検証111

本ページで取り上げるサイトはいずれも仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、いずれも日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。少なくとも一部のサイトについて日本人に向けた勧誘が行われている実態が確認されており、無登録の違法業者と考えられます。さらに一部のサイトについては被害報告も出てきており、何の告知もなく閉鎖されるサイトも出ています。こうした実態からこれら明らかに同じテンプレート由来のサイトは非常に危険なサイトであると考えざるを得ません。

削除の解除の再検討をお願いします。→ 姉妹サイト雑記0


このサイトは最近、ニュースで頻繁に報道されているいわゆるSNS型投資詐欺、非常に被害者が多い中国系の詐欺グループと戦っているサイトです。このブログを削除 (閲覧不能) にしているのは詐欺グループに味方するも同然です。プラットフォーム企業としての社会的責任を考慮して頂けるよう配慮をお願いします。特にこのページで検証したサイトは2024年3月現在で全て何の告知もなく閉鎖されています。まともな投資サイトだったとは思えませんし、本ページ削除の意味がありません。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証49ページ目です。「検証112」「検証113」「検証114」「検証115」「検証116」「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123」「検証124」「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。


●Ouptune (https://www.ouptune.live/app/#/)

●EDGio (https://www.edgio.io/app/#/)

●Azbit (https://www.keovietbon.com/app/#/)

●DearBit Global (ディアビットグローバル https://dearbit.net/app/#/)

●HKD (https://hkdbitexchange.com/app/#/)

●CCOIN (Cコイン https://www.ccoin.ltd/app/#/)

●AEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og559.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og560.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og561.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og562.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og563.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og564.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og565.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og566.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og567.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og568.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og569.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og570.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og571.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og572.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og573.xyz/app/#/)

●Morgan Stanley (モルガンスタンレー https://www.mscoinq.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.mscoinq.com/mobile/#/)

●Morgan Stanley (モルガンスタンレー https://y.localizedcoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://y.localizedcoins.com/mobile/#/)

●Morgan Stanley/bobiba (モルガンスタンレー/ボビバ https://bq252.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bq252.com/mobile/#/)

●Xtbbuy (https://www.xtbbuy.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xtbbuy.com/mobile/#/)

●FimiBit (Fimiビット https://www.fimibit.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.fimibit.com/mobile/#/)

●Mafa (https://bitcoinmafa.com/app/#/)

●Begoniapro (ベゴニアプロ https://bitcoinmafa.com/app/#/)

●yiancoin (yianコイン https://www.yiancoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.yiancoin.com/mobile/#/)

●HKD (https://www.yanhuicy.com/app/#/)

●bitrue (https://bitrueexchange.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitrueexchange.com/mobile/#/)

●FFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/)

●FFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/)

●GCTC (https://www.bpzsm.com/app/#/)

●Cryptoshort (クリプトショート https://cryptoshort.fun/app/#/、スマホ用サイト:https://cryptoshort.fun/mobile/#/)

●FCYcoins (FCYコインズ https://fcycoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://fcycoins.com/mobile/#/)

●BtLux (http://www.btluxv.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxv.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btluxc.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxc.com/mobile/#/)

●THE X (https://thex.top/app/#/)

●Morgan Stanley (モルガンスタンレー https://www.coinmsla.cc/app/#/、スマホ用サイト:https://www.coinmsla.cc/mobile/#/)

●coinuisex (https://www.coinuisex.top/app/#/、スマホ用サイト:https://www.coinuisex.top/mobile/#/)

●GlpdCoin (Glpdコイン https://www.newglpdcoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.newglpdcoin.com/mobile/#/)

●COINTIGER (コインタイガー https://www.cointigers.us/app/#/、スマホ用サイト:https://www.cointigers.us/mobile/#/)

●BAFEEX (https://www.bafeex.net/app/#/、スマホ用サイト:https://www.bafeex.net/mobile/#/)

●FFEX (https://www.c166.top/app/#/、スマホ用サイト:https://www.c166.top/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btlux-o.com/mobile/#/)

●BtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.coinlqo.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btluxyqz.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxyqz.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btlux-ll.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btlux-ll.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btlcok.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btlcok.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxkqp.com/mobile/#/)


まず以下のサイトを検証します。

●Ouptune (https://www.ouptune.live/app/#/)

Yahoo知恵袋に質問が出てきたサイトです。まずその質問投稿を引用します。

2022年4月22日投稿

「出会い系サイトで知り合った中国人」に勧誘されたということのようです。「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺勧誘の手口に合致するように思われます。まずこの投稿にあるURLアドレス (https://app.ouptune.live/English/) のサイトの冒頭部を以下に示します。

これはスマホ用のアプリをダウンロードする為だけのページのようです。これでは殆ど何の情報も得られないのでURLアドレスを改変してみると本項の表題に示したトップページと思われるページが見つかってきました。こちらについても以下に冒頭部のキャプを示します。

表示言語の選択肢は香港語、英語、韓国語、日本語の4つです。そしてこのサイトはこれまで検証してきた多くのサイトの冒頭部の背景が欠落したような形になっています。このサイトはスマホ用のサイトとして作られたサイトなのかもしれません。

そしてこの冒頭部に続いてはキャプは省略しますがビットコイン (BTC) 以下、十数種類の仮想通貨の相場情報があり、さらにその下にサイトの特長を4項目にまとめて説明している部分が出てきます。その特徴を説明する部分のまず日本語版のキャプを以下に示します。

このサイトの特長をまとめた部分のイラストはこれまで見たことないものですが、イラストの下に記されている文章が問題です。4つの特長を説明する文章は以前に検証したかなり多くのサイトにあった文章と酷似しているのです。例えば以下は「検証104」で検証したETO Global (ETOグローバル https://www.etomtc.com/app/#/) というサイトからのやはりサイトの特長を説明する部分のキャプ画像です。

4つの項目の項目名はいずれのサイトでも「金融レベルの安全」「急速チャージ」「グローバルサービス」「資産を厳選する」の4つで完全に一致しています。さらに項目名だけでなくその下の説明文も完全に同じになっています。例えば最初の「金融レベルの安全」という項目の文章を2つのサイトで比較します。

Ouptune

>全方位金融風制御システムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

ETOグローバル

>全方位金融風制御システムと盗難防止システム、冷熱財布、多署名システムは資金の安全を保証します

「冷熱財布」など日本語として違和感のある部分も含めて全く同じ文章です。

さらに英語表示を選択した場合についても2つのサイトの同じ部分を比較してみました。

英語版での比較でも4つの項目の項目名は「Financial security」「Fast charging」「Global services」「Strictly select assets」で完全に一致しています。また日本語版の比較と同様に最初の項目の文章を以下に抜粋して比較します。

▼Ouptune

>Comprehensive financial risk control system and anti-theft system, hot and cold wallet, multi signature system to ensure the safety of funds

▼ETOグローバル

>Comprehensive financial risk control system and anti-theft system, hot and cold wallet, multi signature system to ensure the safety of funds

英語表示を選択した場合の比較でも文章が全く同じです。

さらにOuptuneのサイトでこの特長を説明する部分に続いては以下のキャプに示したおそらくマルチプラットフォーム対応を説明していると思われる部分が出てきます。

そしてETOグローバルのサイトの相当部分には以下のようなマルチプラットフォーム対応を説明し、スマホ用のアプリをダウンロード出来る部分があります。

右側の画像はOuptuneのサイトではスマホ1台のみ、ETOグローバルのサイトの場合はスマホ+ノートパソコンで異なりますが、左側に書いてある

>いつでもどこでも安全取引を開始する

という文言は同じです。

さらに同じ部分の英語版についても以下で比較します。日本語版と同様、英語表示を選択した場合のOuptuneのサイト、ETOグローバルのサイトのキャプを順に示します。

Ouptuneのサイトにはアプリのダウンロードボタンがありませんし、右側の画像も変更されていますが、左側の文章は

>Open secure transactions anytime, anywhere

で共通しています。

ちなみにOuptuneのサイトのスマホの画像を拡大してみると右のキャプに示したようにスマホの画面に映っているサイトの名称が「Ouptune」ではなく、「CoinAsia」になっています。また中国語と思われる文章が確認出来ます。このCoinAsiaというサイトを探してみましたがその名称のサイトが存在していた形跡は確認出来ますが、既に閉鎖されているようです。

とにかく2つのサイトのテキスト部分が互いにかなり似ているのは間違いありません。さらにこれら2つのサイトではメニューバーの項目名やその並びなども互いに似ており、例えばメニューバーの中にある「コイン取引」という項目をクリックするとログインを要求する画面が出てくるのですがそのログインを要求する画面なども非常によく似ています。以下にOuptuneETOグローバルのサイトのログイン要求画面のキャプを順に示します。

一見して互いに似ていることは明らかです。メニューバーの項目も左から「コイン取引」「契約」「秒契約取引」「私の資産」までは完全に一致しています。

要するにOuptuneのサイトは例えばETOグローバルなどのサイトと同じテンプレートから画像部分を置き換えて作られたサイトであると考えられます。ほぼ間違いなく同じグループによるサイトでしょう。そしてETOグローバルなどのサイトと同じテンプレートから量産されたと思われるサイトは「検証104」の他、「検証93」「検証96」でも多数取り上げています。参照してください。

次にOuptuneのサイトのサイトで連絡先情報を探しましたが殆ど何も記されていません。脚注部分に「私たちに関しては」という項目があります。以下はその「私たちに関しては」のページのキャプです。

活字が小さくて非常に読みにくいので重要と思われる冒頭部分を以下に書き出します。

>私たちに関しては

>Bitmex暗号通貨永久契約取引所は米国に本社を置いています。世界に加えて、韓国、イタリア、香港に3つのオペレーションセンターがあります。サービスの範囲は広大で、市場は世界中に広がっています。 Bitmexブロックチェーンデジタル通貨取引プラットフォームには、数十年にわたるインターネット開発とサービスの経験を持つ、専門的で効率的で経験豊富なブロックチェーンテクノロジーと運用チームがあります。

この文章は意味が分かりません。Ouptuneというサイトを見ているのにこの文章の主語は「Bitmex暗号通貨永久契約取引所」になっています。どうやらこの部分は「Bitmex」という別のサイトからの使い回しで作られている可能性が高いように思われます。主語の部分の修正を忘れた為にこんな異様な文章になっていることが強く疑われます。そして米国に本社、それ以外に韓国、イタリア、香港の3ヵ所にオペレーションセンターがあると書いてあります。

しかし表示言語を英語にして同じ部分、英語版では「About Us」のページを見るとさらに異様なことになっています。これも活字が小さくて判読困難ですが一応キャプを示します。

そして冒頭部を以下に書き出します。

>about Us

>BitMEX cryptocurrency perpetual contract exchange is headquartered in Japan. In addition to the world, there are three operation centers in Japan, Singapore and Hong Kong. The service scope is wide, and the market radiates the world. The Coinpush blockchain digital currency trading platform has a professional, efficient and experienced blockchain technology and operation team with decades of Internet development and service experience. 

最初の文章の主語はここでもOuptuneではなくBitMEX cryptocurrency perpetual contract exchange」となっています。そして本社が日本、それ以外に日本、シンガポール、香港にオペレーションセンターがあるとなっています。日本語版ではアメリカに本社があるとなっていたのに英語版では日本に本社があるとなっているのです。またオペレーションセンターの場所も日本語版では「韓国、イタリア、香港の3ヵ所」となっていたのに英語版では「日本、シンガポール、香港の3ヵ所」となっているのです。日本語版と英語版の記述内容は明らかに食い違っていて全く信用出来ませんし、本社、3ヵ所のオペレーションセンターの住所とか電話番号といった具体的な連絡先情報は何も開示されていません。メールアドレス1つさえ見当たらないのです。全く話になりません。

そこでさらに連絡先情報を探して例によってサイトのWho Is 情報も確認しました。

まず黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設日は2022年2月26日となっています。最初に引用したYahoo知恵袋の質問の日付が2022年4月22日ですから開設から2ヶ月も経過していません。やはりかなり新しいサイトということになります。そして赤枠で囲まれた2ヵ所の部分に登録者に関する情報があるのですが開示されている情報は極めて断片的で、登録者名、登録者所属機関名、電話番号などは全て非開示です。辛うじて開示されているのは以下にまとめた項目だけです。

メールアドレス:hongli221@yahoo.com

住所:zhengzhou (河南省鄭州市) / 香港

メールアドレスはYahooのフリーメールのアドレス、住所としては中国の河南省鄭州市という記述と香港という互いに矛盾する大雑把な記述が並んでいるだけで意味が分かりません。

改めて結論するまでもなく、このサイトは全く信頼出来ません。そしてこのサイトは「検証93」「検証96」「検証104」検証してきた一連の詐欺目的と思われるサイトと同じグループによって同じテンプレートの画像部分を入れ替えて作られたサイトと思われます。当然このサイトも詐欺目的で立ち上げられたサイトの疑いが極めて濃厚であり、非常に危険です。このサイトでの投資を勧誘されても絶対に応じるべきではありません。


●EDGio (https://www.edgio.io/app/#/)

上のOuptuneのサイトからの画像検索で見つけてきたサイトで勧誘されたとか被害を受けたといった報告が確認されているわけではありませんが興味深い部分があるので検証対象にします。まずサイト冒頭のキャプ画像を示します。

で検証したOuptuneのサイトではサイト冒頭の背景画像が表示されませんでしたがこのEDGioのサイトでは背景画像が表示されます。そしてこの背景画像はこれまでに検証対象としてきたサイトでしばしば使われていた背景画像と同じものと思われます。例えば以下は「検証93」で検証したBceoin (https://www.bceoin.com/app/#/) というサイトの冒頭部のキャプですが極めてよく似ています。

これまで検証してきたサイトの中で同じ背景画像が確認されているのはBceoinを含めて以下のサイトです。

「検証93」

Bceoin (https://www.bceoin.com/app/#/) 、Powerex (https://www.powerex.top/app/#/) 、Powerex (https://www.apower.xyz/app/#/)、HIVECOIN (https://www.ifti.top/app/#/)、LeverBtc (http://www.leverbtc.com/app/#/

「検証98」

BBANK (http://ninefortunefinancial.com/dist/#/)、BBANK (http://www.jinglefortune.com/dist/#/)

「検証104」

JYSコイン (https://jyscoin.com/app/#/)、Bceoinグローバル (https://www.asianex.xyz/app/#/)、コインバックグローバル (https://www.coinbuck.online/app/#/)、FOAEXグローバル (https://www.foaex.com/app/#/)、SFBappグローバル (https://sfbapp.com/app/#/)、SFBappグローバル (https://sfbweb.com/app/#/)、SFBappグローバル (https://sfbworld.com/app/#/)、Sコイングローバル (https://fsdifsdoufiok.com/app/#/)、Sコイングローバル (https://www.tucovivic.com/app/#/)、Xetraerグローバル (https://www.bietxe.com/app/#/)、YaBoコイングローバル (https://www.yabocoin.com/app/#/)、EoxSコイン (http://eoxscoin.com/app/#/)、TGCグローバル (https://www.tgc-axwci.com/app/#/)、PRDCOINEXグローバル (https://www.prdcoinex.com/app/#/)

しかしEDGioのサイトで冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を説明する部分は上で検証したOuptuneのサイトの相当部分に似ています。以下にはEDGioとOuptuneのサイトからのキャプを順に示します。

このサイトを特長を説明する部分ではEDGioとOuptuneのサイトは全く同じに見えます。一方で例えばEDGioのサイトと冒頭部では互いに酷似していたBceoin (https://www.bceoin.com/app/#/) のサイトの相当部分は以下のようになっています。

これは上のOuptuneの検証で比較対象としたETO Global (ETOグローバル https://www.etomtc.com/app/#/) というサイトと同じタイプでイラスト部分はOuptuneEDGioの相当部分と全く異なりますが、イラストの下に見える文章はOuptuneやEDGioの相当部分にある文章と同じです。

さらにEDGioのサイトの特長を説明する部分に続いては以下のキャプに示したおそらくマルチプラットフォーム対応を説明していると思われる部分が出てきます。

この部分でも最も似ているのはOuptuneのサイトです。以下にOuptuneのサイトからのキャプを再掲します。

「いつでもどこでも安全取引を開始する」という文章は同じです。

この部分のキャプでOuptuneのサイトの場合は右側に見えるスマホがアクセスしているサイトがOuptuneではなく、「CoinAsia」というサイトになっていることをOuptuneの検証で指摘しましたがEDGioの場合は右に示した拡大図で確認できるように「EDGio」のサイト名がスマホ画面に確認出来ます。

次にEDGioのサイトで連絡先情報を探しましたが、全く何の情報もありません。住所や電話番号だけでなくメールアドレスさえ見当たりません。サイトのWho情報も確認しましたがやはり登録者に関する情報は皆無です。Who Is 情報にあるサイトの登録・開設日は2021年11月14日になっています。

本項の最初に書いたようにこのEDGioのサイトでの投資を勧誘されたとか出金出来なくなったといった証言が確認されているわけではありません。しかしこのサイトはこれまで検証してきた詐欺目的と思われるサイト、被害報告が出ているサイトなどと明らかに同じ文章や画像を組み合わせて作られており、同じ詐欺グループによる詐欺目的のサイトである疑いが極めて濃いです。またこのサイトの検証によって文章や画像が複数のサイトで共有されているものであることが確認され、それらのサイトが組織的に繋がっていることが強く示唆されます。非常に危険と思われるこのサイトでの投資を呼びかけられても絶対に応じるべきではありません。


●Azbit (https://www.keovietbon.com/app/#/)

●DearBit Global (ディアビットグローバル https://dearbit.net/app/#/)

●HKD (https://hkdbitexchange.com/app/#/)

●CCOIN (Cコイン https://www.ccoin.ltd/app/#/)

これらのサイトは上で検証したOuptune (https://www.ouptune.live/app/#/) のサイトからの画像検索、アリは最初に見つかってきたAzbitのサイトを画像検索に掛けて見つけてきたサイトでOuptuneやEDGioのサイトに似ているだけでなく、サイトの冒頭部が互いに似ているのでまとめて検証します。まずそれぞれのサイトの冒頭部のキャプを示していきます。

まず以下が最初のAzbitのサイト冒頭部のキャプです。

表示言語の選択肢は右端のプルダウンメニューに国旗のアイコンが並んでいるのが見えますが中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、タイ語の10ヵ国語になっています。そしてこのAzbitのサイトではスライドショー形式で3パターンの背景画像が入れ替わりで表示される設定になっており、上に示したのは最初の背景パターンが表示された状態のキャプです。入れ替わりで表示される2番目、3番目の背景パターンも以下に示します。

この3つの背景パターンには見覚えがあります。特に3つ目の背景パターンはかなり以前から繰り返し使われているパターンであり、例えば一連の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトの中で最も初期に検証したサイト、「検証63」で取り上げたHKEX (https://hkex.us) でこのパターンが使われています (以下のキャプ参照)。

それ以外にも「検証69」で検証したTMTグローバル (https://www.xttmt.com/dist/#/)、「検証80」で検証したリッチコイン (https://richcoins.net/dist/#/) とボットコインズ (https://www.bottcoins.com/dist/#/)、「検証87」で検証したBcyll (https://www.bcyll.com/dist/#/) と24エクスチェンジ (https://24ex.me/dist/#/) といったサイトでも同じ背景画像が使われています。

2番目の背景パターンも検証対象としたサイトの中では以下にキャプを再掲しましたが「検証96」で検証したBTMT5 (https://www.mt5.uk/app/#/) というサイトで同じ背景パターンが使われています。

さらに「検証98」で検証したBITTREX (ビットトレックス http://bittrex888.xyz/index.html#/home) というサイトは3つの背景パターン全てをAzbitのサイトと共有しています。以下にビットトレックスの3つの背景パターンのキャプ画像を再掲します。

3つの背景パターンがスライドショー形式で入れ替わる順序まで同じです。

次に表題の2番目以降の3つのサイトについてもサイト冒頭のキャプ画像を示します。まず表題2番目のディアビットグローバル (https://dearbit.net/app/#/) の場合です。やはり3つの背景パターンが存在します。

表示言語の選択肢は中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ポルトガル語、スペイン語の7つです。登場順は違いますが3枚の背景画像はAzbitの場合と同じです。

次は表題3番目のHKDの場合です。

表示言語の選択肢は中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、タイ語の10言語です。このサイトも3通りの背景画像はAzbitの場合と同じです。

最後はCコイン (https://www.ccoin.ltd/app/#/) のサイト冒頭のキャプを示します。

表示言語の選択肢は中国語、香港語、英語、韓国語、日本語の5つで日本語や韓国語を選択すると背景パターンは上のキャプに示した1つのパターンしかありません。しかし英語表示を選択すると3以下に示す3種類の背景パターンが入れ替わりで表示される設定になっています。

英語表示を選択すると表示される背景パターンは明らかにAzbitのサイトの3つの背景パターンと同じです。本項で検証している4つのサイトは明らかに同じグループによるサイトでしょう。

さらにこれら4つのサイトは冒頭部に続く部分でも互いに非常によく似ています。以下に4つのサイトで共通して冒頭部に続く部分に出てくるサイトの特長を説明する部分のキャプを表題と同じ順 (Azbit → ディアビットグローバル → HKD → Cコイン) で示します。

この部分では4つのサイトは互いに全く区別出来ませんし、上で検証したOuptuneやEDGioのサイトとも完全に同じです。以下には比較の為にOuptuneのサイトの相当部分のキャプを再掲します。

さらにこの部分に続くマルチプラットフォーム対応を説明していると思われる部分についても本項で検証している4つのサイトからのキャプ画像を表題と同じ順 (Azbit → ディアビットグローバル → HKD → Cコイン) で以下に示します。

右はAzbitのサイトからのキャプの部分拡大ですが、スマホの画面には「CoinAsia」というサイトの取引画面が映っているようです。また中国語と思われる記述が確認されます。これは本項で検証している4つのサイトに共通であり、さらに上で検証したOuptuneのサイトの相当部分と同じです。

そしてこの部分で4つのサイトを比較すると2番目のディアビットグローバルと最後のCコインの場合のみでアプリのダウンロード用と思われるボタンが用意されていることが違うだけで他は同じです。しかしこのダウンロードボタンらしきものは実際にはダウンロードボタンにはなっておらず、以下に示したようにQRコードが出てくる設定になっています。

2つのボタンには「IOS App」「Android App」と書いてあることも考えるとどうやらこれらのサイトは基本的にPC用ではなく、スマホ用のサイトと思われます。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたが殆ど情報がありません。わずかに各サイトの「私たちについて」というページに所在地に関する断片的な情報が記されているだけです。例えば以下はAzbitのサイトの「私たちについて」のページにある記述キャプです。

重要な冒頭部の文章を以下に書き出します。

>私たちに関しては

>Azbit Cryptocurrency Perpetual Contract Exchangeは、エストニアに本社を置いています。世界に加えて、韓国、イタリア、香港に3つのオペレーションセンターがあります。

バルト三国のエストニアに本社、韓国、イタリア、香港の3ヵ所にオペレーションセンターがあるとなっています。他の3つのサイトについても同じ部分の文章を以下に書き出します。

ディアビットグローバル

>私たちに関しては

>Bceoin暗号通貨永久契約取引所は米国に本社を置いています。世界に加えて、韓国、イタリア、香港に3つのオペレーションセンターがあります。

HKD

>私たちに関しては

>HKD Cryptocurrency Perpetual Contract Exchangeは、エストニアに本社を置いています。世界に加えて、韓国、イタリア、香港に3つのオペレーションセンターがあります。

Cコイン

>私たちに関しては

>Ccoinグローバルデジタルアセット取引所は、現在、シンガポールの中核的な取引所の一つであり、「アジア太平洋地域で初めて証券取引と金融デリバティブ取引を統合した法人格のある取引所」として国際的に有名なシンガポール取引所(SGX)によって構築されています。


4つのサイトは互いに非常によく似ていて同じグループによって同じテンプレートから量産されたサイトとしか思われないのに本社の所在が統一されていません。

サイト名 本社所在地 オペレーションセンター

Azbit エストニア 韓国、イタリア、香港

ディアビットグローバル 米国 韓国、イタリア、香港

HKD エストニア 韓国、イタリア、香港

Cコイン シンガポール 記載なし

また本社やオペレーションセンターの所在は国名が書いてあるだけで具体的な住所とか電話番号といった情報は全く開示されていません。この情報は全く信用出来るとは思われません。さらに例によって各サイトのWho is 情報も確認しました。まず以下はAzbitのサイトのWho Is 情報のキャプです。

黄色の枠で囲った部分に示されているサイトの登録・開設日は2016年9月23日とかなり古いですが、2021年11月4日にアップデートとも書いてあります。これは別目的で使われていたが閉鎖されたサイトのURLアドレスを買い取って立ち上げたサイトかもしれません。

そして赤枠で囲った部分に示されている登録者に関する情報ですが中国のJiangsu (江蘇省) とだけ書いてあります。但しこの運営者もドメインアドレスの売買によってサイトの運営が途中で変更になっているとすれば現在の運営者かどうか不明ということになるかもしれません。

次は表題2番目のディアビットグローバルのサイトのWho Is 情報です。

黄色の枠で囲った部分に示されているサイトの登録・開設日は2021年10月3日となっています。そして赤枠で囲った部分に記されている登録者情報は以下のようになっています。

登録者: li na rger (sdsdfs)

メールアドレス: k413332752@gmail.com

電話番号: +61.413332752

登録者はli na rgerというおそらく個人名になっており、メールアドレスと電話番号だけ書いてあります。但しメールアドレスは無料登録できるgmailのアドレスでまともな仮想通貨取引所の連絡先とは思えません。電話番号は[+61] というオーストラリアの国番号から始まっています。住所の記載はありません。

残りの2つのサイト、HKDとCコインについてもWho Is 情報を確認しましたが登録者に関する情報は示されていません。Who Is 情報にあるサイトの登録・開設日だけ以下にまとめます。

サイト名 登録・開設日 所在地

Azbit 2016年9月23日 中国・江蘇省

ディアビットグローバル 2021年10月3日 記載なし (電話番号はオーストラリアの国番号)

HKD 2022年2月9日 記載なし

Cコイン 2021年11月10日 記載なし


わざわざ結論するまでもないと思いますが、本項で検証した4つのサイトはこれまでに検証してきた多数の中国系と思われる詐欺グループによる詐欺サイトと明らかに同じ画像などを組み合わせて量産されたサイトと思われます。情報開示は極めて不充分、不適切であり、記載内容の信頼性も著しく低いと考えざるを得ません。金融ライセンスに関する情報も見当たりません。

これらのサイトで投資を勧誘されたとか被害を受けたといった報告が確認されているわけではありませんが、非常に危険な詐欺目的のサイトである可能性は高いです。投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●AEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og559.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og560.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og561.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og562.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og563.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og564.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og565.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og566.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og567.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og568.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og569.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og570.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og571.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og572.xyz/app/#/)

●AEED (https://www.og573.xyz/app/#/)

AEEDという同じ名称で2番目以降はURLアドレスの数字を変えただけという16個ものサイトをまとめて検証します。これらのサイトは基本的に上で検証したAzbitというサイト (https://www.keovietbon.com/app/#/) からの画像検索で見つけてきたサイトで上で検証してきたOuptune以下のサイトと同じテンプレートから量産されたサイトと考えられます。まず最初のAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) の日本語版と英語版についてサイト冒頭部のキャプを示します。

表示言語の選択肢は中国語、香港語、英語、韓国語、日本語の5つになっています。

そして日本語表示、英語表示では背景画像が異なりますが、いずれの場合も背景画像はそれぞれ1種類のみで複数の背景パターンが入れ替わるような設定にはなっていません。またこれら2つの背景パターンは上で検証したAxbit、ディアビットグローバル、HKD、Cコイン (英語版) の4つのサイトで使われていた背景画像と同じものです。

表題2番目以降のAEEDのサイトについても日本語版のサイト冒頭のキャプを示します。

要するに16個のAEEDというサイトはこの冒頭部を見る限り互いに全く区別出来ません。キャプ右側のプルダウンメニューに見える表示言語の選択肢も全て中国語、香港語、英語、韓国語、日本語の5つで同じです。

さらにこの冒頭部に続いてはサイトの特長を4項目にまとめて説明する部分が出てきますがこの部分でも16個のAEEDのサイトは上で検証したOuptune以下のサイトと非常によく似ています。以下にはまず最初のAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) とOuptune (https://www.ouptune.live/app/#/) のサイトからのキャプを順に示します。

イラスト部分もテキスト部分も全く同じです。さらに以下には表題2~5番目のAEED (https://www.og559.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og560.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og561.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og562.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og563.xyz/app/#/) の5つのサイトの相当部分のキャプを示します。

やはりこれらのサイトについても全く同じに見えます。残り10個のAEEDのサイトについてもキャプを省略しますがこの部分は全く同じです。

さらにこの部分に続いてはマルチプラットフォーム対応を説明し、アプリのダウンロードボタンが用意された部分が出てきますがその部分でも本項の検証対象の16個のサイトは上で検証したOuptune以下のサイトと非常によく似ています。以下には本項で検証している16個のサイトの内、最初のAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) のキャプを示します。

右はこのAEEDのサイトのキャプの部分拡大ですが、上で検証したOuptuneやAzbitなどのサイトの場合と同じでスマホ画面には「CoinAsia」というサイトの取引画面が映っているようです。また中国語と思われる記述が確認されます。これらのサイトを運営しているのは中国系のグループである可能性を示唆するように思われます。

そして以下には比較対象として上で検証したディアビットグローバル (https://dearbit.net/app/#/) のサイトの相当部分のキャプを順に再掲します

AEEDのサイトのキャプと非常によく似ていて区別出来ません。

但し、ディアビットグローバルのサイトでは上で説明したようにこのダウンロード用と思われるボタンをクリックするとQRコードが出てくるのに対し、AEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) のサイトでは以下に示したような中国語の案内文章付きでカスタマーサービスとのチャット用と思われる窓が開きます。

やはりAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) のサイトは中国のグループによって運営されている可能性が濃厚と考えます。

さらに表題2~5番目のAEED (https://www.og559.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og560.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og561.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og562.xyz/app/#/)、AEED (https://www.og563.xyz/app/#/) の5つのサイトについてもこのマルチプラットフォーム対応を説明する部分のキャプを示します。

これら5つのサイトでこの部分はAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) のサイトの相当部分と全く同じです。キャプは省略しますが表題7番目のAEED (https://www.og564.xyz/app/#/) 以下の10個のサイトでもこの部分は全く同じです。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたがいずれのサイトでも脚注部分にメールアドレスが1個記されているだけのようです。右に示したのはAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) のサイトの脚注部分に記されているメールアドレスのキャプです。

>service@coingloble.xyz

そして他の15個のサイトについても脚注にメールアドレスだけ記されているのですが計16個のサイトでメールアドレスは全て同じです。

さらに連絡先情報を探して例によって各サイトのWho Is 情報も確認しました。以下は最初のAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) のサイトのWho Is 情報のキャプです。

まず黄色の枠で囲った部分に記されているサイトの登録・開設日は2022年3月9日となっています。この検証は2022年5月中旬に書いているのでちょうど2ヶ月経過したばかりという新しいサイトということになります。さらに赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が記されているはずなのですが殆どの項目がプライバシー保護の為に非公開となっています。わずかに公開されているのは登録者の所在地がSICHUAN, CN、すなわち中国の四川省であるという情報のみです。他の15個のAEEDのサイトについてもWho Is 情報を確認してサイトの登録・開設日と登録者の所在地情報のみ以下にまとめました。これ以外の登録者に関する情報は全てのサイトで非公開です。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 登録者所在地

AEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) 2022年3月9日 中国・四川省

AEED (https://www.og559.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og560.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og561.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og562.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og563.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og564.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og565.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og566.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og567.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og568.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og569.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og570.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og571.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og572.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

AEED (https://www.og573.xyz/app/#/) 2022年3月11日 中国・四川省

つまり登録者所在地は全てのサイトで中国の四川省、登録開設日は最初のAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) の場合のみ2022年3月9日、他の15個のAEEDのサイトは全て2日後の2022年3月11日となっています。そしてWho Is 情報を調べていて気が付きましたがこれら16個のサイトは2つのIPアドレスのいずれかにまとまって存在しているようです。

左下にキャプは最初のAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) のサイトを基準にして同じIPアドレス (154.221.20.182) 上のサイトを調べた結果、右下は16番目のAEED (https://www.og573.xyz/app/#/) のサイトを基準にして同じIPアドレス (156.247.9.154) 上のサイトを調べた結果です。

表題最初のAEED (https://www.jinye020.xyz/app/#/) から表題11番目のAEED (https://www.og568.xyz/app/#/) までの11個のサイトが同じIPアドレス上にあり、表題12番目のAEED (https://www.og569.xyz/app/#/) 以降の残りの5個のサイトがまた別のIPアドレス上にまとまって存在しているようです。登録日が2022年3月9日あるいは11日であることと併せ、これら16個のサイトは間違いなく同じグループによってまとめて登録されたサイトでしょう。そしてこれだけ互いに全く区別出来ないほど酷似したサイトが16個もまとめて登録されているという点から見てこれらのサイトは明らかに詐欺目的で同じテンプレートからコピペで量産されたサイトと考えられます。

これらのサイトでの登録を勧誘されたとか、これらのサイトで出金出来なくなったといった報告が確認されているわけではありませんが、これらのサイトでの投資は絶対に推奨出来ません。


●Morgan Stanley (モルガンスタンレー https://www.mscoinq.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.mscoinq.com/mobile/#/)

●Morgan Stanley (モルガンスタンレー https://y.localizedcoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://y.localizedcoins.com/mobile/#/)

●Morgan Stanley/bobiba (モルガンスタンレー/ボビバ https://bq252.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bq252.com/mobile/#/)

●Xtbbuy (https://www.xtbbuy.com/app/#/、スマホ用サイト:https://xtbbuy.com/mobile/#/)

●FimiBit (Fimiビット https://www.fimibit.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.fimibit.com/mobile/#/)

●Mafa (https://bitcoinmafa.com/app/#/)

●Begoniapro (ベゴニアプロ https://bitcoinmafa.com/app/#/)

●yiancoin (yianコイン https://www.yiancoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.yiancoin.com/mobile/#/)

●HKD (https://www.yanhuicy.com/app/#/)

●bitrue (https://bitrueexchange.com/app/#/、スマホ用サイト:https://bitrueexchange.com/mobile/#/)

●FFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/)

●FFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/)

●GCTC (https://www.bpzsm.com/app/#/)

●Cryptoshort (クリプトショート https://cryptoshort.fun/app/#/、スマホ用サイト:https://cryptoshort.fun/mobile/#/)

●FCYcoins (FCYコインズ https://fcycoins.com/app/#/、スマホ用サイト:https://fcycoins.com/mobile/#/)

●BtLux (http://www.btluxv.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxv.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btluxc.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxc.com/mobile/#/)

●THE X (https://thex.top/app/#/)

最初のモルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) というサイトはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外のサイトは基本的に画像検索で見つけてきたサイトです。2番目のモルガンスタンレー (https://y.localizedcoins.com/app/#/) というサイトのみは最初の知恵袋に質問が出ていたサイトの記述から見つけてきたのですがその点については後述します。

まず最初のモルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) というサイトについてYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年5月27日投稿

ネットでメッセージを送ってきた人物からMS (MorganStaiey) というサイトでの投資を勧誘されて5万円入金して1万円弱の利益が出て出金も出来たけど40万円の貯金の全額を投資するように勧められて断ったところ逆切れされたという状況のようです。この質問には前年ながら誘導されたサイトのURLアドレスが記されていないのですが、おそらく同じサイトに関すると思われる質問が出てきました。但し後に画像検索でモルガンスタンレーというサイトが他にも見つかってきたので本当に同じサイトに関する質問だったかどうかは分からなくなりました。

とにかくモルガンスタンレーというサイトに関する2つ目の質問も以下に引用します。

2022年5月30日投稿

「海外の友人」に勧誘されて入金してしまい、数字の上では資産が増えていたのですが300万円になったので出金しようとしたら税金と称して60万円の追加入金を要求されたという状況のようです。「海外の友人」と知り合った経緯が不明ですが「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口と一致しているように思われます。ともかくこの2つ目の質問投稿に記されているURLアドレスのサイトに行ってみました。以下がサイト冒頭のキャプ画像です。

▼モルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

Morgan Stanley (モルガンスタンレー) というサイト名はアメリカの大手金融機関であるMorgan Stanley (モルガンスタンレーhttps://www.morganstanley.com/) からの盗用としか思われません。

画像検索で見つかってきた表題の2番目以降のサイトについても冒頭部のキャプを以下に順に示していきます。

▼モルガンスタンレー (https://y.localizedcoins.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

▼Morgan Stanley/bobiba (モルガンスタンレー/ボビバ https://bq252.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

このサイトはサイト名が不明確です。Morgan Stanley (モルガンスタンレー) と書いてある所とbobiba (ボビバ) と書いてある所が混在していてどちらがサイトの名称なのか分からないのです。例えば左上のロゴはbobiba (ボビバ)と書いてありますが、上の2つのモルガンスタンレーというサイトと共通する背景画像の部分にはMorgan Stanley (モルガンスタンレー) と書いてあります。

▼Xtbbuy (https://www.xtbbuy.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

▼Fimiビット (https://www.fimibit.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼Mafa (https://bitcoinmafa.com/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語]

▼ベゴニアプロ (https://bitcoinmafa.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼yianコイン (https://www.yiancoin.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、タイ語、インドネシア語]

▼HKD (https://www.yanhuicy.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、タイ語]

▼bitrue (https://bitrueexchange.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ベトナム語、タイ語]

▼FFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼FFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼Xtbbuy (https://www.xtbbuy.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

▼GCTC (https://www.bpzsm.com/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼クリプトショート (https://cryptoshort.fun/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語]

▼FCYcoins (FCYコインズ https://fcycoins.com/app/#/) [表示言語選択肢:英語、香港語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼BtLux (http://www.btluxv.com/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼BtLux (https://www.btluxc.com/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼THE X (https://thex.top/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

これら18個のサイトの冒頭部で使われている背景画像はこれまでに見たことがないユニークなものが殆どです。例外は11番目&12番目の2つのFFEXのサイトで同じ背景画像が使われていること、14番目のクリプトショートの背景画像がこれまでに検証してきたサイトの幾つかと同じものであること、16番目、17番目の2つのBtLuxと最後のTHE Xの計3つのサイトの背景画像が同じものであることぐらいです。

しかしこの冒頭部に続く部分を見ていくとこれら18個のサイトが互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきたOuptune以下のサイトとも非常に似ていることが分かります。以下にはサイトの特長を4項目にまとめてイラスト付きで説明している部分のキャプを示していきます。まず最初の4つのサイトからのキャプを表題と同じ (モルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) → モルガンスタンレー (https://y.localizedcoins.com/app/#/) → モルガンスタンレー/ボビバ (https://bq252.com/app/#/) → Xtbbuy) で示します。

次は表題の5~8番目の4つのサイトの相当部分をやはり表題と同じ順 (Fimiビット → Mafa → ベゴニアプロ → yianコイン) で以下に示します。

は表題9~13番目の5つのサイトの相当部分をやはり表題と同じ順 (HKD → bitrue → FFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/) → FFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/) → GCTC) で以下に示します。

最後は表題14~18番目の5つのサイトのキャプをやはり表題と同じ順 (クリプトショート → FCYコインズ → BtLux (http://www.btluxv.com/app/#/) → BtLux (https://www.btluxc.com/app/#/) → THE X) で示します。

要するにこの部分は18個のサイトで互いに全く同じですし既に書いたように上で検証してきたOuptune以下のサイトとも全く同じに見えます。以下には比較の為に上で検証したOuptune (https://www.ouptune.live/app/#/) のサイトの相当部分のキャプを再掲します。

さらに18個のサイトの相互比較を続けます。次もやはり上で検証してきたOuptune以下のサイトでも比較対象としてきたマルチプラットフォーム対応を説明する部分を比較します。まず最初の4つのサイトからのキャプを表題と同じ順 (モルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) → モルガンスタンレー (https://y.localizedcoins.com/app/#/) → モルガンスタンレー/ボビバ (https://bq252.com/app/#/) → Xtbbuy) で示します。

次は表題の5~8番目の4つのサイトの相当部分をやはり表題と同じ順 (Fimiビット → Mafa → ベゴニアプロ → yianコイン) で以下に示します。

最後は表題9~13番目のサイトの相当部分をやはり表題と同じ順 (HKD → bitrue → FFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/) → FFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/) → GCTC) で以下に示します。

最後は表題14~18番目の5つのサイトのキャプをやはり表題と同じ順 (クリプトショート → FCYコインズ → BtLux (http://www.btluxv.com/app/#/) → BtLux (https://www.btluxc.com/app/#/) → THE X) で示します。

ここで検証している18個のサイトでこの部分を比較すると他のサイトが全てスマホ1台の画像なのに4番目のXtbbuyの場合のみスマホ+ノートパソコンの画像になっています。さらに5番目のFimibit、13番目のGCTC、14番目のクリプトショートのサイトでは右側のスマホの画像が独自のものになっているようです。18個のサイトが全く同じではないもののやはり互いにかなり似ていることが明らかであり、比較の為に以下に再掲したOuptune (https://www.ouptune.live/app/#/) のサイトの相当部分のキャプと比較しても非常によく似ています。

次に各サイトで連絡先情報を探しましたが殆ど開示されていません。GCTC (https://www.bpzsm.com/app/#/) と2つのBtLuxの3つのサイトについてのみ脚注にメールアドレスだけ記されています。左下がGCTC、右下が2つのBtLuxのメールアドレスのキャプです。

サイト名 メールアドレス

GCTC Support@bpzsm.com

BtLux englishabernathy@gmail.com

BtLux englishabernathy@gmail.com

2つのBtLuxのメールアドレスは全く同じでしかも無料登録できるgmailのアドレスです。まともな仮想通貨取引所の連絡先アドレスとは全く思えません。

さらにいずれのサイトにも「私たちに関しては」というページがあって断片的な情報が記されています。例えば以下は最初のモルガンスタンレーのサイトの「私たちに関しては」のページにある記述の末尾の部分の抜粋です。

活字が小さいので以下に記述内容を書き出します。

>MorganStanley MSはHongkongの法律に基づいて登録されており、モルガン・スタンレーと中国華鑫証券が共同出資して設立したデジタル通貨デリバティブ取引所である。登録番号は14556327。仮想通貨を法定通貨に交換するサービスは金融情報省が許可番号FVR000604に基づいて承認・監督し、FRK000513は仮想通貨ウォレットサービスを提供する。

>MorganStanley(中国)オペレーションセンター

>更新は、2021年8月15日

「モルガン・スタンレー」と「中国華鑫証券」が共同出資して運営しているというのですがやはり住所や電話番号といった連絡先情報は見当たりません。さらにこのサイトの表示言語を英語にして対応する「Morgan Global (Morgan Stanley Huaxin Securities)」というページを見たのですが、「モルガン・スタンレー」と「中国華鑫証券」が共同出資して運営しているなどという説明は見当たらないのです。活字が小さくなってしまいますが、以下に英語版の説明のキャプを示します。

>Morgan Global is committed to becoming the world's leading and professional digital asset financial service provider. Provide user groups with tools to more easily cross the threshold of blockchain, allow a wider range of people to have direct access to blockchain and encrypted coins, and provide more people-friendly blockchain application directions in many fields, which is a blockchain technology. The future explosion in the practical field cultivates soil and cornerstones!

>Follow Morgan Global, pay attention to the investment trend of blockchain cryptocurrency.

>Official website: http://y.localizedcoins.com

>Official email: morganstanley19350916@gmail.com

>Global consultation: WhatsApp/Telegram: +1 (516) 7788222

>MorganStanley (China) Operation Team

>Reminder: Morgan Global will not call you, beware of fake customer service and beware of asset loss

長文なのでGoogle翻訳の結果も示します。

>Morgan Globalは、世界をリードするプロフェッショナルなデジタル資産金融サービスプロバイダーになることをお約束します。ユーザーグループに、ブロックチェーンのしきい値をより簡単に超え、より多くの人々がブロックチェーンと暗号化されたコインに直接アクセスできるようにするツールを提供し、ブロックチェーンテクノロジーである多くの分野でより人に優しいブロックチェーンアプリケーションの方向性を提供します。実用分野での将来の爆発は、土壌と基礎を耕します!

>Morgan Globalをフォローし、ブロックチェーン暗号通貨の投資トレンドに注意を払ってください。

>公式サイト:http://y.localizedcoins.com

>公式メール:  morganstanley19350916@gmail.com

>グローバルコンサルテーション:WhatsApp / Telegram:+1(516)7788222

>モルガンスタンレー(中国)オペレーションチーム

>注意:モーガングローバルはあなたに電話をかけません、偽のカスタマーサービスに注意してくださいそして資産の損失に注意してください

>Morgan Global(Morgan Stanley HuaxinSecurities)

>2021-12-04 05:34:34

>Morgan Global (Morgan Stanley Huaxin Securities)

>2021-12-04 05:34:34


同じサイトの相当する日本語版の記述内容とはかなり異なります。日本語版に記されていた「モルガン・スタンレー」と「中国華鑫証券」が共同出資して運営しているという話は英語版には影も形もないのです。さらに「公式サイト」のURLアドレスが示されていますが

>http://y.localizedcoins.com

となっていてここで見ているモルガンスタンレーのサイトのURLアドレス (https://www.mscoinq.com/app/#/) と全く異なります。実はここに記されているURLアドレスは表題2番目のモルガンスタンレーのサイトのURLアドレスであり、表題2番目のモルガンスタンレーのサイト (https://y.localizedcoins.com/app/#/) の存在について気が付いたのもこの記述からです。さらにメールアドレス

>morganstanley19350916@gmail.com

が記されていますが、このメールアドレスは無料登録できるgmailのアドレスです。

どうやら表題1つ目のモルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) のサイトは2つ目のモルガンスタンレー (https://y.localizedcoins.com/app/#/) のサイトをテンプレートにして作られたのではないかと思われたので2つ目のサイトを確認してみるとやはり相当する部分の記述が全く同じであることが分かりました。すなわち日本語版の相当部分には「モルガン・スタンレー」と「中国華鑫証券」が共同出資して運営していると書いてあるのに英語版を見るとそんな共同出資の話は全く書かれておらず、全く同じフリーメールのアドレスが記されています。1つ目のモルガンスタンレーのサイトは2つ目のモルガンスタンレーのサイトをコピペしてURLアドレスのみ変更することで作られたサイトと考えてほぼ間違いありません。

さらに表題3番目のモルガンスタンレー/ボビバ (https://bq252.com/app/#/) のサイトを確認すると日本語表示ではやはり「私たちに関しては」というページがあって2つのモルガンスタンレーのサイトと同じ内容が記されていますが、英語表示にすると対応するページが存在しないようです。

日本語サイトと英語サイトで記述内容が一致しないという点で表題15番目のFCYコインズの例を示します。まず日本語表示を選択した場合の「私たちに関しては」のページのキャプです。

活字が小さすぎるので重要な最初の文章を以下に書き出します。

>私たちに関しては

>Bitmex暗号通貨永久契約取引所は米国に本社を置いています。世界に加えて、韓国、イタリア、香港に3つのオペレーションセンターがあります。サービスの範囲は広大で、市場は世界中に広がっています。

次に英語表示を選択した場合の「about Us」のページのキャプです。

これも活字が小さすぎるので重要な最初の文章を以下に書き出します。

>about Us

>BitMEX cryptocurrency perpetual contract exchange is headquartered in Japan. In addition to the world, there are three operation centers in Japan, Singapore and Hong Kong.

この英文のGoogle翻訳の結果を示します。

>BitMEX暗号通貨永久契約交換は日本に本社を置いています。 世界に加えて、日本、シンガポール、香港に3つのオペレーションセンターがあります。

まずこれはFCYcoins (FCYコインズ) というサイトの記述です。ところが日本語版でも英語版でも主語が「BitMEX」になっていて非常に違和感があります。これはおそらく「BitMEX」という名称の別サイトをテンプレートにしてFCYcoins (FCYコインズ) のサイトを作ったからではないかと思われます。そして日本語版と英語版では明らかに記述内容が異なります。日本語版では米国に本社があって韓国、イタリア、香港に3つのオペレーションセンターがあるとなっているのに対して英語版では日本に本社があって日本、シンガポール、香港に3つのオペレーションセンターがあるとなっています。そして日本語版でも英語版でも本社やオペレーションセンターの住所や電話番号など連絡先情報は何も開示されていません。

要するに同じサイトなのに日本語版と英語版で記載内容が全く異なっています。これらの記述の信頼性は極めて低いと判断せざるを得ませんし、情報開示は明らかに不充分、不適切です。

さらに例によって連絡先情報を探して18個のサイトのWho Is 情報を確認してみました。例えば以下は表題13番目のGCTCのサイト (https://www.bpzsm.com/app/#/) のWho Is 情報です。

黄色の枠で囲った部分にあるサイトの登録・開設日は2022年1月5日になっています。さらに赤枠の部分に登録者の情報があるのですが殆どの項目が非公開になっていて分かるのは所在地がGUANGDONG、CNであるという部分だけです。これは中国の広東省を意味すると思われます。

これ以外のサイトについてもサイトの登録・開設日や開示されている所在地情報を以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 所在地

モルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) 2022年4月28日 記載なし

モルガンスタンレー (https://y.localizedcoins.com/app/#/) 2021年10月31日 記載なし

モルガンスタンレー/ボビバ (https://bq252.com/app/#/) 2021年9月25日 記載なし

Xtbbuy (https://www.xtbbuy.com/app/#/) 2022年2月19日 記載なし

Fimiビット (https://www.fimibit.com/app/#/) 2021年12月1日 記載なし

Mafa (https://bitcoinmafa.com/app/#/) 2022年1月23日 記載なし

ベゴニアプロ (https://bitcoinmafa.com/app/#/) 2021年11月25日 記載なし

yianコイン (https://www.yiancoin.com/app/#/) 2021年7月27日 記載なし

HKD (https://www.yanhuicy.com/app/#/) 2018年11月29日 記載なし

bitrue (https://bitrueexchange.com/app/#/) 2022年4月8日 記載なし

FFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/) 2022年4月23日 中国・四川省

FFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/) 2021年12月15日 中国・広西チワン族自治区

GCTC (https://www.bpzsm.com/app/#/) 2022年1月5日 中国・広東省

クリプトショート (https://cryptoshort.fun/app/#/) 2022年1月27日 中国・重慶市

FCYコインズ (https://fcycoins.com/app/#/) 2022年4月7 記載なし

BtLux (http://www.btluxv.com/app/#/) 2022年2月19日 記載なし

BtLux (https://www.btluxc.com/app/#/) 2022年1月6日 記載なし

THE X (https://thex.top/app/#/) 2020年2月16日 中国・浙江省


断片的な所在地情報が記されているサイトがありますがいずれも中国です。但しこれらは明らかに同じグループによるサイトとしか思われないのに四川省、広西チワン族自治区、広東省、重慶市、浙江省とバラバラでどれも信頼出来るようには思われません。

これら18個のサイトの内、出金出来なくなったといった被害報告が確認されているのは最初にYahoo知恵袋への投稿を引用した最初のモルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/app/#/) のサイトだけですが、やはりこれらは情報開示が非常に不充分、不適切であることなど考えても非常に危険なサイトとしか思われません。そもそも同じテンプレートから量産されたサイトがこれだけ多数存在するという時点で信頼性ゼロです。これらのサイト、あるいはこれらのサイトと同じテンプレートから量産されたサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


※付記

本項で検証したFFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/) についてYahoo知恵袋に詐欺被害者からと思われる質問投稿が出てきました。

2022年8月23日投稿

Facebookで知り合った中国系の「エイミー」「ケル」などと名乗る人物から勧誘されて250万円ほどにゅうきんしてしまい、連絡が取れなくなっているということです。

またFFEXという名称でサイト全体の見かけも非常によく似ているのにURLアドレスが異なるサイトがその後見つかってきました。以下で検証しているので参照してください。

※付記2

後に本項で検証した少なくとも幾つかのサイトについてはスマホ用のサイトが存在していることに気が付きました。確認を試みた時点で既に閉鎖されていたサイトもあったのですが、サイトが存続していたサイトについては全てスマホ用のサイトを確認することが出来ました。確認出来たスマホ用サイトのキャプを以下に表題と同じ順で示ししていきます。まず以下の2つのサイトです。

▼モルガンスタンレー (https://www.mscoinq.com/mobile/#/) → 左下

▼Fimiビット (https://www.fimibit.com/mobile/#/) → 右下

▼yianコイン (https://www.yiancoin.com/mobile/#/) → 左下

▼bitrue (https://bitrueexchange.com/mobile/#/)

▼クリプトショート (https://cryptoshort.fun/mobile/#/) → 左下

▼FCYコインズ (https://fcycoins.com/mobile/#/)

▼BtLux (https://www.btluxv.com/mobile/#/) → 左下

▼BtLux (https://www.btluxc.com/mobile/#/)

※付記3

本項で検証したBtLuxという名称のサイト、BtLux (https://www.btluxv.com/mobile/#/) およびBtLux (https://www.btluxc.com/mobile/#/) と同じBtLuxという名称で見かけも非常によく似たサイトがサイトがさらに6つも見つかってきました。以下で検証しているので参照してください。


●Morgan Stanley (モルガンスタンレー https://www.coinmsla.cc/app/#/、スマホ用サイト:https://www.coinmsla.cc/mobile/#/)

●coinuisex (https://www.coinuisex.top/app/#/、スマホ用サイト:https://www.coinuisex.top/mobile/#/)

●GlpdCoin (Glpdコイン https://www.newglpdcoin.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.newglpdcoin.com/mobile/#/)

●COINTIGER (コインタイガー https://www.cointigers.us/app/#/、スマホ用サイト:https://www.cointigers.us/mobile/#/)

最初のモルガンスタンレーと2番目のcoinuisexはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、他の2つは画像検索で見つけてきたサイトです。まず最初の2つのサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2022年6月22日投稿 (モルガンスタンレー (https://www.coinmsla.cc/app/#/) に関する質問)

何の説明もなく、信頼できるサイトかどうか質問しているだけです。添付画像からURLアドレスを読み取ることが出来ます。

2022年6月29日投稿 (coinuisexに関する投稿)

「友達」から特定の仮想通貨交換業者での取引を勧められているということのようですがその「友達」がどんな人物なのかについては何の説明もありません。これもURLアドレスが質問に記されているわけではありませんが添付画像から読み取ることが出来ます。

ともかくこれらの質問投稿の添付画像から読み取ったURLアドレスのサイトに行ってみることにしました。4つのサイトのそれぞれについてPC用サイト冒頭のキャプとスマホ用サイトのキャプ画像を順に示します。

モルガンスタンレー (https://www.coinmsla.cc/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

このサイト冒頭部は上で検証したモルガンスタンレーという同じ名称でURLアドレスが異なる3つのサイトの冒頭部と極めてよく似ています。

▼coinuisex (https://www.coinuisex.top/app/#/) [表示言語選択肢:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

▼Glpdコイン (https://www.newglpdcoin.com/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼コインタイガー (https://www.cointigers.us/app/#/) [表示言語選択肢:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

モルガンスタンレー、coinuisex、Glpdコインの3つのサイトはPC用のサイトとスマホ用サイトが互いに似通っていますが、最後のコインタイガーの場合のみスマホ用サイトがPC用サイトや他のスマホ用サイトと比べてかなり異なっています。他の3つのサイトではPC用サイトとスマホ用サイトで選択出来る表示言語は同じなのですが、コインタイガーの場合のみスマホ用サイトに限ってPC用サイトで選択出来る7ヵ国語に加えてタイ語が選択可能になっています。それでも言語選択のプルダウンメニュー、国旗アイコンなど似通っている点も認められます。

さらに4つのPC用サイト相互の比較を続けます。冒頭部に続いてはいずれのサイトでも仮想通貨のリアルタイム相場情報が示されており、さらにその下にサイトの特長を説明する部分が出てきます。本項で検証している4つのサイトについてその特長を説明する部分のキャプを表題と同じ順 (モルガンスタンレー → coinuisex → Glpdコイン → コインタイガー) で示します。

この部分では4つのサイトが互いに全く同じであるだけでなく、上で検証してきたOuptune以下の多数のサイトとも全く同じです。さらにこの特長を説明する部分に続いてはこれもOuptune以下の多数のサイトと同様にマルチプラットフォーム対応を説明する部分が出てきます。やはり表題と同じ順 (モルガンスタンレー → coinuisex → Glpdコイン → コインタイガー) で4つのサイトからのキャプを以下に示します。

指摘するまでもなく、この部分でも4つのサイトは互いに酷似しているだけでなく、上で検証してきたOuptune以下の多数のサイトと非常によく似ています。

そしてこれら4つのサイトで連絡先情報を探しましたが何も情報がありません。例によってサイトのWho Is 情報も確認しましたが最初のモルガンスタンレーのサイト (https://www.coinmsla.cc/app/#/) のWho Is 情報に断片的な情報があるようです。以下にキャプを示します。

まず黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が記されていますが2022年6月1日となっています。本項の冒頭で引用したモルガンスタンレーのサイトに関するYahoo知恵袋の質問投稿が2022年6月22日ですから開設から1ヶ月も経過していない時期に既に勧誘が行われていたことになります。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が記されていますが殆どの項目が非開示になっており、分かるのは所在地がSiChuanSheng, CNであるということだけです。これは中国の四川省を意味すると思われます。

それ以外の3つのサイトには登録者に関する情報はありません。サイトの登録開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 登録・開設日

モルガンスタンレー 2022年6月1日

coinuisex 2022年528

Glpdコイン 2022年56

コインタイガー 2022327日

やはりいずれもかなり新しいサイトです。

最初に示したようにこれら4つのサイトの内、モルガンスタンレー、coinuisexの2つのサイトについてのみ勧誘されたという証言が出ているのみで明確な被害報告が確認されているわけではありません。しかしこれらのサイトの情報開示は明らかに不充分、不適切であり、ライセンスに関する記述もありませんから無登録の違法業者でしょう。また明らかに上で検証したOuptune以下の多数のサイトと非常によく似ており、同じグループによって同じテンプレートから量産されています。総合的に判断して非常に危険なサイトとしか思われません。これらのサイトでの投資は絶対に避けるべきです。


●BAFEEX (https://www.bafeex.net/app/#/、スマホ用サイト:https://www.bafeex.net/mobile/#/)

●FFEX (https://www.c166.top/app/#/、スマホ用サイト:https://www.c166.top/mobile/#/)

いずれもYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトで上で検証してきたサイトと同じテンプレート由来と考えられるサイトなのでここで検証します。まずYahoo知恵袋に出てきた質問を引用します。

2022年9月5日投稿 (BAFEEXに関する投稿)

LINEで知り合った「自称。香港の化粧品会社経営者の女性」からBAFFEXでの投資を勧誘されたようです。「検証63」の冒頭に書いた中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に当てはまるように思われます。

2022年9月12日投稿 (FFEXに関する投稿)

こちらはどういう経緯でこの質問をしているのか全く情報がありません。「地元の警察に被害届を出した」という返信内容からすれば既に入金してしまい、出金出来なくなっていると思われます。

とにかくこれらの質問投稿に記されていたURLアドレスにアクセスしてみました。まずBAFEEXのPC用のサイトの冒頭部のキャプを以下に示します。

▼BAFEEX (https://www.bafeex.net/app/#/) [表示言語:中国語、香港語、英語、韓国語、日本語]

このサイト冒頭部の背景画像はこれまで検証してきたサイトでもしばしば使われていた背景画像と同じです。例えば上で検証したAzbit (https://www.keovietbon.com/app/#/) のサイトでも入れ替わりで表示される3つの背景画像の1つのキャプを以下に再掲しますが全く同じ背景画像と思われます。

さらにBAFEEXのスマホ用サイト (https://www.bafeex.net/mobile/#/) のキャプ画像を示します。

やはり同じ背景画像が使われています。表示言語の選択肢もPC用サイトと同じ中国語、香港語、英語、韓国語、日本語の5つです。

次に表題2番目のFFEXについてまずPC用サイトの冒頭部のキャプを示します。

▼FFEX (https://www.c166.top/app/#/) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

このサイトの背景画像は上で検証した2つの同名でURLアドレスが異なるサイト、FFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/) およびFFEX (https://www.down88888.xyz/app/#/) のサイトの背景画像と同じもののようです。以下に比較の為にFFEX (https://www.flex6.xyz/app/#/) のサイト冒頭部のキャプを再掲します。

背景画像が同じであるだけでなく、表示言語の選択肢や左上の「FFEXのロゴ」なども同じです。URLアドレスが異なるだけのFFEXというサイトが3つ存在することになります。尚、以前に検証した2つのFFEXのサイトはこの検証を書いている2022年9月中旬時点で既に何の告知もなく閉鎖されているようです。

さらに以下にはFFEXのスマホ用サイト (https://www.c166.top/mobile/#/) のキャプを示します。

やはり冒頭の背景画像は同じものが使われています。

次にここで検証している2つのサイトの冒頭部に続く部分に出てくるサイトの特長を4項目にまとめて説明している部分のキャプを表題と同じ順、BAFEEX (https://www.bafeex.net/app/#/) → FFEX (https://www.c166.top/app/#/) という順で以下に示します。

この部分は2つのサイトで互いに全く同じですし、上で検証したOuptune (https://www.ouptune.live/app/#/) 以下のサイトとも共通です。さらにこの部分に続くマルチプラットフォーム対応を説明する部分についても表題と同じBAFEEX (https://www.bafeex.net/app/#/) → FFEX (https://www.c166.top/app/#/) という順で以下にキャプを示します。

この部分についても2つのサイト互いに全く同じですし、上で検証したOuptune (https://www.ouptune.live/app/#/) 以下のサイトとも共通です。これらのサイトは同じグループによって同じテンプレートからコピペで量産されたサイトの一角ということで間違いないものと考えます。

そしてこれらのサイトで連絡先情報を探しましたが全く見当たりません。例によってサイトのWho Is情報を確認するとBAFEEXのサイトのWho Is 情報には登録者に関する情報が全くありません。サイトの登録・開設日は2022年7月15日となっています。

一方でFFEXのWho Is 情報には登録者に関する断片的な情報が記されていることが分かりました。以下にキャプを示します。

まず黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が記されていますが2022年8月5日となっています。最初に引用したこのサイトに関するYahoo知恵袋の投稿の日付が2022年9月12日ですから開設から1ヶ月ほどで既に勧誘が行われていたことになります。そして赤枠で囲った部分にわずかに登録者の情報が記されているので以下にまとめて書き出します。

登録者名: 非開示

登録者所属機関: lv yong jun

住所: 中国・湖南省 (hu nan)

登録者の所属機関名はむしろ個人名のように思えます。そしてこの情報がどの程度信頼出来るかは疑問ですがとりあえず中国との関係がありそうということになります。

改めて結論するまでもないと思いますが、これらのサイトは全く信用出来ません。明らかにコピペで量産されたと思われるサイトが多数見つかっていることから詐欺目的の為に用意されたサイトである疑いが極めて濃いと考えます。情報開示は明らかに不充分・不適切であり、金融ライセンス情報もありません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●BtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btlux-o.com/mobile/#/)

●BtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.coinlqo.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btluxyqz.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxyqz.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btlux-ll.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btlux-ll.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btlcok.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btlcok.com/mobile/#/)

●BtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/、スマホ用サイト:https://www.btluxkqp.com/mobile/#/)

これら6つのサイトは上で検証したBtLux (http://www.btluxv.com/app/#/) およびBtLux (https://www.btluxc.com/app/#/) の2つのサイトも含めて名称が同じであるだけでなく、見かけも互いに酷似していて違いは殆どURLアドレスだけというサイトです。これら6つのサイトの内、最初のBtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/) はYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、それ以外の5つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。まず最初のBtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/) に関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2022年9月27日投稿

Twitterで知り合った自称・シンガポール在住の女性から勧誘されてBtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/) でのデモトレードを勧誘役の言いなりで試したところ30万円ぐらいの利益が出たということです。そして実際の取引を始めるように入金を指示されているという状況のようです。「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる勧誘の手口に合致しているようです。

とにかくこの質問に出てきたサイト、およびそのサイトからの画像検索で見つかってきた5つのサイトのサイト冒頭部のキャプ画像を以下に順に示します。

▼BtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼BtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼BtLux (https://www.btluxyqz.com/app/#/) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼BtLux (https://www.btlux-ll.com/app/#/) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼BtLux (https://www.btlcok.com/app/#/) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

▼BtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/) [表示言語:香港語、英語、韓国語、日本語、ドイツ語、フランス語、イタリア語]

最後のBtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/) だけはなぜか日本語表示を選択すると背景画像が表示されないので英語版のキャプを使っていますが、基本的に上で検証した同じ名称の2つのサイト、BtLux (http://www.btluxv.com/app/#/) およびBtLux (https://www.btluxc.com/app/#/) を含めた8つのサイトは互いに全く同じに見えます。表示言語の選択肢も全く同じです。

次にスマホ用のサイトを示していきます。まず最初の2つのサイトです。

▼BtLux (https://www.btlux-o.com/mobile/#/) → 左下

▼BtLux (https://www.coinlqo.com/mobile/#/) → 右下

次は表題3番目、4番目の以下の2つのスマホ用サイトを示します。

▼BtLux (https://www.btluxyqz.com/mobile/#/) → 左下

▼BtLux (https://www.btlux-ll.com/mobile/#/)

次は表題5番目、6番目の以下の2つのスマホ用サイトを示します。

▼BtLux (https://www.btlcok.com/mobile/#/)

▼BtLux (https://www.btluxkqp.com/mobile/#/)

最後のBtLux (https://www.btluxkqp.com/mobile/#/) はスマホ用サイトでも日本語表示を選択すると冒頭の背景画像が表示されない不具合があるので英語版のキャプを示していますが、6つのサイトは互いに非常によく似ていますし、上で検証した同じBtluxという名称の2つのサイトのスマホ用サイト、BtLux (https://www.btluxv.com/mobile/#/) およびBtLux (https://www.btluxc.com/mobile/#/) とも非常によく似ていてURLアドレス以外の違いが見つかりません。

PC用のサイトに戻ると冒頭部に続いではこのページで検証している他のサイトと同様に仮想通貨のリアルタイム相場情報が示されている部分があり、さらにその下にサイトの特長を4項目にまとめて説明する部分が出てきます。その部分についてまず以下の3つのサイトからのキャプを順に示します、

BtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/)

▼BtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/)

▼BtLux (https://www.btluxyqz.com/app/#/)

次に以下の3つのサイトの相当部分のキャプを順に示します。

▼BtLux (https://www.btlux-ll.com/app/#/)

▼BtLux (https://www.btlcok.com/app/#/)

▼BtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/)

さらに6つのサイトのマルチプラットフォーム対応を説明する部分のキャプをやはり表題と同じ順で以下に示します。まず以下の3つのサイトからのキャプを順に示します、

▼BtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/)

▼BtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/)

▼BtLux (https://www.btluxyqz.com/app/#/)

次に以下の3つのサイトの相当部分のキャプを順に示します。

▼BtLux (https://www.btlux-ll.com/app/#/)

▼BtLux (https://www.btlcok.com/app/#/)

▼BtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/)

次に連絡先情報を探しましたが脚注にメールアドレスが記載されているだけのようです。記されているメールアドレスを以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) メールアドレス

BtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/) englishabernathy@gmail.com

BtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/) englishabernathy@gmail.com

BtLux (https://www.btluxyqz.com/app/#/) englishabernathy@gmail.com

BtLux (https://www.btlux-ll.com/app/#/) englishabernathy@gmail.com

BtLux (https://www.btlcok.com/app/#/) englishabernathy@gmail.com

BtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/) 記載なし

最後のBtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/) はメールアドレスの記載がありません。そして記載のある5つのサイトに記載されているメールアドレスは全て同じです。またこのメールアドレスは無料登録できるgmailのアドレスです。まともな仮想通貨取引所のメールアドレスとは思われません。

さらに連絡先情報を求めて例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが殆ど開示されていません。以下に示したBtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/) のWho Is 情報でわずかな情報が見つかりました。

まず黄色の枠で囲った部分にサイトの登録・開設日が2022年2月23日であることが記されています。さらに赤枠で囲った部分に登録者の所在地が「gui zhou, CN」であるとだけ記されています。これは中国の貴州省を意味すると思われます。

それ以外の5つのサイトのWho Is情報には登録者の情報は見当たりません。Who Is 情報に記されていたサイトの登録・開設日のみ以下にまとめておきます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

BtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/) 2022年5月30日

BtLux (http://www.coinlqo.com/app/#/) 2022年2月23日

BtLux (https://www.btluxyqz.com/app/#/) 2022年7月11日

BtLux (https://www.btlux-ll.com/app/#/) 2022年9月8日

BtLux (https://www.btlcok.com/app/#/) 2022年9月8

BtLux (https://www.btluxkqp.com/app/#/) 2022年9月6日

この検証は2022年10月上旬に書いているのですが特に4~6番目の3つのサイトは非常に新しく、開設からちょうど1ヶ月ほどしか経過していません。

改めて結論するまでもないと思いますが、これらのサイトは全く信用出来ません。最初のBtLux (https://www.btlux-o.com/app/#/) については本項の最初で引用したYahoo知恵袋への質問投稿で「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口と合致する勧誘が行われていることが確認されていますし、そもそも同じ名称で見かけもそっくりなサイトが以前に検証した2つのBtLuxのサイトも含めれば8つも共存しているという異常な状況にあります。また連絡先情報は殆ど開示されていませんし、金融ライセンスに関する情報も見当たりません。

これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。