一部の著書は「福耳短歌店」でネット販売しています。
豆歌集を作ってみました。
手乗りでカワイイし、お手頃価格。
歌は50首~97首で気軽に読めます。
お菓子で言えば駄菓子みたいな感じ。
ただし、中身は厳選してあり、
自分としては最高クオリティのつもりです。
■未来の福耳
(2007年の全歌集より後の作品、1ページ1首で50首収録)
■よりぬき 潮汐性母斑通信
(2000年刊行の『潮汐性母斑通信』から49首、
その後の歌として2007年の全歌集に収録した中から1首。)
■あいうえおごっこ
(1994年刊行の『あたしごっこ』より、アリタレーションの連作「あいうえおごっこ」全歌を収録。おまけとして「あなたごっこ」(「あたし」を詠み込んだ連作「あたしごっこ」からピックアップし「あたし」を「あなた」に置換えたもの)も収録し、1ページ2首組で合計97首収録)。
■よりぬき初期歌集 ユモレスク・回文兄弟
1985年刊行の『ユモレスク』より26首、1989年刊行の『回文兄弟』より69首を収録。
■『雑霊のシナプス』new
主に2022~2024年発表の歌50首を豆歌集用に編成。
すべてB8サイズ 350円 「福耳短歌店」でネット販売 450円(送料込み)
(2020年 8月 沖積舎 2600円 絶版)
「福耳短歌店」でネット販売(1000円)
引用歌は古典も含めて500首ぐらい。(作者は300人ぐらい。)
作者本位の短歌評ではありません。
作者たちが思い思いに詠んだ結果として、短歌の言葉の世界でイメージが成長していくさまを観察しています。
※鈴木英子さんには「短歌」2021年3月号でもとりあげていただきました。
■収録評論
1 空はともだち? ――イメージの盛衰現象
2 かわいそうな自転車 ーー便利なうすうす歌語
3 袖振り合うも ーー言葉で無い袖を振るとき
(光森さんのブログ 初出・角川「短歌」 2015年11月号)
■収録評論
1 みんなで育てる歌語 トマトぐっちょんベイベー! 潰れトマトの百年
2 題材の攻略 〈時間〉の背後霊
3 短歌の身体 身をくねらせる短歌さん
4 歌人は酵母菌 醸すカモシカかもしれない
「鹿首」という雑誌に書いた長編の短歌評論の中の4本を、大幅に手直ししたものです。
(2006年 北冬舎 2000円)
北冬舎のホームページからメールで注文できるようです。 北冬舎
■特徴
データベース「闇鍋」を使って歌を抽出して見比べる、という方法を使った最初の評論。
「雨」「雪」「風」という言葉が持つ特殊な暗示力に注目。実際の雨、雪、風のことではなく、あくまで言葉の世界の現象を扱う。
「雨」「雪」「風」という言葉は、長い間、日常会話から詩歌や文学まで、さまざまな表現に使われてきて、実際の雨、雪、風にはない言葉の力が備わった。
例えば、「雨」は「克服できる困難」として、ときに希望につながる要素になるとか、雨を眺めることは、時間を眺めることを暗示することがあるとか、「雪がふりかかっている」と叙述された人物は、 なんらかの救い、恵みを必要としている等。
■書評
※ 初版には、左記の正誤表のまちがいがあります。
(重版した本は訂正してあります。)
(2002年 北冬舎 北冬草書 1700円)
・ 短歌の生命反応ノート
短歌は心の器なんかでなくて、このボディに生命のしくみを作るものではないのか?
以前『かばん』誌の前号評を書いたときに得た着想を延長して書きためた短文集。
・ めでたさの終わり
「めでたさ」はあらゆる言説の文脈に浸透しているが、この概念は、人間の存在としての不安に対してはすでに有効ではない。
古来「めでたさ」に貢献してきた短歌は、この新たな不安に対処する有効な言葉へと変貌してきている。 そういったことを例歌をあげて説明。
七五調で詠む日本語(2003年 集英社1400円)
★暗記など実用目的の短歌俳句等のコレクション
実用篇・・・・暗記・まじない・教訓など
逸話篇・・・・古来の和歌の逸話
現代篇・・・・現代の言葉遊びなど
暗記などの実用歌コレクションに、短歌が実際に役に立ったという古来の和歌の逸話、現代の言葉遊びを加え、ついでに、非文学的と思われがちな実用歌の、意外な芸術性もさぐった。
・人間とコトダマのかかわりについて考えた本でもある。
言葉は実用のもので、なんらかの現実的な効力を期待して使う。これがコトダマの命の源であるという考えに立って、「和歌の徳」と呼ばれた和歌の力の特徴を考察した。
・詩歌は「実用」とかけはなれていると思われがちだが、実は古くから和歌は実用性を期待されて詠まれてきた。
サブタイトルに「七五調で詠む日本語」とあるが、七五調だけでなく「実用」と言霊の関係におかれている。
・インターネット時代を迎えて変化した対人関係に対処するために、コトダマの生まれ変わりが期待されていると思う。
言葉の変貌の底には、日本語のコトダマへの健全な期待があり、コトダマは期待に応えようとしてくれている。そういうメッセージも含んでいる。
※発行にあわせて、実用和歌と言葉遊びのコーナ ー「ちょろぱ通信」を作りました。
【共著】
叔母高柳美知子との共著(あゆみ出版 )
(絶版)
【共著】
(1998年 共著 岩波書店 「実用の言葉としての短歌」短歌と日本人Ⅰ )
【その他】
(編集/対談) (2010年11月 沖積舎 1500円)
著者 高柳杉子
著者 高柳杉子(親族)急逝のためあとを引き継いで出版しました。
6歳の少女ヨキとその家族が沖縄戦を生きのびてゆく物語。
著者杉子の両親の実体験。
キーワード集 (付・ 刊行会のメッセージ )
著者プロフィール
昭和40年、本土返還前の沖縄に生まれる。立正大学文学部文学科卒。大学卒業後、故郷の沖縄で国語教師として6年間勤務の後、結婚のため北海道へ渡る。平成21年8月がんのため死去。享年44。
★「琉球新報」と「沖縄タイムス」に記事が掲載されました。
★ 全国図書館協議会の、第44回 夏休みの本(緑陰図書)に選定されました。
以下沖縄タイムスの記事