8-2 花見川流域の風景
8-2-1 花見川風景の見どころ
③ 花見川下流
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【花見川下流】
左岸のサイクリング道路は日中木陰があり、広々とした花見川の空間が広がるため快適な散歩道、サイクリング道路となっています。散歩やジョギングする方が絶えません。若い人が多いので雰囲気がさらに明るくなっています。
この付近の埋立地にできた住宅は比較的新しいので、入居した当時は子育て世代であった人がまだ高齢者になっていないのです。その世代が育てた子どもが若者になりましたが、まだここに居住しているのです。
東日本大震災でこの付近のサイクリング道路も一部噴砂がありましたが、利用に大きな支障があるようなものではありません。
左岸から河口方向の広々とした眺め(震災前)
左岸のサイクリング道路
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右岸の堤防裏の散歩道(管理用道路)は隣接して交通公園など緑地帯があるのですが、東に空が開いているため、日中影が出来ないので真夏などには直射日光が厳しい空間となります。真夏以外の季節や、朝夕・曇りの日には広々とした花見川の風景を左岸以上に楽しめる快適な散歩空間です。ただ、アクセスがあまりよくないので、利用者は少ないようです。それだけに、考え事をするための散歩などにはうってつけです。
被災前の右岸の散歩道(管理用道路)
この散歩道(管理用通路)は今回の東日本大震災で下流の500m程度の区間の堤防パラペットが倒壊し、それ以外の区間でも地盤の液状化、噴砂により大きなダメージをうけました。現在は道路陥没などの恐れがありパラペット倒壊区間は通行禁止になっています。早期の復旧を願います。
被災前の様子
東日本大震災による被災の状況(2011年3月23日撮影)
被災状況の近景
なお、この被災状況は以前の記事で詳報しています。
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河口に架かる美浜大橋は若者に人気のある場所で、手すりにいたずら書きが絶えません。橋梁を管理する人はその消去に大変だと思います。
以前テレビで日の出のきれいに見える場所として紹介されたことがあります。私も夫婦でいつかの年の元旦早朝に、日の出を見に行ったことがあります。まだ暗いうちから大勢の人が橋上で日の出を待っていました。
美浜大橋欄干のいたずら書き
花見川河口から東京湾が一望できます。広い視界に東京神奈川から千葉富津方面まで湾全体を見ることができます。
河口から東京湾を見る2人
また、河口付近は人工海浜となっており、潮干狩りの人が絶えません。
人工海浜検見川浜で潮干狩りする人々
【参考】
下記の写真は私の小学校4年の遠足の写真です。この検見川から1キロほど東の稲毛で潮干狩りしたときの記念写真です。背景に海蝕崖と海の家が写っています。「今は昔」とはこのことです。
この干潟はなくなったけれども、人工海浜ができて、現在でも潮干狩りできることはうれしいことです。
小学4年の遠足 いなげ
ちなみに、このクラスの子どもの人数を数えると58人でした。欠席者もいるでしょうから1クラス60人ほどの子どもの面倒を水上先生(中央白シャツ)はみていたことになります。