全ての地方から離れた海上にある小さな群島。
風の大陸、水の大陸、霧の大陸、砂の大陸、草の大陸と呼ばれる大きな島と幾つかの小さな島から成り立っている。
海域全体が神域と繋がっており、『神々の休息地』と呼ばれている。
その影響を受け、定期的に地形が変わる『ダンジョン』と呼ばれるエリアが各地に点在しており人々はそれを避けて町や村を形成している。
ダンジョンを根城にし、やって来た人々を襲う賊も当然存在するが……。
バラムタウンとその近くの村が中心地。
名前の通り季節風が吹く真下に位置し、風車が並ぶ町並みが特徴。また神々ではなく精霊が訪れる場所であるため地脈が安定している。
風が強いため各大陸の中で最も速くかつ遠く海に出られるため、遠洋の救助や調査を求められることも多いらしい。
『救助隊』
ダンジョンに迷い込んだ人々を救助したり、探し物を代行したりする組織。
救助隊協会という組織に各チームが所属し、功績に応じてランク分けされている。
ワイワイタウン、おだやか村を中心とした大陸。様々な店が立ち並ぶ広場と貨物が行き交う港を抱えた商業都市。
各大陸の中でも神域との繋がりが薄く最も地脈が安定しているため、人口もかなり多く他地方どの窓口にもなっている。
『調査隊』
ワイワイタウンに本部を構える組織。ダンジョンの地形変化の法則や世界各地の古代文明の調査を行っている。
組織内メンバーは大人だが、どうやら特例の協力者としてある少年と少女が所属しているらしく…?
カピンタウン、トレジャータウンを中心とした大陸。緑と調和した自然豊かな大陸で、未だ発掘されないオーパーツが多くトレジャーハンターが訪れる。
また、伝説の三龍神含む多くの神々が訪れる地である故に各大陸の中でも時空が不安定。大陸の何処かにある『時の歯車』と呼ばれるオーパーツが時空間の歪みを防ぐ鍵となっているらしい。
『探検隊ギルド』
古代文明やオーパーツを巡る衝突を防ぐため、トレジャーハンター達はギルドに所属し誰がどの宝を探すか担当を振り分けている。
また、とあるギルドは『時の歯車』の守護も任されている様だが真偽は不明。
ラムルタウンを中心とした砂漠と岩山が広がる大陸。
大陸自体も小さく痩せた土地のため定住する人こそ少ないが、古代文明の遺跡や鉱石の産地が数多く存在している。
昔は人口が少なかった上砂嵐に紛れて子供がダンジョンに入ってしまう等の事故も多かったらしく、村の長が有志を募って(後に『冒険団』と呼ばれる)捜索隊を作り、ダンジョンを探した事で次々と遺跡が発掘されていった。
ノエタウンを中心とした大陸。整備された大理石の町が広がっており、景観の美しさから定住する人々も多い。
元々は探検家や学者といった開拓民が集まって作った村だったらしく、そこから発展して今に至るらしい。
また風の大陸同様、神ではなく精霊が多く訪れるため神域との繋がりが薄く地脈が安定している。
通称【七不思議の海】【謎の大陸】。
海上に存在する小島とダンジョン。
神域と最も近い場所であり、それ故に訪れるのにはそれ相応の危険が伴う。が、宝や古代文明は数え切れないほどあると考えられている。
人によっては上陸する事すら不可能だが、何故か一部の人間にはあっさり扉を開く。
神々の気まぐれを具現化したような場所。
風の大陸で活動している絶対に負傷者を出さない救助隊。
水の大陸で活動している地形法則と古代文明のプロフェッショナル達…と、彼らに協力する少年と少女。