにある「私たちについて」という項目のキャプをまず最初の3つのサイトについてビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) → ビットキャトルズ (https://bitcattles.net/#/) → ビットキャトルズ (https://bitcattlesbit.com/#/) という順序で示します。

さらに残りの4つのサイトについてもビットキャトルズ (https://bitcattlescoin.com/#/) → ビットキャトルズ (https://bitcattles-bit.com/#/) → ビットキャトルズ (https://bitcattles-coin.com/#/) → ビットキャトルズ (https://bitcattles-pro.com/#/) という表題と同じ順で相当部分のキャプを示します。

7つのサイトはこの部分でも全く区別出来ません。活字が小さい上に薄くて読みにくいのでこの部分に書いてある文章を以下に書き出します。

>私たちについて

>Bitcattles(WWW.Bitcattles.PRO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。Bitcattles(WWW.Bitcattles.PRO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

文章は7つのサイトで共通なのですが、文章の冒頭に非常に気になる部分があります。すなわち

>Bitcattles(WWW.Bitcattles.PRO)

と書いてあるのですがこのURLアドレスは本項で検証した7つのサイトのいずれとも異なります。だとすれば同じテンプレートから作られたこのURLアドレスのサイトが存在するのではないかと考えて

https://bitcattles.pro/#/

というURLアドレスにアクセスしてみたのですが少なくとも2022年8月現在でこのURLアドレスに対応するサイトは確認出来ません。かつては存在していたが閉鎖されたという可能性もありますがなぜここにサイトのURLアドレスと異なるURLアドレスが記されているのか異様です。

そして所在地について

>ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります

と書いてありますが、具体的な登録情報とか住所などの連絡先は全く見当たりません。

さらにこの「私たちについて」という項目の見かけや「ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります」といった文章を見て気が付きましたが、これらのサイトはこの「私たちについて」という項目で「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、さらにweekfx (ウィークfx) という名称の3つのサイトに明らかに似ているのです。以下にそれらのサイトの「私たちについて」の項目のキャプ画像を再掲します。

▼Kinsbi (https://kinsbi.com/#/) (2022年8月現在で閉鎖済み)

▼Ninelord (https://ninelordcoin.com/#/) (2022年8月現在で閉鎖済み)

▼ウィークfx (https://weexfxpro.com/#/)

これらのサイトに記されている文章は本項で検証している7つのビットキャトルズの文章と酷似しています。比較の為にビットキャトルズの文章とウィークfxの文章を以下に並べてみます。

▼ビットキャトルズ

>私たちについて

>Bitcattles(WWW.Bitcattles.PRO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。Bitcattles(WWW.Bitcattles.PRO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

▼ウィークfx

>私たちに関しては

>Weexfx(Weexfx)これは、ケイマン諸島に登録されている世界をリードするデジタル資産取引プラットフォームであり、コアオペレーションチームは香港にあります。 Weexfx(Weexfx)のコアメンバーは、インターネットや金融のトップ企業です。メンバーのほとんどは、ビットコインとブロックチェーンの深い信者です。ブロックチェーンは、従来の独占金融システムを変え、より民主的で自律的な社会構造を構築すると確信しています。 。

全く同じ文章というわけではありませんが「ケイマン諸島に登録」とか「核心運営チームは香港」といった記述は明らかに似ています。さらに文章に日本語として不自然な部分があるので微妙な違いは翻訳の問題ではないかと考えてこの部分を英語表記で比べてみることにしました。

▼ビットキャトルズ

>About us

>Bitcattles is a leading digital asset trading platform in the world, registered in the Cayman Islands, with a core operating team in Hong Kong. The core members of Bitcattles come from top Internet and financial companies. Most of them are deep believers in Bitcoin and block chains. We are convinced that block chains will change the traditional monopolistic financial system and build a more democratic and autonomous social structure.

▼ウィークfx

>About us

>Weexfx is a leading digital asset trading platform in the world, registered in the Cayman Islands, with a core operating team in Hong Kong. The core members of Weexfx come from top Internet and financial companies. Most of them are deep believers in Bitcoin and block chains. We are convinced that block chains will change the traditional monopolistic financial system and build a more democratic and autonomous social structure.

英語で比較するとサイトの名称の部分以外は全く同じ文章のようです。ビットキャトルズと「検証107」に検証を書いたウィークfxなどのサイトはまず間違いなく同じグループによるサイトでしょう。そう思ってみるとビットキャトルズとウィークfxのサイトには他にも共通点があるように思います。まずURLアドレスは異なるが同じ名称でサイト自体は全く同じに見える明らかにコピペで作られた複数のサイトが存在していることが共通ですし、さらにPC用のサイトはブラウザの幅を狭くするとかなり見かけが変化するという点も共通しています。またPC用のサイトとスマホ用のサイトが存在していてそれぞれのURLアドレスが以下のようになっています。

▼ビットキャトルズ

PC用サイト:https://bitcattles.com/#/

スマホ用サイト:https://m.bitcattles.com/

▼ウィークfx 

PC用サイト:https://weexfxpro.com/#/

スマホ用サイト:https://m.weexfxpro.com/

スマホ用サイトのURLアドレスはPC用サイトのドメイン名の前に「m.」が加わった形になっています。これも共通点と言えると思います。

それから連絡先情報を求めて例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。各サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

ビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) 2022年5月14

ビットキャトルズ (https://bitcattles.net/#/) 2022年5月19

ビットキャトルズ (https://bitcattlesbit.com/#/) 2022年5月19

ビットキャトルズ (https://bitcattlescoin.com/#/) 2022年5月18

ビットキャトルズ (https://bitcattles-bit.com/#/) 2022年5月19

ビットキャトルズ (https://bitcattles-coin.com/#/) 2022年5月15日

ビットキャトルズ (https://bitcattles-pro.com/#/) 2022年515日

いずれも2022年5月中旬に集中的に登録・開設されています。

そしてWho Is 情報を調べていて気が付きましたが、これらのサイトへのアクセス数は非常に少ないようです。例えば以下は最初のビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) のサイトへのアクセス状況を調べた結果のキャプです。

1日当たりの独立訪問者数とか月間のアクセス数といった数字が全て検出限界以下という結果になっています。キャプは省略しますがこれ以外の6つのビットキャトルズのサイトでもアクセス状況を調べた結果として検出限界以下のアクセスしかないという結果になります。とてもではありませんが、サイト冒頭に記されていた

>130カ国を超える数百万のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています。

という記述は事実とは思われません。

改めて結論するまでもないと思いますが本項で検証した7つのビットキャトルズのサイトは全く信用出来ません。そもそもURLアドレスが異なるだけで全く同じサイトが7つも共存しているだけで明らかに異常です。連絡先情報などの開示は全く不充分であり、金融ライセンスに関する記述もありません。さらに最初に引用したYahoo知恵袋の投稿によれば勧誘の手口が典型的な中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口と一致していますし、出金に困難が生じているようです。

非常に危険なサイトと判断せざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


※付記1

本項の冒頭でも書きましたが以下で検証している5つのマックスポールというサイト、STORMAVAILという名称の9個のサイト、MRBIコイン、3つのEXPMARKS、2つのHOLBILT、さらには「検証121」で検証しているFoxexchange (フォックスエクスチェンジ) という5個のサイトもビットキャトルズと同じグループによるサイトと思われます。さらに「検証128」で検証しているFASTBITRAというサイトも同じグループと思われます。それらの検証も併読してください。

※付記2

2022年10月中旬に確認したところ本項で検証した7つのビットキャトルズのサイトは全て閉鎖されているようです。一方で付記1に書いた同じグループによると思われるサイトが新たに確認されています。


●MAXPOLE (マックスポール https://maxpole.net/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpole.net/#/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpole.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpole.com/#/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpolebit.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpolebit.com/#/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpole-coin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpole-coin.com/)

●MAXPOLE (マックスポール https://maxpolee.com/#/、スマホ用サイト:https://m.maxpolee.com/#/)

これもYahoo知恵袋に質問が出てきたことから見つかってきたサイトです。上で検証したビットキャトルズの場合と同様に同じ名称で見かけも全く同じに見えるURLアドレスだけ異なる複数のサイトが存在しており、ビットキャトルズや「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイトと共通点が認められることから同じグループによるサイトと思われます。まずYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年8月7日投稿

残念ながら取引を始めることになってしまった経緯が何も分かりませんが、「Maxpoleという香港の取引所」で取引していて出金しようとしたところ10%の個人所得税を支払えという請求を受けて出金出来ない事態に陥っているようです。何度も書いていますが、海外の金融機関が日本の源泉徴収に対応しているわけがありませんし、税金ならば出ている利益の一部を留保すれば済むことです、追加入金が必要になるというのは明らかにおかしいです。

そしてこの投稿には取引していた「Maxpole」のサイトのURLアドレスが記されていませんが、表題の5つのサイト見かけは一致しているようです。表題の5つのサイトのいずれか、あるいは同じテンプレート由来でMaxpoleという名称の他のサイトで被害に遭っているものと思われます。まず5つのサイトの内、最初のマックスポール (https://maxpole.net/#/) のサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に示します。

この冒頭部を上で検証したビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) のサイト冒頭部と比較してみます。以下に比較の為にキャプを再掲します。

さらに「検証107」で検証したKinsbi (https://kinsbi.com/#/) というサイトについても比較の為に以下に冒頭部のキャプ画像を再掲します。

3つのサイトの冒頭部を比較するとマックスポールとKinsbiのサイト冒頭部が似ている印象を受けます。

さらにマックスポールビットキャトルズKinsbiの3つのサイトを詳しく比較してみると幾つか共通点が見つかります。まず記されているこれら冒頭部中央に書かれている文章を書き出してみます。

▼マックスポール (https://maxpole.net/#/)

>世界をリードする暗号通貨取引プラットフォーム

>130カ国を超える数百万のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています。

▼ビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/)

>世界をリードする暗号通貨取引プラットフォーム

>130カ国を超える数百万のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています。

Kinsbi (https://kinsbi.com/#/

>世界をリードする暗号通貨取引プラットフォーム

>130カ国を超える数百万のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています。

これら3つのサイトの文章は全く同じです。数百万人のユーザーがいるかどうかについては非常に疑問です。この点に関してはまた後述します。

さらに3つのサイトのキャプ画像をを比較してみるとメニューバーの項目も同じのようです。

▼マックスポール (https://maxpole.net/#/)

>トップページ 市場 通貨交換 質権設定 イノべーションラボ

▼ビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/)

>トップページ 市場 通貨交換 質権設定 イノべーションラボ

▼Kinsbi (https://kinsbi.com/#/

>トップページ 市場 通貨交換 質権設定 イノべーションラボ

これだけ一致しているのは偶然とは思われません。

さらに左下がマックスポール、中央がビットキャトルズ、右下がKinsbiの言語選択メニューのキャプです。

特にマックスポールビットキャトルズでは表示言語の選択肢が英語、中国語、日本語、ポルトガル語、スペイン語の5言語で一致しているだけでなく、その並び順や国旗アイコンなども互いに酷似しています。これら3つのサイトが同じグループによるサイトである可能性は極めて濃厚でしょう。

さらにマックスポールのPC用のサイトは上で検証したビットキャトルズのサイトの場合と同じでブラウザの窓の幅を狭くするとおそらくタブレットやスマホへの対応の為でしょうけどサイトの見かけが大きく変化するようになっています。左下にマックスポール (https://maxpole.net/#/) のキャプ画像、右下にビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) のキャプ画像を示します。

一見して似ているようには見えませんが、例えばスライドショー形式で入れ替わる3枚のイラスト画像とか「質権設定」「イノベーションラボ」「入金」「資産」という項目名など偶然とは思えないほどの一致点も確認出来ます。

さらにスマホ用サイトについても以下でキャプ画像を比較します。左下がマックスポール (https://maxpole.net/#/) のキャプ画像、右下ビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) のキャプ画像です

スマホ用のサイトも一見してそっくりということはありませんが、スライドショー形式で入れ替わる3枚のイラスト画像とか「出金」「初期プロジェクト」「質権」「フラッシュ交換」という項目名など一致点も確認出来ます。

さらにこのマックスポール (https://maxpole.net/#/) のPC用のサイトには以下のキャプに示した「製品とサービス」という項目があってサイトの特長が説明されているようです。

そしてこの部分は「検証107」で検証した3つのweekfx (ウィークfx) というサイトに酷似しているのです。実際問題、マックスポールのサイトが既に「検証107」で検証していたKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイト、あるいは上で検証した7つのビットキャトルズのサイトに似ていることに気が付いたのもこの部分を見てのことです。以下に比較の為にウィークfx (https://weexfxpro.com/#/) のサイトにある「製品とサービス」という項目のキャプを再掲します。

3つのイラストの配置が左右入れ替わっていますし、文章も全く同じというわけではありませんがイラストは全く同じものに見えますし、明らかに似ています。ちなみに上で検証したビットキャトルズのサイトにはこの「製品とサービス」という項目に相当する部分はありません。

さらに以下にはマックスポール (https://maxpole.net/#/) の「私たちについて」というサブページのキャプを示します。

さらに上で検証したビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) の「私たちについて」というサブページのキャプを比較の為に再掲します。

活字が小さくて読みにくいので以下に書き出します。

マックスポール (https://maxpole.net/#/

>私たちについて

>Maxpole(WWW.Maxpole.PRO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。Maxpole(WWW.Maxpole.PRO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

ビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/)

>私たちについて

>Bitcattles(WWW.Bitcattles.PRO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。Bitcattles(WWW.Bitcattles.PRO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

サイト名の部分を除き、文章が同じです。やはりこれらのサイトは同じグループによってコピペで量産されたサイトで間違いないでしょう。「ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。」と書かれていますが、いずれのサイトでもこれ以上の具体的な連絡先情報は見当たりません。

次に表題に示したマックスポールという名称の他の4つのサイトについてですが、URLアドレス以外に異なる部分が全く見当たりません。同じキャプ画像をさらに4回ずつ貼り付けても仕方がないのでPC用サイトの冒頭部のキャプ画像のみ以下に示します。

▼マックスポール (https://maxpole.com/#/)

▼マックスポール (https://maxpolebit.com/#/)

▼マックスポール (https://maxpole-coin.com/#/)

▼マックスポール (https://maxpolee.com/#/)

これら4つのサイトにも連絡先情報などは全く見当たりません。連絡先情報を探して各サイトのWho Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は一切ありません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

マックスポール (https://maxpole.net/#/) 2022620日

マックスポール (https://maxpole.com/#/) 2022年6月16

マックスポール (https://maxpolebit.com/#/) 2022年6月19

マックスポール (https://maxpole-coin.com/#/) 2022年6月17

マックスポール (https://maxpolee.com/#/) 2022年6月21

これら5つのサイトは2022年6月に集中的に登録・開設されています。上で検証した7つのビットキャトルズのサイトは2022年5月に集中的に登録・開設されていました。URLアドレスが異なるだけで全く同じにしか見えないサイトがこれだけ存在することの解釈としてどれかのサイトが本物のサイトで他のサイトが本物を真似た偽サイトということも考えられましたが、これだけ短い期間に集中的に登録されているということは全てが同じグループによる詐欺目的のサイトであるとしか思われません。

これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


※付記

以下で検証しているSTORMAVAILという9つのサイト、MRBIコイン、3つのEXPMARKS、2つのHOLBILT、さらには「検証121」で検証しているFoxexchange (フォックスエクスチェンジ) などのサイトや「検証128」で検証しているFASTBITRAといったサイトもマックスポールと同じグループによるサイトと同じグループによるサイトと思われます。参照してください。一方で2022年11月初旬に確認したところ、マックスポールのサイトは全て閉鎖されているようです。


●STORMAVAIL (https://stofline.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stofline.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavailcoin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavailcoin.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavailpro.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavailpro.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stonewarden.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stonewarden.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stonecrestbb.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stonecrestbb.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavail-coin.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavail-coin.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavail.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavail.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stormavail-pro.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stormavail-pro.com/#/)

●STORMAVAIL (https://stoolstep.com/#/、スマホ用サイト:https://m.stoolstep.com/#/)

最初のサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたさいとですそして上で検証したビットキャトルズやマックスポール、「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイトと明らかな共通点が認められ、これらと同じ詐欺グループによるサイトと考えられます。そして表題2番目以降の8のサイトは最初のサイトからの画像検索で見つかってきたいサイトであり、STORMAVAILというサイト名が同じであるだけでなく、見かけもそっくりです。URLアドレスが違うだけのサイトが複数見つかるという点でも上で検証したビットキャトルズやマックスポールと同様ということになります。まず最初のサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年8月9日投稿

詳しい経緯は何も書かれていませんが、「台湾の友人」から勧められて既に17万ドルという大金を入金してしまい、UNYというIPO準備中の未公開仮想通貨を購入しまったようです。とにかくこの質問投稿に記されているURLアドレスのサイトの冒頭部を以下に示します。

表示言語の選択肢は左にプルダウンメニューのキャプを示しましたが英語、中国語、日本語、ポルトガル語、スペイン語の5つです。

この冒頭部や言語選択のメニューを見ただけでこのSTORMAVAILというサイトが上で検証したビットキャトルズやマックスポール、「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイトと似ていることに気が付きました。「英語、中国語、日本語、ポルトガル語、スペイン語」という表示言語の選択肢は上で検証した7つのビットキャトルズのサイトや5つのマックスポールのサイトと並び順まで同じですし、国旗アイコンなども全く同じに見えます。

以下には比較の為に上で検証したばかりのマックスポール (https://maxpole.net/#/) のサイト冒頭を再掲します。

背景色やイラスト部分は異なりますが、左から「トップページ」「市場」「通貨交換」「質権設定」「イノベーションラボ」と並ぶメニューバーの項目や中央に見える

>世界をリードする暗号通貨取引プラットフォーム

>130カ国を超える数百万のユーザーのために、信頼できるデジタル資産取引及び資産管理サービスを提供しています。

という文章など全く同じです。

さらにこのSTORMAVAILというサイトは上で検証したビットキャトルズやマックスポールの場合と同じでブラウザの窓の幅を狭くするとおそらくタブレットなどへの対応の為でしょうけど見かけが大きく変化します。左下にそのブラウザの窓を狭くした場合のキャプを示します。このブラウザの窓を狭くした場合のサイトの見かけは比較の為に右下にキャプを再掲しましたが上で検証したマックスポール (https://maxpole.net/#/) のサイトでブラウザの窓を狭くした場合と極めてよく似ているようです。

さらに左下は表題に示したSTORMAVAILのスマホ用サイト (https://m.stofline.com/#/) のキャプ画像です。そして右下はやはり上で検証したマックスポールのスマホ用サイト (https://m.maxpole.net/#/) のキャプの再掲です。

スマホ用サイトについてはマックスポールなどのサイトと非常に似ているとは言えませんが、項目名や右下のダウンロードボタンなどやはり明らかに似ている部分もあるようです。

さらにPC用のサイトに戻りますが、STORMAVAILのサイトには以下のキャプに示した「製品とサービス」と題された部分が存在します。

この部分は「検証107」で検証した3つのウィークfxや上で検証した5つのマックスポールのサイトに存在するやはり「製品とサービス」という部分と非常によく似ています。以下には比較の為にマックスポール (https://maxpole.net/#/) のサイトの「製品とサービス」という部分のキャプを再掲します。

3つの項目の配置は異なりますが、「グローバルレイアウト」「システムセキュリティ」「スムーズな取引体験」という項目名や添えらえている説明文は互いに極めてよく似ていますし、3つのイラストは全く同じものに見えます。そしてこの「製品とサービス」という部分については上のマックスポールの検証で指摘しましたが「検証107」で検証したKinsbiのサイト (https://kinsbi.com/#/) や3つのウィークfxのサイトには非常によく似た部分が存在します。

そしてこの部分には以下のような多数のユーザーを抱えていることを主張するような記述があります。

>世界中の数百万人のユーザーに提供

>1秒あたり数百万の注文を処理し、2,000万人を超えるオンラインユーザーのスムーズな運用に料金を支払います

顧客数が「数百万人」なのか「2000万人超え」なのか分かりませんけど、とにかく非常に多くの顧客数を抱えていると主張しているようなのですがこの主張が事実かどうかは詳しくは後述しますが極めて疑問です。

さらに上のビットキャトルズやマックスポールの検証でも取り上げましたが、このSTORMAVAILのサイトにも「私たちについて」というサブページが存在します。そのサブページのキャプ画像を以下に示します。

この部分についても上で検証したマックスポール (https://maxpole.net/#/) の相当部分のキャプを比較の為に以下に示します。

さらに記されている文章を以下に比較の為に書き出します。

▼STORMAVAIL (https://stofline.com/#/)

>私たちについて

>Stormavail(WWW.Stormavail.PRO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。Stormavail(WWW.Stormavail.PRO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

マックスポール (https://maxpole.net/#/

>私たちについて

>Maxpole(WWW.Maxpole.PRO)技術世界トップのデジタル資産取引プラットフォームであり、ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。Maxpole(WWW.Maxpole.PRO)コアメンバーはトップクラスのインターネットと金融会社から来ています,ほとんどのメンバーは深ビットコインとブロックチェーン信奉者です,ブロックチェーンは伝統的な独占金融システムを変え、より民主的、自治的な社会構造を構築すると確信しています

サイト名の部分が入れ替わっているだけで日本語が明らかに不自然な部分も含めて全く同じ文章のようです。やはりこれらのサイトは同じグループによってコピペで量産されたサイトで間違いないでしょう。そして「ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。」と書かれていますが、これ以上の具体的な連絡先情報は見当たりません。

次に表題に示したSTORMAVAILという名称の他の8つのサイトについてやはりURLアドレス以外に異なる部分が全く見当たりません。同じキャプ画像をさらに8回ずつ貼り付けるのは全く生産的ではないのでマックスポールの場合と同様にPC用サイトの冒頭部のキャプ画像のみ以下に示します。

▼STORMAVAIL (https://stoolstep.com/#/)

これら表題2~9番目の8つのSTORMAVAILというサイトはURLアドレスは異なっても表題最初のSTORMAVAILのサイト (https://stofline.com/#/) と全く区別出来ません。表示言語の選択肢もが英語、中国語、日本語、ポルトガル語、スペイン語の5つで共通です。キャプは省略しますが9つのサイトはこの冒頭部以外の部分についてもスマホサイトについても互いに全く同じに見えます。そしてこれら9つのSTORMAVAILというサイトには具体的な連絡先情報が見当たりません。「私たちについて」のサブページに例によって「ケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあります。」という記述があるのみです。そこでさらに各サイトのWho Is 情報も例によって確認しました。すると9つのサイトの内、最初のSTORMAVAIL (https://stofline.com/#/) と最後のSTORMAVAIL (https://stoolstep.com/#/) の2つのサイトについてのみWho Is 情報に登録者に関する断片的な情報が記されていることが分かりました。以下にそれら2つのサイトのWho Is 情報のキャプを示します。

STORMAVAIL (https://stofline.com/#/) についてもSTORMAVAIL (https://stoolstep.com/#/) についても赤枠で囲った部分にある大半の項目が非開示になっていますがわずかに所在地情報として「JILIN, CN」とだけ記されています。これは中国の吉林省を意味すると思われます。

これら2つのサイトも含め、9つのSTORMAVAILのサイトについてサイトの登録・開設日およびアップデート日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 アップデート日

STORMAVAIL (https://stofline.com/#/) 2018年8月3日 2022年7月24

STORMAVAIL (https://stormavailcoin.com/#/) 2022年8月3日 記載なし

STORMAVAIL (https://stormavailpro.com/#/) 2022年8月3日 記載なし

STORMAVAIL (https://stonewarden.com/#/) 202279日 2022年7月24日

STORMAVAIL (https://stonecrestbb.com/#/) 202254日 2022726日

STORMAVAIL (https://stormavail-coin.com/#/) 2022年8月3日 記載なし

STORMAVAIL (https://stormavail.com/#/) 2022年8月2 2022年8月3日

STORMAVAIL (https://stormavail-pro.com/#/) 202283日 記載なし

STORMAVAIL (https://stoolstep.com/#/) 2021年7月25日 2022年7月25日

最初のSTORMAVAIL (https://stofline.com/#/) がこの検証を書いている2022年8月中旬時点で4年も前となる2018年8月3日に登録されています。さらに最後のSTORMAVAIL (https://stoolstep.com/#/) も登録されたのが2021年7月25日で1年以上経過していることになります。登録から1年以上経過している2つのサイトはWho Is 情報に登録者の所在が中国・吉林省と書かれていた2つのサイトでもあります。そして2つのサイトは共に2022年7月下旬 (7月24あるいは25日) にアップデートが行われています。このアップデートが何を意味するのか分からないのですが、4年も前からSTORMAVAIL (https://stofline.com/#/) のサイトが現在の形で存在していたと考えるよりは以前に別目的で使われていたサイトが何らかの理由で閉鎖され、そのドメイン名を買い取った詐欺グループが現在の詐欺サイトとして使っているという可能性も考えられるように思います。この2つ以外の7つのサイトは2022年5月以降に立ち上げられており、特に2022年8月2日~3日に5個のサイトが立ち上げられているようです。この検証を書いている時点で半月も経過していない非常に新しいサイトということになります。

そして非常に新しいサイトが多いこととも関連しますが、STORMAVAILという名称のこれら9つのサイトへのアクセス数は非常に少ないようです。以下は表題5番目のSTORMAVAILのサイト (https://stonecrestbb.com/#/) へのアクセス数を調べた結果ですが

1日当たりの独立訪問者数が53人、月間のアクセス数が1638回という数字になっています。さらにこれ以外の8つのSTORMAVAILのサイトではこれらの数字が検出限界以下になっています。少なくとも独立訪問者数とか月間のアクセスう数はSTORMAVAILのサイト (https://stonecrestbb.com/#/) の場合以下ということになります。「製品とサービス」という項目に記されていた

>世界中の数百万人のユーザーに提供

>1秒あたり数百万の注文を処理し、2,000万人を超えるオンラインユーザーのスムーズな運用に料金を支払います

といった記述はデタラメとしか思われません。

それから最初に引用したYahoo知恵袋の投稿ではUNYという仮想通貨に投資してしまったと記されていましたが、仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) で調べてもUNYという仮想通貨に関する情報は見つかりません。しかしSTORMAVAIL (https://stofline.com/#/) のサイトを見ると確かにUNYという仮想通貨のチャートがあります。以下にはまずUNY-USDTの日足チャートを示します。

2022年7月26日に始値0.001057ドルで取引が始まり、その後、連日数百万枚以上の出来高を伴って右肩上がりの相場情状が続いており、この検証を書いている時点での相場は0.033924ドルとなっています。20日ほどの間に始値の32倍以上ということになります。さらに以下は同じUNY-USDTの5分足チャートです。

5分足チャートで見てもローソク足が間断なく並んでいます。上ヒゲ、下ヒゲが確認されるローソク足もありますから少なくとも5分間に最低でも2回以上の取引が成立していることになりますからよほど多くの市場参加者がこのUNYという聞いたこともない仮想通貨の売買に参加していなければおかしいことになります。しかし、既に書いたようにこのSTORMAVAIL (https://stofline.com/#/) のサイトへのアクセス数は非常に少ないのです。このチャートが実際の取引を反映したものであるかどうか極めて疑わしいと考えざるを得ません。

そもそも全く同じとしか思われない同名のサイトが9つも存在している時点でこれらのサイトが詐欺目的のサイトではないかと疑わざるを得ません。これらSTORMAVAILというサイトでの投資は全く推奨できません。


※付記

2022年11月上旬に確認したところ、本項で検証対象とした9つのSTORMAVAILという名称のサイトは全て何の告知もなく、閉鎖されているようです。


●MRBICOIN (MRBIコイン https://mrvixio.com/#/、スマホ用サイト:https://m.mrvixio.com/#/)

●EXPMARKS (https://exxewear.com/#/、スマホ用サイト:https://m.exxewear.com/#/)

●EXPMARKS (https://expectdm.com/#/、スマホ用サイト:https://m.expectdm.com/#/)

●EXPMARKS (https://experiau.com/#/、スマホ用サイト:https://m.experiau.com/#/)

●HOLBILT (https://hopeias.com/#/、スマホ用サイト:https://m.hopeias.com/#/)

●HOLBILT (https://hophil.com/#/、スマホ用サイト:https://m.hophil.com/#/)

これら6つのサイトも結論から言えば上で検証してきたビットキャトルズ、マックスポール、STORMAVAILといったサイトと明らかに似ている部分があり、同じグループによるサイトと思われるのでここで検証します。

これらのサイトの中で最初のMRBIコイン (https://mrvixio.com/#/) はYahoo知恵袋に出てきた質問の関連で見つかってきたサイト、2番目のEXPMARKS (https://exxewear.com/#/) というサイトもYahoo知恵袋の投稿に出てきたサイトです。それ以外の表題3~6番目の4つのサイトは2番目のEXPMARKS (https://exxewear.com/#/) からの画像検索で見つけたサイトです。

まず最初のMRBIコインのサイトの存在を知るきっかけになったYahoo知恵袋の質問を引用します。

2022年10月6日投稿

どういう経緯でこの質問をしているのか全く情報がありませんがとにかくURLアドレスを示して詐欺サイトかどうか質問しています。対して自分も同じサイトで詐欺に遭ったという回答が出ています。そしてこのサイトのMRBICOINというサイト名の検索あるいは画像検索で他にURLアドレスが異なるだけで名称や見かけが同じ明らかに酷似した、コピペで量産したとおもわれる2つのサイトが存在する、つまりMRBIコインという以下のサイトが計3つ存在していることを確認しました。

▼MRBICOIN (https://mrbicoin.com/#/) → Yahoo知恵袋の質問投稿に出てきたサイト

▼MRBICOIN (https://mrvixio.com/#/)サイト名の検索で発見したサイト

▼MRBICOIN (https://mrbi-coin.com/#/) → 画像検索で発見したサイト

そこでこの3つのサイトをまとめて検証するつもりだったのですが、上の3つのサイトの内、Yahoo知恵袋に出てきた最初のサイトと3番目の画像検索で発見したサイトが相次いで何の告知もなく閉鎖されました。閉鎖された2つのサイトについてはキャプ画像など何も残っていないので検証は断念して現時点で残っている2番目のサイトだけをここで検証することにします。

次に表題2番目のEXPMARKS (https://exxewear.com/#/) というサイトに関してやはりYahoo知恵袋に出てきた2つの質問を引用します。

2022年10月6日投稿

この質問投稿では2つのサイトについて詐欺目的のサイトかどうかを問うています。いずれもSNSで知り合った外国人に紹介されたサイトのようです。質問対象の1つ目はEtherb (https://www.etherb.com/) というサイトであり、このサイトについては「検証99」で既に検証しています。そして第2の質問対象としてこの質問の「補足」に登場しているのが本項で検証する表題2つ目のEXPMARKS (https://exxewear.com/#/) というサイトです。

2022年10月10日投稿

どういう経緯でこの質問をしているのか何の情報もありませんが詐欺に遭ったと認識している状況のようです。そして

>exxewearというサイトです。

とあって「exxewear」は当初はサイト名かと思ったのですが検索してみるとこれはサイト名ではなく、EXPMARKSのURLアドレス (https://exxewear.com/#/) の一部なのではないかと思われました。この投稿に関してはこれしか情報がないので本当にここで検証しているサイトに関する質問なのかどうかさえ確実ではありません。とにかくまず本項で検証する6つのサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に表題と同じ順示していくことにします。

▼MRBIコイン (https://mrvixio.com/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、日本語]

▼EXPMARKS (https://exxewear.com/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語]

▼EXPMARKS (https://expectdm.com/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語日本語]

▼EXPMARKS (https://experiau.com/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語]

▼HOLBILT (https://hopeias.com/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語]

▼HOLBILT (https://hophil.com/#/) [表示言語:英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、日本語]

3つのEXPMARKSのサイトは互いに非常によく似ています。2つのHOLBILTのサイトも互いによく似ていて区別も困難です。そして本項で検証対象としている6つのサイトにはこの冒頭部だけに限っても幾つか共通点があります。例えば6つのサイトのメニューバーの項目は「表紙」「市場」「通貨取引」「利息質付」「新規仮想通貨公開」の5項目で共通しています。また冒頭部中央に記されている

>ユーザーが信頼する暗号通貨取引プラットフォーム

>厳格なプロトコルと業界をリードする技術的対策により、ユーザーの安全を守ることを約束するよう努めます

という文章も6つのサイトで共通しています。

さらに6つのサイトの表示言語の選択メニューを以下に示します。まず以下には左からMRBIコイン (https://mrvixio.com/#/)EXPMARKS (https://exxewear.com/#/) → EXPMARKS (https://expectdm.com/#/) の3つのサイトの言語選択メニューを示します。

次にこれも左からEXPMARKS (https://experiau.com/#/) → HOLBILT (https://hopeias.com/#/) → HOLBILT (https://hophil.com/#/) の3つのサイトの言語選択メニューを示します。

6つのサイトの言語選択メニューは互いに明らかに似ています。表示言語の選択肢はMRBIコインの場合が英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、日本語の8言語、それ以外の5つのサイトは同じ8言語にポルトガル語を加えた9言語になっていてその並び順とか国旗アイコンに明らかな共通性があります。またこの言語選択メニューは「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、weekfx (ウィークfx)という名称の3つのサイト、さらに上で検証したビットキャトルズ、マックスポール、STORMAVAILといった複数のサイトとも共通点が認められす。例えば左下は「検証107」で検証したweekfx (ウィークfx https://weexfxpro.com/#/) の言語選択メニュー、右下はビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/) の言語選択メニューの再掲ですが本項で検証している6つのサイトの言語選択メニューと明らかに似ています。特にweekfx (ウィークfx https://weexfxpro.com/#/) の言語選択メニューで選択可能な8つの言語 (英語、中国語、香港語、韓国語、フランス語、ロシア語、スペイン語、日本語) の並びはMRBIコイン (https://mrvixio.com/#/) の言語選択メニューと全く同じです。

この時点で本項で検証している6つのサイトが「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイト、さらには上で検証したビットキャトルズ、マックスポール、STORMAVAILといった複数のサイトと同じグループによるサイトである可能性が充分に考えられるということになりました。

次に本項で検証している6つのサイトについてスマホ用のサイトのキャプを示していきます。まず左下に最初のMRBIコインのスマホ用サイト (https://m.mrvixio.com/#/) のキャプ画像を示します。そして上で検証してきたビットキャトルズ、マックスポール、STORMAVAILといったサイトではPC用のサイトを表示している状態でウィンドウの幅を狭くするとスマホ用のサイトに似た形式に転換されるという特徴があることを示しましたが、このMRBIコインのサイトでも同様にPC用のサイトでウインドウの幅を狭くすると外見の転換が起こることに気が付きました。右下にPC用サイト (https://mrvixio.com/#/) でウインドウの幅を狭くした場合のキャプを示しています。

上で示してきたビットキャトルズなどのサイトではスマホ用サイトとPC用サイトでブラウザの幅を狭くした場合を比較すると全く同じにはなりませんでしたが、このMRBIコインの場合には上の2つのキャプが全く同じに見えます。

次は表題2番目のEXPMARKSのスマホ用サイト (https://m.exxewear.com/#/) のキャプを左下に、PC用サイト (https://exxewear.com/#/) でブラウザウインドウの幅を狭くした場合のキャプを右下に示します。やはりスマホ用サイトとPC用サイトのウインドウの幅を狭くした場合の見かけが区別不能なほどに似ています。

次は表題3番目のEXPMARKSのスマホ用サイト (https://m.expectdm.com/#/) のキャプを左下にPC用サイト (https://expectdm.com/#/) でウインドウの幅を狭くした場合のキャプを右下に示します。

同様に4番目のEXPMARKSについてもスマホ用サイト (https://m.experiau.com/#/) のキャプを左下、PC用サイト (https://experiau.com/#/) の幅を狭くした場合のキャプを右下に示します。

次は表題5番目のHOLBILTのスマホ用サイト (https://m.hopeias.com/#/) を左下、PC用サイト (https://hopeias.com/#/) の幅を狭くした場合のキャプを右下に示します。

最後は表題6番目のHOLBILTについてスマホ用サイト (https://m.hophil.com/#/) を左下に、PC用サイト (https://hophil.com/#/) の幅を狭くした場合のキャプを右下に示します。

要するに本項で検証している6つのサイトについてはスマホ用サイトとPC用サイトでブラウザのウインドウ幅を狭くした場合とで全く同じに見えます。この点でも本項で検証しているサイトが上で検証したビットキャトルズ以下のサイトと関連している可能性が示唆されるように思います。

次にPC用のサイトの冒頭部に続く部分についてキャプを示していきます。まずは最初のMRBIコイン (https://mrvixio.com/#/) の場合です。

この部分で気になるのは左側の文章の部分です。

>世界トップのデジタル資産取引プラットフォームで、初心者、上級トレーダー、機関投資家向けのツールを提供します

>世界中の何百万人ものユーザーに安全で信頼性の高いデジタル資産取引と資産管理サービスを提供し、ブロックチェーン経済の進化を支援し、業界の新しい生態学的パターンを再形成します

この文章を読んで既視感を感じたので調べてみると2つ目の文節、「世界中の何百万人もの」で始まる文章は「検証107」で検証したウィークfxのサイトにあった文章と一致していることに気が付きました。以下に比較の為にウィークfx (https://weexfxpro.com/#/) のサイトにある「製品とサービス」という項目のキャプを再掲します。

「製品とサービス」というタイトルの下にある文章を以下に抜き出します。

>世界中の何百万人ものユーザーに安全で信頼性の高いデジタル資産取引と資産管理サービスを提供し、ブロックチェーン経済の進化を支援し、業界の新しい生態学的パターンを再形成します

この文章がMRBIコイン (https://mrvixio.com/#/) のサイトに記されていた文章と句読点の位置まで含めて完全に一致しているのですこれも偶然とは思われません。

次は表題2~4番目のEXPMARKS (https://exxewear.com/#/)、EXPMARKS (https://expectdm.com/#/)、EXPMARKS (https://experiau.com/#/) の3つのサイトの冒頭部に続く部分のキャプ画像を順に示します。

さらに表題5~6番目のHOLBILT (https://hopeias.com/#/) とHOLBILT (https://hophil.com/#/) についても相当部分のキャプを以下に順に示します。

3つのEXPMARKSという名称のサイト、2つのHOLBILTというサイト、計5つのサイトはこの冒頭部に続く部分で互いにそっくりです。文章もイラストも全く同じです。またこの部分に共通して記されている

>ユーザーが信頼する暗号通貨取引プラットフォーム

>厳格なプロトコルと業界をリードする技術的対策により、ユーザーの安全を守ることを約束するよう努めます

という文章はこれらのサイトの冒頭部にも書いてあった文章と全く同じです。

さらにこれら6つのサイトの比較で是非触れておくべきは脚注にある「私たちに関しては」というリンクからアクセス出来るページです。まずは最初のMRBIコイン (https://mrvixio.com/#/) の場合です。

次は表題2~4番目のEXPMARKS (https://exxewear.com/#/)、EXPMARKS (https://expectdm.com/#/)、EXPMARKS (https://experiau.com/#/) の3つのサイトの場合です。

さらに表題5~6番目のHOLBILT (https://hopeias.com/#/) とHOLBILT (https://hophil.com/#/) についても「私たちに関しては」のページのキャプを以下に順に示します。

この部分は背景の配色は異なりますが、6つのサイトで互いに非常によく似ているだけでなく、「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイト、さらには上で検証したビットキャトルズ、マックスポール、STORMAVAILといった複数のサイトとも極めてよく似ています。以下にまず表題最初のMRBIコイン (https://mrvixio.com/#/)、表題2番目のEXPMARKS (https://exxewear.com/#/)、表題5番目のHOLBILT (https://hopeias.com/#/) の文章を書き出してみます。

MRBIコイン (https://mrvixio.com/#/)

>私たちに関しては

>Mrbicoin(Mrbicoin)これは、ケイマン諸島に登録されている世界をリードするデジタル資産取引プラットフォームであり、コアオペレーションチームは香港にあります。 Mrbicoin(Mrbicoin)のコアメンバーは、インターネットや金融のトップ企業です。メンバーのほとんどは、ビットコインとブロックチェーンの深い信者です。ブロックチェーンは、従来の独占金融システムを変え、より民主的で自律的な社会構造を構築すると確信しています。 。

EXPMARKS (https://exxewear.com/#/)

>私たちに関しては

>Mrbicoin(Mrbicoin)これは、ケイマン諸島に登録されている世界をリードするデジタル資産取引プラットフォームであり、コアオペレーションチームは香港にあります。 Mrbicoin(Mrbicoin)のコアメンバーは、インターネットや金融のトップ企業です。メンバーのほとんどは、ビットコインとブロックチェーンの深い信者です。ブロックチェーンは、従来の独占金融システムを変え、より民主的で自律的な社会構造を構築すると確信しています。 。

HOLBILT (https://hopeias.com/#/)

>私たちに関しては

>HolBilt(HolBilt)これは、ケイマン諸島に登録されている世界をリードするデジタル資産取引プラットフォームであり、コアオペレーションチームは香港にあります。 HolBilt(HolBilt)のコアメンバーは、インターネットや金融のトップ企業です。メンバーのほとんどは、ビットコインとブロックチェーンの深い信者です。ブロックチェーンは、従来の独占金融システムを変え、より民主的で自律的な社会構造を構築すると確信しています。 。

ケイマン諸島に登録されているとかコアオペレーションチームは香港にあるとか書いてありますが具体的な住所などの情報は全く見当たりません。そしてこの部分でまず注目するべきでは3つのEXPMARKSのサイトの文章が「Mrbicoin(Mrbicoin)」で始まっていることでしょう。おそらく3つのEXPMARKSのサイトMRBIコインのサイトをコピーして作られており、修正を忘れた為にこうした明らかにおかしな部分が残っているのだと思われます。ちなみにEXPMARKS (https://exxewear.com/#/) のサイトで英語表示を選択すると以下のキャプに示したように相当部分の文章がきちんとサイト名と一致するExpmarksから始まっています。

間違いがあるのは日本語版だけかと思って他の表示言語を選択してみるとポルトガル語版が以下のようになっています。

何と問題の文章が「Stormavail (Stormavail)」で始まっています。これは上で検証したSTORMAVAILという9つのサイトのこととしか思われません。MRBIコインのサイトはポルトガル語は表示言語の選択肢に含まれていないのでポルトガル語版の文章はSTORMAVAILというサイトからコピペしてきたのだと思われます。そしてこの場合にもコピペ後の修正を忘れたのでしょう。

とにかく本項で検証している6つのサイトはこの「私たちに関しては」の部分で互いに非常によく似ています。さらに既に書いたようにこの部分は、上で検証したビットキャトルズ、マックスポール、STORMAVAILといった複数のサイト「検証107」で検証したKinsbi、Ninelord、ウィークfxといったサイトとも極めてよく似ています。以下には上で検証したビットキャトルズ (https://bitcattles.com/#/)「検証107」で検証したKinsbi (https://kinsbi.com/#/) のサイトの相当部分のキャプを示します。

題目は「私たちに関しては」ではなく「私たちについて」になっていますが文章は非常によく似ていてケイマン諸島に登録され、核心運営チームは香港にあるといった内容はそっくりです。

これらのサイトが同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトであることはほぼ間違いないと判断します。

そしてこれらのサイトには既に書いたように連絡先情報が何も記されていません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日 (アップデート日) のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 (アップデート日)

MRBIコイン (https://mrvixio.com/#/) 2022216日 (2022815日)

EXPMARKS (https://exxewear.com/#/) 2022214日 (2022919日)

EXPMARKS (https://expectdm.com/#/) 201727日 (2022828日)

EXPMARKS (https://experiau.com/#/) 202247日 (2022年9月19日)

HOLBILT (https://hopeias.com/#/) 2022年9月25日 (2022106日)

HOLBILT (https://hophil.com/#/) 2022727日 (2022年10月6日)

3番目のEXPMARKS (https://expectdm.com/#/) だけ2017年2月に登録されたドメイン名ですがこれは以前は別のサイトで使われていたドメイン名を中古で買い取って使っている可能性が考えられます。それ以外は全て2022年になってから登録された新しいドメイン名です。

繰り返しになりますが、これらのサイトは全て「検証107」や上で検証してきた一連のサイトと同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトである疑いが濃厚です。そして以前に検証した一連のサイトの幾つかにについて被害報告が確認されていること、連絡先情報などの開示がないこと、さらに一連のサイトが続々と閉鎖されていることなど考えるとこれらのサイトも非常に危険なサイトとしか思われません。例えば上で検証した7つのビットキャトルズというサイト、マックスポールという5つのサイトはこの検証を書いている2022年10月中旬現在で全て何の告知もなく閉鎖されています。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


※付記

「検証121」で検証しているFoxexchange (フォックスエクスチェンジ) という5個のサイト、ICERKETという7つのサイト、さらに「検証128」で検証しているFASTBITRAというサイトも同じグループによるサイト思われます。参照してください。