Mac同士で画面共有して遠隔操作
分子計算環境の再構築
Mac同士で画面共有して遠隔操作
分子計算環境の再構築
計算化学プログラムの実行環境
Intel mac上で、MOPACやGAMESS計算を実行するには、通常はコマンド ラインを使用する必要があるが、最近はドラッグ アンド ドロップ機能を提供するGUIアプリケーションが使用できた。しかし、AppleシリコンCPU上では動かないので、引き続きIntel Macの資産を活用する方法を考えてみた。
切替器による旧Macの利用
USB配下のキーボードとマウスおよびディスプレイを抜き差しするのは面倒なので、HDMIおよびUSB切替器を使用することにした。ボタン2個を押すだけで切り替わる。
HDMI 切替器
USB 切替器
Macの画面共有機能の利用
HDMIおよびUSB切替器を使って旧Macに繋ぎ、画面共有設定をした後、新macに切り替え、新Macから画面共有アプリを起動すると、旧Macが操作できる。旧Macは、ディスプレイ、キーボード、マウス等は接続せず本体だけ動いていればよい。
Macの画面共有手順
上記のUSB, HCMI切替器でMec mini 2012側にする。
システム環境設定で「一般」、次いで「共有」を選択する。
「画面共有」をONにする。
「画面共有」の横にある「情報」ボタンをクリックする。
「アクセスを許可」で、誰に画面共有を許可するかを選択する。
「すべてのユーザ」: 自分のMacのすべてのユーザに共有を許可。
「次のユーザのみ」: 共有を許可する特定のユーザを選択。
必要な設定をしたら、「完了」をクリックする。
USB, HCMI切替器でMec mini 2020側にする。
アプリケーションフォルダを開き、ユーティリティの中の画面共有を選択する。
画面共有アプリを起動し。接続するPCを選択する。
画面共有の表示をフルスクリーンにすると接続先の画面だけになる。
ファイル、クリップボードの共有が可能である。
システム環境設定でファイル共有をオンにして、共有フォルダを指定する。
HDD・ユーザ・ユーザ名・パブリックを共有させた。
Intel Macで構築した計算化学環境はMacの画面共有機能を使って、利用可能である。
M1のCPU性能を知るためにも、演算時間の長い分子軌道計算を実行したいが、未だ実現していない。