Google サイト 自宅からホームページを発信するため,ウエブサーバーを仕立てて試験的に運用しているが,3月11日の東北関東大震災が起こった後は自宅サーバーだけで大丈夫かと疑問に思うようになった.相前後して友人から私の自宅ホームページにアクセスすると「セキュリティ上の警告」が出るとの報告を受けた.そのようなこともありGoogleのドキュメント(書類倉庫)にデータを置いておこうと思い,いろいろ調べているとフリーのWebサイト公開の場が提供されており,1GBまで自由に使用できることがわかった(ケーブルテレビは100MBまで).それならいっそのことGoogleにもWebページを作って二重構造にしておけばきわめて安全と思ったわけである.
Googleサイトを利用してみるとワープロ感覚で書けるのでHTML (HyperText Markup Language) による作成が面倒になってしまった.Javaスクリプト等を利用しなければGoogleサイト程度で十分と思っている.写真のスライドショーや動画等も掲載することもできる.
枠内に文章を書き,図を配置し,文字サイズ,文字色等を決めていくとHTMLに変換される.生成したHTMLを編集することができるようになっているので,行間等の細かい調整 (例 <p style="line-height:1.5">) も可能である. また,Googleのドキュメントや写真集等との連携(編集→挿入→画像,Picasaの写真,スライドショー,動画)を利用して容易にサイトに取り込み配置することができる.とりあえずGoogleのクラウドにデータを集積しておけばどこに居てもウエブページを編集することが可能である.
注)X線解析データや分子計算等の研究データの保存には以前からGoogleのドキュメントをオンラインストレージとして使用している.
私立大学の情報処理演習ではHTMLで作らせるとバリヤーが高いので,ワープロで書き保存の際,HTML変換する方式で自己紹介サイトを作らせていた.HTML文書を見ながらHTMLとは何かを後から学ぶ方式である.しかし,文法を覚えてくれる学生はほとんどいなかった.GoogleサイトにはHTMLで作ったHTML文書を取り込むオプションは準備されていない.
簡易ホームサーバー 試験運用しているWebサーバはiBook (500MHz) を改造し,HDDをSSD (32GB)に換え駆動部分のない消費電力の少ない省エネマシンとしてどこまで使用できるかテスト(ソフトはMac OSのApacheを利用)しているが,テスト開始から2年近く何の問題もなく順調に動いている.24時間稼動させているからHDDならそろそろ回転音が高くなる頃である.SSDにも寿命があるという話をよく聞くが,大丈夫のようである.
プロバイダは熊本ケーブルテレビインターネットを利用しているため,停電等でモデムが止まると再起動の際割り振られるIPアドレスが変化する.IPが変化しても同じホスト名でアクセスできるように,ダイナミックDNSというサービスを利用して運用している.
202.147.214.175 = Myhost.dnsdojo.com
↓ IP変化 ↓ ホスト名を一定に保つ
202.147.214.200 = Myhost.dnsdojo.com
昔から無料でDNSサービスを行っている米国のIT会社DynDNS.orgを利用しているが,そろそろ有料に移行するようである.
Webカメラに付随したサービス この種のサービスは,我が国ではwebカメラを製造販売しているメーカーが無料で行っている.自宅でペットを飼い外出先でインターネットを利用してウェブカメラ画像を携帯端末で見たい時に使われている.カメラ本体の設定だけで閲覧が可能な機種も発売されている.ウエブカメラの利用を促進するにはDNSサービスが必須であることに気付いたのであろう.ルータに接続したカメラのIPをURLとしてloginしてダイナミックDNSを設定するとカメラの画像がブラウザで見ることができる . (2011/12/31)
追記 現在Gooogleサイトで5個のウエブページを作成しているが,各々に100MB割り当てられていて,現在の使用量が示されている.最も重たい本ページが現在100MB中19%である.