検証86

本ページで取り上げるサイトはいずれも明らかに同じグループによって同じテンプレートから立ち上げられたサイトと思われますがサイトの機能、取引の内容はよく分かりません。仮想通貨だけでなく外国為替も扱っているようですが、現物の取引サイトというわけではなく、FXかバイナリーオプションのサイトである可能性が高いように思われます。外国為替のFXやバイナリーオプションならば金融庁で金融商品取引業者の登録が必要ですが、いずれのサイトも日本の金融庁が公表している金融商品取引業者の登録リストに該当がありませんし、暗号資産交換業者の登録リストにも該当がありません。またこれらのサイトにはイギリスで法人登録や金融ライセンスを取得しているという記述があるのですがこちらも全く確認出来ません。住所などの連絡先情報も開示されておらず、世界中いずれの国でも金融ライセンスを取得していない違法な無登録業者と思われます。そしてこれらのサイトの多くでは勧誘された、勧誘されて投資したところ出金出来なくなったといった証言が確認されています。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証24ページ目です。「検証87「検証88」「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112」「検証113」「検証114」「検証115」「検証116」「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。 本ページでは明らかに互いに酷似している以下の22個のサイトを検証します。 


●TraderX (トレーダーエックス www.trader-xx.com/、スマホ用サイト:web.trader-xx.com/#/)

●ProfitPro (プロフィットプロ www.profit-xx.com/#/、スマホ用サイト:web.profit-xx.com/#/)

●EX97 (www.97microex.com/、スマホ用サイト:web.97microex.com/)

●Uniten-Ex (www.uniten-ex.com/)

●Cheung Kong (www.cheungk.com/)

●AssetVal (アセットバル www.assetvall.com/#/、スマホ用サイト:web.assetvall.com/#/)

●MetaEX (メタEX www.metaexs.com/、スマホ用サイト: web.metaexs.com/#/)

●PopSmart (ポップスマート www.pop-smart.com/、スマホ用サイト: web.pop-smart.com/#/)

●IFXON (www.ifxons.com/、スマホ用サイト:web.ifxons.com/#/)

●USWAP (https://www.u-swaps.com/、スマホ用サイト:https://web.u-swaps.com/#/)

●GlobalVC (グローバルVC www.fannj.com/、スマホ用サイト:web.fannj.com/#/)

●Uchain (Uチェーン https://www.uchainix.com/、スマホ用サイト:https://web.uchainix.com/#/)

●TraPlat (www.traplat.com/、スマホ用サイト:web.traplat.com/#/)

●CoinPro (コインプロ https://www.coinprocash.com/、スマホ用サイト:https://web.coinprocash.com/#/)

●Uniten-Ex (www.fireflyin.com/、スマホ用サイト:web.fireflyin.com/#/)

●IC Markets (ICマーケッツ www.icmarketsllc.com/#/、スマホ用サイト:web.icmarketsllc.com/#/)

●FXPRO (FXプロ www.fxprollc.com/、スマホ用サイト web.fxprollc.com/#/)

●Daplat (www.miosdap.com/#/、スマホ用サイト:web.miosdap.com/#/)

●MovSpo (www.movspo.com/#/、スマホ用サイト:web.movspo.com/#/)

●Uchain (Uチェーン www.uchainco.com/#/、スマホ用サイト:web.uchainco.com/#/)

●DaPlat (www.dtashd.com/#/、スマホ用サイト:web.dtashd.com/#/)

●InstaFX (インスタFX www.instaforex24.com/#/、スマホ用サイト:web.instaforex24.com/)

●FOREX (フォレックス www.nomifx.com/#/、スマホ用サイト web.nomifx.com/#/)

●FOREX (フォレックス www.ftasjh.com/、スマホ用サイト:web.ftasjh.com/)

●Trater (www.centerter.net/#/、スマホ用サイト:web.centerter.net/#/)

●BasNot (https://www.btanaks.com/#/、スマホ用サイト:https://web.btanaks.com/)

●ManuFx (https://www.mafxnu.com/、スマホ用サイト:https://web.mafxnu.com/)

●TankBot (https://www.tankbot.net/#/、スマホ用サイト:https://web.tankbot.net/#/)

●SumWin (https://www.sdkwim.com/、スマホ用サイト:https://web.sdkwim.com/#/)

●Axicorp (https://www.apzjb.com/、スマホ用サイト:https://web.apzjb.com/)

●FreMart (https://www.frmxov.com/#/、スマホ用サイト:https://web.frmxov.com/#/)

●MCraft (https://www.mtxnja.com/#/、スマホ用サイト:https://web.mtxnja.com/#/)

●NumFx (https://www.nxmns.com/#/、スマホ用サイト:https://web.nxmns.com/#/)

●TMToy (https://www.ttvjg.com/#/、スマホ用サイト:https://web.ttvjg.com/#/)

●BANFX (https://www.bandfxd.com/#/、スマホ用サイト:https://web.bandfxd.com/#/)

●Mosto (https://www.motosso.com/、スマホ用サイト:https://web.motosso.com/#/)

●FXCM (https://www.irfxfx.com/、スマホ用サイト:https://web.irfxfx.com/#/)

●okta (https://www.ojtayuen886.com/index_e.html)

●CapMar (https://www.capssons.com/#/、スマホ用サイト:https://web.capssons.com/#/)

●AssPro (https://www.assetsprops.com/#/、スマホ用サイト:https://web.assetsprops.com/#/)

●TopTra (https://www.toptras.com/#/、スマホ用サイト:https://web.toptras.com/#/)

●WinFX (https://www.winfxpros.com/、スマホ用サイト:https://web.winfxpros.com/#/)

●MT6-JP (https://www.mt6jp.com/#/、スマホ用サイト:https://web.mt6jp.com/#/)

●SuSt (https://www.sustcry.com/#/、スマホ用サイト:https://web.sustcry.com/#/)

●SPTO (https://www.smarspto.com/、スマホ用サイト:https://web.smarspto.com/#/)

●DUBAI-BIBOX (http://www.nsdkrrq.com/index_e.html)

●MTrader (https://www.marktra.com/、スマホ用サイト:https://web.marktra.com/#/)

●CryptFX (https://www.cryptfxu.com/#/、スマホ用サイト:https://web.cryptfxu.com/#/)

●CapMar (https://www.usdtvalue.com/、スマホ用サイト:https://web.usdtvalue.com/#/)

●CNNFX (https://www.cnn-fx.com/、スホ用サイト:https://web.cnn-fx.com/#/)

●DUBAI-BIBOX (http://www.nasdaq1973.com/index_e.html)

●COFX (https://www.corefxfx.com/#/、スマホ用サイト:https://web.corefxfx.com/#/)

●CapMar (https://www.earnmorem.com/、スマホ用サイト:https://web.earnmorem.com/#/)

●BTBD (https://web.nvhfy.com/)

●SKFT (https://www.sokdft.com/、スマホ用サイト:https://web.sokdft.com/#/)

●UTGO (https://www.hgyrew.com/、スマホ用サイト:https://web.hgyrew.com/#/)

●CapMar (https://coinfox.life/)

●SHIST (https://www.seahist.com/、スマホ用サイト:https://web.seahist.com/#/)

●BANUDS (https://www.banuds.com/、スマホ用サイト:https://web.banuds.com/#/)

●BOTC (https://www.biovtc.com/#、スマホ用サイト:https://web.biovtc.com/#/)

●MEMT (https://www.membtra.com/、スマホ用サイト:https://web.membtra.com/#/)

●CartPro (https://www.proscarts.com/、スマホ用サイト:https://web.proscarts.com/#/)

これらのサイトは互いに非常に似ており、明らかに同じグループによって同じテンプレートから作られたサイトです。殆どの場合、パソコン用のサイトとスマホ用のサイトが存在しているのですがどんな取引をする為のサイトなのかよく分かりません。アメリカ株、外貨、仮想通貨などの相場情報が出てくるのですが、バイナリーオプションのサイトという情報もあるし、FXのサイトという情報もあります。当初はバイナリーオプションのサイトという情報があり、仮想通貨も扱っているということで本サイトで検証することにしたのですが、FXのサイトということになれば姉妹サイトの方で検証するべきだったかもしれません。またこれらのサイトの中で少なくとも一部のサイトについては入金方法として日本国内の銀行の個人名義あるいはサイト名と異なる法人名義の口座への入金を指示されたという情報があります。国内に口座の準備や資金の回収を担当する詐欺グループの一角が存在している可能性があると思われます。これらのサイトで出金を拒否された、あるいは税金とか保証金などの名目で追加入金を要求されて実質的な出金拒否を受けた方は当該口座の凍結、さらには詐欺グループに口座を提供していると思われる口座名義人や口座から現金を回収している人物の摘発を警察に相談されるべきと考えます。


まず以下の3つのサイトを検証します。

●TraderX (トレーダーエックス www.trader-xx.com/、スマホ用サイト:web.trader-xx.com/#/)

●ProfitPro (プロフィットプロ www.profit-xx.com/#/、スマホ用サイト:web.profit-xx.com/#/)

●EX97 (www.97microex.com/、スマホ用サイト:web.97microex.com/)

いずれもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトでサイトを見ただけではよく分からないのですがバイナリーオプションのサイトという情報があります。バイナリーオプションとなれば普通は外貨の動きを予想の対象としていますがこれらのサイトについては外貨相場だけでなく仮想通貨相場も予想対象としているようなので辛うじて本サイトの守備範囲ということで取り上げることにします。まずトレーダーエックスに関してこれまでにYahoo知恵袋への投稿が3件確認されているのでかなり長くなりますがそれらを引用します。

2020年9月29日投稿

この質問投稿では「友達に紹介された」とあるだけでどういった友達なのか分かりません。

2020年10月3日投稿 (この投稿については2件の回答も示します。)

1件目の回答は出金拒否を受けてさらに請求を受けているという被害報告のような投稿になっています。質問も「出金申請して、拒否されたことはありますか?」となっていますから出金に問題が生じているのかとも思われます。さらに2件目の回答では入金しようとしたら指定された口座が既に停止口座になっていたということですから被害者が出ていて自分が入金してしまった口座の停止を求めたのではないかと思われます。

2020年10月16日投稿 (この投稿についても2件の回答も引用します。)

3件の質問投稿やそれらに対する回答を総合すると「検証63」に勧誘手口のまとめなどを書いた中国の詐欺グループによる詐欺サイトの疑いが極めて濃いです。

次に表題の2件目、トレーダーエックスの関連サイトと思われるプロフィットプロに関するYahoo知恵袋への投稿を引用します。

2020年11月11日投稿 (その後、投稿削除)

この質問投稿では「海外の友人」から勧められたとあるだけで状況がよく分かりませんし、質問者の投資の内容を理解していなかったようです。

2020年11月17日投稿

この質問では「親友から投資しないかと話をいただいた」となっています。国内でもマルチ商法的な勧誘がおこなわれているのかもしれません。回答の方ではロシアから来た女性から勧誘されているとあります。しかし一方でサイトには中国語が書いてあるともあります。中国の詐欺組織がロシア人女性を名乗って勧誘しているという可能性もありますし、アフィリエイト報酬を出してロシア人にも勧誘を持ちかけているといった可能性も考えられますが実態はよく分かりません。

2020年11月21日投稿

この投稿では取引することになった経緯は書かれていませんが、出金しようとすると手数料や保証金?を請求されて引き出しできないという事態になっているようです。そしてこの投稿でプロフィットプロのURLアドレスが判明しました。

2020年11月23日投稿

この投稿でも勧誘された経緯は不明ですが振込先がジャパンネット銀行の個人名義の口座だったことに疑問を持って質問したということのようです。マトモな金融機関が個人名義の銀行口座を入金窓口とすることなど確かに有り得ません。

2020年12月21日投稿

この投稿では勧誘された経緯が説明されています。「検証63」の冒頭で説明した一連の中国系と思われる詐欺で最も頻繁に勧誘の場として出てくる頻度が高いTinderというマッチングサイトで知り合ったMerlinと名乗るアジア系の女性から勧誘されたとなっています。右上がそのMerlinの送ってきた自己紹介画像と思われます。出金しようとすると免許証とどういう名目なのかよく分かりませんが15%の追加入金を要求されたということです。しかし15%の追加入金に応じても出金出来るようにはならず、さらに両替手数料10%、税金20%など名目を変えて次々と追加入金を要求されたということです。これはどれほど追加入金に応じても決して出金出来ないと考えるべきでしょう。

次に最後のEX97というサイトに関するYahoo知恵袋への投稿を引用します。

どうやらネットで知り合った自称・香港人男性から勧誘されたということのようです。そしてこのサイトについてはTwitterに詐欺サイトであるという警告の投稿が出ているのに気が付きました。こちらも引用します。既に被害報告が出ているとあり、トレーダーエックスとの関連も指摘されています。

とにかくいずれも既に被害報告が出ている危険なサイトと思われます。そしてこれらの投稿にあったURLアドレスにアクセスしてみました。これらのサイトにはパソコン用のサイトとスマホ用のサイトが存在するようで勧誘では主にスマホ用のサイトのURLが流布されているようですし、日本語表示に対応しているのはスマホ用サイトだけなのでまずスマホ用サイトから見ていくことにします。まず左下がトレーダーエックスのサイトのキャプ、右下がプロフィットプロのサイトのキャプです。

そして左が最後のEX97のスマホ用トップページのキャプです。

3つのサイトのキャプを並べてみると背景色が黒と白で異なるとか違いがないわけではありませんが互いに似ているのは間違いありません。特にトレーダーエックスのサイトとEX97のサイトは互いに非常に似ています。

3つのサイトに表示されている相場情報をよく見るとUSD-THB (アメリカドル-タイバーツ)、USD-JPY (アメリカドル-日本円)といった為替相場情報と並んでBTC-USD (ビットコイン-アメリカドル)とかETH-USD (イーサリアム-アメリカドル)といった仮想通貨の相場情報も並んで表示されているので仮想通貨に関する何らかの取引が行われているのは間違いないでしょう。上で引用したYahoo知恵袋の投稿の幾つかによればバイナリーオプションという可能性が高いです。

さらに以下はそれぞれのサイトの表示言語選択画面です。これも左下がトレーダーエックスのサイトのキャプ、右下がプロフィットプロのサイトのキャプです。

最後に左に示したのがEX97の言語選択のページのキャプです。

トレーダーエックスとプロフィットプロの表示言語は英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語の7つで共通しており、並び順まで同じです。英語以外はアジア圏の言語で占められており、アジア圏を主な標的にしているものと思われます。最後のEX97はタイ語とベトナム語を除く5言語に対応しています。

トップページからマーケットという項目を選択すると取引対象になっている金融資産の一覧を見ることが出来ます。ここでは取引対象になっている仮想通貨のリストのみを示します。これも左下がトレーダーエックスのサイトのキャプ、右下がプロフィットプロのサイトのキャプです。

そして左に示したのがEX97で取り扱い対象になっている仮想通貨のリストのキャプです。

仮想通貨については3つのサイトで全て共通した5種が取引対象になっているようです。具体的にはリップル (XRP)、イオス (EOS)、ライトコイン (LTC)、イーサリアム (ETH)、ビットコイン (BTC)のドル建ての相場です。

それ以外に3つのサイトのマーケットの項目には「在庫」「外国為替」「製品」という項目があります。

「在庫」という項目はStockの誤訳と思われ株式を意味しています。具体的な銘柄はドイツのソフトウエア会社・SAP、イギリスの銀行・HSBC、日本のトヨタとソニー、中国のアリババの5銘柄です。次が外国為替でトレーダーエックスとプロフィットプロでは米ドル-タイ・バーツ、米ドル-ベトナム・ドンといったメジャーとは言い難い通貨ペアを含む11種の通貨ペア。EX97ではオーストラリアドル-カナダドル、アメリカドル-スイスフラン、ユーロ-日本円など10種類の通貨ペアがリストに含まれています。

最後の「製品」という項目はコモディティ市場を意味するらしくて金と銀の相場が対象になっています。どうやらこれらの相場の動きで勝ち負けを決めるバイナリーオプションの取引が出来るということのようです。

そしてこのスマホ用のサイトには連絡先とか運営者や金融ライセンスに関する情報は全く見つかりません。口座開設してログインすれば何かしらの情報が出てくるのかもしれませんが、当然開示されていなければならない情報がログインしないと見られないというのは明らかに問題でしょう。

次にパソコン用のサイトについても少し触れておきます。以下は順にトレーダーエックス、プロフィットプロ、EX97のパソコン用サイトの冒頭部のキャプです。

改めて述べるまでもなく、3つのサイトは互いに酷似していて同じテンプレートから作られているのが明らかです。スマホ用のサイトと異なり、これらのパソコン用サイトには表示言語の選択肢は用意されておらず、英語表示のみのようです。そしてここで注目したのは3つ並んでいる緑色の楕円の左側に見える「Contact us」という項目です。この部分をクリックすれば連絡先情報が出てくるものと考えてさっそくクリックしてみましたがトレーダーエックスとEX97のサイトでは何も起こりません。一方でプロフィットプロのサイトにある「Contact us」をクリックしてみると以下のキャプに示したチャット用アプリの窓が立ち上がってきます。

どうやら連絡したければチャットで対応するということらしく、住所や電話番号、メールアドレスといった連絡先情報を開示するつもりは全く無いようです。スマホ用のサイトと同様、パソコン用のサイトでも連絡先情報は全く見当たりません。情報開示は明らかに不適切です。

注意してみていくとトレーダーエックス、プロフィットプロのパソコン用のサイトの一番下の方にそれぞれ以下のような記述があることに気が付きました。テキストのコピペも示します。まずトレーダーXの記述です。

>Founded in 2001, the company is a pioneer in online trading and has now become an award-winning global institution. Initially focusing on foreign exchange business, we gradually expanded the product range. At present, our customers can choose from more than 1,000 CFDs or spread game products, involving foreign exchange, indices, stocks, commodities, finance, ETFs and options.

>Headquartered in central London, with offices in Milan, Nassau and Sofia, we provide excellent trading conditions and excellent service support to loyal customers in more than 140 countries.

1つ目の文節には2001年に創業して当初は外国為替の事業に専念していたけど取り扱い商品を徐々に拡大して現在では1000を超えるCFDや外国為替、インデックス、株式、コモディティ、ETF、オプションなども扱っているといったことが書いてあります。但し現実としてスマホ用のサイトで確認出来る取り扱い対象は到底1000種類には及びません。そして2つ目の文節には本社がロンドンの中心部にあり、その他にも (イタリアの) ミラン、(西インド諸島のバハマの首都である) ナッソー、(ブルガリアの) ソフィアにもオフィスがあって140ヵ国を超える国の顧客にサービスを提供しているとあります。しかしロンドンの本社、イタリアなど3ヵ所のオフィスについても具体的な住所とか電話番号といった連絡先情報は全く開示されていません。そこでイギリスの法人登録を検索出来るサイト「TraderX」の法人登録を検索してみましたが該当するような登録は見つかりません。それらしい登録としてはTRADERX LTDという法人の登録が見つかるのですがこの法人は2018年9月にDissolved (解散)になっていますし、住所はロンドンではなくウィンチェスターです (下のキャプ参照)。

他にはTRADER XXX LIMITEDという法人の登録も見つかりましたがこちらも2018年4月に解散になっています。こちらも住所はロンドンではなくAylesbury (アイルズベリー) となっています (下のキャプ参照)。

またトレーダーエックスのサイトの表示対応言語は上で書いたように英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語の7つであり、主な標的は明らかにアジア圏と考えられることを指摘しました。イタリアやブルガリアに本当に拠点があるならばイタリア語やブルガリア語に対応していないことに強い違和感があります。欧州に拠点があるという主張は容易に信じ難いです。

次はプロフィットプロ、EX97のサイトに見つかる記述のキャプです。

プロフィットプロの記述を以下にコピペします。

>ProfitPro is authorised and regulated by The Securities Commission of the Bahamas. ProfitPro is an international business company registered in the Commonwealth of the Bahamas.

>ProfitPro is a subsidiary of ProfitPro PLC, authorised and regulated by the Financial Conduct Authority. ProfitPro PLC is a company registered in England & Wales.

EX97のサイトにある記述もプロフィットプロがEX97に置き換わっているだけでそれ以外は全く同じです。

最初の文章にはプロフィットプロ (あるいはEX97) はバハマで金融機関登録、法人登録を得ていると書いてあります。さらに2つ目の文章ではプロフィットプロ (EX97)はイギリスのFCA (Financial Conduct Authority) で金融機関登録を得ているProfitPro PLC社 (EX97 PLC) の傘下にあって同社はイングランドとウェールズ (イギリス)で法人登録しているということが書いてあります。

そこでまずイギリスの法人登録を検索出来るサイトProfitProの法人登録を検索あるいはEX97の法人登録を検索しましたがトレーダーエックスの場合と同じで該当がありません。法人登録が見つからないのに金融機関登録が存在するわけがないのですが、一応はFCAのサイトでProfitProの金融機関登録を検索あるいはEX97の金融機関登録を検索してみましたがやはり該当なしです。プロフィットプロやEX97の記述は全く裏付けが取れず、デタラメとしか思えません。

3つのサイトのアクセス状況についても調べてみました。以下、順にトレーダーエックスのサイトへのアクセス状況プロフィットプロのサイトへのアクセス状況EX97のサイトへのアクセス状況の結果です。

まずトレーダーエックスのサイトについては1日当たり394人の独立訪問者という結果です。イギリスなど世界4ヵ所にオフィスがあって140ヵ国以上からの顧客にサービスを提供しているという会社にしてはアクセスが少なすぎるでしょう。プロフィットプロとEX97のサイトについてはアクセスが検出限界以下という結果です。こうなってしまうのもこれら2つのサイトが非常に新しいサイトであるからだと思われます。以下は順にトレーダーエックス、プロフィットプロ、EX97のWho Is情報です。

サイトが登録・開設されたCreation Dateの項目を見るとトレーダーエックスのサイトが2020年9月14日、プロフィットプロのサイトが2020年11月3日、EX97のサイトが2020年7月15日となっています。この検証は2020年11月下旬に書いているので開設からEX97は4ヶ月半、トレーダーエックスでは2ヶ月あまり、プロフィットプロでは1ヶ月以下しか経過していません。トレーダーエックスのサイトにあった2001年に創業といった記述は全く信用出来ません。

結論としてこれら3つのサイトは極めて危険なサイトと考えざるを得ません。勧誘があっても絶対に応じないことを強く推奨します。尚、以下で検証しているUniten-Ex以下8つのサイトも同じグループによる可能性が高いサイトです。参照してください。


※付記1

Twitterにトレーダーエックスでの被害に関する2020年11月23日付の投稿が出ているのに気が付きました。クロスミーというマッチングアプリで自称・シンガポール人と知り合って勧誘され、180万円以上を失ったとなっています。出金するには10%の手数料が必要と言われているようですが、これもさらにお金を騙し取ろうとする手口でしょう。

※付記2

プロフィットプロについて2021年2月11日付でTwitterに被害報告が出てきました (右のキャプ参照)。出金するなら3000ドル払ってVIP会員になる必要があるという謎の理論で出金を拒否されているようです。3000ドル支払ったところで出金出来るようにはならないことが予想されます。


●Uniten-Ex (www.uniten-ex.com/)

●Cheung Kong (www.cheungk.com/)

これら2つのサイトは上で検証したトレーダーエックス、プロフィットプロ、EX97の3つのサイトと酷似したサイトでEX97のサイトにあった画像を画像検索に掛けることで見つかってきたサイトです。上の3つのサイトと同じグループによるサイトと思われますが、2020年11月下旬現在で既に閉鎖されているようでキャプチャー画面などの検証材料も充分に残っていないのできちんとした検証は出来ません。サイトが存在していたことを記録するだけに留めたいと思います。

以下に2つのサイト (パソコン用のサイト) の冒頭部のキャプをUniten-Ex、Cheung Kongの順で示します。明らかに上で検証したトレーダーエックス、プロフィットプロ、EX97の3つのサイトと酷似しています。

これら2つのサイトについてWho Is 情報が残っていたので確認しました。

サイトが登録されたのはUniten-Exが2020年7月22日、Cheung Kongが2020年8月15日となっていてやはりかなり新しいサイトであったことが分かります。それにも関わらず既に閉鎖されているということ自体でこれらのサイトが危ないサイトであった可能性が高いと思われます。

今後も同じグループが同じテンプレートで詐欺サイトを量産する可能性は充分にあるので厳重な注意を呼びかけるものです。


※付記

明らかに同じグループによると思われる新たなサイト、AssetVal (アセットバル) 、MetaEX (メタEX)、PopSmart (ポップスマート) 、IFXON、USWAP、グローバルVCなど続々と同じテンプレート由来のサイトが見つかってきました。以下の検証を参照してください。


●AssetVal (アセットバル www.assetvall.com/#/、スマホ用サイト:web.assetvall.com/#/)

●MetaEX (メタEX www.metaexs.com/、スマホ用サイト: web.metaexs.com/#/)

いずれも上で検証しているトレーダーエックス以下の5つのサイトと酷似しており、同じグループによるサイトと思われるサイトです。バイナリーオプションのサイトと思われますが、明確な記述は見つかりません。これらについてもYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたことで知ることになりました。まず2020年12月13日に出てきたアセットバルに関する投稿を引用します。

質問の経緯など何も情報がありませんがこのリンクにはアフィリエイターのID番号と思われる部分が付いています。アフィリエイターを使って広範に勧誘が行われているものと思われます。次は2020年12月31日に出てきたメタEXに関する投稿を参考になりそうな幾つかの返信や回答投稿と共に引用します。

質問者はキャプの範囲にはありませんがLangmate(ラングメイト www.langmate.jp/)という語学学習と外国人との出会いを目的とした出会い系のサイトで知り合った香港人、韓国人、台湾人を名乗る人物から共通して同じサイトを勧められたということのようです。回答者の1人もmengと名乗る自称・韓国人女性からこのサイトでの投資を勧められて騙されそうになったと証言しています。

次もメタEXに関する投稿 (2021年12月22日投稿) です。

情報は少ないですがマッチングアプリで知り合った人から勧誘されたとあります。

とにかくこれらの投稿にあったリンクからアセットバルとメタEXのサイトに行ってみました。まず左下がアセットバルのスマホ用のサイトのキャプ、右下が上で検証したプロフィットプロのスマホ用サイトのキャプ (再掲) です。2つのサイトは互いに非常に似ていることが分かります。

さらに左下がメタEXのスマホ用のサイトのキャプです。こちらは右下に再掲したトレーダーエックスやEX97のスマホ用画面と酷似していることが明らかですし、アセットバル&プロフィットプロの2つとメタEX、トレーダーエックス、EX97の3つを比べてみても背景色が白と黒で違うなど幾つかの相違点はあるものの互いに極めてよく似ています。

さらに上のキャプに見える「言語」という項目をクリックすると出てくる表示言語選択の画面です。これは左下がアセットバル、右下がメタEXですが、やはり背景が白と黒で違うものの7つの選択可能な言語とその並びまで完全に一致しています。そしていずれのサイトでも日本語表示が可能です。

次いで左下のキャプに示したのはアセットバルのサイトで取引対象になっている仮想通貨のリストです。トレーダーエックス、プロフィットプロ、EX97の3つのサイトではリップル (XRP)、イオス (EOS)、ライトコイン (LTC)、イーサリアム (ETH)、ビットコイン (BTC)という5つの仮想通貨のドル建ての相場が取り上げられていましたが、アセットバルではそれら5つに加えてジーキャッシュ (ZEC)、ネオ (NEO)、クアンタム (QTUM)、バイナンスコイン (BNB)、ディジックスダオ (DGD)、イーサリアムクラシック (ETC)の6種類の仮想通貨も含む、合計11種類の仮想通貨のドル建て相場が対象になっているようです。

一方で右下に示したメタEXで取引されている仮想通貨のリストを見ると取引されている仮想通貨はイオス (EOS)、ライトコイン (LTC)、イーサリアム (ETH)、ビットコイン (BTC)の4種類だけになっています。

仮想通貨以外ではいずれの場合でもキャプの一番上に「在庫」、「外国為替」、製品といった項目があり、「在庫」はStockの誤訳で株式、「製品」はコモディティの意味で金と銀の相場といった取引もバイナリーオプション (?) の対象としているようです。

次にパソコン用のサイトについても触れておきます。以下、順にアセットバルとメタEXのパソコン用のサイトの冒頭部のキャプです。2つのサイトが互いに酷似しているだけでなく、このページで検証してきたトレーダーエックス、プロフィットプロ、EX97、Uniten-Ex、Cheung Kongの5つのサイトとも非常に似ているのは明らかでしょう。

そしてこれら2つのパソコン用のサイトについても以下に示しましたがプロフィットプロやEX97の場合と同様に所在地やライセンスに関する記述があります。これも左下がアセットバル、右下がメタEXからのキャプです。

アセットバルの記述

>AssetVal is authorised and regulated by The Securities Commission of the Bahamas. AssetVal is an international business company registered in the Commonwealth of the Bahamas.

>AssetVal is a subsidiary of AssetVal PLC, authorised and regulated by the Financial Conduct Authority. AssetVal PLC is a company registered in England & Wales.

メタEXの記述

>MetaEX is authorised and regulated by The Securities Commission of the Bahamas. MetaEX is an international business company registered in the Commonwealth of the Bahamas.

>MetaEX is a subsidiary of MetaEX PLC, authorised and regulated by the Financial Conduct Authority. MetaEX PLC is a company registered in England & Wales.

2つのサイトの記述はサイト名が入れ替わっているだけでそれ以外は全く同じです。またプロフィットプロやEX97のサイトにあった文章ともほぼ同じです。1つ目の文章ではバハマの証券取引委員会で認可されているとか、バハマで法人登録されているといったことが書いてあり、2つ目の文章にはアセットバルの親会社である AssetVal PLC、あるいはメタEXの親会社であるMetaEX PLCはイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA) で金融機関登録を得ている、イギリス (イングランドとウェールズ) に法人登録があると書いてあります。

そこでプロフィットプロやEX97の場合と同様にイギリスの法人登録や金融機関登録の確認を試みました。まずイギリスの法人登録を検索出来るサイト法人登録を検索してみるといずれについてもそれらしい法人登録が見つかってきました。まず以下AssetValのものと思われる法人登録のキャプです

しかしこの法人登録を見ると赤枠で囲った部分にあるように2019年10月15日付で解散になっています。また青枠で囲った部分にある業種の説明を見ると不動産業者のようです。既に解散済みで元々不動産業者だったのですから当然ですが、イギリスの金融機関登録を管轄するFinancial Conduct Authorityのサイトで金融機関登録を探してみましたがアセットバルのものと思われる登録は確認出来ません。

次はメタEXの法人登録ですが最もそれらしいのは以下に示したMETA EXCHANGE LTDの法人登録です。

この法人登録が本当にメタEXのものかどうかがまず確かではありませんが、これが仮にメタEXの法人登録であったとしても赤枠で囲った部分に書いてあるように、また上のAssetValのものと思われる法人登録と同様にDissolved (解散) になっています。また青枠で囲った部分にある業種の説明はインフォメーションテクノロジーとなっています。こちらについでもイギリスのFinancial Conduct Authorityのサイトで金融機関登録を探してみましたがメタEXのものと思われる登録は確認出来ません。

そしてこれらのサイトのWho Is情報をアセットバル、メタEXの順で以下に示します。

このWho Is情報でまず黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設の日付 (Creation Date)がアセットバルでは2020年11月3日、メタEXでは2020年10月17日とつい最近であることが気になります。この検証は2020年12月半ばに書いているのでアセットバルではサイトの開設からわずか1ヶ月半ほど、メタEXでも2ヶ月あまりしか経過していません。上で探してきたアセットバルのイギリスの法人登録では2019年10月に既に解散しているのですから解散してから1年以上経過してからサイトが開設されたことになります。メタEXの場合もサイトが開設されてから1ヶ月以内に法人が解散していることになります。イギリスの法人登録とこれら2つのサイトは本当に関連しているのかどうか疑問を感じます。

さらに上のWho Is情報の一番下、赤枠で囲った部分を見ると登録機関は空欄になっていますが。登録機関の住所がいずれの場合でもAnhui, CNとなっています。これは中国の安徽省という意味と思われます。どれほど信頼出来るかは分かりませんが、少なくともサイトに記されていたバハマとかイギリスとはかけ離れていますし、これらのサイトはやはり中国に運営元がある可能性が高いように思われます。

本ページで検証した他の5つとサイトが酷似していることを考えてもアセットバルやメタEXは到底信頼出来るサイトとは思えません。投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●PopSmart (ポップスマート www.pop-smart.com/、スマホ用サイト: web.pop-smart.com/#/)

これもYahoo知恵袋に以下のキャプに示す質問が出てきたことで知ったサイトで上の7つのサイトと明らかに似ており、同じグループによると思われるサイトです。

2021年1月17日投稿

いずれの投稿でも勧誘された状況はよく分かりません。リンクのURLにはアフィリエイターのIDと思われる部分が付いているのでアフィリエイターを動員して勧誘が繰り広げられているものと思われます。

まずスマホ用のサイトからキャプを示していきます。左下がポップスマートのスマホ用のサイトのトップページのキャプ、右下が比較の為のメタEXのトップページのキャプの再掲です。明らかに似ています。

さらに左下がポップスマートの表示対応言語を選択するページのキャプで選択可能な言語は英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語の7つで上で検証してきたサイトと同じです。

そしてこのサイトについても株式、外国為替、仮想通貨、コモディティなどの相場がおそらくバイナリーオプションの対象になっています。この内、仮想通貨については右上のキャプに示した5種類の仮想通貨、リップル (XRP)、イオス (EOS)、ライトコイン (LTC)、イーサリアム (ETH)、ビットコイン (BTC)のドル建ての相場がリアルタイム表示されていてこれらが取引の対象になっているものと思われます。

次はパソコン版のサイトの冒頭部のキャプを示します。

左上のロゴの部分がなければ上で検証してきた7つのサイトと区別出来ないほどに似ています。明らかに同じテンプレートの使い回しでサイトが構築されています。そしてこのパソコン用のサイトのトップページ左下には上で検証してきた7つのサイトと同様に以下のキャプに示した所在地や運営に関する記述があります。

最初の文節にはポップスマートはバハマの「The Securities Commission of Bahamas」からライセンスを受けているといったことが書いてあり、2つ目の文節にはポップスマートは(イギリスの) Financial Conduct Authority (FCA)で認可を受けているPopSmart PLCの子会社であり、PopSmart PLCはイングランドとウェールズで登録を受けているとあります。そこでまず上で検証してきた7つのサイトの場合と同様にイギリスの法人登録を探してみたのですが、PopSmart PLCという法人はイギリスの法人登録情報サイトで探しても該当がありません。

所在地情報については上で検証したアセットバルやメタEXと同様にWho Is情報に断片的な記述があります。以下がWho Is 情報のキャプです。

まずWho Is情報で気になるのは黄色の枠で囲った部分に書かれているサイトの登録・開設日 (Creation Date) です。2021年1月11日に登録・開設されたとなっており、最初に引用したポップスマートに関するYahoo知恵袋の質問は2021年1月17日付ですから開設から1週間もしないうちに勧誘が行われていたことになります。そして上のキャプで赤い枠で囲った部分に所在地に関する記述があります。

>Registrant Organization: 

>Registrant State/Province: Anhui

>Registrant Country: CN

登録機関名は空欄、所在地情報はAnhui, CNとなっています。これは上で検証したアセットバル、メタEXのWho Is情報にあった記述と全く同じで中国の安徽省を意味します。この記述がどれほど信頼出来るかは疑問ですがやはりこのサイトを運営しているのは中国系の詐欺グループである可能性が濃厚と考えます。言うまでもありませんが勧誘されてもこのサイトでの投資は絶対に避けるべきです。


●IFXON (www.ifxons.com/、スマホ用サイト:web.ifxons.com/#/)

●USWAP (www.u-swaps.com/、スマホ用サイト:web.u-swaps.com/#/)

●GlobalVC (グローバルVC www.fannj.com/、スマホ用サイト:web.fannj.com/#/)

これら3つのサイトも上で検証した8つのサイトと明らかに酷似しているサイトです。最初のIFXONはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。2つ目のUSWAPもYahoo知恵袋に投稿があったサイトなのですが直ぐに削除されて投稿が残っていません。3番目のGlobalVCは画像検索で見つけてきたサイトです。まずIFXONに関するYahoo知恵袋への投稿を添付画像や回答に対する質問者の返信、回答の一部と共に引用します。

2021年3月8日投稿

勧誘役は名古屋市在住のシンガポール人を名乗っていたようです。質問者と回答者は既に入金してしまったようで少なくとも回答者については既に出金出来なくなっているようです。質問投稿にはイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA、金融行動監視機構) から金融ライセンスを受けているという証明書らしきものの画像が添付されており、勧誘役からLINEで送られてきたとあります。この画像を見ると

>IFXONS Capital Co., Ltd.

という社名で登録が為されており、登録番号が217689となっています。

しかし後述するようにこのIFXONについてFCAのライセンス登録を探しても該当がありませんし、イギリスの法人登録も見つかりません。明らかに偽の証明書です。

次に表題の3つのサイトについてまずスマホ用サイトのキャプを示します。以下、左下から順にIFXON、USWAP、GlobaiVCのスマホ用サイトのトップページのキャプです。

IFXONとUSWAPについては日本語表示に対応しており、それ以外に英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、ドイツ語、スペイン語での表示も可能になっていて全部で9ヵ国語対応です。これに対してGlobalVCのサイトだけは日本語表示に対応しておらず、表示言語の選択肢は英語、中国語、香港語の3つだけです。

そしてこのスマホ用サイトのトップページは明らかに互いに似ていますし、本ページで検証してきたトレーダーエックス以下のサイトのサイトとも明らかに似ています。

さらに3つのサイトについてパソコン用のサイトについてもサイト冒頭部を互いに比較します。これもIFXON、USWAP、GlobaiVCの順でキャプを並べます。

パソコン用のサイトはいずれも英語表示のみです。3つのサイトが互いに似ているだけでなく、上で検証してきた8つのサイトとも酷似しており、明らかに同じテンプレートから作られたサイトです。3つのサイトには緑色の小判型の図形が3つ並んでいる部分があり、一番左の図形の中に「Contact Us」と書いてあるのが見えますが、いずれのサイトでもリンク先はこのトップページ自体になっており、連絡先情報が開示されていません。これは論外です。わずかにこのトップページの左下の部分に3つのサイトに共通して以下のキャプに示した記述があります。

要するに上で検証してきた8つのサイトと同じでバハマの金融ライセンスを得ているとか、イギリスのFinancial Conduct Authority (FCA、金融行動監視委員会) からライセンスを得ているといったことが書いてあります。サイト名以外の文章は3つのサイトで完全に同じです。一応これら3つのサイトについてFCAのサイトでイギリスの金融ライセンスの確認を試みましたがいずれも確認出来ません。特に最初に引用したIFXONへの投資勧誘に関するYahoo知恵袋の投稿では添付画像で「IFXONS Capital Co., Ltd.」という社名でイギリスの金融機関登録が為されており、その登録番号が217689であるとなっていましたが、社名で検索しても登録番号で検索してもIFXONのものと思われる登録情報は出てきません。

まず以下が「IFXONS Capital」を検索した結果です。

一番下の行に残念ながら該当する情報は見つかりませんでしたという結果が書かれています。

次に登録番号の217689で検索した結果を以下に示します。

「217689」という登録番号で探すと「Forex Capital Markets Limited (フォレックスキャピタルマーケッツリミテッド)」というFX業者の登録番号であることが判明しました。明らかにIFXONの登録ではありません。Forex Capital Marketsのサイト (https://www.fxcm.com/uk/)やForex Capital Markets Limitedの法人登録も一応確認しましたが、特に詐欺サイトとの繋がりなど疑わしい部分があるようには思えません。勝手に登録番号を引用されただけのように思われます。

結論として言うまでもありませんが、これら3つのサイトも中国系の詐欺グループによって立ち上げられた詐欺サイトの疑いが極めて濃厚です。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●Uchain (Uチェーン www.uchainix.com/、スマホ用サイト:web.uchainix.com/#/)

これも上で検証しているトレーダーエックスなどと酷似しているサイトで同じグループによって運営されている12個目のサイトと思われます。このサイトは以下のキャプに示した2021年4月8日付のYahoo知恵袋への質問投稿で知ることになりました。

詳しい状況は分かりませんが外国人の知り合いから勧誘されているようで入金先として指定されたのが個人名義の銀行口座だったことから疑いを持っているという状況のようです。とにかくこの質問に示されているURLアドレスからアクセスしたサイトの冒頭部のキャプを以下に示します。

一見して上で検証してきたトレーダーエックス以下の11個のサイトと酷似していることが分かりました。さらにこのUチェーンのサイトが上で検証している11個のサイトと酷似しているのはこのサイト冒頭部だけではありません。例えばこのサイトの左下にはライセンス関係の記述がありますが他のサイトの相当部分と極めてよく似ています。左下がUチェーンのライセンス関係の記述のキャプ、右下がIFXONのライセンス関係の記述のキャプ (再掲) です。

2つのサイトの記述はサイト名の部分が入れ替わっているだけでそれ以外の文章は全く同じです。共にバハマとイギリスの金融ライセンスを得ていると書かれていますがこの内、イギリスのFinancial Conduct Authority (FCA, 金融行動監視機構)から金融ライセンスを得ているという件についてはFCAのサイトで実際にUchainのライセンスがあるかどうか検索してみたものの該当なしという結果になることが確認されました (以下のキャプ参照)。

さらにスマホ用のサイトも確認しました。左下がUチェーンのスマホ用サイトのトップページのキャプ、右下がIFXONのスマホ用サイトのトップページのキャプ (再掲) です。

このスマホ用サイトの見かけはUチェーンの場合は上で検証してきた11個のサイトとかなり変わっていることが分かります。例えばUチェーンのサイトでは金融関係の英文のニュースなどが配信されているようです。しかしUチェーンのサイトとIFXONのサイトできちんと比較してみるとかなりの共通点があることも分かります。例えば一番上に見える画像の中の文章はいずれも以下のようになっていて2つのサイトで共通しているようです。

>Safe and Simple, trade more convenient

>Stocks, Forex, Crypto All in one, to satisfy your 24 hour get revenue

また以下はUチェーンのスマホ用サイトの表示言語選択画面のキャプ、右下はIFXONのスマホ用サイトの表示言語選択画面のキャプです。

背景の色が白と黒で異なりますが、表示言語の選択肢やその並び、国旗のアイコンまで全て同じです。いずれの場合も英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語、ドイツ語、スペイン語の9ヵ国語に対応しているようです。

結論としてこのUチェーンというサイトもこれまで検証してきた11個のサイトと明らかに似ていて同じグループによる運営と考えて間違いないものと思われます。計12個のサイトの中には被害報告が出ているものもあり、非常に危険なサイトとしか思われません。ネットで知り合った外国人に勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。

※付記

同じUチェーンという名称でURLアドレスが異なるサイトが見つかってきました。同時のここで検証しているUチェーンのサイトは2021年7月上旬現在で閉鎖されていることを確認しました。旧サイトの方は単に閉鎖されただけで新しいUチェーンのサイトへ移行したことを示す案内のようなものは何もありません。同じサイトをURLアドレス変えただけで立ち上げているものと思われます。新しく見つかってきたUチェーンのサイトは以下で検証しているので参照してください。


●TraPlat (www.traplat.com/、スマホ用:web.traplat.com/#/)

●CoinPro (コインプロ www.coinprocash.com/、スマホ用:web.coinprocash.com/#/)

●Uniten-Ex (www.fireflyin.com/、スマホ用:web.fireflyin.com/#/)

これらも上で検証した12個のサイトと明らかに酷似したサイトなのでここで検証します。TraPlatとCoinProはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、3番目のUniten-ExはTraPlatからの画像検索で見つかってきたサイトです。Uniten-Exというのは上で検証したUniten-Ex (www.uniten-ex.com/)というサイトと名称が同じですがURLアドレスは異なっており、別個のサイトです。

まずTraPlatとコインプロに関してYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2021年4月24日投稿 (TraPlatに関する投稿)

詳しい状況は分かりませんがSNSで知り合った自称・シンガポールの女性から勧誘されているということです。

2021年4月27日投稿 (コインプロに関する投稿)

こちらは「中国の友人」から勧誘されているということです。どういう経緯で友人になったのかなど詳しい状況は分かりません。URLアドレスは上のキャプに示しましたが質問に添付されていた画像から知ることが出来ました。

さらにこの検証を書いた後ですが以下の質問投稿も出てきました。

2021年5月24日投稿 (コインプロに関する投稿)

この事例ではネットで知り合った自称・韓国人女性に勧誘されてコインプロに投資してしまったようです。そして出金しようとすると出金の為には手数料の支払いが必要などと主張されて結局は出金出来なかったという経緯になっています。ここで注目するべきは入金方法が日本国内の個人名義の銀行口座への入金であったという点でしょう。日本国内に銀行口座を用意したり、口座から現金を回収する役目を担うグループが存在しているものと思われます。口座や現金を回収する人物を追跡すれば詐欺グループにたどり着くことも不可能ではないように思います。

とにかくこれら3つのサイトについてまずスマホ用サイトのキャプを示していきます。まずTraPlat (左下)とコインプロ (右下) のスマホ用サイトのトップページのキャプです。

TraPlatのスマホ用のサイトは上で検証してきた12このサイトに明らかに似ています。特にプロフィットプロとかアセットバルのスマホ用サイトに似ているようです。一方で右上に示したコインプロのスマホ用サイトはこれまでに検証してきたサイトと部分的には似ているもののニュース情報が表示されているなど明らかな違いも見つかります。しかし例えばこれら2つのサイトについて以下に示した言語選択のメニューを見ると互いに似ているだけでなくこれまで検証してきた12個のサイトとほぼ区別出来ません。左下に示したのがTraPlatの言語選択メニューのキャプ、右下に示したのがコインプロの言語選択メニューのキャプですがいずれの場合も上から英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語、ドイツ語、スペイン語の9ヵ国語対応となっています。

一方で3つ目のUniten-Exのスマホ用のサイトはこれらのサイトと全く似ていません。かなり縦に長いサイトなので以下に前半、後半の2つに分けてキャプを示します。

そもそもサイト名が記されていると思われる左上の部分に「Firefly」と書いてあり、「Uniten-Ex」とはどこにも書かれていません。URLアドレスが「web.fireflyin.com/#/」ですから「Firefly」というのが元々のサイト名で「Uniten-Ex」にサイト名を変更中ということなのかもしれません。そして前半部のキャプの一番下に「PRODUCT LIST」という項目がありますが何も情報がありません。後半部のキャプには「CONTACT US (連絡先情報)」という項目があってメールアドレスと電話番号らしき以下のような記述があります。

> 123456@qq.com

> +001 242356

「qq.com」というドメイン名のメールアドレスは中国の大手IT企業、テンセントが提供しているフリーのメールアドレスですから中国の人物が運営している可能性が高いですが、果たして「123456@qq.com」などというゾロ目のメールアドレスが本当に使われているかは疑問かもしれません。また電話番号は「+001」から始まっていますがこんな国番号はありません。架空の電話番号の疑いがかなり濃いです。

これら3つのスマホ用のサイトはこれまで上で検証してきた12個のサイトに明らかに似ているものから全く似いていないものまで様々ですがパソコン用のサイトは明らかに同じグループに属するサイトであることを示すものとなっています。以下に表題と同じTraPlat → コインプロ → Uniten-Exの順でパソコン用サイトの冒頭部のキャプを並べます。

説明するまでもなく、3つのパソコン用のサイトは互いに酷似していますし、上で検証してきた12個のサイトとも極めてよく似ていて左上のロゴを除けば全く同じに見えます。ここで検証している3つのサイトと合わせて 15個のサイトは全て同じテンプレートから作られた、同じグループによって運営されているサイトと考えて間違いないでしょう。

連絡先情報とかライセンスに関しても一応触れておきます。TraPlatを後回しにしてコインプロとUniten-Exのパソコン用サイトの一番下にある関連記述のキャプを以下に示します。

いずれの場合もバハマとイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA) から金融ライセンスを取得しているといったことが書いてありますがこの文章はそれぞれのサイト名、固有名詞の部分が入れ替わっているだけで上で検証してきた12個のサイトにあった記述と基本的に同じです。

イギリスのFCAで金融ライセンスを取得とあるので一応はイギリスの法人登録、金融機関登録を探してみましたが該当すると思われるような登録はありません。また上で説明したようにUniten-Exのスマホ用のサイトにメールアドレスと実際に使われているとは思えない電話番号があったのを除けば連絡先情報が見当たりません。明らかに情報開示が不充分です。

一方でTraPlatのパソコン用サイトにある記述はかなり長くて内容もこれまで検証してきた12このサイトとはかなり異なっています。以下にキャプを示します。

英語がおかしいのではないかと思われる部分があって意味がよく分からない部分もあるのですがこのTraPlatの記述ではFX業者のOANDA (www1.oanda.com/lang/ja/) とか最近株式上場を果たして有名になったアメリカの仮想通貨取引所、Coinbase (www.coinbase.com/) と何らかの関係があるようなことが書いてあり、TraPlatもアメリカの企業であると主張しているようなのですが住所など具体的な連絡先情報の開示はありません。これだけ互いに酷似したサイトが多数あるのですからそれらを運営しているのは同一グループとしか思われません。そしてTraPlat以外のサイトではアメリカに本拠があるなどという情報は全く出てきていませんでした。到底信用出来る記述とは思えません。

改めて言うまでもないと思いますが、本項で検証したTraPlat、コインプロ、Uniten-Exの3つのサイトは非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●IC Markets (ICマーケッツ www.icmarketsllc.com/#/、スマホ用サイト:web.icmarketsllc.com/#/)

●FXPRO (FXプロ www.fxprollc.com/、スマホ用サイト web.fxprollc.com/#/)

●Daplat (www.miosdap.com/#/、スマホ用サイト:web.miosdap.com/#/)

●MovSpo (www.movspo.com/#/、スマホ用サイト:web.movspo.com/#/)

●Uchain (Uチェーン www.uchainco.com/#/、スマホ用サイト:web.uchainco.com/#/)

●DaPlat (www.dtashd.com/#/、スマホ用サイト:web.dtashd.com/#/)

●InstaFX (インスタFX www.instaforex24.com/#/、スマホ用サイト:web.instaforex24.com/)

●FOREX (フォレックス www.nomifx.com/#/、スマホ用サイト web.nomifx.com/#/)

●FOREX (フォレックス www.ftasjh.com/、スマホ用サイト:web.ftasjh.com/)

ICマーケッツからUチェーンまでの5つのサイトはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイト、2つ目のURLアドレスが異なるDaPlat、インスタFXと同じ名称のサイトが2つある最後のフォレックスのサイトは画像検索で見つけてきたサイトでいずれも上で検証してきた一連のサイトと酷似していて同じ詐欺グループによる詐欺サイトとしか思われません。Uチェーンというサイトはサイト名は上で検証してどうやら既に閉鎖されているUchain (Uチェーン www.uchainix.com/、スマホ用サイト:web.uchainix.com/#/)と同じですがURLは異なるサイトです。まずYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用していきます。

2021年6月7日投稿 (ICマーケッツに関する投稿)

非常に情報が乏しいですがどうやら既に入金してしまい、出金に困難が生じている状況と思われます。

2021年6月21日投稿 (FXプロに関する投稿)

「台湾の友人」に勧誘されて出金しようとしたところ、所得税名目で30%の入金を要求されるという形で実質的な出金拒否を受けているようです。海外の金融機関が源泉徴収に対応することなど有り得ませんし、源泉徴収だとしても出ている利益の中から一部を留保すれば済むことであり、追加入金を要求するのは絶対におかしいです。

2021年6月26日投稿 (Daplatに関する投稿)

「韓国?シンガポール?から来日したという女性」から勧誘されているという状況のようです。URLアドレスにはアフィリエイターのIDと思われる部分が付いているのでアフィリエイターを動員しての勧誘が行われているようです。

2021年6月30日投稿 (MovSpoに関する投稿)

これもあまり詳しい状況は分かりませんが勧誘役は自称・韓国人女性のようです。

2021年7月9日投稿 (Uチェーンに関する投稿)

詳しい経緯は不明ですが既に入金してしまったようです。

詳しい経緯は不明なものばかりですが「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の勧誘の手口と矛盾はしていないようです。そして何よりもこれらの質問投稿に出てくるサイトは上で検証してきたサイトと明らかに似ていることが非常に重要です。まずスマホ用のサイトのキャプを示しますが残念ながらICマーケッツのサイトはキャプ画像を全て取得する前に閉鎖されてしまったので残りの8つのサイトのキャプを以下に並べます。

まずFXプロ (左下) とDaPlat (web.miosdap.com/#/) (右下) のスマホ用サイトのキャプです。

次はMovSpo (左下) とUチェーン (右下) のスマホ用サイトのキャプです。

これ以降は画像検索で見つかってきたサイトでまずDaPlat (web.dtashd.com/#/)インスタFXのスマホ用サイトのキャプです。

最後は2つのフォレックスのサイトのキャプです。

8つのサイトを比較するとUチェーン以外の7つのサイトが互いに非常によく似ています。Uチェーンのサイトは以前に検証したURLアドレスの異なるもう1つのUチェーンのサイトによく似ているようです。以前のUチェーンのサイトをURLアドレスを変更しただけで使っている可能性が高いと考えます。

スマホサイトだけ見てもこれらのサイトは互いに非常に似ていることが分かりますが、パソコン用のサイトを見ると9つのサイトが互いに似ているだけでなく上で検証してきた15個のサイトとも似ていることが分かります。9つのサイトのパソコン用のサイトのサイト冒頭部のキャプを表題と同じ順で以下に並べます。

各キャプの左上のロゴの部分以外はほぼ区別出来ません。よく見るとパソコンとタブレットの画面は同じですがスマホの画面はサイトによって異なっているようですがそれ以外には違いが見つかりません。これら9つのサイトを加えてここまで24個のサイトが同じグループによって同じテンプレートから作られたサイトであることは間違いないものと考えます。そして当然ですがこれらのサイトは全く信用出来ません。これらのサイト、さらにはこれからも出てくるに違いない同じテンプレートから作られたサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●Trater (www.centerter.net/#/、スマホ用サイト:web.centerter.net/#/)

Yahoo知恵袋に以下のキャプに示す質問投稿が相次いで出てきたことで知ったサイトです。

2021年7月15日投稿

 この投稿では詳しい状況は全く不明です。

2021年7月22日投稿

こちらも詳しい状況は分かりませんが自称・シンガポール人から勧誘されたようです。そしてこの質問投稿にあったURLアドレスからアクセスしてみてTraterというサイトが上で検証してきた一連のサイトと同じグループに属するものであることが判明しました。まずスマホ用のサイトの冒頭部のキャプを左下に示します。右下はスマホ用サイトの表示言語選択画面です。

表示言語の選択肢は英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語、ドイツ語、スペイン語の9ヵ国語で上で検証してきた一連のサイトと同じです。そして以下がパソコン用のサイトの冒頭部のキャプです。このパソコン用サイトは上で検証してきた一連のサイトと酷似していることが明白です。

これも非常に危険なサイトと考えざるを得ません。投資勧誘されても決して応じるべきではありません。


●BasNot (https://www.btanaks.com/#/、スマホ用サイト:https://web.btanaks.com/)

●ManuFx (https://www.mafxnu.com/、スマホ用サイト:https://web.mafxnu.com/)

●TankBot (https://www.tankbot.net/#/、スマホ用サイト:https://web.tankbot.net/#/)

●SumWin (https://www.sdkwim.com/、スマホ用サイト:https://web.sdkwim.com/#/)

●Axicorp (https://www.apzjb.com/、スマホ用サイト:https://web.apzjb.com/)

●FreMart (https://www.frmxov.com/#/、スマホ用サイト:https://web.frmxov.com/#/)

●MCraft (https://www.mtxnja.com/#/、スマホ用サイト:https://web.mtxnja.com/#/)

●NumFx (https://www.nxmns.com/#/、スマホ用サイト:https://web.nxmns.com/#/)

●TMToy (https://www.ttvjg.com/#/、スマホ用サイト:https://web.ttvjg.com/#/)

これらもまた上で検証してきたサイトと同じテンプレートから量産された詐欺サイトと思われます。最初の3つ、BasNot、ManuFX、TankBotはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外の6つのサイトは画像検索で見つかってきたサイトです。まずBasNot、ManuFX、TankBotに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2021年11月3日投稿  (BasNotに関する投稿)

あまり詳しい状況は分かりませんが「台湾人」から投資勧誘されたということのようです。台湾人は勿論、単なる自称の可能性が高いです。

2021年11月17日投稿 (ManuFXに関する投稿)

HelloTalkという語学交換サイトで知り合った自称・香港人から勧誘されてManufxというサイトに入金し、出金しようとすると税金とか変換手数料など意味の分からない名目で追加入金を要求されて応じても結局出金出来ない、かなりの被害を受けてしまっているという状況のようです。

2021年12月6日投稿 (TankBotに関する投稿)

この投稿では単に情報を求めているだけで詳しい状況は分かりません。

とにかくこれらの投稿に記されていたリンクからそれぞれの質問のサイトにアクセスしてみました。まず左下がBasNotというスマホ用サイトのキャプ、右下は同じサイトの言語選択画面です。

表示言語の選択肢は英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語、ドイツ語、スペイン語となっています。そしてこのスマホ用と思われるサイトを見て本ページで検証してきた多くのサイトと似ていることに気が付いたので例によってURLアドレスを少しいじってみると予想通りパソコン用のサイトが見つかりました。以下にキャプを示します。

次にYahoo知恵袋の質問から知ることになった表題2番目のManuFxと表題3番目のTankBotのスマホ用サイトのキャプを以下に示します。

次いで画像検索で見つけてきたSumWinとAxicorpのスマホ用サイトのキャプを示します。

次いでFreMartとMCraftのスマホ用のサイトのキャプを示します。

最後にNumFxとTMToyのスマホ用サイトのキャプを示します。

これら8つのサイトのスマホ用サイトが最初に示したBasNotのスマホ用サイトとも極めてよく似ているのが分かると思います。さらにこれら8つのサイトについても表題と同じ順 (ManuFx → TankBot → SumWin → Axicorp → FreMartMCraft → NumFxTMToy) でパソコン用のサイトの冒頭部のキャプ画像を以下に示していきます。

左上のロゴの部分以外は全く同じに見えます。同じテンプレートから詐欺サイトが量産されているとしか思われません。

次に各サイトのWho Is 情報を確認してみましたが登録者に関する情報は殆ど開示されていません。例えば以下はTankBotのWho Is 情報のキャプです。

黄色の枠で囲った部分を見るとサイトの登録日が2021年11月17日となっています。そして赤枠で囲った部分に登録者の所在地が香港であるとだけ記されています。他のサイトについてもWho Is 情報を確認しましたが登録者に関する情報が断片的でも開示されているのこのTankBotの場合のみです。他のサイトのWho Is 情報からサイトの登録・開設日の情報のみ以下にまとめておきます。

▼BasNot 2021年10月26日

▼ManuFx 2021年10月14日

▼TankBot 2021年11月17日

▼SumWin 2021年10月16日

▼Axicorp 2021年7月15日

▼FreMart 2021年7月29日

▼MCraft 2021年8月17日

▼NumFx 2021年7月28日

▼TMToy 2021年9月7日

いずれもやはりかなり新しいサイトです。量産された詐欺サイトが短期間で使い捨てにされていると思われます。

改めて結論するまでもないと思いますが明らかに同じテンプレートから作られたサイトが続々と立ち上げられているという状況は非常に危険としか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●BANFX (https://www.bandfxd.com/#/、スマホ用サイト:https://web.bandfxd.com/#/)

●Mosto (https://www.motosso.com/、スマホ用サイト:https://web.motosso.com/#/)

●FXCM (https://www.irfxfx.com/、スマホ用サイト:https://web.irfxfx.com/#/)

●okta (https://www.ojtayuen886.com/index_e.html)

1つ目のBANFXはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の3つは画像検索で見つけたサイトです。まずBANFXに関してYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年1月15日投稿

1つ目の投稿は状況が全く分かりません。2つ目の投稿はSNSで知り合った外国人から勧誘されて既に投資を始めてしまっているようです。とにかく2つ目の投稿に記されていたURLアドレスに行ってみました。左下に示したのがそのURLアドレスのスマホ用サイトのキャプ画像です。さらに画像検索で見つかってきた表題2番目のMostoのスマホ用サイトについてもキャプ画像を右下に示します。

この2つのサイトについては互いに非常によく似ています。表示言語の選択肢も英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語、ドイツ語、スペイン語の9ヵ国語からの選択で共通しています。またこれら2つのスマホ用サイトは上で検証した幾つかのサイト、例えば右にキャプを再掲したBasNotのスマホ用サイトと非常によく似ています。明らかに同じテンプレートから量産されたサイトでしょう。

次は表題3番目のFXCMのスマホ用サイトを示します (左下)。このスマホ用のサイトは上で検証してきたサイトと特に似ているようには思えません。右下にキャプを示した表示言語の選択肢も英語と中国語のみです。

さらに表題4番目のoktaのサイトについてはスマホ用のサイトが見つかりません。存在しているのかもしれませんが、これまで上で検証してきたサイトとはURLアドレスの形式が異なっているのかもしれません。

しかし本項で検証しているBANFX以外のサイトはBANFXのパソコン用のサイトからの画像を画像検索で見つかってきたサイトであり、パソコン用のサイトを見ると明らかに互いに似ています。以下にはそのパソコン用のサイトのキャプを表題と同じ順 (BANFX → MOSTO → FXCM → okta) で示していきます。

このパソコン用のサイトを見ると4つのサイトは互いに非常によく似ていますし、上で検証してきたトレーダーエックス以下のサイトとも非常によく似ていて明らかに同じテンプレートから量産されたサイトと思われます。但し、スマホ用のサイトが見つからない最後のoktaのサイトについてはそれ以外のサイトと明らかに異なる部分があります。まず上のキャプで左上にあるべきロゴがありません。そして右上に表示言語を選択出来るプルダウンメニューが登場しています。選択出来る言語は英語と中国語のみですがこれまで検証してきた同じテンプレートから量産されたサイトについてはパソコン用のサイトは表示言語は英語一択で他の言語に切り替えることは出来ないようになっていましたから明らかな違いです。

しかしサイト全体としてはoktaのサイトも他のサイトと非常によく似ています。そしていずれのサイトを見ても明確な連絡先情報はなく、これまで上で検証したきたサイトと似た記述があるだけです。例えば以下はBANFXのサイトにある所在地とか金融ライセンスに関する記述のキャプです。

バハマで金融機関登録、法人登録を得ているとイギリスのFCA (Financial Conduct Authority) で金融機関登録を得ているBANFX PLC社の傘下にあって同社はイングランドとウェールズ (イギリス)で法人登録しているということが書いてあります。しかしこの記述は上で検証してきた多数のサイトにある記述と基本的に全く同じものでイギリスの法人登録など確認しようとしましたが該当する登録は見つかりません。

そこで例によって4つのサイトでWho Is 情報を確認しました。例えば以下はBANFXのサイトのWho Is 情報のキャプです。

黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設日は2021年12月9日、赤枠で囲った部分にある登録者の情報としては所在地が香港であるとだけ記されています。本項で検証している4つのサイトのWho Is 情報にあるサイトの登録・開設日と登録者の所在地を以下にまとめます。

サイト名 サイトの登録・開設日 登録者所在地

BANFX 2021年12月9日 香港

MOSTO 2021年12月9日 香港

FXCM 20216月16日 記載なし

okta 2021年12月2 記載なし

特にBANFX、MOSTO、oktaの3つのサイトは2021年12月に登録された非常に新しいサイトです。特にBANFXとMOSTOは2021年12月9日に登録、所在地が香港で共通しています。やはりこれらのサイトは中国のグループによるサイトの疑いが濃いように思われます。

ともかくこれらのサイトは明らかに詐欺目的で量産されたサイトである可能性が極めて濃厚です。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●CapMar (https://www.capssons.com/#/、スマホ用サイト:https://web.capssons.com/#/)

●AssPro (https://www.assetsprops.com/#/、スマホ用サイト:https://web.assetsprops.com/#/)

●TopTra (https://www.toptras.com/#/、スマホ用サイト:https://web.toptras.com/#/)

●WinFX (https://www.winfxpros.com/、スマホ用サイト:https://web.winfxpros.com/#/)

●MT6-JP (https://www.mt6jp.com/#/、スマホ用サイト:https://web.mt6jp.com/#/)

●SuSt (https://www.sustcry.com/#/、スマホ用サイト:https://web.sustcry.com/#/)

●SPTO (https://www.smarspto.com/、スマホ用サイト:https://web.smarspto.com/#/)

●DUBAI-BIBOX (http://www.nsdkrrq.com/index_e.html)

最初のCapMar、2番目のAssPro、3番目のTopTra、4番目のWinFX、5番目のMT6-JPはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外の3つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。まずCapMar、AssPro、TopTra、WinFX、MT6-JPについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年3月18日投稿 (CapMarに関する投稿)

出金しようとすると税金名目で追加入金を要求されたということのようです。事実上の出金拒否で追加入金したところで出金出来るようになるとは思えません。質問にはサイト名やURLアドレスが書かれていませんが上に示した添付画像からサイト名やURLアドレスが判明しました。

2022年3月22日投稿 (CapMarに関する投稿)

これも質問にはサイト名やURLアドレスが記されていませんが、添付画像から読み取ることが出来ます。Hello TalkというLanguage Exchangeのサイトで知り合った人物から勧誘されているようです。

2022年4月4日投稿 (AssProに関する投稿)

質問者本人ではなく友人という人がAssProというサイトで投資して1週間で1.5倍になった、数万円は出金出来たという状況のようでURLアドレスが記されています。

2022年4月9日投稿 (TopTraに関する投稿)

日韓のハーフを自称する人物から勧誘されているようです。次も同じTopTraのサイトに関する投稿です。

2022年4月11日投稿 (TopTraに関する投稿)

勧誘してきた人物に関する情報は何もありませんが「FXの自動売買」を勧められたとあります。

2022年4月19日投稿 (WinFXに関する投稿)

「ネットで知り合ったアジア人女性」から勧誘されたとだけあります。

2022年4月28日投稿 (MT6-JP) に関する投稿

勧誘の経過に関する情報はありませんが、仮想通貨建てで入金したようです。

ともかくこれらの投稿で質問対象となっているサイトについて検証します。まずCapMarのスマホ用のサイトのキャプ画像を左下に示します。さらに右下は表示言語の選択画面のキャプです。

同様にAssProについてもスマホ用サイトのトップページおよび表示言語選択画面のキャプ画像を以下に示します。

3番目のTopTraについてもスマホ用サイトのトップページおよび表示言語選択画面のキャプ画像を以下に示します。

次は表題4番目のWinFXの場合です。同様にスマホ用サイトのトップページおよび表示言語選択画面のキャプ画像を以下に示します。

次は表題5番目のMT6-JPの場合です。同様にスマホ用サイトのトップページおよび表示言語選択画面のキャプ画像を以下に示します。

これらのキャプ画像を見れば明らかですが、これら5つのスマホ用サイト、表示言語の選択画面は上で検証してきた多数のサイトと極めてよく似ています。さらに表題6番目のSuStと7番目のSPTOについても以下にスマホ用サイトのキャプ画像を示します。

明らかにCapMar、AssPro、TopTra、WinFX、MT6-JP、SuSt、SPTO6つのスマホ用サイトは互いに似ていますし、上で検証してきた一連のサイトとも非常によく似ています。さらにスマホ用サイトが見つからない表題8番目のDUBAI-BIBOXを含めた8つのサイトのパソコン用のサイトのキャプを以下に表題と同じで以下に示します。

スマホ用のサイトが見つからない最後のDUBAI-BIBOXのサイトのみ表示言語が英語と中国語から選択出来るようになっていますこれらのキャプ画像を見れば本項で検証している8つのサイトが互いに酷似しているだけでなく、このページで検証してきた多くのサイトとも非常によく似ていることが明らかです。これらも同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトとしか思われません。ちなみにスマホ用サイトが見つからないこと、PC用のサイトで英語と中国語の選択が出来るという2点でDUBAI-BIBOXのサイトは上で検証したoktaのサイト (https://www.ojtayuen886.com/index_e.html) に似ています。

そしてこれらのサイトにはこれまで上で検証してきたサイトと同じで連絡先情報がほぼありません。例えば以下はCapMarのPC用のサイトからのキャプですが上で検証してきたサイトとサイト名の部分が入れ替わっているだけで他は同じ文章が記されています。

1つ目の文章ではバハマの証券取引委員会で認可されているとか、バハマで法人登録されているといったことが書いてあり、2つ目の文章にはCapMarの親会社である CapMar PLCはイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA) で金融機関登録を得ている、イギリス (イングランドとウェールズ)で法人登録してると書いてあります。キャプは省略しますが本項で検証している6つのサイト全てに同じ記述があります。そこでCapMar、AssPro、TopTra、WinFX、MT6-JP、SuSt、SPTO、DUBAI-BIBOXに相当すると思われるイギリスの法人登録があるか探してみましたがいずれも該当がありません。さらにFCAのサイトでイギリスの金融機関登録も一応探してみましたがやはり該当なしです。

さらに例によって各サイトのWho Is 情報も調べてみましたがいずれの場合も登録者に関する情報は全く開示されていません。サイトの登録・開設日の情報だけ以下にまとめておきます。

サイト名 サイトの登録・開設日 登録者所在地

CapMar 2022年2月7日 記載なし

AssPro 2022年3月23日 記載なし

TopTra 2022年4月8日 記載なし

WinFX 2022年3月28日 記載なし

MT6-JP 2022年4月18日 記載なし

SuSt 2022年2月7日 記載なし

SPTO 202227 記載なし

DUBAI-BIBOX 2022311 記載なし

CapMar、SuSt、SPTOの3つのサイトは2022年2月7日に登録・開設されています。TopTraのサイトは2022年4月8日に立ち上げられて翌日の4月9日にはYahoo知恵袋に勧誘されたという質問が出ていることになります。

改めて書くまでもありませんが既に出金出来なくなっているという証言が出ているCapMarだけでなく、これら7つのサイトは全て詐欺目的の非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●MTrader (Mトレーダー  https://www.marktra.com/、スマホ用サイト:https://web.marktra.com/#/)

●CryptFX (クリプトFX https://www.cryptfxu.com/#/、スマホ用サイト:https://web.cryptfxu.com/#/)

●CNNFX (https://www.cnn-fx.com/、スホ用サイト:https://web.cnn-fx.com/#/)

●CapMar (https://www.usdtvalue.com/、スマホ用サイト:https://web.usdtvalue.com/#/)

●DUBAI-BIBOX (http://www.nasdaq1973.com/index_e.html)

最初のMトレーダーと2番目のクリプトFXはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の3つのサイトは例によって画像検索で見つけてきたサイトです。CapMarとDUBAI-BIBOXについては同名のサイトを既に検証していますが、URLアドレスは全く異なっており、別個のサイトです。

まずMトレーダーとクリプトFXについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年5月30日投稿 (Mトレーダーに関する投稿)

この質問ではどういう経緯で取引することになったのかについては何の説明もありません。既に入金して取引したところ数字の上では利益が出たので出金しようとしたところ10%の税金を追加で入金するように要求されて初めて違和感を感じて質問しているという状況のようです。

2022年5月31日投稿 (Mトレーダーに関する投稿)

こちらも同じサイトに関する質問で取引を始めることになった経緯については情報がなく、やはり出金しようとしたら10%の税金を追加入金するように要求されて詐欺の可能性に気が付いたという状況かと思われます。

2022年6月9日投稿 (クリプトFXに関する投稿)

チャットアプリで知り合った自称・日本人と韓国人のハーフという人物から勧誘されたようです。叔父さんという人物が金融の専門家であることから情報を得て利益を出しているとも主張していたようです。

ともかくこれらの投稿に示されていたURLアドレスのサイトについて調べてみることにしました。画像検索で見つかってきたサイトも含めてサイトのキャプ画像を以下に示していきます。まず本項で検証する5つのサイトの内、4つのサイトについて確認されたスマホ用サイトについて示していきます。

まずはMトレーダーのスマホ用サイトのトップページと表示言語の選択画面を以下に示します。

次はクリプトFXの場合です。同様にスマホ用サイトのトップページと表示言語の選択画面を示します。

次は表題3番目のCNNFXのスマホ用サイト (https://web.cnn-fx.com/#/) のキャプ画像です。

このCNNFXのスマホ用サイトのトップページは上で検証したサイトの中ではUチェーンスマホ用サイト (https://web.uchainix.com/#/)、コインプロのスマホ用サイト (https://web.coinprocash.com/#/)、MT6-JPのスマホ用サイト (https://web.mt6jp.com/#/) に似ているようです。一方で言語選択画面は本ページで検証してきた全てのスマホ用サイトの言語選択画面に非常によく似ています。

次は表題4番目のCapMarのスマホ用サイト (https://web.usdtvalue.com/#/) ですがこのサイトはこれまで検証してきたサイトと違ってアクセスしてみるとログイン画面しか見ることが出来ません。

ログインを要求する画面が出てくるというのは新しいパターンです。そして最後のDUBAI-BIBOX (http://www.nasdaq1973.com/index_e.html) の場合にはスマホ用サイトが探しても見つかりません。スマホ用サイトが存在していないとも言い切れませんが、これまでに検証してきたサイトと異なるURLアドレスのパターンなのかもしれません。

次いで5つのサイトについてPC用サイトのキャプを表題と同じ順 (Mトレーダー → クリプトFX → CNNFX → CapMar (https://www.usdtvalue.com/) → DUBAI-BIBOX (http://www.nasdaq1973.com/index_e.html)) で示します。

PC用のサイトで比較するとこれら5つのサイトが互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきた多数のサイトとも非常によく似ていることが明らかです。最後のDUBAI-BIBOX (http://www.nasdaq1973.com/index_e.html) のサイトのみ表示言語が英語と中国語から選択出来るようになっており、これは上で検証した同名のサイト、DUBAI-BIBOX (http://www.nsdkrrq.com/index_e.html) の場合と同じです。2つのDUBAI-BIBOXのサイトは対応するスマホ用サイトが見つからないという点でも共通しています。

そしてこれらのサイトにはこれまで上で検証してきたサイトと同じで連絡先情報がほぼありません。例えば以下はMトレーダーのPC用のサイトからのキャプですが上で検証してきたサイトとサイト名の部分が入れ替わっているだけで他は同じ文章が記されています。

バハマで金融ライセンスを得ているなどといった記述はこれまでに検証してきたサイトと全く同じです。到底信用出来るとは思われません。

さらに例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報はやはり皆無です。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 サイトの登録・開設日

Mトレーダー 2022年418

クリプトFX 2022年4月29日

CNNFX 2022年4月29日

CapMar 2022年5月14日

DUBAI-BIBOX 2022年4月20

クリプトFXとCNNFXが同じ2022年4月29日に登録されています。そしてこの検証は2022年6月中旬に書いているのですがいずれもせいぜい2ヶ月しか経過していない新しいサイトです。

改めて書くまでもありませんが既に出金出来なくなっているという証言が出ているMトレーダーだけでなく、これら5つのサイトは全て詐欺目的の非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


●COFX (https://www.corefxfx.com/#/、スマホ用サイト:https://web.corefxfx.com/#/)

●CapMar (https://www.earnmorem.com/、スマホ用サイト:https://web.earnmorem.com/#/)

これら2つのサイトも上で検証してきた多数のサイトと明らかに似ており、同じテンプレート由来と思われます。COFXはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2つ目のCapMarは画像検索で見つけてきたサイトです。既に上でCapMarという名称の以下のサイトを検証していますが、

CapMar (https://www.capssons.com/#/、スマホ用サイト:https://web.capssons.com/#/)

CapMar (https://www.usdtvalue.com/、スマホ用サイト:https://web.usdtvalue.com/#/)

ここで検証するCapMarはまたURLアドレスが異なる別個のサイトです。まずCOFXに関するYahoo知恵袋への投稿を引用します。

2022年7月21日投稿

詳しい状況が分かりませんが、家族がFXをやっていてトラブルになっているようです。補足のリンク (https://www.bengo4.com/c_8/c_1839/c_1187/c_1859/b_1080864/) は弁護士ドットコムというサイトの海外FX業者でのトラブルに関するページに繋がっています。

そしてとにかく質問に記されているURLアドレスにアクセスしてみると左下に示したようなサイトであることが判明しました。右下はこのサイトの表示言語選択画面です。

表示言語の選択肢は英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語、ドイツ語、スペイン語となっています。これは明らかにスマホ用のサイトですが上で検証してきた多数のサイトのスマホ用サイトと似ています。

一方、表題2番目のCapMarのサイトについては実際には以下で示すPC用のサイトを先に見つけてそこからスマホ用サイトを確認したのですが先にスマホ用のサイトを左下に示しておきます。このスマホ用のサイトはCOFXなどのサイトは全く異なっており、ログイン画面のみです。そしてこのログイン画面のみのスマホ用サイトは上で検証した中で同じ名称でURLアドレスが異なるCapMar (https://www.usdtvalue.com/) のサイトに対応するスマホ用サイト (https://web.usdtvalue.com/#/) に非常によく似ています。右下に以前に検証した方のCapMarのスマホ用サイトのキャプ画像を再掲しますが非常によく似ています。

このCapMarのスマホ用サイトについては少なくともログインしない状況では表示言語を切り替えることが出来ません。英語表示のみです。但しログインすればCOFXのようなスマホ用サイトがアクセス可能になり、マルチ言語対応になっているのかもしれません。

COFAのスマホ用サイトが上で検証してきたサイトと似ているということで当然COFXのサイトについても上で検証してきたサイトと同様にPC用のサイトの存在が予測されたのでで探してみるとやはり以下に冒頭部のキャプを示したPC用のサイト (https://www.corefxfx.com/#/) の存在を確認しました。

例によってこのPC用のサイトは英語のみの対応です。さらにこのPC用サイトの画像から画像検索して表題2番目のCapMarのPC用サイト (https://www.earnmorem.com/) を見つけてきました。こちらもサイト冒頭部のキャプを示します。

これも上で検証してきた多くのサイトと同じテンプレート由来のサイトで間違いないでしょう。さらにこれらのサイトで連絡先情報を探しましたがやはり殆ど情報開示されていません。上のサイト冒頭部のキャプでCOFXの場合もCapMarの場合も「Contact us」と書いてある部分がありますがこの部分のリンク先はこのトップページ自体になっていて全く意味がありません。トップページの一番下にそれぞれ以下のキャプに示したそれらしき記述がありますが、この文章は上で検証してきた多数のサイトにある記述と全く同じで具体的な連絡先情報は示されていません。

この文章の後半にはCOFX、CapMarいずれの場合もイギリスで法人登録されていてイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA、金融行動監視機構) で金融ライセンスを得ていると書いてあるので確認を試みましたが、法人登録も金融ライセンスも確認出来ません。また例によって各サイトのWho Is 情報も確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 サイトの登録・開設日

COFX 2022年4月29日

CapMar 2022年4月29日

2つのサイトは共に2022年4月29日に開設されています。さらに上で検証したクリプトFX (https://www.cryptfxu.com/#/) CNNFX (https://www.cnn-fx.com/) も全く同じ日に登録・開設されています。最初に引用したようにCOFXについてはYahoo知恵袋に被害者からと思われる報告が出ていますし、これらのサイトのいずれも詐欺目的の非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●BTBD (https://web.nvhfy.com/)

Yahoo知恵袋に相次いで3件もの質問が出てきたサイトです。これも上で検証してきた一連のサイトと同じテンプレート由来と思われるサイトなのですが、存在が確認出来るのはスマホ用のサイトだけでPC用のサイトを見つけることが出来ません。まずYahoo知恵袋出てきた質問の引用から始めます。

2022年9月19日投稿

ランゲージ・エクスチェンジのアプリで知り合った外国人に勧誘されたようです。勧誘役の口座で資金が簡単に増えていく様子を見せられて口座開設を案内され、最低5万円の運用資金を入金するのに日本人の個人名義の銀行口座を指定されたようです。この銀行口座はお金に困った人から買い取ってきた口座でしょう。まさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺勧誘の手口に合致します。

2022年9月22日投稿

この投稿者もTandem (https://www.tandem.net/ja) というこれもランゲージ・エクスチェンジのサイトで知り合った人物に勧誘されたようで既に個人情報とか身分証明書を提出してしまってから詐欺の可能性に気が付いて不安に駆られているという状況のようです。

2022年9月24日投稿

これも詳しい状況は分かりませんが「ネットで知り合った外国人」に勧誘されて入金だけでなく、個人情報や身分証明書も提出してしまったようです。

そしてこれらの投稿に共通している質問対象のサイトのキャプを左下に示します。また比較の為に上で検証したCOFXのスマホ用サイト (https://web.corefxfx.com/#/) のキャプを右下に再掲します。

さらに以下は言語選択メニューの比較です。左下がここで検証しているBTBDの言語選択メニュー、右下が比較の為に再掲したCOFXのスマホ用サイト (https://web.corefxfx.com/#/) の言語選択メニューのキャプです

BTBDのサイトとCOFXのスマホ用サイト (https://web.corefxfx.com/#/) は明らかに同じテンプレート由来でしょう。そこで次にBTBDのサイトにもPC用COFXの場合を含めて上で検証してきたサイトと同様にPC用のサイトが存在するのではないかと上で検証してきたPC用のサイトのURLアドレスからURLアドレスを予測して探してみましたが見つかりません。これまで検証してきたサイトとは違った形式のURLアドレスを使っている可能性もあるので存在しないと断言することも難しいですが、とりあえず存在確認出来ません。しかし存在確認出来たスマホ用サイトだけでもこれまで上で検証してきたサイトと酷似していることは明らかであり、同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトの1つであることに疑問はありません。

そしてこのサイトの場合も連絡先情報は何も開示されていません。Who Is 情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は何も記されていません。サイトの登録・開設日は2022年9月10日になっています。

このサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●SKFT (https://www.sokdft.com/、スマホ用サイト:https://web.sokdft.com/#/)

●UTGO (https://www.hgyrew.com/、スマホ用サイト:https://web.hgyrew.com/#/)

●CapMar (https://coinfox.life/)

最初のSKFTというサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の2つは画像検索で見つけてきたサイトです。CapMarというサイトはこのページで既に3つ検証していて本項で検証するのは4つ目のCapMarという名称のサイトということになりますがいずれもURLアドレスが異なります。SKFTとUTGOの場合はPC用のサイトとスマホ用のサイトが見つかりますが、CapMar (https://coinfox.life/) の場合はスマホ用のサイトが確認出来ません。

まずSKFTに関してYahoo知恵袋に出てきた投稿を引用します。

2022年11月16日投稿

知り合った経緯が不明ですが「中国の方」から勧誘されているようです。とにかくこの質問投稿に記されていたURLアドレスのSKFTというサイトのキャプを左下に示します。このサイトを見て直ぐに気が付きましたがこのSKFTというサイトは上で検証してきたサイトの幾つかに非常によく似ています。例えば右下に示したのは上で検証したCOFXというサイトのスマホ用サイト (https://web.corefxfx.com/#/) のキャプです。

さらにこれら2つのサイト (SKFTとCOFX) の言語選択メニューを以下に示します。左下がSKFTの言語選択メニュー、右下がCOFXの言語選択メニューです。

これは明らかに同じテンプレートから量産されたサイトでしょう。さらに表題2番目のUTGOというサイトについてもスマホ用サイトとスマホ用サイトの言語選択画面を以下に示します。

これも間違いなく同じテンプレート由来のサイトでしょう。

さらにSKFTのサイトが上で検証してきた一連のスマホ用サイトと似ているということから上で検証してきた多くのサイトと同様にSKFTについてもPC用のサイトが存在する可能性が考えられたので探してみるとやはりPC用のサイトが見つかってきました。以下に表題の3つのサイトのPC用のサイト冒頭のキャプを表題と同じ順 (SKFT → UTGO → CapMar) で示します。

PC用のサイトはこの冒頭部だけでなく、サイト全体が互いに非常によく似ていますし、上で検証してきた多数のサイトとも非常によく似ています。明らかに同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトでしょう。そしてこれらのサイトには連絡先情報が何もありません。上のPC用サイトのキャプを見るといずれの場合も「Contact Us」という項目があるのですが、一見すると連絡先情報のページにリンクされているあるいはメール送信用の窓にリンクされているように見えるこの部分のリンク先はそれぞれのサイト自体になっています。つまりこの「Contact Us」の部分をクリックしても何も起こりません。

唯一連絡先情報らしきものとしては上で検証してきたサイトの多くでも確認されている以下のキャプに示した記述があります。

記述内容は上で検証してきた多数のサイトの場合と同じで前半はバハマ金融ライセンスや法人登録を得ている、後半はイギリスで法人登録されていてイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA、金融行動監視機構) で金融ライセンスを得ていると書いてあるので確認を試みましたが、イギリスの法人登録も金融ライセンスも確認出来ません。

そして3つのサイトのこの部分を比較して1ヵ所非常に気になる部分があることに気が付きました。すなわち、最初のSKFTのサイトの記述で主語が「SKFT」となっているべきと思われるのに実際には主語が「BTBD」となっているのです。さらによく見るとSKFTのサイトではこの部分以外でも全て自らのサイト名である「SKFT」と書かれれているべきと思われる部分が全て「BTBD」と書かれているのです。例えば以下はSKFTのサイトで質の高いカスタマーサービスを提供していることを説明している部分のキャプですが、「SKFT」と書かれているべきと思われる4ヵ所が全て「BTBD」になっています。

ちなみに以下に示すUTGOとCapMarの同じ部分のキャプではそれぞれサイト名と文章の主語はきちんと合致しています。

SKFTのサイトはおそらく上で検証したBTBD (https://web.nvhfy.com/) のPC版サイトをコピペして作られており、サイト名を修正することを忘れた為にこんな意味不明の事態になっているのだと思われます。以前にBTBDのサイトを検証した時にはBTBDのPC版サイトの存在を確認することが出来ませんでしたし、再度BTBDのサイトにアクセスしてみると既に閉鎖されているようですが、やはりBTBDのPC版サイトは存在していた可能性が高いように思われます。

連絡先情報について例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は以下のようになっています。

サイト名 登録・開設日

SKFT 2022年10月5日

UTGO 2022年9月10日

CapMar 2022年6月24日

改めて結論するまでもないと思いますが、れらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●SHIST (https://www.seahist.com/、スマホ用サイト:https://web.seahist.com/#/)

●BANUDS (https://www.banuds.com/、スマホ用サイト:https://web.banuds.com/#/)

これらも上で検証してきた一連のサイトと同じテンプレート由来のサイトです。最初のSHISTはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、2番目のBANUDSはSHISTのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトです。まずSHSTに関してYahoo知恵袋出てきた質問を引用します。

2023年3月28日投稿

イギリスで有名な取引所として紹介され、取引を持ちかけられているとありますがどのような関係の人物から勧誘されているのかは不明です。とにかくこの質問投稿に記されているURLアドレスにアクセスしてみたところ、上で検証してきた一連のサイトと酷似したサイトであることが分かりました。まずPC用サイトについてサイト冒頭部のキャプを示します。

さらに画像検索で見つけてきた表題2番目のBANUDSというサイトについてもPC用サイトの冒頭部を示します。

説明するまでもなくこれら2つのサイトの冒頭部は上で検証してきた一連のサイトの冒頭部と酷似しています。明らかに同じテンプレートから量産されたサイトです。いずれのサイトでも上のキャプの中に「Contact Us」という項目が見えますがリンク先がそれぞれのサイト自体になっていてこの「Contact Us」の部分をクリックしても何も起こらないというのも上で検証したサイトと同じです。

さらにこれらのサイトには唯一連絡先情報らしきものとして上で検証してきたサイトの多くでも確認されているのと同じ以下のキャプに示した記述があります。

例によってバハマ金融ライセンスや法人登録を得ている、イギリスで法人登録されていてイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA、金融行動監視機構) で金融ライセンスを得ていると書いてあるので確認を試みましたが、イギリスの法人登録金融ライセンス確認出来ません。

次にこれらのサイトについてスマホ用のサイトを確認します。左下がSHISTのスマホ用サイト (https://web.seahist.com/#/)、右下がBANUDSのスマホ用サイト (https://web.banuds.com/#/) のキャプ画像です。

これら2つのスマホ用サイトも互いに酷似していますし、上で検証してきた一連のスマホ用サイトとも非常によく似ています。さらに左下がSHIST、右下がBANUDSのスマホ用サイト言語選択画面です。 

いずれのサイトでも表示言語の選択肢は英語、中国語、香港語、韓国語、タイ語、ベトナム語、日本語、ドイツ語、スペイン語の9言語です。並び順や国旗型のアイコンなども含めて2つのサイトでこの言語選択画面も互いに全く区別出来ませんし、上で検証してきたサイトの言語選択画面とも非常によく似ています。

さらに連絡先情報について例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は以下のようになっています。

サイト名 登録・開設日

SHIST 2022年12月5日

BANUDS 2022年125

これら2つのサイトはいずれも2022年12月5日に立ち上げられています。

改めて結論するまでもないと思いますが、これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。


●BOTC (https://www.biovtc.com/#、スマホ用サイト:https://web.biovtc.com/#/)

●MEMT (https://www.membtra.com/、スマホ用サイト:https://web.membtra.com/#/)

●CartPro (https://www.proscarts.com/、スマホ用サイト:https://web.proscarts.com/#/)

最初のBOTCというサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の2つは画像検索で見つけてきたサイトであり、これらも上で検証してきた一連のサイトと同じテンプレート由来のサイトです。まずBOTCというサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年5月29日投稿

ランゲージエクスチェンジのサイトで知り合ったおそらく外国人から勧誘され、入金先として指定された三井住友銀行の口座に5万円入金し、指示通りに取引したところ1万円の利益が出て出金できたけれど次は50万円の入金を指示されているという状況のようです。こうした経緯はまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループの手口に合致します。初回の少額の入金について出金に応じるのは信頼できるサイトだと思い込ませる為の常套的な手口と考えられます。

とにかく画像検索で見つかってきた2つのサイトと一緒に3つのサイトについてまずはPC用のサイトの冒頭部のキャプを表題と同じBOTC → MEMT → CartProという順で以下に示します。

これら3つのサイトの冒頭部は上で検証してきた一連のサイトの冒頭部と酷似しており、明らかに同じテンプレートから量産されたサイトでしょう。いずれのサイトでも上のキャプの中に「Contact Us」という項目が見えますが、リンク先がそれぞれのサイト自体になっていというのも上で検証した一連のサイトと同じです。

さらにこれらのサイトには唯一連絡先情報らしきものとして上で検証してきたサイトの多くでも確認されているのと同じ以下のキャプに示した記述があります。やはり表題と同じBOTC → MEMT → CartProという順でキャプを以下に示します。

上で検証してきた一連のサイト同じでバハマ金融ライセンスや法人登録を得ている、イギリスで法人登録されていてイギリスのFinancial Conduct Authority (FCA、金融行動監視機構) で金融ライセンスを得ていると書いてあるので確認を試みましたが、イギリスの法人登録や金融ライセンスは確認出来ません。例えばBOTCという法人の登録を探すと以下の2つの法人が見つかります。

BOTC LTD (会社番号:10313308) [2016年8月4日法人登録、2020年2月4日解散]

BOTC LIMITED (会社番号:SC387994) [2010年11月1日法人登録、2012年4月6日解散]

それぞれ2020年、2012年に解散になっている法人です。ここで検証しているBOTCのサイトと対応する法人登録とは思えません。

次にこれらのサイトについてスマホ用のサイトを確認します。3つのサイトについてスマホ用サイトのトップページと表示言語の選択画面を示します。まずBOTCスマホ用サイト (https://web.biovtc.com/#/) の場合です。

次は表題2番目のMEMTのスマホ用サイト (https://web.membtra.com/#/) の場合です。

最後は表題3番目のCartProのスマホ用サイト (https://web.proscarts.com/#/) の場合です。

3つのサイトはスマホサイトの比較でも互いに非常によく似ていますし、上で検証してきた一連のサイトと比較しても非常によく似ていて明らかに同じテンプレート由来でしょう。

さらに連絡先情報について例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日は以下のようになっています。

サイト名 登録・開設日

BOTC 202358

MEMT 202344日

CartPro 2022125日

最初に引用したBOTCでの投資を勧誘されたというYahoo知恵袋への投稿が2023年5月29日付ですからサイトの開設から1ヶ月にもなっていない時点で既に勧誘が行われていたことになります。

改めて結論するまでもないと思いますが、これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じないことを強く推奨します。