5-1-4土木遺構説明板

5-1 印旛沼堀割普請

5-1-4 土木遺構説明板

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【土木遺構説明板】

昨日の早朝散歩で、花見川に沿う小開発地(花見川区柏井町)で、「印旛沼堀割普請の土木遺構説明板」の設置工事が進んでいることを確認できました。

まだ工事途中のようですが説明板としての姿が現れましたので、写真を撮りました。

小開発地に設置工事中の「印旛沼堀割普請の土木遺構説明板」

小開発地は工事がほぼ終わり、現在販売中です。

小開発地に設置工事中の「印旛沼堀割普請の土木遺構説明板」

写真左(西側)が花見川で、右(東側)から朝日が差し込んでいます。写真奥は横戸緑地です。

この土木遺構説明板は当方から開発業者にお願いし、横戸台自治会とも連携して実現しました。

看板のコンテンツは当方で作成しました。

コンテンツ作成にあたって千葉市立郷土博物館、山形県教育委員会、山形県酒田市在住久松龍子氏の協力を得ました。

説明板のコンテンツ

この説明板設置に係る報告は改めて記事にする予定です。

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20121021記事「印旛沼堀割普請の土木遺構説明板の設定」で報告したとおり、江戸時代の土木遺構を説明した説明板が作られましたので、その経緯と設置場所を述べます。

ア 説明板が作られた経緯

千葉市花見川区横戸台の消防用地(※)に隣接する土地(花見川区柏井町)の開発が行われることになり、今年の春に突如工事が始まりました。

この開発地には江戸時代(天保期)の貴重な土木遺構である「印旛沼堀割普請の捨土土手」が存在しています。

この開発により土木遺構の一部が改変されることになりましたが、この土木遺構は文化財指定等はされておらず、開発の影響をなくすことはできないことがわかりました。

そこで次善の策として横戸台自治会より開発業者にお願いして説明板を設置してもらい、土木遺構の存在を人々が知ることができるようにしてもらいました。

なお、説明板の文章は千葉市立郷土博物館に監修・チェックしていただきました。

また掲載イラストは原本(久松宗作著「続保定記」…山形県指定文化財)の所持者(酒田市在住久松龍子氏)の許可を得るとともに、説明板に拡大印刷するに足る精細な写真ファイルを山形県教育委員会から提供していただきました。関係者の皆様に感謝申し上げます。

*この消防用地はこのブログでたびたび記事にしている双子塚古墳のあった場所です。

土木遺構説明板

イ 土木遺構説明板設置場所

土木遺構説明板の設置場所は次の通りです。

土木遺構説明板の設置場所

土木遺構説明板設置場所(広域図)