オウナ

Profile

原型:フワライド

年齢:16歳 身長:168cm

出身地:ヒスイ地方黒曜の原野

一人称: 二人称:あんた、お前

性格:ずぶとい/体が丈夫

技:あやしいかぜ/マジカルフレイム/サイコキネシス/さいみんじゅつ

「神官になる事に異論はないけどさ、本当に神とかいるわけ?」

「俺には笛(これ)しかない。でも、せめてこの力で、あいつの目的を止められれば…!…彼と、シトナイさんと約束したんだ」

黒曜之原野の集落に暮らす神官一族の長子。

軽薄かつマイペースな性格で、よく脱走してはグリムと共に遺跡巡りや神話に関する研究をしている。要領は良いため一応神官としての鍛錬はそつなくこなしている。面倒見が良く、倫理を忘れて暴走しがちなグリムのブレーキ役としてシトナイからも頼られている。

神官の中でも三龍神を生み出した創造神を崇める一派で、代々神に捧げる神楽笛を吹く一族。持っている笛は神の加護を得た神器で、奏者が心を込めて奏でた音色には人の心を動かす力が宿るという。

グリムの【神威病】に関する研究とその野望の全てを知っている。

詳細設定

俺はグリムの友達だ。あいつが何をするかは薄々勘付いてる。俺があいつを追い詰めて、あんな馬鹿げた真似やめさせてやる。…トドメはあんたに任せるからさ、一緒に殺しに行きましょ

きっかけは母の友人、スルクの自殺だった。

オウナとグリムも親の知り合いの死という事で葬儀に訪れていたが、齢6歳にして身近な人の死を目の当たりにしたからか、グリムはその日から様子がおかしくなっていった

元々神話や【神威病】に興味を持っていたものの趣味の範疇だったが、他の遊びも全て放り出して研究するようになっていった。

獣を殺し、怪しげな呪術に手を出し、挙げ句の果てに弟であるルノーの片目を抉り出した。

おかしい事に気付きながらも、楽しそうなグリムを止めることが出来ずただ彼に付き合い、決定的な間違いを犯さないよう監視することしか出来なかった。

そんなある日、グリムから「ついに【神威病】の真相を解き明かしたかもしれない」という手紙が届く。嫌な予感を感じ取ったオウナは大急ぎで群青の海岸へ向かった。

--しかし、既に遅かった。


オウナが見たのは荒れ果てた室内と、両足を切り落とされ瀕死の致命傷を負ったシトナイの姿。

そして遥か遠く、メリュジーナを抱えて去っていくグリムの後ろ姿だった。

それでもグリムに対する怨嗟の叫びをあげるシトナイに、オウナは「俺があんたの仇を討つ」「一緒にあいつを止めて、メリュジーナさんを助けよう」と約束した。

シトナイを看取り、神の力を手に入れんと動き出したグリムから逃げるため翡翠の外へ亡命したルノーとエペタムを見送ったオウナは、今までの神官としての装いを捨て、神楽笛の音色の力で家族から自身の記憶を消した。

今まで大事にしてきた神楽笛の力を利用して、音色を聴いた者を洗脳する術を身につけた彼は、笛吹と名乗り、グリムが隠れ蓑に作り上げた教団…【妖龍教】を信奉する村を滅ぼし、子供達は両親の記憶を消した上で安全な別の村へ連れ出す事を続けた。

そうしてグリムの居場所を突き止めたオウナは【妖龍教】の本部へ攻め込み、グリムに奇襲を仕掛けて致命傷を負わせるも一歩及ばず殺されてしまった。

交友関係(宅内)

グリム(★イダイトウ♂)

共に研究する友達。だんだん様子がおかしくなっていく彼を止めるべきか悩んでいる。

「グリム、また実験するのかい?別に止めやしないけど…ちゃんと“片付け”はしなよ」「…今のお前は間違ってる。俺が必ずお前を殺す、友達だから」

シトナイ(イダイトウ♂)

友達のお父さん。あいつは好き勝手するし嫁さんも変わってるし、苦労してるなぁと同情してる。あと一歩早ければ助けられた、あの憎悪に呑まれた顔を、ずっと忘れられずにいる。

「…ま、グリムは俺もよく見とくんで」「俺があんたの仇を討つ」

イラスト