検証138

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。無登録の違法業者である可能性が高いです。また本ページで検証対象とするサイトの一部ではネットで知り合ったおそらく外国人に投資を勧誘されという証言が確認されています。さらに本ページで検証するサイトは特に「検証125」「検証131」「検証132」「検証141」で検証しているサイトと共通する点が認められ、同じ運営グループによるサイトと思われます。「検証63」冒頭で説明した中国系と思われるグループによる危険なサイトの疑いが極めて濃厚です。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証76ページ目です。「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。検証項目は順次追加の予定です。


●Styuedi (https://www.styuedi.com/#/、スマホ用サイト:https://net.styuedi.com/#/)

●Fshoda (https://www.fshoda.com/#/、スマホ用サイト:https://net.fshoda.com/#/)

●Xhxnews (https://www.xhxnews.com/#/、スマホ用サイト:https://net.xhxnews.com/#/)

●Xinxbc (https://www.xinxbc.com/、スマホ用サイト:https://net.xinxbc.com/#/)

●Caisxg (https://www.caisxg.com/、スマホ用サイト:https://net.caisxg.com/#/)

●Ekdoo (https://www.ekdoo.com/、スマホ用サイト:https://net.ekdoo.com/#/)

●Ahgtd (https://www.ahgtd.com/#/、スマホ用サイト:https://net.ahgtd.com/#/)

最初のStyuediというサイトはYahoo知恵袋に質問投稿が出てきたサイト、他の6つのサイトは画像検索で見つけてきた同じテンプレート由来と思われるサイトです。そしてこれらのサイトは既に上で書きましたが「検証125」「検証131」「検証132」で検証してきたサイトと同じ系列のサイトである可能性が高く、特に「検証131」で検証した幾つかのサイトと非常によく似ているようです。

まずYahoo知恵袋に出てきた表題最初のStyuediというサイトに関する質問投稿を引用します。

2023年7月21日投稿

Instagram経由で知り合った外国人から仮想通貨投資を勧められ、Styuediのサイトに誘導されたようです。とにかくこのStyuedi以下、表題の6つのサイトについて以下にPC用サイト冒頭部のキャプ画像を順に示します。

▼Styuedi (https://www.styuedi.com/#/) [表示言語:英語、香港語、韓国語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、フィリピン語、ベトナム語、タイ語]

▼Fshoda (https://www.fshoda.com/#/) [表示言語:英語、香港語、韓国語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、フィリピン語、ベトナム語、タイ語]

▼Xhxnews (https://www.xhxnews.com/#/) [表示言語:香港語、英語、日本語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、フランス語、トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語]

▼Xinxbc (https://www.xinxbc.com/) [表示言語:香港語、英語、日本語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、フランス語、トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語]

▼Caisxg (https://www.caisxg.com/) [表示言語:香港語、英語、日本語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、フランス語、トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語]

▼Ekdoo (https://www.ekdoo.com/) [表示言語:香港語、英語、日本語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、フランス語、トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語]

▼Ahgtd (https://www.ahgtd.com/#/) [表示言語:香港語、英語、日本語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、フランス語、トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語]

これらのサイトは幾つかの点で互いにかなり似ています。例えばこれら冒頭部の背景画像は最初の4つのサイト (Styuedi、Fshoda、Xhxnews、Xinxbc) で互いに共通ですし、5番目のCaisxgと6番目のEkdooの2つのサイトの背景画像も互いに同じです。またこれらのサイトは「検証131」で検証した幾つかのサイトとかなり似ているようです。例えば以下には「検証131」で検証したWobzl (https://www.wobzl.com/#/)とFxFoo (https://www.fxfoo.com/#/index) のPC用サイトの冒頭部のキャプを比較の為に再掲します。

▼Wobzl (https://www.wobzl.com/#/) [表示言語:香港語、英語、日本語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、フランス語、トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語]

▼FxFoo (https://www.fxfoo.com/#/index) [表示言語:英語、香港語、韓国語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、フィリピン語、ベトナム語、タイ語]

比較対象としたWobzlというサイトは特に5番目のCaisxgと6番目のEkdooの2つのサイトに酷似しているようです。

また表示言語の選択肢を見ると最初の2つのサイト (Styuedi、Fshoda) が英語、香港語、韓国語、インドネシア語、日本語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、ポルトガル語、フィリピン語、ベトナム語、タイ語の12言語で共通しており、これは比較対象の2つのサイトの内、FxFooの場合と同じです。

一方で表題のXhxnews以下の5つのサイトと比較対象の2つのサイトの内、Wobzl の場合と同じで香港語、英語、日本語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、フランス語、トルコ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語の11言語に対応しています。11言語の選択肢はXhxnews以下の5つのサイトとWobzlの場合でプルダウンメニューでの並び順まで含めて同じです。

また各サイトのメニューバーの項目名を比較対象のWobzl、FxFooのサイトを含めて計9つのサイトで比較してみます。

サイト名 メニューバー項目名

Styuedi ホーム、引用、白書、トランザクション、 財テク、アプリケーション、 アプリ

Fshoda ホーム、引用、白書、トランザクション、 財テク、アプリケーション、 アプリ

Xhxnews トップページ、契約取引、取引、金融商品、ニュース、NFT、アプリ

Xinxbc トップページ、契約取引、取引、金融商品、ニュース、NFT、アプリ

Caisxg トップページ、契約取引、取引、金融商品、ニュース、NFT、アプリケーション、 アプリ

Ekdoo トップページ、白書、契約取引、取引、金融商品、ニュース、NFT、アプリケーション、 アプリ

Ahgtd トップページ、白書、契約取引、取引、金融商品、ニュース、NFT、アプリケーション、 アプリ

Wobzl トップページ、契約取引、取引、金融商品、ニュース、NFT、アプリケーション、 アプリ

FxFoo ホーム、引用、白書、トランザクション、 財テク、アプリケーション、 アプリ

全く同じという訳ではありませんが、これらのサイトのメニュー項目にはかなり共通性があることが明らかです。

次に登録画面を比較します。まず左下から右下に向けてStyuedi → Fshoda → 比較対象のFxFooの順で登録画面のキャプ画像を示します。

これら3つのサイトの口座開設画面は明らかに同じテンプレート由来でしょう。

次にやはり左下から右下に向けて表題3番目のXhxnews → 4番目のXinxbc という順序で登録画面の画像を示します。

同様に左下が表題5番目のCaisxg、右下が表題6番目のEkdooの登録画面の画像です。

同様に左下が最後のAhgtd、右下が比較対象のWobzlの登録画面の画像です。

本項の検証対象である7つのサイトの登録画面は明らかに2つのタイプに分けられます。すなわり表題最初のStyuediと2番目のFshodaの登録画面は比較対象のFxFooの登録画面と非常によく似ています。一方で表題3~7番目の5つのサイトの登録画面は比較対象のWobzlの登録画面と非常によく似ています。また以下は登録画面のURLアドレスの一覧です。

サイト名 登録画面URLアドレス

Styuedi https://www.styuedi.com/#/register?email=

Fshoda https://www.fshoda.com/#/register?email=

Xhxnews https://www.xhxnews.com/#/register?email=

Xinxbc https://www.xinxbc.com/register?email=

Caisxg https://www.caisxg.com/register?email=

Ekdoo https://www.ekdoo.com/register?email=

Ahgtd https://www.ahgtd.com/#/register?email=

7つのサイト全てでURLアドレスの最後に「register?email=」という部分があり、これもこれらのサイトが同じグループによるサイトであることを示唆するものと考えられます。

次にスマホ用サイトを比較します。まず表題最初のStyuediのスマホ用サイト (https://net.styuedi.com/#/) とログイン画面を以下に示します。

次は表題2番目のFshodaのスマホ用サイト (https://net.fshoda.com/#/) とログイン画面を以下に示します。

次は表題3番目のXhxnewsのスマホ用サイト (https://net.xhxnews.com/#/) とログイン画面を示します。

次は表題4番目のXinxbcのスマホ用サイト (https://net.xinxbc.com/#/) とログイン画面を示します。

次は表題5番目のCaisxgのスマホ用サイト (https://net.caisxg.com/#/) とログイン画面を示します。

次は表題6番目、Ekdooのスマホ用サイト (https://net.ekdoo.com/#/) とログイン画面を示します。

最後はAhgtdのスマホ用サイト (https://net.ahgtd.com/#/) とログイン画面を示します。

さらに以下は「検証131」で検証済み比較対象としているWobzlのスマホ用サイト (https://net.wobzl.com/#/) とログイン画面の画像です。

さらに以下も比較対象であり、「検証131」で検証済みのFxFooのスマホ用サイト (https://net.fxfoo.com/#/) とログイン画面の画像です。

スマホ用サイトのトップページは互いに全く同じという訳ではありませんが、一番上に「ログイン」「登録」というリンクボタンが2つ並んでいる点、簡単なイラスト共に「法定通貨」「撤退/出金」「財務管理/金融商品」「相談する/カスタマーサービス」の4項目が並んでいるメニューなど共通する点が認められます。例えば「撤退/出金」という項目は「撤退」と訳したのでは意味不明ですがおそらく英語の「Withdrawal」を翻訳ソフトで直訳した結果でしょう。

一方でスマホ用サイトのログイン画面は大きく2つのタイプに分けられます。表題の最初の2つのサイト、StyuediとFshodaは比較対象の2つのサイトの内、FxFooのログイン画面に似ているようです。それ以外の検証対象の5つのサイトではWobzlのスマホ用サイトログイン画面と似ています。途中でモデルチェンジがあったようです。

PC用サイトのトップページに戻って比較を続けます。冒頭部に続いて出てくる「探索と取引」と題された部分を以下で比較します。まず最初の2つのサイト、StyuediとFshoda、さらに比較対象のFxFoo、計3つのサイトについて相当する部分の画像を以下に順に示します。

FxFooでは画像が異なりますが、この部分でこれら3つのサイトが互いに似ていることが分かると思います。この部分は一見して何の為に存在しているのか分からないのですが、3つの画像部分をクリックしてみるとビットコインなどのリアルタイムチャート/取引画面にリンクされているようです。

さらに表題3番目以降の5つのサイト+比較対象のWobzlのサイト、計6つのサイトの相当部分の画像を順に示します。

これら5つのサイト+比較対象のWobzlのサイトではStyuediFshoda、FxFooといったサイトの場合と比較して「NFT市場」という項目が追加されて4つの項目が示されています。NFTが取引対象として追加されたということでしょう。いずれにしろこの部分でも本項の検証対象である7つのサイト、比較対象としたFxFooやWobzlのサイトが互いに似ているのは間違いありません。

次はサイトの特長を説明している部分を比較します。この部分については表題の7つのサイトからの画像を以下に一挙に表題と同じ順で示します。

さらに比較対象としているWobzlとFxFooのサイトについても相当部分の画像を以下に再掲します。

3つのイラストは幾つかのバージョンがあるようですが、表題の7つのサイト+比較対象の2つのサイトでこの部分でも明らかな共通性があるようです。3つの特長がかなり不自然な日本語で列挙されています。最初の項目は安全性、2番目は報奨金を出してプログラムやツールのバグを解消しているという主張、3番目の項目にはカスタマーサービスが常に利用できるといったことが書いてあるようです。

次は取引アプリがダウンロード出来るようになっている部分の比較です。まず最初の4つのサイトからの画像を表題と同じ順、Styuedi → Fshoda → Xhxnews → Xinxbcで画像を以下に示します。

さらに表題5~7番目の3つのサイトについても表題と同じ順、Caisxg → Ekdoo → Ahgtdという順で相当部分の画像を示します。

さらに比較対象としているWobzlとFxFooのサイトについても相当部分の画像を以下に再掲します。

右側のスマホの画像、左側の文章など少しずつ異なる部分もありますが、7つのサイトは互いにかなり似ていることは間違いありません。

次に各サイトの脚注部分を比較します。まず最初の2つのサイト、StyuediとFshoda、さらに比較対象のFxFoo、計3つのサイトについて相当する部分の画像を以下に順に示します。

これら3つのサイトの脚注に並んでいる項目は互いに全く同じです。

しかし表題3番目以下の5つのサイトの脚注では用意されているリンクの数が大きく減っていてStyuediFshodaの脚注とはかなり異なります。以下には表題3番目以降の5つのサイト+比較対象のWobzlのサイト、計6つのサイトの相当部分の画像を順に示します。

これら表題3番目以降の5つのサイト+比較対象のWobzlのサイトの脚注部分が互いに似ているのも間違いありません。

次に各サイトで連絡先情報を探しました。7つのサイト全てではありませんが、上に示したばかりの各サイトの脚注にリンクがある「会社概要」あるいは「企業情報」というサブページにそれらしき簡単な記述があるのみのようです。まず最初の2つのサイト、StyuediとFshoda、について相当する部分の画像を以下に順に示します。

これら2つのサイトの「会社概要」の記述は互いに殆ど同じです。2018年に創設され、セーシェルに登録があり、本社はドバイ、他にオペレーションセンターがシンガポール、ソウルなどにある、300万人の顧客が登録しているといったことが書いてあります。そしてこれと同じ「会社概要」の記述が「検証125」「検証132」で検証してきたかなり多くのサイトで確認されています。例えば以下は「検証125」で検証したfakawl (https://www.fakawl.com/#/index) の会社概要の画像の再掲です。

サイト名の部分が入れ替わっているだけで2018年に創設され、セーシェルに登録があり、本社はドバイ、他にオペレーションセンターがシンガポール、ソウルなどにある、300万人の顧客が登録しているといった記述はStyuediFshodaの会社概要の記述とほぼ完全に同じです。これと極めてよく似た文章は以下のサイトでも確認されています。

「検証125」で検証したサイト

▼fakawl (https://www.fakawl.com/#/index)

▼COWOOO (https://www.cowooo.com/#/index)

ファーストエクスチェンジ (https://www.firstexchangelcd.com/#/index)

vfxiu (https://www.vfxiu.com/#/index)

ARTALLL (https://www.artalll.com/#/index)

bossfz (https://www.bossfz.com/#/index)

Zire (https://www.zireworld.com/#/index)

JJIJD (https://www.jjijd.com/#/index)

Beulah (https://www.beulahlcd.com/#/index)

コイングリッド (https://www.coingridltd.com/#/index)

Uvdvd (https://www.uvdvd.com/#/index)

Constance (https://www.constancelcd.com/#/index)

Beosコイン (https://www.beoscoin.com/#/index)

AANRENT (https://www.aanrent.com/#/index)

AIGGA (https://www.aigga.com/#/index)

「検証132」で検証したサイト

▼Ezopr (https://www.ezopr.com/#/index)

▼Zapth (https://www.zapth.com/#/index)

▼furmone (https://www.furmone.com/#/index)

▼MOAZZIN (https://www.moazzin.com/#/index)

▼zztown (https://www.zztown.com/#/index)

▼hderke (https://www.hderke.com/#/index)

▼Intbitkub (https://www.intbitkub.com/#/)

▼Chuzuk (https://www.chuzuk.com/#/index)

▼Sqotdz (https://www.sqotdz.com/#/)

▼DZCソフト (https://www.dzcsoft.com/#/)

▼Tjaxej (https://www.tjaxej.com/#/)

▼DJEAW (https://www.djeaw.com/#/)

▼Tstayy (https://www.tstayy.com/#/)

▼xawxd (https://www.xawxd.com/#/)

「検証141」で検証したサイト

▼VIPXNJ (https://www.vipxnj.com/#/)

▼Linxn (https://www.linxn.com/)

▼Kuコイングローバル (https://www.kucoinglobal.org/#/)

▼FLOTSM (https://www.flotsm.com/)

▼Femvox (https://www.femvox.com/#/)

▼ビットマトリックストップ (https://www.bitmatrixtop.com/#/)

▼ビットスターゲート (https://www.bitstargate.com/)

▼Bjamfhy (https://www.bjamfhy.com/#/)

▼bunntou (https://www.bunntou.com/#/)

▼ゴールドCB (https://www.goldcb.com/#/)

▼Mykunci (https://www.mykunci.com/#/)

▼sdxinpu (https://www.sdxinpu.com/#/)

▼ZZQYML (https://www.zzqyml.com/)

▼Gzzeus (https://www.gzzeus.com/#/)

▼BWSTET (https://www.bwstet.com/)

▼Kabaowu (https://www.kabaowu.com/#/)

「検証142」で検証したサイト

▼EOSEM (https://www.eosem.com/#/)

▼ZITANWW (https://www.zitanww.com/)

同じテンプレートから大量にサイトが立ち上げられているのは間違いありません。また300万人の顧客が登録しているといった記述が事実かどうかは極めて疑わしいと考えざるを得ません。

次は表題3番目のXhxnewsのサイトですが脚注の「企業情報」という項目からリンクされているサブページが存在するものの、空白になっています。つまりこのサイトには連絡先情報に関する記述が一切存在しないようです。

次は表題4番目のXinxbcのサブページにある「私たちに関しては」の画像を以下に示します。

このサイトの場合も具体的な情報は殆どありません。

2018年6月に創立されている、本社は シンガポールにあって、セーシェルに登録がある、さらにドイツ、エストニア、香港、マレーシア、フィリピンなどの国や地域に独立した運営チームがあって、86 か国以上にユーザーがいるといったことが書いてありますが、具体的な住所とか電話番号といった情報は何もありません。情報開示として明らかに不充分、不適切でしょう。

最後に表題5~7番目の3つのサイト (Caisxg、Ekdoo、Ahgtd) と比較対象のWobzlのサイト、計4つのサイトのサブページにある「私たちに関しては」の記述は互いに非常によく似ているので冒頭部の画像をまとめて以下に示します。

これら4つのサイトの記述は互いに非常によく似ています。いずれの2013年に創立されたと書いてあり、アメリカ・ワシントン州の以下の住所が書いてあります。

>5186 Beacon Ave B, Seattle, WA 98108

さらに創業者はGail Smithという人物であり、創業の資金は3億ドルだったといったことが書いてあります。

これと全く同じ記述は「検証131」で検証したWobzlを含む以下の5つのサイトのサブページで確認されています。

▼echovfx (https://www.echovfx.com/#/)

▼Xmトーク (https://www.xmtalk.com/#/)

▼Mobzan (https://www.mobzan.com/#/)

▼Wobzl (https://www.wobzl.com/#/)

▼DGJIESI (https://www.dgjiesi.com/)

ここで検証した3つのサイト (Caisxg、Ekdoo、Ahgtd) と併せると少なくとも8つの仮想通貨取引所が2013年にGail Smithによって3億ドルの元手で創立され、住所はいずれの場合も

>5186 Beacon Ave B, Seattle, WA 98108

であるということになります。到底事実とは思えません。

連絡先情報の開示が明らかに不充分であり、信頼も出来ないので例によって各サイトのWho Is 情報も確認しました。サイトの登録開設日、アップデート日、登録者の住所を以下にまとめます。さらに上に示した「会社概要」あるいは「企業情報」に記されていた「本社の住所」もまとめて示します。

サイト名 ドメイン登録日 アップデート日 登録者住所 会社概要の本社住所

Styuedi 201734日 2023518日 記載なし ドバイ

Fshoda 2019117日 2023515日 香港 ドバイ

Xhxnews 2018625日 2023515日 香港 記載なし

Xinxbc 2016年10月27日 2023年4月17日 香港 シンガポール

Caisxg 2018年12月17日 2023年5月5日 香港 アメリカ・ワシントン州

Ekdoo 2019年3月26日 2023年6月16日 香港 アメリカ・ワシントン州

Ahgtd 2009年4月4日 記載なし 香港 アメリカ・ワシントン州

ドメインの登録日は2009年~2019年となっていてドメインが登録されてからかなり時間が経過しています。しかしアップデート日は記載のないAhgtdの場合を除いて全て2023年4月以降です。同じグループによると思われる「検証125」「検証131」「検証132」で検証した一連のサイトの検証でも可能性を指摘しましたが、閉鎖されたサイトのドメインを中古で購入してきて使っているかもしれません。そして「会社概要」あるいは「企業情報」は本社の住所がドバイ、シンガポール、アメリカ・ワシントンシアトルなどと書かれていましたがWho Is 情報に記されている登録者の住所は記載のないStyuediの場合を除いて全て香港となっています。これらのサイトには互いに明らか共通点があり、同じグループによるサイトとしか思われないことを考えるとドバイ、シンガポール、アメリカに本社が分散して存在しているとは考えにくいです。やはりこれのサイトは中国系のグループによって運営されている可能性が最も高いように思われます。

改めて結論するまでもなく、これらのサイトでの投資は推奨できません。