誕生日のケーキには、年と同じ数のろうそうをたてて灯し、それを一気に吹き消す。
楽しい習慣だが、そもなぜそうするのだろう??
よく「◯◯の数だけ」というが、「AとBが同じ数であることに注目する」「AとBを同じ数にする」ということには、ほんの少し呪術性があるかもしれない。
まあ、そんな呪術性を検証したいわけではなくて、ただなんとなく、
「◯◯の数だけ」というフレーズを含む短歌を集めてみた。
「Aの数だけBがどうたら」という部分を読み比べるのも一興ではなかろうか?
本日のDB「闇鍋」、収録短歌総数 99,587首。
うち「の数だけ」を含む歌は27首。含有率0.03。1/3688首
「◯の数だけ」は短歌としては新しい言い回し。
作者は現代歌人。比較的若い層に多い。
(近代歌人は出てこなかった。「闇鍋」にないだけかもしれず、誰かが詠んでいる可能性はあるけれど。)
流行歌の影響で一気に一般的な語としてひろまったのか?
2019年9月25日
私のデータベースは、語の使われ方の変遷などを見るためなど主に統計を目的としてデータを集めております。
直接入力だけでなく、青空文庫、歌人のブログ、そのほかネット上で見つけたデータをコピーさせていただくこともあります。
見ず知らずの方々の努力の成果を労せずして頂戴しており、感謝してもしきれません。評論などで世の中に還流させることで報いたいと思います。。
データベースに収録した歌句は、日々表記等の確認に努めておりますが、数が多いこと、また、自分が原典を有しないものがあるなど、なかなか点検が追いつかない状況です。上記の歌句を引用してどこかに掲載する場合は、必ずなんらかの手段で確認してください。
高柳蕗子