このマニュアルはCubism 2 (前バージョン)用です。現行バージョンのCubismはこちら。
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デフォーマについて
デフォーマはオブジェクトを変形・回転させたいときに便利なツールです。
デフォーマは、曲面デフォーマと回転デフォーマの2種類があり、用途が異なります。
曲面デフォーマ
四角形の枠組みのデフォーマで、主に絵を曲げるときに使います。
曲げて膨らみや潰しを付けることで、平面の絵を立体的に見えるようにします。
回転デフォーマ
回転の中心点とハンドルがあるデフォーマで、主に絵を回転させるとき使います。
首や手足の関節など、回転で動き表現する箇所で使うことが多いです。
曲面デフォーマ
回転デフォーマ
今回は顔の傾きの動きをつけるために、回転デフォーマを設定します。
デフォーマを設置する
まず、デフォーマを設置するパーツを選択しておきます。
ここでは、「顔」パーツを選択します。
このとき、描画オブジェクトが何も選択されていない状態にしておきます。
顔の描画オブジェクトを選択した場合は、何もない箇所をクリックして選択を外しておきます。
準備ができたら、[デフォーマを作成]ボタンをクリックします。
[デフォーマを作成]ウィンドウが表示されるので、ここで作成するデフォーマの設定を確認します。
[挿入先のパーツ]は先ほど選択しておいた「顔」。
そして、所属するデフォーマは「- 基準面 -」になっていることを確認します。
デフォーマのタイプは[回転]を選択します。
設定ができたら[OK]ボタンをクリックします。
これでキャンバスにデフォーマが作成されました。
デフォーマを口の下あたりに移動させます。
回転デフォーマを動かすときは、黒い点をドラッグします。
(白い点を、Alt + ドラッグでハンドルの長さを調節できます。)
デフォーマの設定
描画オブジェクトにデフォーマとの親子関係を設定します。
設定したい描画オブジェクトを選択します。
[編集]パレットの[デフォーマ]をクリックします。
先ほど作成した「顔の回転」デフォーマをクリックします。
顔の描画オブジェクトが「顔の回転」デフォーマの子になったので、ハンドル(白い点)をドラッグすると一緒に回転します。
残りの描画オブジェクトにもデフォーマを設定します。
矢印ツールになっていることを確認します。
各パーツを選択します。
パーツを選択するとパーツの中の描画オブジェクト全てを選択できます。
Ctrl キーを押しながらクリックすると追加で選択できるので、Ctrl キーを押しながら、「目」「目玉」「まゆ毛」「口」「鼻」「耳」「前髪」「後ろ髪」をクリックします。
[デフォーマ]をクリックします。
「顔の回転」をクリックします。
これで顔全体を回転させることができるようになりました。