13. 組込用モーションデータのインポート

Animator から書き出した mtn ファイルを再びアニメータにインポートすることができます。

.mtn インポート設定

mtnファイルを Animator にドロップすると、[.mtn インポート設定]ダイアログが開きます。

インポートするパラメータ

ここで選択されたパラメータをタイムラインにインポートします。

パラメータを選択するには、パラメータ名をクリックします。

[Ctrl]+左クリックで選択項目を追加でき、[Shift]+左クリックで複数選択できます。

もう一度クリックすると選択が解除されます。


許容する誤差

mtnファイルにあるパラメータ値からどの程度誤差を許容してインポートするかを設定します。

mtnファイル自体がフルフレームでパラメータ値が記載されているので、0%に設定すると

フルフレームでキーフレームが設定された状態でインポートされます。

インポートしたキーフレームを編集しやすいようには、ここの値を増やしてからインポートしてください。

(髪揺れをインポートする場合は5%くらいがお勧めです)


選択されているフレームに挿入

これにチェックを入れると、タイムラインで指定したフレームにフレームを挿入することができます。

チェックを外すと、タイムラインの先頭に挿入されます。

試しに顔の角度のだけのパラメータをインポートしてみます。

[許容する誤差]は今回はそのままで「0%」にしておきます。

このように、顔の角度だけキーフレームを取り込むことができました。

今度は[許容する誤差]を5%にしてインポートしてみます。

このように、キーフレームが少ない状態でインポートされます。

もとのmtnファイルで書き出された動きにとても近い状態でかつ、編集しやすいキーフレーム配置で取り込むことができました。

TIPS : 物理演算のモーションをインポートする

物理演算をモーション(mtnファイル)に追加する」ページで作成した mtn ファイルから髪揺れなどの物理演算だけをインポートすることで、

髪揺れを自動的に作成することができます。

インポートするときに、[許容する誤差]を5%くらいにしてインポートすれば編集しやすいキーフレーム配置になるので、

手づけで髪揺れの演出を加えるときにお勧めです。

手順としては、

            1. Animator で物理演算以外のモーションを作成する

            2. Animator で mtn ファイルに書き出す

            3. Viewer で物理演算を設定

            4. Viewer で物理演算で動くパラメータを 2.の mtn ファイルに追加する

            5. Animator で4.の mtn ファイルをドロップして該当パラメータをインポートする

となります。