4章 パラメータの少ないモデルを作る(Live2D Cubism Modeler PRO)

パラメータの少ないモデルの作り方

各種パラメーターは自分で増やしたり、減らすことができます。

(より数多く、細かくパラメータを設定した方が、多彩に動きます。)

【1】概要

ここではSDキャラを使って解説します。

図の様に、パーツ構成はかなり少なく、シンプルです。

(顔の中のパーツは割愛して表示しています)

(PSDデータをインポートし、動きをテンプレートで付けた後、

まばたき時のポリゴンの修正、口開閉時のポリゴンの修正、

そして腕の回転デフォーマがズレていたので直します。)

例えば「まばたき・口パクだけあればいい」「キメ角度以外の動作を減らしたい」等、

立体的な表現が失われても良い、より二次元的に見せたい時に効果的です。

また、パラメーターの数が減る事により、モデリングの時間短縮にもなります。

(喜怒哀楽等の感情表現には弱くなります)

このSDキャラは「平面的な可愛さ重視・最低限のまばたき・口パクは欲しい」

というテーマで進めます。

動かしながら削除するパラメータを考えます。

【2】様々なノウハウ

少し横を向いているキャラクターのため、

顔横軸の動き「角度X」は破綻が大きいようです。

「パラメータ設定」から「角度X」を選択し、削除。

同じく、身体横軸の動き「体の回転 X」も破綻が大きい様です。

(体パーツ全体が動くので、ぶらりと中に浮いた感じになってしまいます)

同様に削除します。

顔縦軸の動き「角度Y」は違和感が無いので残します。

「角度Z」が残っているので、ちょっと首をかしげる程度の動きは出来ます。

「眉毛上下」「笑顔」等、不要なパラメータを削除しました。

必要最低限の動き(パラメータ)を持ったSDキャラクターモデルの完成です。

※もちろんこのSDモデルでも、各パラメータを細かく設定してより立体的に動かす事は可能です。

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