2019.10.14
ストッキングってなんだかやたら感じ悪かったりマイナス感情だったりで詠まれてないかなあ、
とずっと思っていたが、歌を集めてみたら、そうとも限らないことがわかった。
「ひでえ詠まれようだな」と苦笑するような歌が「ストッキングの歌」として印象に残るためだろう。
※この歌、ストッキングの身になって詠んでいるんですよね。おもしろい。
2019.9.19
◯「一のわれ」と「二のわれ」という二種類の「われ」を詠む歌がある。
私の知っている中でもっとも古いのはこれ。
◯そしてぽつぽつ。
◯そして発展型?
2019.9.19
◯オマケ ぴいぷう
※「ヒッヒッフー」もありそうだと思ったが、見つからなかった。
2019.7.28
作者の生まれた年順(若い順)に並べてみた
※近代は天の川の「白さ」を詠む歌がやや多い感じがする。全部ではないが。
2019.7.25
冬のだいこんの味に言及する短歌は、2014年ごろに発行された歌集に集中していた。
偶然だろう。
(どうかなあ。夏冬と大根の組み合わせで味に言及する例は、それ以前ではあんまり見ないように思う。
あまり意識しないようなきっかけが何かあったのかもしれない。)
永井祐『日本の中でたのしく暮らす』2012
笹谷潤子『夢宮』2014
高野公彦『流木』2014
服部真里子『行け広野へと』2014
塚本邦雄『日本人靈歌』1958
笹井宏之『てんとろり』2011(筒井宏之名義文語)
2019.2.20
佐藤弓生 『眼鏡屋は夕ぐれのため』
加藤治郎
塚本邦雄
佐佐木幸綱『アニマ』
東直子「短歌研究」201111
小笠原和幸『春秋雑記』
新井蜜『月を見てはいけない』
足田久夢 2016短歌研究応募作
2019.2.20
杉山モナミ 『ヒドゥン・オーサーズ 』
佐藤弓生『モーヴ色のあめふる』
高柳蕗子「かばん」2014年4月号
木下龍也『きみを嫌いな奴はクズだよ』2016
柴田瞳『月は燃え出しそうなオレンジ』
東直子「文藝春秋」2014、05
高柳蕗子『あたしごっこ』
2018.12.24
段々になっている横縞模様のこと
おはずかしい話、「だんだら模様」という言葉は知っていたけれど、今の今までどういう模様なのか全く知らず、調べもせずに生きて来ちゃいました。
ちょっと画像でググったら、新選組の羽織の袖や裾にあるギザギザ模様ばっかり出てきて、まずは「へーっ、ギザギザか」と思ってしまったわけです。
でも、myデータベースを検索したら、まず目に入ったのはこれでした。
ん、床屋のあれはギザギザ模様じゃないじゃない。
そこでググり直し、だんだらは段々になっている横縞模様のことだとわかりました。(重要なのはギザギザではなかったんだ。)
「だんだら」は語感がおもしろい。いつかこれがピタリとはまる歌を詠めるといいな。
2018.11.28
■本日のお気に入り5首
■ほかにも
小野茂樹
北川草子『シチュー鍋の天使』
入谷いずみ『海の人形』
西王燦『バードランドの子守歌』
三島麻亜子『水庭』
小島熱子『ぽんの不思議の』
河野愛子
西田政史『ストロベリー・カレンダー』
【俳句】
森澄雄
石田波郷
【川柳】
片倉卯月
熊谷冬鼓
吉田州花
2018.11.27
■本日のお気に入り二首
■いろいろな「◯◯とわかる」
俳句川柳も見つけたので少しあげておきます。
【俳句】
稲畑汀子
豊田都峰
正木ゆう子
住宅顕信
【川柳】
柳本々々
松木秀
丸山進
南野耕平
重森恒雄
峯裕見子
樋口由紀子
石田柊馬
2018.11.18
ルビ:晨(あした)
2018.11.18
2018.11.7
2018.11.7
井上法子『永遠でないほうの火』
井辻朱美『クラウド』
岸原さや『声、あるいは音のような』
高野公彦『水木』
佐藤弓生『モーヴ色のあめふる』
前川佐美雄
谷岡亜紀
中畑智江『同じ白さで雪は降りくる』
渡辺松男『雨(ふ)る』
木下こう『体温と雨』
林安一
■び、びわが食べたい
■なすべきことをなせ
■もういい
■母さん
■ごめんね
★もっといろいろあるかと思ったのだが。
■その他の間違い電話の歌&川柳(俳句は見つかりませんでした)
飯田有子
夢野久作
古谷空色 「かばん新人特集号」98年2月
杉山モナミ(本人ブログ「b軟骨」)
笹井宏之『ひとさらい』
望月裕二郎『あそこ』
堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る 』
佐藤弓生「かばん」2014・8
千種創一『砂丘律』
宇佐美ゆくえ『夷隅川【いすみかわ】』
穂村弘『水中翼船炎上中』
斉藤斎藤『渡辺のわたし』
■俳句でこれいかが
■川柳でこれいかが
ドレミなどの音名を詠み込んだ歌を集めてみた。作者に偏りがありますね。
【ド】
(ドの音単独で詠み込む歌が見つかりませんでした。)【レ】
東直子 『十階』
【ミ】
寺山修司 『血と麦』
【ファ】
他の音よりやや歌数が多めでした。千種創一『砂丘律』
松木秀『RERA』
【ソ】
(ソの音単独で詠み込む歌が見つかりませんでした。)【ラ】
中島裕介『Starving Stargazer』
【シ】
井辻朱美『クラウド』
【2音以上】
千葉聡(たぶん「かばん」誌 年月不明)
雨谷忠彦(たぶん「かばん」誌 年月不明)
石井浩「かばん」新人特集号2010
高橋禮子『ガラスのクッキー』
高野公彦『天平の水煙』
西田政史『ストロベリー・カレンダー』
【◯長調・◯短調など】
宮英子
桐谷麻ゆき「かばん新人特集号」2015
杉崎恒夫『パン屋のパンセ』
杉﨑恒夫「かばん」2002・12
櫟原聰『光響』
佐藤弓生『眼鏡屋は夕ぐれのため』
井辻朱美『クラウド』
【そのほか】
イタリア読みのドレミだけでなく、和名のイロハ、ドイツ読みのツェーデーエー、そしてギターコードみたいな表記で音や和音を表すこともある。筏井嘉一『荒栲』
西田政史『ストロベリー・カレンダー』
古野朋子「かばん新人特集号」1995
井辻朱美『クラウド』
吉田隼人『忘却のための試論』
杉﨑恒夫(「かばん」誌 年月不明)
2018・6・9
わりにとっぴな歌が多い。「母かもしれない」で題詠をやったらいい歌が収穫できそう。
(「崎」の字は正しくは「﨑」ですが、検索からもれないよう「崎」を使いました。)
2018・4・9
2018・4・9