書 影 集

同じ句集でも見た目が違う!!

聞いた話ですが、当時は紙がなかったため、手に入った紙を用いたそうです。

だから、本の作りは同じでも、見た目が違う!!

その他に、特装版と廉価版の二種類を作る場合もあったようで、

それも見た目の違うものがある理由のひとつみたいです。

私が持っている『蕗子』二冊は箱入りですが、箱ナシのもあるらしいです。

ここにアップするのは、私の家にある句集の書影だけです。

他のバージョンがもっとあると思います。

この他に、岩片仁次さんなど別バージョンを作ってくださっている場合があり、その一部も所有しておりますが、

それらの写真はまた別の機会に。

これが『蕗子』 0号! 1950年

※句集『蕗子』は私が生まれる前に出版されました。私の名前は句集のお下がりです。

箱の黒い紙、これは何だろう?

本体は、薄紙をめくると、こうなっている。

『蕗子』には連番が入っている。

0号! かっこいい?

開いてみたら、これが!!

当時うちは印刷屋を始めたばかり。

この句集はうんと原始的な活版機で、

かっちゃんかっちゃん手刷りした、

と聞いています。

こちらは『蕗子』10号 1950年

10号がこれ。0号に使った紙はもう無くなっちゃったのか。

『伯爵領』1952年

あら?

番号が入ってない!!

不良品でハネた?

『前略十年』1954年

『黒彌撒』1956年

『黒彌撒』 (廉価版らしい)1956年