Post date: Jun 18, 2015 12:52:21 PM
全麺協中日本支部主催による「第7回地方審査員技術研修会」が2015年6月13日(土)午後、福井県福井市「美山森林温泉みらくる亭」で開催されました。受講者は、59名で、NPO法人信州そばアカデミーからは中日本支部長の赤羽章司理事長はじめ5名が参加しました。
研修会は、赤羽章司中日本支部長の開会挨拶で始まり、講義と模擬審査の2部構成による実践的な研修でした。講義では、全麺協・段位認定部会の谷端淳一郎部会長から「地方審査員の責務と審査上の留意点」の題で、プロジェクターにより、段位認定制度が社会から信頼を得るに必要となる審査員としての基本的な責務と心構えについての解説が約1時間ありました。日頃、自己研鑽を怠らず、言動にも留意し、中山重成先生が云われていたように、審査の時には、受験者に対して最大の敬意を払うようにとのことでした。
休憩をはさみ、約3時間の二段位の模擬審査会がありました。全麺協段位認定部会の水口久雄氏の進行で、受講者が一組10名の6組に分かれ、地元福井からの二段位4名によるそば打ちの実演を全員でゆっくり巡回しながら、各自採点を行いました。それぞれの採点結果は、組ごとにディスカッションして一つにまとめ上げ、最後に各組が結果の発表を行いました。昨年、松本・浅間温泉で行われた地方審査員技術研修会では、前もって用意されたそば打ち実演のビデオを用いて審査ポイントが解説されたのに対し、今回の研修は、実際のそば打ちを目の前にして受講者一人一人が行う模擬審査で、どこに着目して採点するのか、自分の採点結果を他の人と比較することによる審査の客観性の確認など実践的で、実際に審査する上で大変参考になるプログラムでした。
研修会終了後は、みらくる亭の温泉で研修で疲れた体を癒してから賑やかに交流会が行われました。中日本事務局の準備と福井のそば打ち団体の皆様のおもてなしで和やかに楽しく交流することできました。