検証123

本ページで取り上げるサイトは仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。少なくともこれらのサイトの幾つかについては投資を勧誘されたという報告が出ていますから少なくとも無登録の違法業者と考えられます。またこれらのサイトは「検証119」で検証したCoinWorld (コインワールド https://coin-worlds.com/app/#/) など20ほどのサイトと同じテンプレート由来のサイトでもあります。非常に多くの同じテンプレートから量産されたと思われるサイトが確認されており、かなりの被害が出ているようです。さらに「検証130」「検証143」でも同じテンプレート由来と考えられるサイトを検証しています。新たなサイトが続々と立ち上げられる一方で何の告知もなく閉鎖されることも繰り返されており、非常に危険としか思われません。厳重な注意が必要と考えます。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証61ページ目です。「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。


●bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/、スマホ用サイト:https://bitruecoin.org/mobile/#/)

●bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitruecoinup.com/mobile/#/)

●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://singming.com/app/#/、スマホ用サイト:https://singming.com/mobile/#/)

●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://www.cococase.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.cococase.com/mobile/#/)

●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://88lecai.com/app/#/、スマホ用サイト:https://88lecai.com/mobile/#/)

●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://bsimmigration.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bsimmigration.com/mobile/#/)

●BITChain (ビットチェーン https://bitchainmax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitchainmax.com/mobile/#/)

●DigiFinex (デジファイネックス https://digi-finexcoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://digi-finexcoins.com/mobile/#/)

●Banceverse (https://banceverse.com/app/#/、スマホ用サイト:https://banceverse.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangwang.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://manyangw988.net/app/#/、スマホ用サイト:https://manyangw988.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangw888.net/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangw888.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangw158.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangw158.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangw688.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangw688.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://manyangw688.net/app/#/、スマホ用サイト:https://manyangw688.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://mywgg888.net/app/#/、スマホ用サイト:https://mywgg888.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.xingyangw188.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xingyangw188.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://xingyangw998.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xingyangw998.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://manyangw168.net/app/#/、スマホ用サイト:https://manyangw168.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://xywang158.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xywang158.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.xingyangw988.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xingyangw988.com/mobile/#/)


まず以下の2つのbitrueという名称のサイトを検証します。

●bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/、スマホ用サイト:https://bitruecoin.org/mobile/#/)

●bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitruecoinup.com/mobile/#/)

1つ目のサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2つ目のサイトは「bitrue」というサイト名を検索して見つけてきたサイトです。まず最初のbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) に関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年1月3日投稿

誰が紹介してきたのか詳しいことは分かりませんが、「bitruecoin.org」というサイトで投資してしまい、最初は利益が出ていたけれどもさらなる追加入金を求められて期限内に入金しないと口座を凍結するという意味の分からない状況になっているようです。出金を拒否して意味の分からない名目で追加入金を要求するというのは「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺で頻繁に出てくるパターンに一致するように思われます。

そしてこの投稿に記されていたドメイン名の情報から見つけてきたのが表題最初のbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) のサイトということになります。本項で取り上げる8つのサイトのまずはPC用サイトの冒頭部のキャプを以下に示していきます。

▼bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

表示言語の選択肢は英語、日本語などを含む9ヵ国語となっています。但し、日本語など英語以外の言語を選択しても表示が変化するのは上に示したサイトの冒頭部だけでそれ以降の部分は英語表示のままです。故にこれ以降のPC用サイト、以下で取り上げますがサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分のキャプなどには日本語は出てきません。全て英語で表示されています。決して英語表示を選択した状況でキャプを取得しているわけではありません。

これら2つのbitrueという名称のサイトはURLアドレスが異なるだけで互いに非常によく似ています。またbitrueというサイトの名称やロゴはbitrue (https://www.bitrue.com/home/) という既存の仮想通貨取引所のサイトからの盗用ではないかと思われます。特にロゴの部分は非常によく似ています。左下が本項で検証対象としているbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) のロゴの拡大、右下が本家と思われるbitrue (https://www.bitrue.com/home/) のロゴの拡大です。

また以下が本家と思われるbitrue (https://www.bitrue.com/home/) のサイト冒頭部のキャプです。日本語には対応していませんが右側のイラスト部分などは本項で検証している2つのbitrueのサイトのイラストに似ているようにも思われます。

この本家と思われるbitrue (https://www.bitrue.com/home/) のサイトについては仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) でも専用ページで取り上げられており、取引所の出来高ランキングでも上位に登場しています。この検証を書いている2023年1月上旬時点では出来高ランキングの27位になっています。信頼できるかどうかはともかくとしてそれなりに確立した仮想通貨取引所のサイトと考えていいと思います。

また本項で検証している2つのbitrueの冒頭部は以前に「検証119」で検証したETF (https://etf-coin.org/app/#/) というサイトの冒頭部に非常によく似ています。以下のそのETFというサイトの冒頭部のキャプを再掲します。

「デジタル取引を素早く開始する」という標語 (?)、メニューバーの項目名とその並び (コイン取引 → 契約 → 秒契約取引 → 質権設定 → 私の資産)、選択出来る表示言語の9ヵ国語とその並びなど本項で検証している2つのbitrueのサイトと共通していますし、右側のイラストもかなり似ています。同じテンプレート由来のサイトと考えて間違いないと思います。また右側のイラスト部分など背景画像は全く異なりますが、メニューバーの項目や表示言語とその並びなどは「検証119」で検証したコインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/) など20のサイトと一致しています。この20個のサイトにはETF (https://etf-coin.org/app/#/) のサイトも含まれます。

さらに本項の検証対象である2つのbitrueのサイトはこの冒頭部以降の部分でも、あるいはスマホ用のサイトでも「検証119」で検証したコインワールド以下の20個のサイトとよく似ています。まず以下には本項で検証している2つのサイトのスマホ用サイトのキャプを示します。左下が1つ目のbitblueのスマホ用サイト (https://bitruecoin.org/mobile/#/)、右下が2番目のbitblueのスマホ用サイト (https://bitruecoinup.com/mobile/#/) のキャプです。

2つのbitrueのサイトはこのスマホ用のサイトでも互いに非常によく似ていて区別出来ません。さらに以下には比較対象として「検証119」で検証したコインワールドのスマホ用サイト (https://coin.worldind.com/mobile/#/) とETFのスマホ用サイト (https://etf-coin.org/mobile/#/) のキャプを示します。左下がコインワールド、右下がETFのスマホ用サイトのキャプ画像です。

スマホ用のサイトを比較してみるとPC用サイトの冒頭部の比較でもかなり似ていたETFの場合だけでなく、コインワールドの場合もかなり似ていることが分かります。

さらにPC用のサイトに戻って冒頭部に続く部分を以下で比較します。冒頭部に続いてはいずれのサイトでも20種ほどの仮想通貨のUSDT (米ドル) 建ての相場情報があり、次いで以下に示すサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分が出てきます。その部分についてbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) → bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) → 比較対象として「検証119」で検証したコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) の順で3枚のキャプ画像を順に示します。

2つのbitrueのサイトからのキャプは全く同じです。3番目の比較対象のコインワールドのサイトからのキャプも最初に「Why CoinWorld?」という部分でコインワールドのサイトからのキャプであることが分かるだけでそれ以外の部分は全く同じです。

さらに以下ではマルチプラットフォーム対応を説明する部分を比較します。同様にbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) → bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) → 比較対象として「検証119」で検証したコインワールド (https://coin.worldind.com/app/#/) の順で3枚のキャプ画像を順に示します。

このマルチプラットフォーム対応を説明する部分では3つのサイトは全く同じに見えます。

そしてこれらのサイトで連絡先情報を探しましたが脚注部分にメールアドレスがあるだけのようです。唯一の連絡先情報であるメールアドレスは以下のようになっています。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) info@bitruecoin.org

bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) info@bitruecoin.org

つまり2つのbitrueのサイトに記されているメールアドレスは全く同じです。メールアドレスまで同じなので2つのbirtueというサイトは本当にURLアドレスが異なるだけでそれ以外は全く同じではないかと思われます。少なくともこの検証を書く為に2つのサイトを比較してみたのですが確実に異なる点はついに見つかりませんでした。

連絡先情報がメールアドレスだけというのは話にならないので例によって各サイトのWho Is 情報も確認しました。しかしいずれのサイトのWho Is 情報についても登録者に関する情報は一切開示されていません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) 2022年6月26日

bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) 2022年12月3日

特に2つ目のbitrueのサイトは非常に新しいようです。この検証は2023年1月上旬に書いているので登録・開設から1ヶ月ほどしか経過していません。1つ目のサイトも2022年6月に登録・開設ですから半年ぐらいしか経っていません。ところがこれら2つのサイトにはニュースという項目があり、3つのニュース記事 (?) が記されており、その最初の項目に気になる記述があります。以下にはbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) のサイトからのキャプ画像とGoogle翻訳で日本語訳した結果のキャプを示しますが、2つ目のbitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) の記述も全く同じです。

日本語訳の文章を以下に書き出します。

>世界をリードする仮想通貨取引所 Bitrue は、2022 年 2 月 28 日の時点で、プラットフォームのデリバティブ取引高が過去最高の 86 億 9000 万ドルに達したと発表しました。これは、前年比 300% 以上です。CoinMarketCapによると、Bitrueは取引量でも世界第5位にランクされています。

この文章はおかしいです。2022年2月28日時点で前年度よりも取引高が3倍以上に増えたというのですから少なくとも1年前の2021年以前からこれらのサイトは取引可能であったはずということになります。しかし既に示したように本項で検証している2つのbitlueのサイトの登録・開設日はWho Is 情報によれば既に示したように2022年6月26日と2022年12月3日です。2022年2月28日の時点ではサイトが登録されてもいません。ましてや2021年に取引可能であったはずがありません。

またCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) でbitlueが取引量世界第5位にランクされているという記述についても既に上で書いたようにCoinMarketCapでランキングに登場するのはbitlue (https://www.bitrue.com/home/) という同じサイト名でも別個のサイトであって本項で取り上げているのはこの本物のbitlueの名称やロゴを盗用したと思われる別個のサイトです。本物のbitlueのサイトについてもこの検証を書いている2023年1月上旬時点で出来高ランキングは27位です。ランキングは変動の可能性がありますから過去にランキング5位にまでなったことがあるとしても常に5位であるかのような記述は正確性に欠けます。

ちなみに本項で検証した2つのbitlueのサイト、さらに本家のbitlueのサイト (https://www.bitrue.com/home/) についてアクセス状況を調べてみました。bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) → bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) → 本家のbitlueのサイト (https://www.bitrue.com/home/) の順で以下にアクセス解析の結果を示します。

さらに解析結果の一部を以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 1日当たりの独立訪問者数 月間アクセス数

bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) 119人 3606回

bitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) 検出限界以下 検出限界以下

bitrue (https://www.bitrue.com/home/) 11万6845人 354万404回

本項で検証対象としている2つのbitrueのサイトへのアクセスは3番目に示した本家のbitlueのサイト (https://www.bitrue.com/home/) と比べて文字通り、桁違いに少ないです。開設されてから半年ぐらい経過したばかりの最初のbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) へのアクセスは本家のbitrueのおおよそ1000分の1、開設から1ヶ月ほどしか経過していないbitrue (https://bitruecoinup.com/app/#/) については検出限界以下のアクセスしかありません。CoinMarketCapの仮想通貨取引所出来高ランキングに入るわけがありません。

それから金融ライセンスに関してはサイトの特長を説明している部分にわずかな記述があります。左下に原文、右下に同じ部分のGoogle翻訳の結果のキャプを示します。

アメリカ、カナダ、オーストラリアでライセンスを取得しているというのですが、これでは一体それらの国の何という機関でライセンスを取得しているのか分かりませんし、ライセンス番号などの情報もありません。これらの国で仮想通貨取引を運営ライセンスを管理しているのが何という機関なのか調べる気になれないのですが、少なくともオーストラリアについては法人登録を検索できるサイトbitrueという法人の登録を探してみましたが該当がないという結果になります。法人登録がなくて金融ライセンスを取得しているとは思えません。

改めて結論するまでもなく、これらのサイトは到底信用できるサイトとは思われません。そもそも全く同じとしか思えないサイトが2つ共存している時点で異様ですし、連絡先情報や金融ライセンスに関する情報の開示は極めて不充分、不適切です。サイトの記載内容の信頼性も疑わしいです。これらのサイトでの取引を勧誘されても応じないことを推奨します。


●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://singming.com/app/#/、スマホ用サイト:https://singming.com/mobile/#/)

●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://www.cococase.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.cococase.com/mobile/#/)

●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://88lecai.com/app/#/、スマホ用サイト:https://88lecai.com/mobile/#/)

●Crypto Finance (クリプトファイナンス https://bsimmigration.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bsimmigration.com/mobile/#/)

●BITChain (ビットチェーン https://bitchainmax.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitchainmax.com/mobile/#/)

●DigiFinex (デジファイネックス https://digi-finexcoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://digi-finexcoins.com/mobile/#/)

これら6つのサイトは上で検証したbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) からの画像検索や同じIPアドレス上のサイト検索で見つかってきたサイトであり、上で検証した2つのbitrueのサイトや「検証119」で検証したコインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/) など20個のサイトと同じテンプレート由来のサイトと思われます。

まず本項で検証する6つのサイトについてサイト冒頭部のキャプを以下に順に示していきます。

▼クリプトファイナンス (https://singming.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼クリプトファイナンス (https://www.cococase.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼クリプトファイナンス (https://88lecai.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼クリプトファイナンス (https://bsimmigration.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼ビットチェーン (https://bitchainmax.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

▼デジファイネックス (https://digi-finexcoins.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

4つのクリプトファイナンスという名称のサイト、5番目のビットチェーンというサイトは互いに非常によく似ています。これに対して6番目のデジファイネックスというサイトはそれ以外の5つのサイトとかなり違います。但し例えば

>デジタル通貨取引をすぐに開始

という文章とかメニューバーの項目、表示言語の選択肢とその並びなど共通する部分もかなり認められますし、これらの点においては上で検証した2つのbitrueというサイトや「検証119」で検証したコインワールド (https://coin-worlds.com/app/#/) など20個のサイトと似ています。

さらに以下ではスマホ用のサイトを比較します。

▼クリプトファイナンスのスマホ用サイト (https://singming.com/mobile/#/) → 左下

▼クリプトファイナンスのスマホ用サイト (https://www.cococase.com/mobile/#/) → 右下

▼クリプトファイナンスのスマホ用サイト (https://88lecai.com/mobile/#/) → 左下

▼クリプトファイナンスのスマホ用サイト (https://bsimmigration.com/mobile/#/)

▼ビットチェーンスマホ用サイト (https://bitchainmax.com/mobile/#/) → 左下

▼デジファイネックススマホ用サイト (https://digi-finexcoins.com/mobile/#/) →

スマホサイトを比較してみると最後のデジファイネックスを含めて6つのサイトが互いに明らかに似ているのが分かりますし、上で検証した上で検証した2つのbitrueというサイトや「検証119」で検証したコインワールドなど20個のサイトと似ていることもより明らかなように思います。

さらにPC用のサイトに戻ってまずサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分のキャプを以下に示します。まず表題の1~3番目の以下のサイトについてキャプを示します。

クリプトファイナンス (https://singming.com/app/#/)

▼クリプトファイナンス (https://www.cococase.com/app/#/)

クリプトファイナンス (https://88lecai.com/app/#/)

次いで表題4~6番目の3つのサイトについて同じ部分のキャプを順に示します。

▼クリプトファイナンス (https://bsimmigration.com/app/#/)

▼ビットチェーン (https://bitchainmax.com/app/#/)

▼デジファイネックス (https://digi-finexcoins.com/app/#/)

それぞれのキャプの上端部分にサイト名が登場していますが、それ以外の部分は6つのサイトで互いに全く同じです。またこの部分においては上で検証した2つのbitrueというサイトや「検証119」で検証したコインワールドなど20個のサイトとも全く同じです

同様に以下にはマルチプラットフォーム対応を説明している部分のキャプを示します。やはりまず表題の1~3番目の以下のサイトについてキャプを示します。

▼クリプトファイナンス (https://singming.com/app/#/)

▼クリプトファイナンス (https://www.cococase.com/app/#/)

▼クリプトファイナンス (https://88lecai.com/app/#/)

次いで表題4~6番目の3つのサイトについて同じ部分のキャプを順に示します。

▼クリプトファイナンス (https://bsimmigration.com/app/#/)

▼ビットチェーン (https://bitchainmax.com/app/#/)

▼デジファイネックス (https://digi-finexcoins.com/app/#/)

この部分においては各サイトの名称も含まれていないので6つのキャプ画像が互いに全く区別出来ません。上で検証した2つのbitrueというサイトや「検証119」で検証したコインワールドなど20個のサイトの相当部分とも全く同じです。これらのサイトはやはりこれらのサイトと同じテンプレートから量産されたサイトで間違いないでしょう。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたがやはり上で検証した2つのbitrueというサイトなどの場合と同じで脚注部分にメールアドレスが記されているだけです。記されているメールアドレスを以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

クリプトファイナンス (singming.com) info@finance-cryptos.org

クリプトファイナンス (www.cococase.com) info@finance-cryptos.org

クリプトファイナンス (88lecai.com) info@finance-cryptos.org

クリプトファイナンス (bsimmigration.com) info@finance-cryptos.org

ビットチェーン (bitchainmax.com) info@bitchainmax.com

デジファイネックス (digi-finexcoins.com) info@digi-finexcoins.top

4つのクリプトファイナンスという名称のサイトのメールアドレスは全て同じです。同じサイトが4つもある意味が分かりません。

連絡先情報がメールアドレスのみということでさらに連絡先情報を探して例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報がわずかでも記されているのは表題3番目のクリプトファイナンス (https://88lecai.com/app/#/) の場合のみです。Who Is 情報のキャプを以下に示します。

まず黄色の枠で囲った部分を見るとサイトの登録・開設日が2022年2月25日であり、2022年9月13日にアップデートが行われていることが分かります。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報があります。

登録者名はTony Lamとなっており、中国の住所が書いてあるようなのですがこの住所がよく分かりません。郵便番号と思われる「652130」というのも該当が見つかりません。電話番号 (+86.13889986868) も中国の国番号である[+86] から始まっています。メールアドレス (syxlppaa@outlook.com) はフリーメールのアドレスのようです。このサイトも含めてサイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 アップデート日

クリプトファイナンス (singming.com) 2009年5月25日 2022年5月26日

クリプトファイナンス (www.cococase.com) 2010年5月5日 2022年5月6日

クリプトファイナンス (88lecai.com) 2022年2月25日 2022年9月13日

クリプトファイナンス (bsimmigration.com) 2009年11月24日 2021年11月25日

ビットチェーン (bitchainmax.com) 2022年10月4日 2023年1月3日

デジファイネックス (digi-finexcoins.com) 2022年12月14日 2022年12月14日

2009年あるいは2010年に登録されたドメイン名が3つもありますが、これらは中古ドメインを買ってきて再利用していることが疑われます。何しろサイト名である「クリプトファイナンス」とURLアドレスが全く似ていません。

一方でビットチェーンとデジファイネックスについてはかなり新しいサイトです。特に最後のデジファイネックスはこの検証を書いている2023年1月上旬時点で1ヶ月も経過していない非常に新しいサイトです。そして上に書いたbitrueの検証でも同じことを書きましたが本項で検証しているサイトについてもサイトの登録・開設日と矛盾するような記述があります。例えば以下はWho Is 情報からは2022年12月14日に登録・開設されたことが分かるデジファイネックスのサイトのニュースという項目の第1項のキャプです。左下が原文、右下がgoogle翻訳で日本語訳した結果のキャプです。

日本語訳を書き出します。

>世界をリードする仮想通貨取引所 DigiFinex は、2022 年 2 月 28 日の時点で、プラットフォームのデリバティブ取引高が史上最高の 86 億 9000 万ドルに達したと発表しました。これは、前年比 300% 以上です。CoinMarketCap によると、DigiFinex はまた、取引量の点で世界第 5 位にランクされています。

2022年2月28日の時点で取引高が前年比300%以上に達したというのですがWho Is 情報では2022年12月14日に登録・開設されたばかりのサイトがどうやったら開設日より10ヵ月も前の2022年2月28日時点で前年比300%の取引高を達成できるのでしょうか?前年比ということはデジファイネックスのサイトは少なくとも2021年2月には開設されていなければおかしいでしょう。

さらにCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) で取引量世界第5位にランクされているという記述についても虚偽としか思われません。実際にCoinMarketCapのサイトで確認してみるとDigiFinex (デジファイネックス) という取引所の登録情報は見つかるのですが、この検証を書いている2023年1月上旬時点で出来高ランキングの55位で5位からは程遠いのは順位の変動の可能性を考えれば許せるとしてもそのURLアドレス (https://www.digifinex.com/ja-jp/) は本項で検証しているデジファイネックスのURLアドレス (https://digi-finexcoins.com/app/#/) とは全く異なります。また以下に示した本物と思われるデジファイネックスのサイト冒頭部もここで検証しているデジファイネックスのサイトは全く見かけが異なります。

ロゴだけは左下に示した本項で検証しているデジファイネックス (https://digi-finexcoins.com/app/#/) と右下に示した本家と思われるデジファイネックス (https://www.digifinex.com/ja-jp/) で似ているように思われます。

しかし2つのデジファイネックスのサイトで似ているのはこのロゴだけですし、アクセス状況を確認すると2つのデジファイネックスは全く異なります。本項で検証しているデジファイネックス (https://digi-finexcoins.com/app/#/) の場合はサイト開設から1ヶ月も経過していない新しいサイトですから当然ですが、以下のキャプに示したように1日当たりの独立訪問者数とか月間のアクセス数といった数字が全て検出限界以下になっています。

これに対して本物と思われるデジファイネックス (https://www.digifinex.com/ja-jp/) の場合は以下に示したように1日の独立訪問者数が42万4340人、月間のアクセス数が1285万7502回と圧倒的に多いです。

ちなみに本項で検証している他の5つのサイトについても全て同様の

>CoinMarketCap によると、DigiFinex はまた、取引量の点で世界第 5 位にランクされています。

という記述があるのですが、アクセス数を調べてみると以下に示すように他の5つのサイトについても全てアクセスが検出限界以下です。

>取引量の点で世界第 5 位にランクされています。

という記述は明らかに事実に反しています。ちなみに本項で検証対象とした6つのサイトの内、

クリプトファイナンス (https://singming.com/app/#/)

クリプトファイナンス (https://www.cococase.com/app/#/)

クリプトファイナンス (https://bsimmigration.com/app/#/)

の3つのサイトは同一IPアドレス上にあるようです。以下はクリプトファイナンス (https://singming.com/app/#/)

 を基準にして同一IPアドレス上のサイトを検索した結果です。

そもそもこれだけ互いに酷似した、明らかにコピペで量産したサイトが多数存在する意味が分かりませんし、サイトの記述は信頼出来ません。連絡先情報の開示は明らかに不充分、不適切ですし、ライセンスに関する記述もありません。これらのサイトでの投資を勧誘された事例は現時点で確認されていませんが、勧誘されても応じないことを推奨します。


●Banceverse (https://banceverse.com/app/#/、スマホ用サイト:https://banceverse.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangwang.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://manyangw988.net/app/#/、スマホ用サイト:https://manyangw988.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangw888.net/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangw888.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangw158.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangw158.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.manyangw688.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.manyangw688.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://manyangw688.net/app/#/、スマホ用サイト:https://manyangw688.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://mywgg888.net/app/#/、スマホ用サイト:https://mywgg888.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.xingyangw188.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xingyangw188.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://xingyangw998.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xingyangw998.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://manyangw168.net/app/#/、スマホ用サイト:https://manyangw168.net/mobile/#/)

●Chihiro (https://xywang158.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xywang158.com/mobile/#/)

●Chihiro (https://www.xingyangw988.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.xingyangw988.com/mobile/#/)

最初のBanceverseというサイトはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイト、それ以外のChihiroという名称の12個のサイトは画像検索や同じIPアドレス上のサイトを検索することで見つけてきたサイトです。これら13個のサイトは互いに非常によく似ており、特にChihiroという名称の12個のサイトは互いにURLアドレス以外に区別できる点が見つかりません。またこれらのサイトは上で検証したbitrue以下の8個のサイトや「検証119」で検証したCoinWorld (コインワールド https://coin-worlds.com/app/#/) など20ほどのサイトと冒頭部以降の部分で酷似しており、同じテンプレート由来でまず間違いなく同じグループによるサイトと考えられます。

まずは最初のBanceverseというサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年1月5日投稿

「snsで出会ったママ友」に勧誘されたということですがこの勧誘役が外国人である可能性については情報がありません。そして入金先として指定されたのが日本人名義の口座であったことで違和感を感じてこの質問をしているようです。

この質問に記されているURLアドレスはスマホ用のサイトのものですが、まずは表題に示したPC用のBanceverseのサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に示します。

▼Banceverse (https://banceverse.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語]

このサイト冒頭部は上で検証してきたbitrue以下の8つのサイトの冒頭部と似ている部分があります。以下に比較の為にbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/) の冒頭部のキャプを再掲します。

例えばメニューバーの項目名が以下のようになっています。

Banceverse (https://banceverse.com/app/#/)

「コイン取引」「契約」「秒契約取引」「質権設定」「私の資産」「白書」「ログイン」「登録」「オンラインサービス」

bitrue (https://bitruecoin.org/app/#/

「コイン取引」「契約」「秒契約取引」「質権設定」「私の資産」「ログイン」「登録」「オンラインサービス」

「白書」という項目がbitrueのサイトにはありませんが、それ以外は一致しています。また右上のプルダウンメニューに見える表示言語の選択肢はいずれの場合も英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語の9ヵ国語でその並びや国旗型のアイコンも一致しています。

次に表題に示した13個のサイトの内、最初のBanceverse以外の12個のChihiroという名称のサイトについても以下にPC用サイトの冒頭部のキャプを順に示します。

▼Chihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://manyangw988.net/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://www.manyangw888.net/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://www.manyangw158.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://www.manyangw688.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://manyangw688.net/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://mywgg888.net/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://www.xingyangw188.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://xingyangw998.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://manyangw168.net/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://xywang158.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

▼Chihiro (https://www.xingyangw988.com/app/#/) [表示言語:英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語]

これら12個のChihiroという名称のサイトのキャプに示した冒頭部は既に上に示したBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) のサイト冒頭部と酷似していますが、キャプ左上のサイト名とロゴの部分は異なります。さらに表示言語の選択肢がBanceverseの場合と比べるとタイ語に対応することで選択肢が1つ増えて10ヵ国語になっています。

一方で12個のChihiroという名称のサイトは互いに全く同じに見えます。表示言語の選択肢英語、韓国語、日本語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、香港語、タイ語の10ヵ国語で共通です。

次にスマホ用サイトを比較していきます。まず左下にBanceverseのスマホ用サイト (https://banceverse.com/mobile/#/)、右下に比較対象として本ページで最初に検証対象としたbitrueのスマホ用サイト (https://bitruecoin.org/mobile/#/) のキャプを示します。

Banceverseのスマホ用サイト (https://banceverse.com/mobile/#/) は上で検証したbitrueのスマホ用サイト (https://bitruecoin.org/mobile/#/) と比べると画像部分は異なりますがそれ以外の部分には似ている点があることが確認出来ます。同様に12個のChihiroという名称のサイトについてもスマホ用サイトのキャプ画像を表題と同じ順で以下に示していきます。まず以下の2つです。

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://www.manyangwang.net/mobile/#/) → 左下

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://manyangw988.net/mobile/#/) → 右下

次は表題4番目、5番目の以下の2つのスマホ用サイトです。

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://www.manyangw888.net/mobile/#/) → 左下

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://www.manyangw158.com/mobile/#/) → 右下

次は表題6番目、7番目の以下の2つのスマホ用サイトです。

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://www.manyangw688.com/mobile/#/) → 左下

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://manyangw688.net/mobile/#/) → 右下

次は表題8番目、9番目の以下の2つのスマホ用サイトです。

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://mywgg888.net/mobile/#/) → 左下

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://www.xingyangw188.com/mobile/#/) → 右下

次は表題10番目、11番目の以下の2つのスマホ用サイトです。

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://xingyangw998.com/mobile/#/) → 左下

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://manyangw168.net/mobile/#/) → 右下

次は表題12番目、13番目の以下の2つのスマホ用サイトです。

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://xywang158.com/mobile/#/) → 左下

▼Chihiroのスマホ用サイト (https://www.xingyangw988.com/mobile/#/) → 右下

表題2番目~13番目の12個のChihiroという名称のサイトはスマホ用サイトの相互比較でもURLアドレスが異なるだけで全く同じサイトにしか見えません。

PC用サイトに戻りますが、冒頭部に続く部分ではこれらBanceverseと12個のChihiroという名称のサイトは互いに酷似していますし、上で検証したbitrue以下の8個のサイトや「検証119」で検証したCoinWorld (コインワールド https://coin-worlds.com/app/#/) など20ほどのサイトともほぼ同じです。本項で検証している13個のサイトから13枚の全く同じにしか見えないキャプ画像を並べても仕方がないのでまずサイトの特長を5項目にまとめて説明している部分について表題最初のBanceverseと12個のChihiroの代表として表題2番目のChihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/)、さらに比較対象として上で検証したbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/)、計3つのサイトからのキャプを以下に順に示します。

3枚のキャプ画像を比較してみてもキャプの上端にある

>Why ●●●?

という部分に各サイトの名称が入っていることだけしか違いが見つかりません。キャプは省略しますが残りの11個のChihiroという名称のサイトについてはこの特長を説明している部分は上に示したChihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/) のサイトの場合と全く同じです。

さらに以下はマルチプラットフォーム対応を説明する部分の比較です。やはり表題最初のBanceverseと12個のChihiroの代表として表題2番目のChihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/)、さらに比較対象として上で検証したbitrue (https://bitruecoin.org/app/#/)、計3つのサイトからのキャプを以下に順に示します。

この部分にはサイト名の記述もないので3つのサイトからのキャプが全く同じです。これ以外の11個のChihiroという名称のサイトについても全く同じです。

次に本項で検証している13個のサイトで連絡先情報を探しましたが上で検証してきたサイトと同じで脚注部分にメールアドレスがあるだけのようです。唯一の連絡先情報であるメールアドレスは以下のようになっています。

サイト名 メールアドレス

Banceverse info@banceverse.com

Chihiro info@chihiroin.com

12個のChihiroという名称のサイトで記されているメールアドレスは全く同じです。連絡先情報がメールアドレスだけでは話にならないので例によって各サイトのWho Is 情報を確認すると幾つかのサイトについて断片的な情報が記されていることが分かりました。例えば以下には表題2番目のChihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/) のWho Is 情報を示します。

まず黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が記されており、2022年1月5日となっています。そして赤枠で囲った部分に登録者の情報が記されているものの殆どの項目が非開示となっていて開示されているのは断片的な所在地情報だけです。

>JIANSHAZHUI, HK, CN

しかも「HK, CN」は「香港、中国」を意味していると思われますが「JIANSHAZHUI」が実在の住所かどうか確認出来ません。地域の名称ではなく、ビルなどの名称なのかもしれませんがこれでは適切な情報開示とは言えません。そしてこれと全く同じ「JIANSHAZHUI, HK, CN」という所在地情報だけが示されているWho Is 情報が他のサイトでも見つかります。以下にサイトの登録・開設日と所在地情報だけをまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地

Banceverse (banceverse.com) 2022年12月16日 記載なし

Chihiro (www.manyangwang.net) 2022年1月5日 JIANSHAZHUI、香港

Chihiro (manyangw988.net) 2022年3月23日 JIANSHAZHUI、香港

Chihiro (www.manyangw888.net) 2022年3月17日 JIANSHAZHUI、香港

Chihiro (www.manyangw158.com) 2022年4月26日 記載なし

Chihiro (www.manyangw688.com) 2022年4月6日 記載なし

Chihiro (manyangw688.net) 2022年3月15日 JIANSHAZHUI、香港

Chihiro (mywgg888.net) 2022年1月11日 JIANSHAZHUI、香港

Chihiro (www.xingyangw188.com) 2022年4月20日 JIANSHAZHUI、香港

Chihiro (xingyangw998.com) 2022年4月28日 記載なし

Chihiro (manyangw168.net) 2022年1月18日 JIANSHAZHUI、香港

Chihiro (xywang158.com) 2022年4月26日 記載なし

Chihiro (www.xingyangw988.com) 2022年4月20日 JIANSHAZHUI、香港

最初に引用したYahoo知恵袋に出てきた質問で質問対象になっていた最初のBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) というサイトが飛びぬけて新しいことが分かります。質問の日付が2023年1月5日ですからサイトの開設から20日ほどで質問が投稿されていることになります。Chihiroという名称の12個のサイトはこれよりは前に開設されたサイトですが、それでも全てのサイトが2022年になってから登録されたサイトです。

そして上で検証した一連の関連するサイトの検証でも指摘しましたが本項で検証している13個のサイトには共通してニュースという項目があり、その第1項にはこれらサイトの登録・開設日と矛盾しているとしか思われない記述があります。例えば以下は最初のBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) の場合です。左下が原文、右下がGoogle翻訳の結果のキャプです。

さらに以下は表題2番目のChihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/) のサイトの記述です。やはり左下が左下が原文、右下がGoogle翻訳の結果のキャプです。

Chihiroのサイトの翻訳ではサイト名である「Chihiro」がGoogle翻訳では人名と解釈されて「千尋」と訳されているようです。

ともかくいずれのサイトでも2022年2月28日の時点で取引高が前年度比300%以上に大幅増加したとか仮想通貨データーベースのCoinMarketCap (https://coinmarketcap.com/ja/) で取引高世界5位にランクされているといったことが書いてあるのは同じです。これと同じ記述は上で検証してきたbitrue以下の一連のサイトにも存在します。しかしこの記述内容は到底事実とは思えません。この記述が事実であるならサイトは遅くとも2021年2月には開設されていなければならないはずですが、既に上で示したようにBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) が開設されたのは2022年12月ですし、12個のChihiroという名称のサイトも2022年1月から4月に掛けて開設されたサイトです。2021年2月時点では存在していなかったサイトが2022年2月に前年比300%以上の取引高を達成できるわけがありません。またCoinMarketCapBanceverseとかChihiroという名称の取引所の登録を探してみましたが該当がありません。また以下にはBanceverse (https://banceverse.com/app/#/) とChihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/) へのアクセス数を調べた結果です。

取引高が世界有数のサイトならば非常にアクセスが非常に多いはずですが、いずれのサイトでも1日当たりの独立訪問者数とか1ヶ月のアクセス数といった数字が検出限界以下という結果になります。キャプは手略しますが他の11個のChihiroという名称のサイトでも全てアクセス数は検出限界以下です。

それからこれらのサイトの幾つかはIPアドレスを共有していることが分かりました。まず以下は表題2番目のChihiro (https://www.manyangwang.net/app/#/) を基準にして同一IPアドレス (103.84.86.26) 上のサイトを検索した結果です。

表題3番目のChihiro (https://manyangw988.net/app/#/)

表題4番目のChihiro (https://www.manyangw888.net/app/#/)

表題5番目のChihiro (https://www.manyangw158.com/app/#/)

表題6番目のChihiro (https://www.manyangw688.com/app/#/)

表題7番目のChihiro (https://manyangw688.net/app/#/)

表題8番目のChihiro (https://mywgg888.net/app/#/)

がIPアドレスを共有していることが分かります。

同様に以下は表題9番目のChihiro (https://www.xingyangw188.com/app/#/) を基準にして同一IPアドレス (103.84.86.27) 上のサイトを検索した結果です。

表題10番目のChihiro (https://xingyangw998.com/app/#/)

表題11番目のChihiro (https://manyangw168.net/app/#/)

表題12番目のChihiro (https://xywang158.com/app/#/)

表題13番目のChihiro (https://www.xingyangw988.com/app/#/)

が同一のIPアドレス上にあることが分かります。つまりChihiroという名称の12個のサイトは2つのIPアドレスのいずれかに存在していることになります。単にサイトの見かけが互いに酷似していることだけでなく、IPアドレスを共有していることからもこれらのサイトは同じグループによるサイトと考えて間違いないでしょう。

本項で検証した13個のサイトの中ではBanceverseについて投資を勧誘されたという投稿が出ているだけで被害報告が確認されているわけではありません。12個のChihiroというサイトについては勧誘されたという報告さえ確認されていません。しかしこれだけ互いに酷似したサイトが大量に存在するというだけで明らかに異様ですし、連絡先情報などの開示も明らかに不充分、不適切です。さらにサイトの記述には明らかに事実と反する、信用出来ない部分があります。これらのサイトでの投資を勧誘されても応じるべきではないと結論せざるを得ません。