ペトリエッタ
Profile
原型:イーブイ♂
年齢:25歳 身長:159cm
出身地:カントー地方マサラタウン
一人称:俺、僕 二人称:君、あんた、お前
技:すてみタックル/まもる/めらめらバーン/こちこちフロスト/ブイブイブレイク
「俺は信じてるから!先輩はまだこの世界の何処かに『いる』って!」
「--嘘だ!!先輩はマフィアなんかに下る人じゃない!!先輩はいつだって強くて優しい人だ!負ける訳がない! --あっていいはずがない!!」
愛称は「ペトラ」。
組織犯罪対策課の刑事。外見や声からよく子供に間違われるがれっきとした成人男性。
陽気で努力家な性格で、思い込んだら一直線に突き進む。誰にでも分け隔てなく接する熱血タイプに思われるが、全員等しくどうでもいいので誰にでも平等に接するだけであり本質は薄情。外面こそいいが、中身は裏社会の人間もびっくりの執念と腹黒さの持ち主。
9人兄妹の末っ子で親戚も多く、有名人や芸能人が多いらしい。
「ウィークトス」という先輩警察官をリスペクトしている。警察学校時代に何度もお世話になった憧れの存在だったという。
行方不明とされている彼がまだ生きていると信じ、見つけるために、シトリックファミリーに関する調査を続けている。
進化出来ないのと引き換えに本来使えないはずの8つの能力を使える突然変異種のイーブイ。本人は「所詮オリジナルには劣る真似事にすぎない」と自身の能力を嫌っている。
が、マフィアとの最終決戦の最中、ついに自身だけの必殺技を編み出すに至る。
詳細設定
「こんな僕でも、先輩みたいなかっこいい警察官になれますか…?」
「ちょっと特別な力があるだけで、進化も出来ないし優れた才能もない。僕には何もない」
生まれた時から優秀な兄や姉、親戚達と比べられて育ってきた。
「進化後の能力の一端を使える突然変異種」という以外は特筆した才能や特徴を持たず、むしろ進化も出来ないただの劣等生と扱われていた。
必死に勉強して入った警察学校でも、最初は何もかもが上手くいかず、どんどん警察として強くなる同期達の背中ばかり見る日々。
そのためかつては自分に自信がなく内向的かつネガティブな性格だった。
そんなある時、現場実習で指導役に任命されたウィークトスに出会う。
彼に「俺はペトラが頑張ってる事知ってるから」と元気付けられ、その言葉に救われたペトリエッタは以来彼を慕うようになった。
人一倍努力家な面をウィークトスに気に入られ、休日の度に彼に勉強を教えてもらったりトレーニングに付き合ってもらったりしたおかげでどんどん能力を伸ばしていき、警察学校でも落ちこぼれから一転優秀な成績を修められるようになる。
「ウィークトス」が行方不明というニュースを見たのは、念願叶って彼と同じ部署で働ける事が決まった日の夜の事だった。
ペトリエッタの一人称が「僕」から「俺」になり、炎を好んで使うようになり、性格も唐突に明るくなり始めたのはそれ以降の事だった。
まるでいなくなったウィークトスの真似をするかの様に。
最終決戦の果てに
「警察官は市民の笑顔を守る仕事だから!まず俺達が笑顔じゃないと」
最終決戦で火龍果、桃黄と戦闘。
メガシンカを使った火龍果を追い詰める。が、火龍果は戦闘の余波で崩れた天井からペトラを庇い瀕死の重傷を負い、桃黄はその姿が祖父の死と重なった事でパニックを起こして暴走してしまう。
限界を越えて激しい電撃をばら撒き続ける桃黄に圧倒されるが、「先輩が守っていた彼を助けたい」という願いの末に、コピーではない自分だけの技を編み出して桃黄に一撃をくらわせた。
暴走を止め彼を逮捕しようと歩み寄ったが、直前で力尽きて彼等を逃がす結末となった。
シトリックファミリーが消えた後、一大マフィアを事実上壊滅させた事で警部に昇進して一躍英雄となり、エリシオスに任命される形で組織犯罪対策課のリーダーになった。
シトリックファミリーの残党を逮捕しつつも全国に赴き、裏社会に囚われた訳アリの子供達、またはその成れの果てである青少年を保護し更生の援助をする活動も始めた。
彼は今日も大好きな先輩が愛した世界の平和を守り続ける。
――いつかまた先輩が帰ってくる日を、また共に並び立てる日を待ちながら。