検証124

本ページで取り上げるサイトは仮想通貨取引所 (暗号資産交換業者) に該当すると思われますが、日本語表示に対応しているのに日本の金融庁が公表している暗号資産交換業者の登録リストに該当がありません。少なくともこれらのサイトの幾つかについては投資を勧誘されたという報告が出ていますから少なくとも無登録の違法業者と考えられます。またこれらのサイトは「検証102」で検証し既に閉鎖されているvantagefx (バンテージFX https://www.vantgfx.vip/) など61個のサイトおよび「検証113」で検証し、やはり既に閉鎖されているABCCpro (ABCCプロ https://www.abccproa.com/) など40ほどのサイト、計100個を超えるサイトと明らかに似ており、同じグループによるサイトの可能性が極めて高いです。そしてそれら「検証102」「検証113」で検証した合計100を超えるサイトではかなり多くの被害報告が出ていますし、本ページで検証する複数のサイトでも被害事例が出ています。さらに同じテンプレートがモデルチェンジされて用いられていると思われるサイトが新たに見つかってきており、「検証136」で検証しています。

新たなサイトが続々と立ち上げられる一方で何の告知もなく閉鎖されることも繰り返されており、非常に危険としか思われません。厳重な注意が必要と考えます。

▼本サイトでの検証は名誉棄損に当たらないと考えます。→ 雑記1

「検証63」「検証64」「検証65」「検証66」「検証67」「検証68」「検証69」「検証70」「検証71」「検証72」「検証73」「検証74」「検証75」「検証76」「検証77」「検証78」「検証79」「検証80」「検証81「検証82「検証83「検証84「検証85「検証86」「検証87「検証88「検証89「検証90「検証91「検証92「検証93「検証94「検証95「検証96「検証97「検証98「検証99「検証100「検証101「検証102「検証103「検証104「検証105「検証106「検証107「検証108「検証109「検証110「検証111「検証112「検証113「検証114「検証115「検証116「検証117」「検証118」「検証119」「検証120」「検証121」「検証122」「検証123で検証してきたTinderを始めとするマッチングサイト (出会い系サイト) やSNSで外国人による勧誘が行われているという共通点がある一連の詐欺仮想通貨取引所のサイトについての検証62ページ目です。「検証125」「検証126」「検証127」「検証128」「検証129」「検証130」「検証131」「検証132」「検証133」「検証134」「検証135」「検証136」「検証137」「検証138」「検証139」「検証140」「検証141」「検証142」「検証143」「検証144」「検証145」「検証146「検証147」にも続編があります。勧誘の手口などについては「検証63」の最初に書いてあるので参照してください。本ページでは以下のサイトを検証します。


Ceeond (https://www.ceeond.com/)

●DigiFinex (デジファイネックス https://www.digfnxs.com/)

●BeeX (ビーX https://www.beexsx.com/)

●Ythdtt (https://www.ythdttx.com/)

●BitGoGlobal (ビットゴーグローバル https://www.bgglobad.com/)

●MOMOEX (https://www.moexny.com/)

●BlockCenter (ブロックセンター https://www.blkcengy.com/)

●LSEX (https://www.lsexss.vip/)

●BearBit (ベアビット https://www.bearbia.vip/)

●Rhea (https://www.rheagvu.com/)

●Coinka (https://www.cinkas.com/)

●FEex (https://www.feexnxw.cc/)

●AISMEX (https://www.aismexks.com/)

●HF (https://www.hotforexks.com/)

●CoinTracker (コイントラッカー https://www.trackerkis.com/)

●Sunbit (サンビット https://www.sunbiks.com/)

●BitGoGlobal (ビットゴーグローバル https://www.bglobop.com/)

●Kangbo (https://www.kangbohg.com/)

●CoinW (コインW https://www.cnwhjs.cc/)

●DEVITA (https://www.devita.cc/)

●UBAY EX (https://www.ubayexks.com/)

●Maczn (https://www.macznks.com/)

●EOKEX (https://www.eokexhd.com/)

●NewBit (ニュービット https://www.newbks.com/)

●Debank DEX (https://www.debankdup.com/)

●Xunq (https://www.xunqks.com/)

●Moomex (https://www.moomncx.com/)

●CRY PAX (https://www.crypaxuo.vip/)

●SFCBS (https://www.sfcbstx.com/)

●Gmex.io (https://www.gmexioix.com/)

●BlockCoin (ブロックコイン https://www.blckotc.vip/)

●BlockCenter (ブロックセンター https://www.blockceqz.com/)


まず以下の7つのサイトを検証します。

●Ceeond (https://www.ceeond.com/)

●DigiFinex (デジファイネックス https://www.digfnxs.com/)

●BeeX (ビーX https://www.beexsx.com/)

●Ythdtt (https://www.ythdttx.com/)

●BitGoGlobal (ビットゴーグローバル https://www.bgglobad.com/)

●MOMOEX (https://www.moexny.com/)

●BlockCenter (ブロックセンター https://www.blkcengy.com/)

最初のCeeondというサイトはYahoo知恵袋に被害者からと思われる質問投稿が出てきたサイト、それ以外の6つのサイトは画像検索で見つけてきた明らかに同じテンプレート由来のサイトです。まずは最初のCeeondというサイトに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年1月11日投稿

詳しいことが分かりませんが「友人」から勧誘されてCeeondというサイトで取引するアプリをダウンロードし、仮想通貨建てで入金してしまったようです。「友人」がどういう人物なのか、例えば外国人なのかどういう経緯で知り合ったのかといった情報は何もありません。しかし入金したお金が出金できなくなり、出金するには200万円の追加入金が必要という状態に陥っているようです。これは「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致するように思われます。

CeeondというサイトについてはYahooで検索すれば出てくるということなので検索してみると確かにそれらしき仮想通貨取引所のサイトが見つかりました。以下にサイト冒頭のキャプ画像を示します。

▼Ceeond (https://www.ceeond.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

このサイト冒頭部を見て直ぐに気が付きましたがこの冒頭部は「検証102」で検証したvantagefx (バンテージFX https://www.vantgfx.vip/) など61個のサイトおよび「検証113」で検証したABCCpro (ABCCプロ https://www.abccproa.com/) など40ほどのサイト、計100個を超えるサイトと明らかに似ています。以下には比較の為にABCCプロ (https://www.abccproa.com/) のサイト暴徒部のキャプを再掲します。

右側のイラスト部分が変更されていますがこれら2つのサイトの冒頭部は明らかに似ています。また以下は言語選択メニューの比較です。左下がCeeond、右下が比較対象のABCCプロの言語選択メニューのキャプです。

選択可能な表示言語の数や種類は異なりますが、表示形式は全く同じです。

次に表題2~7番目のサイトについても順にサイト冒頭部のキャプを示します。

▼デジファイネックス (https://www.digfnxs.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼ビーX (https://www.beexsx.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

▼Ythdtt (https://www.ythdttx.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

▼ビットゴーグローバル (https://www.bgglobad.com/) [表示言語:中国語、香港語、英語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼MOMOEX (https://www.moexny.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼ブロックセンター (https://www.blkcengy.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

画像検索で見つけてきたサイトですから当然とも言えますが、これら6つのサイトの冒頭部は最初に示したCeeondの冒頭部と極めてよく似ていて異なるのは各キャプの左上に見えるサイト名とロゴの部分だけのようです。さらに以下にはこれら6つのサイトの言語選択メニューのキャプを示します。まず以下の2つのサイトからのキャプです。

デジファイネックス (https://www.digfnxs.com/) → 左下

ビーX (https://www.beexsx.com/) → 右下

同様に表題4番目、5番目のサイトの場合です。

Ythdtt (https://www.ythdttx.com/) → 左下

ビットゴーグローバル (https://www.bgglobad.com/) → 右下

同様に表題6番目、7番目のサイトの場合です。

MOMOEX (https://www.moexny.com/) → 左下

ブロックセンター (https://www.blkcengy.com/) → 右下

6つのサイトで選択出来る表示言語は互いに全く同じというわけではありませんが、かなり似ています。表題2番目のデジファイネックス (https://www.digfnxs.com/)、5番目のMOMOEX (https://www.moexny.com/)、6番目のブロックセンター (https://www.blkcengy.com/) の場合は選択出来る言語がメニューの表示順まで含めて同じです。

表題最初のCeeond、3番目のYthdtt (https://www.ythdttx.com/) の場合には言語選択メニューに示される日本語の選択肢が「日本語」ではなく、「日语」となっています。これは中国語 (簡体字) の表記でしょう。これだけでもこのサイトを作っているのが中国語圏の人物であることが示唆されるように思われます。

さらに冒頭部に続く部分でも比較を続けます。冒頭部に続く部分にはサイトの特長を3項目にまとめて説明する部分が出てきます。まず以下にはCeeondのキャプ画像を示します。

そしてこの部分でも「検証102」で検証したvantagefx (バンテージFX https://www.vantgfx.vip/) など61個のサイトおよび「検証113」で検証したABCCpro (ABCCプロ https://www.abccproa.com/) など40ほどのサイト、計100個を超えるサイトと明らかに似ています。ここでも「検証113」で検証したABCCpro (ABCCプロ https://www.abccproa.com/) のサイトの相当部分のキャプを以下に再掲します。

イラスト部分も文章も全く同じです。さらに以下には残りの6つのサイトの相当部分のキャプを示します。まず表題2~4番目の以下のサイトのキャプを順に示します。

デジファイネックス (https://www.digfnxs.com/)

ビーX (https://www.beexsx.com/)

Ythdtt (https://www.ythdttx.com/)

さらに以下は表題5~7番目の以下の3つのサイトの相当部分のキャプを順に示します。

ビットゴーグローバル (https://www.bgglobad.com/)

MOMOEX (https://www.moexny.com/)

ブロックセンター (https://www.blkcengy.com/)

この部分でも本項で検証している7つのサイトは全く同じですし、「検証102」「検証113」で検証した一連のサイトとも全く同じです。

しかしこの部分に続く「契約取引」というタイトルが付けられた部分では「検証102」「検証113」で検証した一連のサイトとの違いがあるようです。以下には表題最初のCeeondと「検証113」で検証したABCCpro (ABCCプロ https://www.abccproa.com/) のサイトの相当部分のキャプを順に示します

左側のイラスト部分は変わっていますが、右側の顧客数などを示している部分は顧客数などの数字まで全て同じです。非現実的としか思われません。本項で検証しているCeeond以外の6個のサイトの相当部分はキャプは省略しますがCeeondの場合と全く同じです。

次に登録ページを比較します。表題最初のCeeondの登録ページ (https://www.ceeond.com/login/reg.html#) のキャプを左下、比較対象としてのABCCプロ (https://www.abccproa.com/) の登録ページのキャプを右下に示します。

やはりこの登録画面でもこれら2つのサイトは明らかに似ています。Ceeond以外の検証対象の6個のサイトについても以下に順に登録画面のキャプ画像を以下に示します。まず以下の2つのサイトです。

デジファイネックス登録画面 (https://www.digfnxs.com/login/reg.html) → 左下

ビーX登録画面 (https://www.beexsx.com/login/reg.html#) → 右下

Ythdtt (https://www.ythdttx.com/login/reg.html#) → 左下

ビットゴーグローバル (https://www.bgglobad.com/login/reg.html#) → 右下

MOMOEX (https://www.moexny.com/login/reg.html) → 左下

ブロックセンター (https://www.blkcengy.com/login/reg.html) → 右下

これら登録画面の比較でも記入項目の数が異なるぐらいでやはり互いにかなりよく似ています。

結論としてこれら7つのサイトは互いに酷似していて明らかに同じテンプレート由来のサイトでしょう。またこれらのサイトは比較対象としABCCプロ (https://www.abccproa.com/) など「検証102」「検証113」で検証した合計100を超えるサイトとの比較ても一部のイラストが入れ替わっているぐらいの違いしかなく、同じグループによって量産されたサイトと考えて間違いないと思います。

そしてこれらのサイトには全く連絡先情報がありません。そこで例によって各サイトのWho is 情報を確認しましたがいずれのサイトでも登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

Ceeond (www.ceeond.com) 20221213日

デジファイネックス (www.digfnxs.com) 20221021日

ビーX (www.beexsx.com) 2022112日

Ythdtt (www.ythdttx.com) 20221118日

ビットゴーグローバル (www.bgglobad.com) 20221127日

MOMOEX (www.moexny.com) 20221225日

ブロックセンター (www.blkcengy.com) 20221221

この検証は2023年1月中旬に書いているので最も古いデジファイネックスのサイトでも3ヵ月未満、最も新しいMOMOEXなどのサイトは開設から1ヵ月未満という非常に新しいサイトであることが分かります。非常に新しいサイトなのに上で示したようにいずれのサイトでも万単位の顧客を抱えているという主張が示されていますが、それが真実であるかどうかは極めて疑問です。また「検証102」「検証113」で検証した合計100を超える同じテンプレート由来のサイトの中には出金出来ないといった被害報告が出ているサイトが幾つも出ていることを考えればこれらのサイトは危険なサイトとしか思われません。

これらのサイトでの投資勧誘を受けても応じないことを強く推奨します。


●LSEX (https://www.lsexss.vip/)

●BearBit (ベアビット https://www.bearbia.vip/)

●Rhea (https://www.rheagvu.com/)

●Coinka (https://www.cinkas.com/)

最初のLSEXはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイト、残りの3つのサイトは画像検索で見つけてきたサイトです。まずLSEXについてYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年1月19日投稿

Facebookで知り合った外国人に勧誘されてLSEXに口座を開設して国内の仮想通貨取引所であるビットフライヤーから仮想通貨建てで入金してしまったようです。最初は出金出来たことで安心して取引を継続してしまい、2度目に出金しようとしたところ今度は取引量の80%の資金が必要などという意味の分からない条件を課されて出金出来なくなり、その要求に応じて入金したものの今度は税金名目で再度の追加入金を要求されているという状況のようです。この経緯はまさに「検証63」の冒頭で説明した中国系と思われる詐欺グループによる詐欺の手口に合致するように思われます。

とにかくこの質問に出てきたLSEXというサイト、さらには表題に示したLSEXのサイトからの画像検索で見つかってきた明らかに同じテンプレート由来と思われる3つのサイトについてサイト冒頭部のキャプ画像を順に示します。

▼LSEX (https://www.lsexss.vip/) [表示言語:英語、香港語、日本語、韓国語、ドイツ語、ベラルーシ語]

▼ベアビット (https://www.bearbia.vip/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼Rhea (https://www.rheagvu.com/) [表示言語:台湾語、英語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼Coinka (https://www.cinkas.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

画像検索で見つけてきたサイトですから当然とも言えますがこれら4つのサイトはこの冒頭部において互いに酷似しているだけでなく、上で検証したCeeond (https://www.ceeond.com/) 以下の7つのサイトとも非常によく似ています。また上のCeeondなどの検証の中で指摘しましたがこの冒頭部は「検証102」で検証したvantagefx (バンテージFX https://www.vantgfx.vip/) など61個のサイトおよび「検証113」で検証したABCCpro (ABCCプロ https://www.abccproa.com/) など40ほどのサイト、計100個を超えるサイトと明らかに似ています。

さらに以下では言語選択メニューを比較します。

LSEX (https://www.lsexss.vip/) → 左下

ベアビット (https://www.bearbia.vip/) → 右下

Rhea (https://www.rheagvu.com/) → 左下

Coinka (https://www.cinkas.com/) → 右下

表示言語の選択肢はサイトによって異なりますが、表示形式などはやはり互いに非常によく似ていますし、上で検証したCeeondなどのサイトの言語選択メニューとも非常によく似ています。また「検証102」「検証113」で検証した一連のサイトもやはり似ています。

次に冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を3項目にまとめて説明している部分の比較です。表題と同じ順、LSEX (https://www.lsexss.vip/) → ベアビット (https://www.bearbia.vip/) → Rhea (https://www.rheagvu.com/) → Coinka (https://www.cinkas.com/) で4枚のキャプを以下に示します。

この部分は上で検証したCeeondなど7つのサイト、「検証102」「検証113」で検証した一連のサイトと全く同じです。さらに以下はLSEX (https://www.lsexss.vip/) のサイトの契約取引という項目のキャプです。

他の3つのサイトについてはキャプを省略しますがこの契約取引という項目は全く同じですし、上で検証したCeeond以下の7つのサイトともイラスト部分、文章ともに全く同じです。

次に登録ページを比較します。表題最初のLSEXの登録ページ (https://www.lsexss.vip/login/reg.html) のキャプを左下、2番目ベアビットの登録ページ (https://www.bearbia.vip/login/reg.html) の登録ページのキャプを右下に示します。

さらに表題3番目のRheaの登録ページ (https://www.rheagvu.com/login/reg.html) のキャプを左下に、表題4番目のCoinkaの登録ページ (https://www.cinkas.com/login/reg.html) のキャプを右下に示します。

これら登録画面の比較でも記入項目の数など微妙に異なる部分はありますがやはり互いにかなりよく似ていますし、上で検証した7つのサイトの登録画面ともよく似ています。

結論としてこれら4つのサイトは上で検証したCeeondなど7つのサイトと明らかに同じテンプレートから量産されたサイトでしょう。またこれらのサイトはABCCプロ (https://www.abccproa.com/) など「検証102」「検証113」で検証した合計100を超えるサイトとの比較ても一部のイラストが入れ替わっているぐらいの違いしかなく、同じグループによサイトで間違いありません。

そしてこれらのサイトには全く連絡先情報がありません。そこで例によって各サイトのWho is 情報を確認しましたがいずれのサイトでも登録者に関する情報は何も開示されていません。サイトの登録・開設日のみ以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日

LSEX (https://www.lsexss.vip/) 2022年11月12日

ベアビット (https://www.bearbia.vip/) 2022年12月10日

Rhea (https://www.rheagvu.com/) 2022年12月12日

Coinka (https://www.cinkas.com/) 2022年10月20日

やはりいずれもかなり新しいサイトで最も古いCoinkaの場合でもこの検証を書いている2023年1月中旬時点で3ヶ月ほどしか経過していません。そして上で検証したCeeond、本項で取り上げたLSEXの2つのサイトについてはYahoo知恵袋に出金出来ない、出金するには追加入金が必要とされているけど実際には追加入金に応じてもおそらく被害額が増えるだけという状況になっていることを考えればこれらは極めて危険なサイトと考えざるを得ません。これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。


●FEex (https://www.feexnxw.cc/)

●AISMEX (https://www.aismexks.com/)

●HF (https://www.hotforexks.com/)

●CoinTracker (コイントラッカー https://www.trackerkis.com/)

●Sunbit (サンビット https://www.sunbiks.com/)

●BitGoGlobal (ビットゴーグローバル https://www.bglobop.com/)

●Kangbo (https://www.kangbohg.com/)

●CoinW (コインW https://www.cnwhjs.cc/)

●DEVITA (https://www.devita.cc/)

●UBAY EX (https://www.ubayexks.com/)

●Maczn (https://www.macznks.com/)

●EOKEX (https://www.eokexhd.com/)

●NewBit (ニュービット https://www.newbks.com/)

●Debank DEX (https://www.debankdup.com/)

●Xunq (https://www.xunqks.com/)

●Moomex (https://www.moomncx.com/)

●CRY PAX (https://www.crypaxuo.vip/)

●SFCBS (https://www.sfcbstx.com/)

●Gmex.io (https://www.gmexioix.com/)

●BlockCoin (ブロックコイン https://www.blckotc.vip/)

●BlockCenter (ブロックセンター https://www.blockceqz.com/)

これらも「検証102」「検証113」で検証した計100個を超える一連のサイト、さらに上で検証してきたCeeond (https://www.ceeond.com/) 以下のサイトと酷似しており、同じテンプレートから量産されたサイトと考えられます最初のFEexはYahoo知恵袋に質問が出てきたサイトであり、それ以外のサイトはFEexからの画像検索で見つけてきたサイトです。6番目のビットゴーグローバル (https://www.bglobop.com/) というサイトについては上で同じ名称のビットゴーグローバル (https://www.bgglobad.com/) というサイトを検証していますが、URLアドレスが微妙に異なる別個のサイトです。同様に最後のブロックセンター (https://www.blockceqz.com/) というサイトについても上で同名のブロックセンター (https://www.blkcengy.com/) というサイトを検証していますが、やはりURLアドレスが異なる別個のサイトです。

まず最初のFEexに関してYahoo知恵袋に出てきた質問投稿を引用します。

2023年4月12日投稿

某ブログで知り合いになった自称・台湾で育ち、現在は東京都内で1人暮らしの日本人男性から投資を勧誘されたようです。「双方向取引」が可能ということで勧誘役の口座を借りて試しに相手の言いなりで「仮想通貨の価格が一定時間の間に上昇するのか・下落するのかを予想して投資する」取引をしたところ利益は出たということのようです。どうやら仮想通貨の相場を対象とするバイナリーオプション取引ではないかと思われます。数字の上では利益が出たけれどもそれでもロマンス詐欺の可能性を疑って勧誘役のプロフィールなど確認したけれどもそれなりの裏付けがあるようだが信頼出来ない部分もあって信頼出来るかどうかを質問しているという状況と思われます。

そしてこの投稿に出てきたURLアドレスが表題最初のFEexのサイトのものということになります。まず以下にサイト冒頭部のキャプ画像を示します。

▼FEex (https://www.feexnxw.cc/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

このサイトを見て直ぐに気が付きましたがこのサイトは上で検証してきたCeeond (https://www.ceeond.com/) 以下のサイトと酷似しています。また「検証102」「検証113」で検証した計100個を超える一連のサイトと比べても右側のイラスト部分に少々の違いが見えるぐらいで非常によく似ています。さらにそれらのサイトと非常によく似ているのはこの冒頭部だけではありません。

まず右に示したのが表示言語の選択メニューです。英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語の13言語から選択出来るようになっています。

この言語選択メニューの形式や選択出来る言語の組み合わせなども上で検証してきたCeeond (https://www.ceeond.com/) 以下のサイトの言語選択メニューとよく似ています。

さらに冒頭部に続いて出てくるサイトの特長を3項目にまとめて説明する部分も「検証102」「検証113」で検証した一連のサイトや上で検証してきたCeeond (https://www.ceeond.com/) などのサイトと全く区別出来ないほど似ています。以下にはFEex → 比較対象のCeeond (https://www.ceeond.com/) のサイトの相当部分の順でキャプを示します。

さらにこの特長を説明している部分に続いて出てくる「契約取引」と題された部分についてもFEex → 比較対象のCeeond (https://www.ceeond.com/) の順でキャプを示します。

左側のイラスト部分も右側の顧客数などの数字も全く同じです。

さらに以下は口座開設画面の比較です。左下がFEexの口座開設画面、右下が比較対象のCeeondの口座開設画面のキャプです。

Ceeondの方が記入欄が1つ多いですがやはり2つのサイトの口座開設画面は互いに非常によく似ています。これらのサイトが同じテンプレートを基にして立ち上げられたサイトであることは間違いありません。

次に表題2番目以降のサイトについてもサイト冒頭、表示言語選択画面、口座開設画面の3つのキャプをセットにして順に示していくことにします。尚、表題2番目以降のサイトについてもFEexについてキャプを示した3つの特長を示す部分や「契約取引」と題された顧客数などを示している部分が存在しますが、全く同じなのでキャプは省略します。

まず表題2番目のAISMEXのサイトからです。

▼AISMEX (https://www.aismexks.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼HF (https://www.hotforexks.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼コイントラッカー (https://www.trackerkis.com/) [表示言語:中国語、香港語、英語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼サンビット (https://www.sunbiks.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼ビットゴーグローバル (https://www.bglobop.com/) [表示言語:中国語、香港語、英語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼Kangbo (https://www.kangbohg.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼コインW (https://www.cnwhjs.cc/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼DEVITA (https://www.devita.cc/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼UBAY EX (https://www.ubayexks.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

▼Maczn (https://www.macznks.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

▼EOKEX (https://www.eokexhd.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

▼ニュービット (https://www.newbks.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼Debank DEX (https://www.debankdup.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼Xunq (https://www.xunqks.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼Moomex (https://www.moomncx.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼CRY PAX (https://www.crypaxuo.vip/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼SFCBS (https://www.sfcbstx.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

▼Gmex.io (https://www.gmexioix.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

▼ブロックコイン (https://www.blckotc.vip/) [表示言語:中国語、香港語、英語、日本語、ベトナム語、韓国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語]

▼ブロックセンター (https://www.blockceqz.com/) [表示言語:英語、香港語、日本語、ベトナム語、韓国語、中国語、タイ語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、ベラルーシ語]

これらのサイトは明らかに上で検証したCeeond (https://www.ceeond.com/) 以下のサイトと同じテンプレートからコピペで量産されたサイトでしょう。またこれらのサイトはABCCプロ (https://www.abccproa.com/) など「検証102」「検証113」で検証した合計100を超えるサイトとの比較ても一部のイラストが入れ替わっているぐらいの違いしかなく、同じグループによるサイトで間違いありません。キャプは省略しましたがこれらのサイトには共通して

>5000 Happy Clients

>10000 Trusted Users

といった記述がありますが全く信用出来ません。

また連絡先情報とか金融ライセンスに関する情報も全く記されていません。そこで例によって各サイトのWho Is 情報を確認しましたが、開示されている情報は極めて限られています。例えば以下は表題8番目のコインW (https://www.cnwhjs.cc/) のWho Is 情報です。

まず黄色の枠で囲った部分にある登録・開設日は2023年3月16日、アップデート日が2023年4月10日となっています。この検証は2023年4月下旬に書いているので登録・開設から1ヵ月半ほどしか経過していない新しいサイトということになります。そして赤枠で囲った部分に登録者に関する情報が記されているのですが、殆どの項目が非開示となっていてわずかに分かるのは所在地がメキシコの「CIUDAD DE MEXICO」、つまりメキシコの首都であるメキシコシティであるということだけです。

これ以外のサイトについてもWho Is 情報で公開されている登録・開設日と所在地が記されている場合については所在地の情報を以下にまとめます。

サイト名 (URLアドレス) 登録・開設日 所在地

FEex (www.feexnxw.cc) 2023年3月16日 記載なし

AISMEX (www.aismexks.com) 2023年3月18日 記載なし

HF (www.hotforexks.com) 2023年3月19 記載なし

コイントラッカー (www.trackerkis.com) 2023年3月22 記載なし

サンビット (www.sunbiks.com) 2023年3月24 記載なし

ビットゴーグローバル (www.bglobop.com) 2023年3月29 記載なし

Kangbo (www.kangbohg.com) 2023年3月15 記載なし

コインW (www.cnwhjs.cc) 2023年3月16 メキシコ・メキシコシティ

DEVITA (www.devita.cc) 2023年222 記載なし

UBAY EX (www.ubayexks.com) 2023年3月19 シンガポール

Maczn (www.macznks.com) 2023年3月29 記載なし

EOKEX (www.eokexhd.com) 2023年3月16 メキシコ・メキシコシティ

ニュービット (www.newbks.com) 2023年3月30 記載なし

Debank DEX (www.debankdup.com) 2023年3月29 記載なし

Xunq (www.xunqks.com) 2023年3月25 記載なし

Moomex (www.moomncx.com) 2023年3月14 記載なし

CRY PAX (www.crypaxuo.vip) 2023年45 マレーシア・ペラ州

SFCBS (www.sfcbstx.com) 2023年4月9 マレーシア・ペラ州

Gmex.io (www.gmexioix.com) 2023年4月9日 マレーシア・ペラ州

ブロックコイン (www.blckotc.vip) 2023年4月8 マレーシア・ペラ州

ブロックセンター (www.blockceqz.com) 2023年4月6 記載なし

登録・開設から最も時間が経過しているDEVITAというサイトでも2023年2月22日開設ですからこの検証を書いている2023年4月下旬時点で2ヶ月ほどしか経過していません。他のサイトは全て2023年3月中旬から4月上旬に開設されたばかりのサイトです。そして半分以上のサイトでは登録者に関して一切の情報が非開示になっており、所在地情報だけ開示されているサイトでもこれだけ互いに似たサイトで同じグループによるサイトとしか思われないのにメキシコシティ、シンガポール、マレーシアのペラ州の3つに分かれています。そもそもサイトに連絡先情報が明記されていない時点で情報開示は著しく不充分、不適切ですし、Who Is 情報でわずかに示されている情報についても信頼出来るものとは思えません。

さらにサイト名とロゴが違うぐらいでこれだけ互いに似通ったコピペで量産されたとしか思われないサイトが大量に存在している時点で信頼出来るものとは思えませんし、上で検証したCeeondやLSEXでは出金出来ないという被害報告が出ている時点で非常に危険と考えざるを得ません。また上で検証した同じテンプレート由来と思われるCeeondからCoinka (https://www.cinkas.com/) まで11個のサイトはこの検証を書いている2023年4月下旬時点で全て何の告知もなく、閉鎖されているようです。本項で検証した21個のサイトも突然閉鎖される可能性が充分に考えられます。

これらのサイトでの投資を勧誘されても決して応じるべきではありません。