検証147

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146で検証してきた中国系と思われる海外の詐欺グループによって勧誘が行われていると思われる一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証85ページ目です。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。検証項目は順次追加の予定です。


●METAMASK (メタマスク https://ethtrading.site/#/home/index)

●Blockchain Trade (ブロックチェーントレード https://mmethtest.com/#/home/index)

Blockchain Trade (ブロックチェーントレード https://blocktrade.site/#/home/index)

●GBW (https://gbitxwallet.com/#/home/index)

●GBW (https://www.gbwtra.com/#/home/index)

●WEB3EX (https://web3trust.net/#/home/index)

●WEB3EX (https://web3exz.cc/#/home/index)

●WEB3EX (https://web3exz.com/#/home/index)

●AMG (https://www.amgin.com/#/home/index)

●Exchange (エクスチェンジ https://www.ptdemot.bio/#/home/index)

●Chirobo (https://chirobo.com/#/home/index)

●Chirobo (https://chiroboa.com/#/home/index)

●cosmic (コスミック https://www.cosmictra.com/#/home/index)

●DeepCoin (ディープコイン https://deepcointra.com/#/home/index)

●FINTOCH (フィントック https://fintoche.com/#/home/index)

●Crypto Nex (クリプトネックス https://www.nextrao.com/#/home/index)

●COINMATE (コインメイト https://www.coinmte.org/#/home/index)

●100DEX (https://www.100dexty.com/#/home/index)

●OrangeZ (オレンジZ https://orangeztra.com/#/home/index)

●MAGC (https://www.magctra.net/#/home/index)

●MAGC (https://www.mawtra.com/#/home/index)

●Flisns (https://flisnstra.com/#/home/index)

最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index)、2番目のブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index)、3番目のブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index) というサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。正確に言えば2番目のブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) は最初のメタマスクのサイトからの画像検索で見つかったのが先で後からYahoo知恵袋に既に出ていた質問の存在に気が付いたという経過になっています。

他の19個のサイトは基本的に表題最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) 3番目のブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index) からの画像検索で見つけてきたサイトです。画像検索で見つかってきたサイトを再度画像検索に掛けて見つけてきたサイトやサイト名を検索して見つけてきたサイトもありますがやはり基本的には画像検索で見つけてきたサイトということになり、当然のことながらこれらのサイトは互いに非常によく似ていて同じテンプレートから同じグループによって量産されたサイトと考えられます。

但し最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) というサイトはこの検証を書いている2024年4月中旬時点で既に閉鎖されていてしかも残念ながら画像が全く残っていません。しかしこの閉鎖されたメタマスクというサイトからの画像検索で見つけてきた表題2番目のブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) 等のサイトと非常に似たサイトであったことが確認されています。

まずYahoo知恵袋に質問が出てきた3つのサイトについてその質問投稿を引用します。

2023年12月3日投稿 (メタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) に関する質問投稿)

経緯が全く分かりませんが、メタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) という暗号資産取引所のサイトで投資したところ、口座資金を引き出すには本人確認の保証金チャージという意味不明の名目での追加入金を求められて出金出来なくなってしまったようです。出金しようとすると意味不明の名目での追加入金を要求されるというパターンは「検証63」で説明している中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致するように思われます。

2023年9月2日投稿 (ブロックチェーントレード https://mmethtest.com/#/home/index) に関する質問投稿)

この質問もどういう経緯でこの質問をしているのか全く情報がありませんが、詐欺に繋がるサイトでしょうか?という質問になっているのでこのサイトの信頼性にかなり疑問を持っていることだけは分かります。そして添付画像からサイトのURLアドレスを読みとることが出来ます。

2024年3月10日投稿 (ブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index) に関する質問投稿)

この質問についても質問することになるまでの経緯が全く情報がなく、添付画像のサイトが詐欺かどうかを質問しているだけになっています。添付画像からURLアドレスを読みとることが出来ます。

とにかくまずは表題のサイトについてサイト冒頭部の画像を以下に順に示しますが、このサイトはPCで閲覧した場合、ウィンドウの幅によってかなり見かけが変わります。幅を狭くするとスマホ用と思われるサイトが表示される設定になっているものと思われます。まず以下に示すのはPCでウィンドウの幅を広くした場合に示されるサイトの冒頭部の画像です。既に書いたように表題最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) は既に閉鎖されているようなので以下に示すのは表題2番目以降の21個のサイトの画像です。

▼ブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼ブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼GBW (https://gbitxwallet.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼GBW (https://www.gbwtra.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼WEB3EX (https://web3trust.net/#/home/index) [表示言語:英語、韓国語、日本語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、トルコ語、ヒンディー語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語]

▼WEB3EX (https://web3exz.cc/#/home/index) [表示言語:英語、韓国語、日本語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、トルコ語、ヒンディー語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語]

▼WEB3EX (https://web3exz.com/#/home/index) [表示言語:英語、韓国語、日本語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、ポルトガル語、フランス語、スペイン語、トルコ語、ヒンディー語、イタリア語、ベトナム語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語]

▼AMG (https://www.amgin.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼エクスチェンジ (https://www.ptdemot.bio/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼Chirobo (https://chirobo.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼Chirobo (https://chiroboa.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼コスミック (https://www.cosmictra.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼ディープコイン (https://deepcointra.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼フィントック (https://fintoche.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼クリプトネックス (https://www.nextrao.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼コインメイト (https://www.coinmte.org/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼100DEX (https://www.100dexty.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼オレンジZ (https://orangeztra.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼MAGC (https://www.magctra.net/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼MAGC (https://www.mawtra.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

▼Flisns (https://flisnstra.com/#/home/index) [表示言語:英語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ベトナム語、フランス語、トルコ語、アラビア語、日本語、韓国語、ヒンディー語、インドネシア語、ペルシャ語、香港語、中国語]

説明するまでもなく、これらのサイトは互いに非常によく似ています。いずれのサイトでも

>750万人以上のユーザーが参加

と書いてありますが、これが事実かどうかはまた後述します。

次にこれらのサイトについてウィンドウの幅を狭くすると表示されるスマホ用の画面、スマホ用サイトのログイン画面を順に示します。

ブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index

▼ブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index)

▼エクスチェンジ (https://www.ptdemot.bio/#/home/index)

▼ディープコイン (https://deepcointra.com/#/home/index)

▼フィントック (https://fintoche.com/#/home/index)

▼クリプトネックス (https://www.nextrao.com/#/home/index)

▼コインメイト (https://www.coinmte.org/#/home/index)

PC用サイトに比べればこれらのスマホ用サイトは互いに似ている部分が少ないようです。例えば2つのMAGCという名称のスマホ用サイトは他のサイトとかなり異なっているように見えスマホ用サイトだけ見れば他ののサイト同じグループに属するサイトであることに気が付かないかもしれません。それでもこれらのサイトを注意深く相互比較すればやはり互いに似ている部分があることも確かです。

さらにPC用サイトに戻ってこれらのサイトの相互比較を続けます。まずPC用サイトで上に示した冒頭部に続いて出てくる「誰もが利用できる暗号通貨取引所です」と題され、顧客数や出来高などの情報が示されている部分を比較します。以下に示すのは表題2番目~5番の4つのサイトの画像であり、表題と同じ順、ブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) → ブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index) → GBW (https://gbitxwallet.com/#/home/index) → GBW (https://www.gbwtra.com/#/home/index) という順で画像を並べます。

これら4つの画像を比較すれば記されている文章やイラスト画像などは基本的に全く同じです。異なるのは2つの「ブロックチェーントレード」という名称のサイトでは背景が白なのに対して2つの「GBW」というサイトでは背景が黒になっていることだけです。画像は省略しますが、表題6番目のWEB3EX (https://web3trust.net/#/home/index) 以下の17個のサイトも2つのGBWというサイトと同様に背景が黒になっているタイプで記されている文章やイラスト画像は全く同じです。そしてこの部分の記述で特に気になるのは

>1M+ クライアント

という部分です。ここで「1M」というのは「1 million (100万)」の略であり、要するに100万人以上の顧客を抱えているという意味だと思われます。しかし上で示したように本項で検証している全てのサイトではPC用サイトの冒頭部に

>750万人以上のユーザーが参加

という記述があります。「750万人以上」は確かに「100万人以上」と言えるかもしれませんが、実際に「750万人以上」のユーザー (顧客) がいるならそれを「100万人以上」とは言わないでしょう。この顧客数の件についてはさらに以下で触れることにします。

次に以下で示したのはブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) のサイトのトップページにあるNFT作品を取引できることを説明している部分の画像です。

これと同じ部分が他のサイトにもあるのですが、表題のサイトの全てに相当部分が存在しているわけではありません。既にサイトが閉鎖されていて当該部分を確認出来ない表題最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) を別にして以下の4つのサイトには相当するNFT取引に関する説明部分が存在しません。

GBW (https://gbitxwallet.com/#/home/index)

GBW (https://www.gbwtra.com/#/home/index)

MAGC (https://www.magctra.net/#/home/index)

MAGC (https://www.mawtra.com/#/home/index)

一方でこのNFT取引に関する説明のあるサイトについてはNFT取引に関するサブページが存在します。例えば以下はブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) のサイトのNFT取引に関するサブページ (https://mmethtest.com/#/nft/index) の冒頭部分の画像です。

意味がよく分からない部分もありますが

>取引量(注文) 6,027

>取引金額USDT 11,962,141

>NFT番号 (枚) 7,879

>受益者数 1,091,268

>NFTの売上の30%を慈善活動としてユニセフに寄付することを約束します。

といった記述がありますが、2つのブロックチェーントレードのサイト、ブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) とブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index) で取引量などの数字は全く同じであり、実際にNFTが盛んに取引されていたかどうかは極めて疑問です。

さらにトップページに戻って以下に示すのは表題2番目~5番の4つのサイトで「あなたの頼れるパートナー」と題されたサイトの特長を説明している部分の画像です。表題と同じ順、ブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) → ブロックチェーントレード (https://blocktrade.site/#/home/index) → GBW (https://gbitxwallet.com/#/home/index) → GBW (https://www.gbwtra.com/#/home/index) という順で画像を示します。

これら4つのサイトはこの部分でも記されている文章やイラスト画像などは基本的に全く同じです。但し2つの「ブロックチェーントレード」という名称のサイトでは背景が白なのに対して2つの「GBW」というサイトでは背景が黒になっています。上で比較した「誰もが利用できる暗号通貨取引所です」と題され、顧客数や出来高などの情報が示されている部分と同じパターンです。そして画像は省略しますが、表題6番目のWEB3EX (https://web3trust.net/#/home/index) 以下の17個のサイトも2つのGBWというサイトと同様に背景が黒になっているタイプで記されている文章やイラスト画像は全く同じです。これらのサイトが同じテンプレートからコピペで量産されたサイトであることは間違いありません。

次にこれらのサイトで連絡先情報を探しましたが殆ど開示されていません。例えば以下はブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) のサイトの脚注部分の画像ですが、電話番号とメールアドレスだけ記されていて住所はありません。

>顧客サービス: +66 123456789

>VIP仕える: BlockchainTrade@gmail.com

電話番号は[+66]というタイの国番号から始まっており、国番号に続く番号が「123456789」となっています。こんな電話番号が実際に使われているかどうかは疑問でしょう。またメールアドレスは無料登録できるgmailのアドレスです。まともな金融機関がフリーメールのアドレスを連絡先とするとは思えません。

同様に脚注部分に記されているメールアドレス、電話番号を既に閉鎖されている表題最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) の場合を含めて以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス 電話番号

メタマスク (ethtrading.site) Cosmossetvice@gmail.com +66 123456789

ブロックチェーントレード (mmethtest.com) BlockchainTrade@gmail.com +66 123456789

ブロックチェーントレード (blocktrade.site) BlockchainTrade@gmail.com +66 123456789

GBW (gbitxwallet.com) support@gbw.com 記載なし

GBW (www.gbwtra.com) support@gbw.com 記載なし

WEB3EX (web3trust.net) 記載なし 記載なし

WEB3EX (web3exz.cc) 記載なし 記載なし

WEB3EX (web3exz.com) 記載なし 記載なし

AMG (www.amgin.com) CosmosService@gmail.com +66 123456789

エクスチェンジ (www.ptdemot.bio) MetaTreder5Service@gmail.com +66 123456789

Chirobo (chirobo.com) CS@chirobo.com 記載なし

Chirobo (chiroboa.com) CS@chirobo.com 記載なし

コスミック (www.cosmictra.com) Cosmic@gmail.com 記載なし

ディープコイン (deepcointra.com) DeepCoin@gmail.com 記載なし

フィントック (fintoche.com) FintochService@gmail.com +66 123456789

クリプトネックス (www.nextrao.com) NEX@gmail.com 記載なし

コインメイト (www.coinmte.org) support@coinmte.com 記載なし

100DEX (www.100dexty.com) 100DexService@gmail.com +1(469)2078685

オレンジZ (orangeztra.com) support@orangeztra.com 記載なし

MAGC (www.magctra.net) magcex@gmail.com 記載なし

MAGC (www.mawtra.com) magcex@gmail.com 記載なし

Flisns (flisnstra.com) contact@flisnstra.com 記載なし


これら22個のサイトでメールアドレスは3つのサイトで記載なし。12個のサイトでは無料登録できるgmailのアドレスが示されています。電話番号の記載があるのは7個のサイトのみでしかもその内の6個のサイトで示されている電話番号は「+66 123456789」というタイの国番号から始まって適当に入力しただけではないかと思われるような電話番号です。唯一、100DEXのサイトで示されている電話番号はアメリカあるいはカナダの国番号から始まっています。それから同じ名称のサイトが複数存在している場合 (ブロックチェーントレード、GBW、WEB3EX、Chirobo、MAGC ) にはメールアドレスが互いに同じです。URLアドレスが異なるだけで名称が同じであるだけでなく、メールアドレスまで同じというサイトの組み合わせが複数存在するというのは意味が分かりません。

これ以外には2つのChiroboという名称のサイトで脚注に金融ライセンスらしき記述があります。以下にはChirobo (https://chirobo.com/#/home/index) のライセンスの記述らしき部分の画像を示しますが、もう1つのChirobo (https://chiroboa.com/#/home/index) の記述も全く同じです。

活字が小さくて判読し難いので以下に文章を書き出します。

>取引日:24時間

>Chiroboはコロラド州に登録されて設立された非営利企業です。 Chiroboプラットフォーム内の証券サービスは、米国証券取引委員会(SEC)によって監督されているChirobo金融会社を含むが、これらに限定されるものではないChirobo非営利の有限会社。米国金融管理局(MSB)に登録されたカード保持エンティティで、ナンバープレート番号は31000266328173で、財務顧問免除の資格を持っています。 米国金融管理局(MSB)に監督されている

https://www.fincen.gov/msb-state-selectorをクリックして問い合わせる


米国証券取引委員会(SEC)と米国金融管理局(MSB)で登録を得ていると主張しているようです。そこでまずMSBについてですがこれはアメリカのFinancial Crimes Enforcement Network (FinCEN https://www.fincen.gov/) という組織でMoney Services Businesses (MSBs) の登録を得ているという主張だと思われるので脚注にリンクが示されているMSB Registrant Searchのページ(https://www.fincen.gov/msb-state-selector)で「31000266328173」という登録番号を検索してみると以下の登録情報が見つかりました。

示されている情報を以下にまとめます。

住所: 71 W 47th St. Unit 46E, New York, NY, 10036

業務内容: 401, 402, 404, 405, 408, 409, 413, 415

登録年月日: 2024年3月8日

サイトの脚注には

>Chiroboはコロラド州に登録されて設立された非営利企業です。

と記されていましたが、住所はニューヨーク州ニューヨーク市になっています。またこの登録は2024年3月8日に取得されたばかりでこの検証を書いている2024年4月半ば時点でようやく登録から1ヶ月経過したばかりです。そして重要なのが業務内容の項目です。この業務内容を表す401以下の番号を説明するKey List (https://msb.fincen.gov/definitions/msbKey.php) の原文とGoogle翻訳の結果を以下に示します。

つまりChiroboについて認められている業務内容は以下のようになります。

401 トラベラーズチェックの発行者

402 トラベラーズチェックの販売者

404 郵便為替の発行者

405 郵便為替の販売

408 小切手キャッシャー

409 送金者

413 プリペイドアクセスの販売者

415: 外国為替ディーラー

FinCENからMSBの登録を得ているという主張は本サイトや姉妹サイトで検証している中国系と思われるサイトでしばしば出てくるので何度も同じことを書いていますが、そもそもの問題としてFinCENは金融ライセンスを管理するような日本の金融庁とか財務局に相当する組織ではありません。「米国金融犯罪取締ネットワーク」という名称の和訳からも想像出来るようにマネーロンダリングなどを防止することが主目的となっている組織です。FinCENで何らかの登録を得ているとしても金融ライセンスと言えるようなものではありません。

次に米国証券取引委員会(SEC)で登録を得ているという主張についてですが、米国証券取引委員会(SEC)のサイト (https://www.sec.gov/) にあるCompany Searchのページ (https://www.sec.gov/edgar/searchedgar/legacy/companysearch.html) で「Chirobo」の登録を探してみましたが見つかりません。

上の画像で赤枠で囲った部分に

>No matching companies

という結果が示されています。試しにこの検索ページでアメリカの銀行や仮想通貨交換業者を検索してみると確かに情報が出てきます。「Chirobo」がSECで登録を得ているという主張は確認されないということになります。

さらに連絡先情報が殆どないということで例によって既に閉鎖されている表題最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) の場合を含めて表題の22個のサイトのWho Is 情報を確認して以下にまとめました。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 アップデート日 登録者所在地

メタマスク (ethtrading.site) 20231013日 2023年10月18 記載なし

ブロックチェーントレード (mmethtest.com) 2023年8月4日 2023年8月4日 記載なし

ブロックチェーントレード (blocktrade.site) 2024年2月18 2024年2月23 シンガポール

GBW (gbitxwallet.com) 2023年12月19日 2023年12月19日 記載なし

GBW (www.gbwtra.com) 2023年12月19日 2023年12月19日 台湾

WEB3EX (web3trust.net) 2024年1月15 2024年1月16 記載なし

WEB3EX (web3exz.cc) 2024年1月20 2024年1月20 記載なし

WEB3EX (web3exz.com) 2024年1月20日 2024年1月20日 記載なし

AMG (www.amgin.com) 2012年1月24日 2023817 記載なし

エクスチェンジ (www.ptdemot.bio) 2023年8月11日 20238月16日 記載なし

Chirobo (chirobo.com) 2015年9月11日 202434日 タイ

Chirobo (chiroboa.com) 2024年3月14日 2024年3月14日 記載なし

コスミック (www.cosmictra.com) 2024年222 2024年2月22日 記載なし

ディープコイン (deepcointra.com) 2024年2月5 2024年2月5日 記載なし

フィントック (fintoche.com) 2024年16 2024年16 記載なし

クリプトネックス (www.nextrao.com) 2024年1月29 2024年1月29 記載なし

コインメイト (www.coinmte.org) 2023年9月25日 2023年9月30 シンガポール

100DEX (www.100dexty.com) 2023年10月5日 2023年10月5日 記載なし

オレンジZ (orangeztra.com) 2023年12月27日 2023年12月27日 台湾

MAGC (www.magctra.net) 2024年1月1日 2024年1月1日 記載なし

MAGC (www.mawtra.com) 2023年12月26日 2023年12月26日 台湾

Flisns (flisnstra.com) 2024年2月23 2024年2月23 記載なし


まず登録者の所在地が幾つかのサイトで開示されていますが、これだけ互いによく似たサイトで同じグループが運営しているとしか思われないのに登録者の所在地は2つのサイトが台湾、他の2つのサイトがシンガポール、そして1つのサイトがタイとなっています。所在地がタイとなっているのは脚注に

>コロラド州に登録されて設立された

という記述のあったChirobo (https://chirobo.com/#/home/index) です。とてもではありませんが、信用出来る情報とは思えません。

サイトの登録・開設日情報を見るとAMG (https://www.amgin.com/#/home/index) が2012年1月に、Chirobo (https://chirobo.com/#/home/index) が2015年9月に登録されているのを例外として他の20個のサイトは2023年8月以降に登録された新しいサイトです。半数の11個は2024年になってから登録・開設されたサイトです。2012年、2015年に登録されている2つのサイトも中古ドメインの再利用という可能性が考えられます。

そして殆どのサイトが新しいサイトが多いのですから当然とも言えるのですがこれらのサイトへのアクセス数は決して多くありません。以下に幾つかのサイトについてアクセス状況の解析結果を示します。まず以下は表題2番目のブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) のサイトへのアクセス状況です。

1日当たりの独立訪問者とか月間のアクセスといった数字が全て検出限界以下です。

さらに以下は9番目のAMG (https://www.amgin.com/#/home/index) の場合です。

1日当たりの独立訪問者数は19人、月間のアクセス数は575回となっています。ブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) などのサイトでアクセス数が検出限界以下と書きましたが、検出限界以下のアクセスというのは「1日当たりの独立訪問者数が19人」という数字よりもさらに少ないということになるものと思われます。

一方で本項で検証したサイトの中で最もアクセスが多いのが以下に結果を示した表題4番目のGBW (https://gbitxwallet.com/#/home/index) の場合です。

1日当たりの独立訪問者数は1392人、月間のアクセス数は4万2178回となっています。

しかし22個のサイトを調べて最も多いのは表題2番目のブロックチェーントレード (https://mmethtest.com/#/home/index) の場合と同様、アクセス数が検出限界以下というケースです。

一方で上で示したようにこれらのサイトの冒頭部には共通して

>750万人以上のユーザーが参加

と書かれており、さらに「誰もが利用できる暗号通貨取引所です」と題された部分には

>1M+ クライアント

という記述があります。いずれにしろ100万人以上の顧客を抱えていると主張しているのですが、実際のアクセス数を見ると検出限界以下のアクセスしかないサイトが多く、最もアクセスが多いサイトでも1日当たりの独立訪問者数が1392人です。とてもではありませんが、これらのサイトのそれぞれに少なくとも100万人以上のユーザーがいるとは思えません。

さらにこれらのサイトでは連絡先情報などの情報開示が著しく不充分、不適切です。有効な金融ライセンスも確認出来ません。そもそもこれだけ多くの明らかに同じテンプレートからコピペで量産されたサイトが共存しており、しかも出金出来ないという報告がYahoo知恵袋に出てきた最初のメタマスク (https://ethtrading.site/#/home/index) というサイトは何の告知もなく閉鎖されています。残りのサイトも突然閉鎖される可能性があると考えざるを得ません。これらのサイトでの投資は到底推奨出来ません。