02. パーツの保存とインポート

『パーツを保存』機能を使うとモデルの一部のパーツだけ書き出すことができます。

これにより、別のモデルから一部のパーツだけ持ってくることが可能になります。

TIPS : 注意事項

パーツをまたいだデフォーマの親子関係もそのまま反映されるので、

親のデフォーマのIDが変わっていたり、無くなっていると不具合が起こります。

パーツをまたいだ親子関係が全く同じ構造のモデルにインポートするか、

「パーツを保存」を行う前にパーツをまたいだ親子関係を解除しておくと安全です。


また、パーツをインポートすると、インポートしたモデルが保持していないテクスチャとパラメータが

同時にインポートされます。

違うモデルでパーツのインポートを行うと、必要のないパラメータが大量にインポートされる可能性があるので注意して下さい。

同じモデル同士でパーツをインポートする

パーツの保存は、[パーツ]パレットのパーツ一覧から行います。

  1. 保存したパーツをクリックします(描画オブジェクトかデフォーマが選択される)

  2. パーツを右クリックします

  3. 「パーツを保存」をクリックします

POINT!

右クリックしたとき、下図のように、何も選択されていない状態だと空のパーツが保存されてしまいます。

はじめにパーツをクリックして選択状態を確認してから、右クリック→[パーツを保存]をクリックするようにして下さい。

名前をつけて保存すると、cmpファイルが書き出されます。

このファイルを Modeler にドラッグ&ドロップすると、インポートできます。

同じパーツをインポートしようとすると確認のウィンドウが出てきます。

問題なければ「はい」をクリックして完了です。

まったく違うモデルでパーツをインポートする

試しに、しずくの前髪パーツをハルに移してみます。

前準備として、パーツ設定でパーツIDなどをハルと被らないものに変更しておきます。

一部のデフォーマの親がパーツをまたいで顔パーツの「顔の回転」デフォーマに設定されているので、

基準面に変更しておきます。

「前髪 しずく」パーツの箇所を右クリックして[パーツを保存]をクリックします。

Modeler でハルを開いて、保存したファイルをドラッグ&ドロップすれば、パーツのインポートは完了です。

テクスチャ編集画面を開くと、テクスチャも一緒にインポートされていることがわかります。

パラメータウィンドウを見ると、しずくで使われていた全てのパラメータが追加されています。

前準備で、追加したくないパラメータを削除しておくと良いでしょう。