#04 おかしな箇所を修正しよう

テンプレートを適用したあとには、いくつか修正したい箇所が見つかる場合があります。

ここでは、代表的な修正箇所について説明します。

追加されたパラメータの整理

テンプレートが適用されると、テンプレートモデルで使用しているパラメータも引き継がれます。

作成中のモデルにもともと無いパラメータは、パラメータ一覧の下に追加されています。

この並びでは、まとまりが無いので、まずはパラメータの並びを整理していきましょう。

【1】

[パラメータ]パレットの [パラメータ設定]ボタンをクリックします。

【2】

[パラメータ設定]ウィンドウが開きます。

一覧を下の方にスクロールし移動したいパラメータを見つけます。

【3】

動かしたいパラメータをクリックで選択して、右下にある[上へ]ボタン[下へ]ボタンをクリックして上下に移動します。

(Shift や Ctrl を押しながらクリックすると複数選択できます。)

【4】

下図のように並び変えました。

完了したら[OK]ボタンをクリックします。

目の修正

目はテンプレート適用後に崩れやすいパーツの1つです。

「目」パーツ内の描画オブジェクトを修正します。

1.閉じ目

目を閉じた時にまぶたの下にある部品が見えてしまっています。

まつ毛の形も少し歪んでいます。

目が閉じた時にまぶたが白目を覆い隠します。

まつ毛のラインを整えます。

2.笑い目

笑い目のときも同様に、まぶたとまつ毛を修正します。

「右眼 笑顔」のスライダを右に動かして1にします。

目が閉じた時にまぶたが白目を覆い隠します。

まつ毛のラインを整えます。

口の修正

口も目と同様に崩れやすいパーツです。

「口」パーツ内の描画オブジェクトを修正します。

1.開き口の修正

口を開きます。

形がおかしくなっているので、これを修正します。

TIPS 【パラメータを結合しよう】

パラメータの左をクリックすると、下にあるパラメータと結合してスライダを動かせるようになります。

口の中のパーツを広げて、途切れが無くなるようにに形を整えます。

2.閉じ口の修正

への字口の閉じ口を修正します。

少しだけ口の中が見えている箇所があるので、きっちり隠して形を整えます。

上の口の線を動かしたら、それに合わせるように下の口の線も同じ形にすると良いです。

3.もう一つの開き口の修正

今度は、への字口が開いた時の口を作ります。

先ほどと同様に、口の中の部品と、口の形を整えます。

顔の動きの修正

顔を横に向けた時、眼と口の動きに違和感があるかもしれません。

このサンプルの場合、横の動きが足らない印象があるはずです。

このズレは、テンプレートモデルのレイアウトを決めるときに、サイズを調整したパーツに起こりやすいです。

レイアウトのときに、目と口を小さくしたので、横の動きも少なくなっています。

逆に大きくすると、横に動きすぎることになります。


1.口の動きの修正

「口」パーツ内にある、顔のXYにパラメータがで動く「口の曲面」デフォーマを、左方向(画面から見て)に動かします。

このとき、矢印キーを使って動かすと分かりやすいです。

ここで、どの表示倍率で、どれだけ動かしたのかを覚えておきます。(「表示倍率:100%で8回キーを押して動かした。」など)

斜め上を向いた時も、「口の曲面」デフォーマを動かします。

先ほどと同じように動かします。

続けて、斜め下を向いた時も、「口の曲面」デフォーマを動かします。

こちらも先ほどと同じように動かします。

あとは、反対側も同じように、横、斜め上、斜め下で動かせば完成です。

2.目の動きの修正

こちらも先ほどの口と同じように、「右目の曲面」デフォーマを横に動かして位置を調整します。

矢印キーを使って動かします。

左右の目と反対側も位置を調整すれば完成です。

腕の修正

腕のパラメータを動かした時に、肩が途切れる場合があるので、これを修正します。

1.腕の描画オブジェクトを腕のパラメータに割り当てる

「体」パーツ内の腕の描画オブジェクトを選択します。

次に、パラメータパレットの、割り当てたいパラメータ名をクリックします。

[パラメータ編集]ウィンドウが表示されるので、パラメータのキー値を設定します。

両端と真ん中にキー値を設定したので、[3点挿入]ボタンをクリックします。

キー値が正しく配置されたことを確認して、[OK]ボタンをクリックして、ウィンドウを閉じます。

2.腕の形を整える

まずは、腕を広げた状態を修正します。

同じようにして、腕を閉じた状態を修正します。

腕のパラメータを動かしてみて、ちゃんとくっついていることを確認すれば、完成です。

反対の腕も同じ方法で調整します。

その他の修正

腕の調整のように、新しく描画オブジェクトにパラメータを割り当てると、細やかな調整ができます。


基本的には、気になる動きのパラメータが割り当てられている描画オブジェクトやデフォーマに手を加えると良いでしょう。

ここで紹介した部分に限らず気になる箇所を修正していきます。