プロジェクトの作成
Last update: 2014/06/04
ここでは、Android のプロジェクト作成から Live2D モデルを表示するまでの手順を説明します。
◆用意するもの
Eclipse (Android SDKのインストールが済んでいるもの。ここでは、Eclipse 4.3.2 Kepler SR2 for Windowsのバージョンを使用します)
Live2D ライブラリ (ダウンロードしたLive2D SDK の「lib」フォルダにある「live2d_android.jar」。
ここでは、1.0.02のバージョンを使用します)
Live2D のリソース
本来は、Live2Dのリソースは作成するモデルに応じてそれぞれ準備します。
ここではサンプルプロジェクトの「ハル」のリソースを使って説明をしていきます。
simple/assets/haru/
haru.moc
haru.1024/texture_00.png
haru.1024/texture_01.png
haru.1024/texture_02.png
◆プロジェクトの作成と下準備
新規プロジェクトを作成して、必要なファイルをインポートしていきます。
メニューバーの「ファイル」 > 「新規(N)」 > 「その他(O)...」をクリック。
表示されたウィンドウの「Android」 > 「Android アプリケーション・プロジェクト」を選択して「次へ(N) >」をクリック。
アプリケーション名、プロジェクト名、パッケージ名を設定し「次へ(N)」をクリック。
以降は任意で設定してください。
最後に、デフォルトで作成されるクラスの名前を設定して「完了(F)」をクリック。
Live2D SDKの、/sample/simple/ assets/haru を、Eclipse上のプロジェクトの assetsフォルダにドラッグアンドドロップします。
Live2D SDKの、/lib/live2d_android.jar を、Eclipse上のプロジェクトのlibsフォルダにドラッグアンドドロップします。
これでファイルのインポートは終了です。
次はインポートしたライブラリ(live2d_android.jar)のパスをプロジェクトに設定します。
Eclipse上のプロジェクトのルートフォルダで右クリックし、「プロパティー(R)」をクリックします。
開かれるウィンドウの、「Java のビルド・パス」 > 「ライブラリー(L)」 > 「jar 追加(J)」をクリックします。
プロジェクト内のlibsフォルダ内にある「live2d_android.jar」を選択して「OK」をクリックします。
以下の画像のようになっていれば完了です。
◆OpenGLの設定
次はLive2Dのモデルを表示させるための、OpenGLの設定を行います。
プロジェクト作成時に生成されていたクラスか、その一つ上のディレクトリを右クリックして、「新規(N)」 > 「クラス」をクリック。
クラス名を設定して「完了(F)」をクリック。
ここでは、クラス名を「SampleGLSurfaceView」とします。
SampleGLSurfaceViewクラスにGLSurfaceViewクラスを継承させ、必要な関数を追加します。
SampleGLSurfaceViewクラスのコンストラクタでの初期化を記述します。
SampleGLRendererクラスのonSerfaceCreated()でモデルの初期化を、onSurfaceChanged()でビューの初期化を行います。
最後に、onDrawFrame()でモデルの描画を行います。
◆ビューの呼び出し
デフォルトで作成されたMainActivityクラスのonCreate()から、上で設定したビューを呼び出し、画面として設定します。
◆完成
最終的なコードは以下になります。
MainActivity.java