「実践講座・基礎コース」(全6回コース)の第2回を開催しました。6月4日(日)

Post date: Jun 14, 2017 11:03:53 AM

NPO法人信州そばアカデミーの主催する「実践講座・基礎コース」(全6回コース)の第2講は、漆器の里巡りと定勝寺訪問でした。参加者は22名で観光バスを利用して、本山宿から国道19号線を南下して定勝寺まで往復のツアーとなりました。木曽平沢・奈良井宿では木曽漆器祭りが行われており、大勢の観光客で賑わっていました。途中本山漆器店にお邪魔をして、漆塗りの工程を細かく説明していただきました。近年はナイフ・フォークから食器に至るまで漆が施され、2020年のオリンピックを見据えて海外の人達に、日本の伝統文化である漆塗りを紹介したいと意気込んでいました。 阿寺渓谷ではバスを降りて、歩きながら散策を満喫し定勝寺に向かいました。この定勝寺は、日本で初めてそば切りが始まったとされる「定勝寺文書」が残っている、臨済宗のお寺です。創建は1387年、2度の洪水に会いながら現在の場所に移り400年が経っています。本堂や庫裡は国の重要文化財に指定されており、近いうちに建て替えの予定があるそうです。

「定勝寺文書」については、全麺協のそば打ち教本に掲載されていますが、そば切りの初見が定勝寺に存在するということで、全国のそば打ちの愛好者から注目されています。

本日のバスツァーでは、地元出身の小澤理事がガイド役を務めてくれ、車中での一人芝居も見事なものでした。第2講は本当に楽しい講座になりました。