【Cubism2.1】新機能紹介&メイキング動画(合計32分)

対応バージョン:Cubism 2.1以降

◆動画1. 制作モデルを使った2.1の機能紹介

チュートリアル作者 : 黒井 (URL:http://ku6i.tumblr.com )

フリーのイラストレーター。現在ソーシャルゲームを中心に活動中。

キャラクター原案 : オムモグライス様

キャラクターボイス : 羽純せら様

◆動画2. メイキング・前編

◆動画3. メイキング・後編

【チュートリアルステップ】

・今まで必要だったパーツ、これからは必要ないパーツ

・クリッピングマスクとは?

・クリッピングマスク機能の使い方

今まで必要だったパーツ、これからは必要ないパーツ

Cubism2.1以前のバージョンでは、図の様に「上まぶた」「下まぶた」を片目づつ、「中口」を隠す「上口」「下口」の計6枚の「隠すため」のパーツが必要でした。

よく話題にあがるのが、この「まぶた」「口」パーツがあるせいで「髪の毛の落ち影」や「顔の陰影、グラデーション」が隠れてしまい、

原画を完全に再現することが難しかったという事です。

Cubism2.1からのバージョンでは、「クリッピングマスク」機能を使い、「白目」から「目玉」をはみ出さない様にできます。

そのため、上記の「まぶた」更には「口」パーツを作成しなくても目パチ、口パクが表現出来るようになりました。

作業効率的にも嬉しいアップデートと言えます。

※ ただし、動画の出力の際は問題ないのですが「クリッピングマスク」機能を使ったLive2Dモデルをゲームなどに組み込んで利用する場合は

端末の環境によってパフォーマンスに影響を及ぼす場合があります。

クリッピングマスクとは?

図のように、元画像に対しマスク(マスキング)する画像を用意し、適用するとマスクの形に元画像が切り抜かれた様に表示されます。

実際には切り抜き等の「加工・編集」が行われている訳ではなく、マスクより外の領域は「隠れて見えなくなっているだけ」です。


クリッピングマスク機能の使い方

Modelerで以下のように設定します。

まず「白目」パーツを選択します。

ID欄に「白目」パーツのID(個別の名前のようなもの)が表示されています。

これをコピーします。

次に「目玉」パーツを選択します。

クリップID欄に先程コピーした「白目のID」をペーストします。(緑の文字です)

その後「Enter」でクリッピングが適用され、白目を変形させても目玉が白目から

はみ出さなくなりました。

他の例も見てみましょう。

「上まつげ」(アイライン)にある小さなハイライトです。

別パーツにしてあるので、「上まつげ」より外に出ないよう「上まつげ」のIDでマスクしてあります。

「歯」パーツを「口内」パーツのIDでマスクしてあります。

以上で「クリッピングマスク」の説明は終了です。

今回のチュートリアルは以上となります。皆様のモデル制作に役立てば幸いです。

Article copyright © 2015 kuroi

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