携帯端末として,ミニキーボードが使用できるザウルス SC-L1000(財布大)を使用してきた.
ところが,高機能の携帯端末やiPad等が市場に出回り使用しなくなった.Linuxマシンを捨てるのはもったいない.画面が綺麗で何か使い道はないかと思いいろいろ考えた末,無線LAN対応ネットワークカメラで動体検知したものを表示する際のモニターに利用することを思いついた.時間を掛けてデスクトップパソコンを立ち上げる必要がなく,スイッチオンと同時に見ることができる上に電源を入れっぱなしにしていても消費電力は2.3ワットとわずかである.
ところが,肝心の無線接続CFカード(GW-CF11X)がこわれていた(図 左上).ネットで調べると製造中止になっていて入手できない.
中古はあるが1万円くらいの出費を覚悟しないと入手できない.
そこまですることはないと思い,所有しているジャンク品(図 左下)で代替法を考えた.
カシオの携帯端末カシオペアで使用していたCFアダプタ(有線LAN用 LANEED LD-CF/T)が見つかった.
早速インターネットで検索すると使用するザウルスの機種と手元にあるCFタイプのLANアダプタの組み合わせで使用した例はなかった.
メーカーのサポートにも掲載されていない.
ドライバーがないので,ダメもとと思い試したらうまく接続できたので記録しておく次第である.
結論として右図に示す結線でドライバをインストールすることなく無線(あるいは有線)接続することができた.
玄関に設置した無線ネットワークカメラの映像を受信
ザウルス本体のインターネット設定はすべて自動で家庭内無線LANルータに接続するように設定した.
LANEED LD-CF/Tを本体に挿入しLANケーブルでモデムに接続して有線で接続できることを確かめた後,ポケット型無線コンバータMZK-MF300Nに繋ぎ替え無線接続を確認した.パソコン本体のカメラの場合,Evocamというシェアウエアを利用すると一定時間ごとに画像を送り,ブラウザで書き換え表示するようにすることができる.(2011/12/26)
注)MZK-MF300Nは小さい携帯用無線イーサーネットコンバータである.オート(ルータ / アクセスポイント自動切り換え)・アクセスポイント・コンバータとして使える,有線LANしかないホテルで無線LANを利用する際に便利である.