01. 動きをつける(X,Yの動き)

顔を上下左右に向ける動き「角度 X」「角度 Y」はモデル制作の中で一番重要な工程です。

顔はパーツが数多くあり変形の仕方も多種多様なので、初めのうちは少しとっつきにくいかもしれません。

ここではまず、X,Y の9方向の動きをつける例として、目玉の X,Y のパラメータ「目玉 X」「目玉 Y」の動きを例にして説明します。

目玉Xの設定

「左目玉の曲面」デフォーマを選択して、「目玉 X」パラメータで「-1」、「0」、「1」にキー値を設定します。

まずは、真ん中の位置の目玉をつくるために[パラメータ]パレットの「目玉 X」のバーを「0」に合わせて

「左目玉の曲面」デフォーマを左に移動させます。

今度は「目玉 X」のスライダーを「-1」に合わせて、「左目玉の曲面」を左に移動させます。

これで左目玉の左右の動き「目玉 X」ができました。

目玉Yの設定

続いて、上下の動きの「目玉 Y」を設定します。

先程と同様に、「目玉 Y」パラメータで「-1」、「0」、「1」にキー値を設定します。

[パラメータ]パレットの「目玉 X」の左にある空欄をクリックします。

すると、「目玉 X」と「目玉 Y」のパラメータのスライダーが1つになって、9つの点がある四角形になります。

この段階では、左右の動きしかつけていないので、下記の通り上の段と下の段は左・真ん中・右の動きがそれぞれコピーされた状態になっています。

まずは真ん中の上下の動きをつけます。

左右の時と同じように「左目の曲面」デフォーマを選択して上もしくは下に動かします。

目玉の4隅の設定

[4隅の形状を自動生成]機能を使用してある程度正確に4隅の形状は作ることが出来ますが、ここでは手動で設定する手順を学んでいきます。

4隅の形状を自動生成についてはこちらの方法をご覧ください。

まず、左右の上下の動きをつけます。

左右の動きはついているので、そこから上もしくは下に動かします。

キャラによっては、サンプルの響のように、斜め方向の時に目玉の位置を少し内側にしたり、変形させることで動きに丸みをつける場合もあります。

これで9パターンすべての動きができました。