01. 腕の切り替えがあるモデル

サンプルモデル「ハル」の場合、腕セットAと腕セットBがあります。

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腕の切り替えを行うには、パラメータ設定とテクスチャの不透明度を使って表示・非表示を切替える方法が思いつくでしょう。

「腕の切り替え」という新しいパラメータを作って、腕の不透明度をパラメータによって変化させます。

しなしながら、腕に関するパラメータが1項目増えることによって、腕の動きのパラメータ設定が複雑になってしまいます。


どうするのかというと、パラメータではなくパーツの表示・非表示を使うと腕の切り替えを簡単に実装できます。


Modeler では下表のように、2セット4本の腕をそれぞれ1つのパーツとして作成します。

こうすることで、パーツの表示・非表示(目のアイコン)で腕を切替えることができるようになります。

腕セットA・B 両方表示

腕セットA

腕セットB

この表示・非表示の制御は Animator やプログラム上で行います。

Modeler では表示・非表示で腕を切替えるように作っておけばOKです。


moc ファイルへの書き出しは、全ての腕セットを表示した状態(上表の左の状態)で行います。


腕セットBが非表示で書き出されると、腕セットAしかないモデルとして書き出されてしまい、

プログラム上でいくら腕セットBを表示しようとしても、データとして存在しないので、表示されません。


Animatorで使うモデルファルの形式(cmox)で書き出す際も、全ての腕セットを表示した状態で書き出すことをお薦めします。


腕の切り替えに対応したモーション作成方法は「腕の切り替えのあるモーション作成」を御覧ください。