04. 親子関係の組み合わせ

曲面デフォーマと回転デフォーマでは、それぞれ、子に与える影響と親から受ける影響が少し違います。ここでは、どんなデフォーマの組み合わせ組み合わせがどんな動きに適しているのかを紹介します。

組み合わせの種類

  • 曲面デフォーマ(親)+曲面デフォーマ(子)

  曲面デフォーマ(親)+曲面デフォーマ(子)の仕組みは、よく使う仕組みです。

  その組み合わせを使うことによって、パーツの形を変えることだけだはなく、パーツを移動させることもできます。

  • 回転デフォーマ(親)+曲面デフォーマ(子)

  回転デフォーマ(親)+曲面デフォーマ(子)の仕組みは、パーツを回転させながら形を変えることができるため、

  首などようなパーツを作るときとても役立ちます。

  • 回転デフォーマ(親)+回転デフォーマ(子)

  回転デフォーマに回転デフォーマをつなげて、腕の関節の連結具合を表現するときに用いる組み合わせです。

  肩→上腕, 肘→前腕, 手首→手、それぞれ回転させてることができます。

  • 曲面デフォーマ(親)+回転デフォーマ(子)

曲面デフォーマを回転デフォーマの親に設定することで、かなりユニークな表現が可能となります。

親の曲面デフォーマのコントロールポイントを移動させると、子の回転デフォーマとその子は変形されるのではなく、移動と回転されます。

以下のように呼吸などを再現したいときはとても便利な仕組みです。

一つのパーツに複数のデフォーマを親に設定する方法

複数のデフォーマを入れ子にすることによって、複数のデフォーマが一つのパーツに影響をあたえる仕組みを作ることができます。

どんな種類のデフォーマでも入れ子にすることができます。デフォーマを違うデフォーマの親にする方法は三つあります。

どの方法でもまずデフォーマを用意します。

  • 方法 1: ドロップダウンを使う方法

  1. 子に設定したいデフォーマを選択します。

  2. エディットパネルから親に設定したいデフォーマを選択します。

  3. 以下のように表示されたら、設定完了です。

  • 方法 2: デフォーマパネルでドラッグ&ドロップを使う方法

  1. デフォーマパネルは、設定する前に以下のようになっています。

  2. デフォーマパネルで、子に設定したいデフォーマをドラッグし、親に設定したいデフォーマにドロップします。

  3. 以下のように表示されたら、設定完了です。

  • 方法 3: 曲面デフォーマを新規曲面デフォーマの親に設定する方法

この方法は、曲面デフォーマを曲面デフォーマの親に設定する場合のみ利用可能ですが、

複数の入れ子を用意するときにとても便利です。たとえば、眉毛をモデリングする際、三つくらいの親を用意するケースがあります。

  1. 親に設定したいデフォーマを選択します。

  2. 子になる新規曲面デフォーマより大きくなるように親に設定したいデフォーマをctrl+dragで拡大します。

  3. 描画オブジェクトを選択し、選択したしたまま、

  「選択オブジェクト(曲線・画像)の親に設定」にチェックを入れ、新規曲面デフォーマを作成します。

  4. 以下のように表示されたら、設定完了です。