「俺の身体は人間で手の届く範囲がある、そこに救けられる人がいないなんて、俺は耐えられない…！だから一人くらい増えたって問題ないだろ！ちゃーんと救けるんだし！！」

「俺は天使なんだ、誰かを救けていないとそうであれないんだ！俺のために、可哀想な被害者になってくれよ！！俺を救けると思ってさぁ！！」

真名を【救恤】の天使メトロ。困難から希望へ導き、他者を救い出す天使。

救ける事は息をするのと同義、それほどに人を救う事を至高の行いとする。

……故に、そこに救うべき人がいない時どうするのか、考えたことなどなかったのだろう。

シルバーのいじめの主犯格で、後輩に指示して彼をいじめさせていた黒幕である。

誰かの力になっている実感がないと気が済まない性格。誰かに力を貸すためなら自ら問題を引き起こし自ら解決に至って欲求を満たす事もあり、そのために他者を利用する事に躊躇いがない上に証拠も残さないなど、非常に腹黒い策謀家。

一年の頃から世のため人のためと走り回り、誰もが快適な学園生活を過ごせるよう奮闘してきた。

が、彼の肉体は人間であるし学生の身分。現状出来る範囲では、助けるべき問題を抱える人がいなくなってしまった。

小さな人助け程度ではもう満足出来ない。でも残っている大きな問題はまだ子供である自分の手には負えないようなものばかり。どうする、どうする、どうすれば－－

－－そうだ、それなら自分が解決すべき問題を作ってしまえばいい。

【忍耐】の天使であるが故に我慢してくれそうなシルバーを狙いに定め、彼は後輩に指示して彼をいじめさせ、自分は彼を助けるふりをすることで欲を満たし始めたのだ。

アラサルとトライドをはじめとした一年達に目的を看破され、口封じのために暴走して彼らに襲いかかる。が、トルティが機転を利かせて繋いでいた通話からシルバーに全ての真相を聞かれてしまい、彼の手で暴走を抑えられた。

エリア0の事件以降狂気的なまでの人助けへの執着は多少治まったようで、平凡に過ごしている。

＊ラピス(ウェーニバル♂)

「うーん、キッツイけどやる気空回っちゃってて不憫なんだよなぁ。言ってる事いつもド正論だし」

＊クォーツ(オリーヴァ♀)

「なんか…“昔”から年々余裕なくなってきてない？大丈夫？生徒会の書類くらいは手伝うからね？」

＊オークス(リキキリン♀)

「寮も一緒だし、何かと気が合うからね。シルバー君のためにも、協力しないと」

＊トライド(ソウブレイズ♂)

「我が校が誇る、中等部の首席でバトル界の新星！性格もいい子だし、すごいよね〜」「…嫌に察しがいいなぁ。探られると困るんだけど…」

＊シルバー(ブロロローム♂)

「俺がちゃんと解決するからね、大丈夫、俺は味方だよ」「もうちょっと、可哀想な被害者のままでいてよ。まだ満足出来てないんだ」

【募集枠：友達◯　血縁△(要相談)　恋人〆】

♡にじのさん宅常夜さん／常夜くん

時々遊びに来る不思議な子。いくらでもお世話もエスコートもさせてもらえて楽しい。

⇒上辺だけしか人を救えない自分が初めて救えて、同時に救いになってくれた子。幸せを祈ってくれた彼女の願いを叶えてあげたい。

たとえ、その先で人間の生を捨てることになっても。

「常夜くんまた来てたんだ！お茶飲む？あっ座って座って！こっちだよ〜」「俺の魂も未来も、全部常夜くんにあげる！俺も一緒にたくさん人を救おうね！」